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2016年9月期第1四半期決算(2016年1月27日発表)

ドキュメント内 目次 要約 主要経営指標の推移 (ページ 66-69)

アドテクノロジー事業の売上牽引、メディア事業が利益を底上げする構図が続くが、先行費用増で営業減益に

アドテクノロジー事業:デマンドサイドへの注力・Kauliとのシナジーの成果がQ1に表出し、事業を牽引

アドテクノロジー事業の粗利率が微減傾向だが、中長期的戦略に基づいた面が強く大きな懸念はない模様

メディア事業:収益構造健全化が進み営業利益率が改善傾向。自社メディアのQAUも伸長し連結業績を下支え

その他事業:FinTech Lab設立など新規取組・投資が活発化。2017年9月期以降の業績貢献を同社では見込む 四半期売上高(上表)営業利益(下表)推移(百万円)(FY09/14より新会計方針)

1,122 1,102 1,023 1,109 1,219 1,385 1,391 1,503 1,816 2,012 1,898 1,873 1,935 2,016 1,838 1,903 1,996 1,022 893 817 847 813 918 1,047 1,288

1,647 2,053 1,854 2,011 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 2,111 2,037 1,938 2,051 2,123 2,356 2,552 2,825

3,524 4,052

3,749 3,896 4,423 4,590 4,283 4,433 4,988

-10%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

-1,000 0

1,000 2,000 3,000 4,000 5,000

FY09/12 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/13 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/14 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/15 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/16 Q2 Q3 Q4

メディア アドテクノロジー その他インターネット関連 内部取引・調整 売上高前年同期比(右軸)

(JPYmn)

127 79 17 19 42 176

73 121 275 275 191 200 233 252 243 255 280

95 58

20 51 13

93

92 78

225 378

187 261

377 384

243 301 317 94

8

-93 -6 8

231

150 147 481

624

381 461

623 608

460 546 600

-5%

0%

5%

10%

15%

20%

-200 0

200 400 600 800

FY09/12 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/13 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/14 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/15 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/16 Q2 Q3 Q4

メディア アドテクノロジー その他インターネット関連 営業利益率(右軸)

(JPYmn)

出所:会社資料よりSR作成

第1四半期:売上はアドテクノロジー事業が引き続き牽引。営業利益はのれん償却増で若干減に アドテクノロジー事業が業績拡大基調を継続、とりわけ垂直統合推進によるデマンドサイドの増加に注目したい 第1四半期(Q1)の業績は、前同比12.8%増の売上高4,987百万円と12四半期連続で二桁成長を継続、アドテクノ ロジー事業が業績を引き続き牽引した。中でも、デマンドサイド(DSP/アドネットワーク等)向けの増加が目立 つ。営業利益は同3.7%減(のれん償却前では1.5%増)の599百万円で着地。のれんの増加や人員増・インフラ投 資等の先行投資費用が発生したことから営業減益となったが、のれん償却前営業利益は632百万円と過去最高を更 新した。Q2も順調に推移している模様であり、同社では2016年9月期の良いスタートが切れたと評価している。

アドテクノロジー事業売上高(百万円)(FY09/14より新会計方針)

197 210 215 293 364 498 650 796 1,030 1,364 1,285 1,384 1,725 1,801 1,742 1,824 1,939

24 48 83 84 68 55 93 85

339

509 407 459

574 591 597 700 1,055

-27 -44 -72 -76 -63 -62 -88 -76 -147 -198 -150 -139 -118 -118 -130 -145 -206

1,022 893 817 847 813 918 1,047 1,288 1,647

2,053

1,854 2,011

2,459 2,533 2,342 2,497 2,874

-500 0

500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

FY09/12 Q1 Q3 Q1

FY09/13 Q3 Q1

FY09/14 Q3 Q1

FY09/15 Q3 Q1

FY09/16 Q3

サプライサイド デマンドサイド その他 セグメント内相殺

出所:会社資料よりSR作成、注:FY09/14より新会計基準

同社ではQ1のトピックスとして、1)アドテクノロジー事業ではKauliとのシナジー強化の成果であるfluct Direct ReachのリリースとZucks Ad Networkを含むデマンドサイド売上の伸長、2)メディア事業では、グルメメディア appeti等のリリースとPeXにおけるビットコインの交換開始、3)その他インターネット関連事業ではFinTech Lab の立ち上げとSYNC GAMES社への追加出資による持分法適用関連会社化、をあげている。

また、Q2以降については、1)アドテクノロジー事業では、動画広告やネイティブ広告の強化と垂直統合の推進、

2)メディア事業ではポイントメディアの強化と新メディアの立ち上げ、3)その他インターネット関連事業では FinTech領域など新領域における積極的な事業開発、を行っていくとしている。

粗利及び販管費について

売上総利益率は下降傾向にあるが、これは、1)メディア事業より粗利率の低位なアドテクノロジー事業の売上比 率の拡大、2)アドテクノロジー事業の粗利率の低下傾向、3)アドテクノロジー事業の会計処理変更による前Q3 以降の原価率上昇、4)相対的に高粗利率であったResearch Panel Asia社が前Q4より非連結となったこと、による ものとみられる。同社では、1)及び2)の要因についてはしばらく続くものの、今後はアドテクノロジー事業に おける垂直統合が進むことで中長期的には粗利率は上昇に向かうとみている。

3)については、一部販管費を原価に振り替えたことによるもので、アドテクノロジー事業の原価率を約2ポイン ト押し上げる要因となった。アドテクノロジー事業の粗利率は、a)サプライサイドより粗利率の低いデマンドサ イドの売上構成比が上昇していること、b)サプライサイドでは他を圧倒する市場シェアを確立するために、価格 競争を仕掛けてくる競合に対して慎重に見極めた上で対応を行ったことから、微減傾向にあるとみられる。但し、

後者のb)については、中長期的な戦略を踏まえたものであり、特段の懸念はないと同社ではコメントしている。

販管費の前同比での減少は上記3)の影響が大きいが、予定していた人材の採用が1月以降にずれた面もある。企 業の採用ニーズの高まりから質の高い人材の採用が難しくなっており、同社でも課題の一つとして認識している。

販管費等推移(百万円)(FY09/14より新会計方針)

486 473 489 448 482 484 491 497 534 521 573 576 600 573 645 596 594

102 135 120 105 99 89 146 187 213 188 195 158 159 198 131 123 156

231 229 236 235 223

74

224 311 267 284 268 302 342 336 324 295 320

819 837 846 788 805

647

860 995 1,013 993 1,036 1,037 1,101 1,107 1,100 1,014 1,070 43.2% 41.5% 38.9% 38.1% 38.3% 37.3% 39.6% 40.4% 42.4% 39.9% 37.8% 38.4% 39.0% 37.4% 36.4% 35.2% 33.5%

-20%

-10%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600

FY09/12Q1 Q3 Q1

FY09/13 Q3 Q1

FY09/14 Q3 Q1

FY09/15 Q3 Q1

FY09/16 Q3

人件費 広告宣伝費及び販促費 その他販管費 営業利益率(右軸) 粗利率(右軸)

(JPYmn)

セグメント別営業利益率

9.2%

6.4% 2.4%

6.0%

1.6%

10.2% 8.8%

6.0%

13.7%

18.4%

10.1%

13.0%

15.3% 15.2%

10.4%

12.1%

11.0%

11.3%

7.2%

1.7% 1.7%

3.5%

12.7%

5.3%

8.0%

15.1%

13.7%

10.1% 10.7%

12.0% 12.5% 13.2% 13.4% 14.0%

0%

2%

4%

6%

8%

10%

12%

14%

16%

18%

20%

FY09/12 Q1 Q3 Q1

FY09/13 Q3 Q1

FY09/14 Q3 Q1

FY09/15 Q3 Q1

FY09/16 Q3

アドテクノロジー事業営業利益率

メディア事業営業利益率

出所:会社資料よりSR作成

業績推移(百万円)(FY09/14より新会計方針)

1,022 893 817 847 813 918 1,047 1,288 1,647

2,053

1,854 2,011

2,459 2,533 2,342 2,497 2,874

95 58 20 51 13 93 92 78 225 378

187 261 377 384 243 301 317

9.2%

6.4% 2.4% 6.0% 1.6%

10.2%

8.8%

6.0%

13.7%

18.4%

10.1%

13.0%

15.3% 15.2%

10.4% 12.1% 11.0%

0%

4%

8%

12%

16%

20%

24%

0

500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

FY09/12 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/13 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/14 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/15 Q2 Q3 Q4 Q1

FY09/16 Q2 Q3 Q4

売上高(内部取引含む) 営業利益 営業利益率(右軸)

(JPYmn)

SSP等サプライサイドの伸びを継続しつつ、DSP/アドネットワーク等のデマンドサイドの売上拡大が目立つ アドテクノロジー事業は売上高2,874百万円(前同比16.9%増)、営業利益316百万円(同16.1%減)。売上高は10 月~12月は広告需要期にあたることもあって順調に拡大した。サービス区分別でも、SSP等のサプライサイドが前 同比12.4%増(214百万円増)の1,939百万円と引き続き拡大基調を継続するなかで、DSP/アドネットワーク等の デマンドサイドが同83.8%増(481百万円増)の1,055百万円と業績を牽引した。

サービス別の売上を新たに開示

また、Q1より新たにサービス区分別の売上高が過去に遡って開示されている。従来の開示区分ではfluct SSPのみ 売上高が開示されていたが、他サービスの重要性が増したことによるもの。新区分では、デマンドサイド(Zucks Ad Network、fluct Direct Reach等)、サプライサイド(fluct SSP等)、その他から構成される。より同社の戦略

(インターネット広告市場バリューチェーンにおける垂直統合)に沿った形での開示方法であり歓迎したい。また、

サプライサイドの売上高は、ほぼfluct SSPの売上高(同1,912百万円)で説明可能。fluct SSPはスマートフォン・

PC向けとも前同比・Q4比で増収を継続した。

「Kauliとのシナジー効果」表出。垂直統合を目指す一歩を踏み出す

Q1におけるデマンドサイドのる前同比及びQ4比での増収は、主にZucks Ad Networkによるものだが、2015年12 月14日にリリースしたfluct Direct Reachの売上も計上されている。fluct Direct Reachは、Kauliとのシナジーが表 れたもので、立ち上がりは計画通り順調であるとのこと。このシナジー効果は、同社が進める広告配信における 垂直統合の一歩として非常に重要であり、Q1の実績として表れた点に注目したい。同社では、今後も引き続き垂 直統合の動きを強化していくとしている。

また、デマンドサイドの今後の売上高について、同社では増加基調が続くとみている。これは、1)従来のZucks Ad Networkに対する取組がQ1の売上増に繋がっていること、2)営業や開発人員を強化しており、サービスの機能・

魅力も進化を続けていること、また、足許も順調に推移していることがあるとみられる。

Fluct Direct Reachについて

同サービスは、a)メディアにとっては所有する広告枠を直接広告主に販売することが可能となり最適なターゲ ティングの実現により広告単価の向上が見込め、b)広告主にとっては、fluct SSPと提携する多数のメディアの広 告枠を、fluctが蓄積した膨大なデータを活用して直接買い付けることで、より効果的且つ効率的な広告配信を行 うことを可能にする、というもの。同社はこれまでこうしたサービスを持っていなかったが、Kauli社の技術を導 入することでリリースに至った。

広告主・代理店 メディア

ドキュメント内 目次 要約 主要経営指標の推移 (ページ 66-69)

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