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2016年度海外選択制臨床実習報告書 CincinnatiChildren’sHospital,USA

ドキュメント内 Vol.27 No.1 2016 ISSN 2189-2466 (ページ 68-74)

学生海外研修レポート 65

2016年度海外選択制臨床実習報告書

た。

 入院病棟では昨日から今日にかけての経過をチームにプレゼンする役目は必ずしもレジデントではなく ナースや医学生も行っていました。私と年齢の変わらない現地の医学生が複数の症例を受け持ち,堂々とプ レゼンを行っている姿はアメリカの医学生のレベルの高さを窺い知ることができました。

7 .最後に

 今回,実際にアメリカの臨床の現場で実習することによって感じたことや考えたことは日本にいるだけで は得ることのできない貴重な財産であると思います。最後になりましたが,受け入れ先を斡旋して下さった 小児科の市田先生をはじめ学務課や保健管理センターのスタッフの方々に深く感謝いたします,ありがとう ございました。

学生海外研修レポート 67

CincinnatiChildren’sHospitalMedicalCenterでの実習を終えて 田中温子

 アメリカのオハイオ州にあるCincinnati Children’s Hospital Medical Center(CCHMC)で約 3 週間実習 させていただいたので報告したいと思います。

【実習内容】

 CCHMCでは“Heart Institute”,日本でいう小児循環器科で 3 週間実習をしました。 1 , 2 週目は外来実 習, 3 週目は病棟実習を中心に行いました。

 外来実習では外来診療に同席させていただきました。1 日ごとに指導医が異なり,心筋症,先天性心疾患,

不整脈など先生方それぞれの専門分野の外来に同席することが出来ました。先生と患者さんのやり取りを一 生懸命聞いて,外来ではどんなことをしているのか,日本と違うところはあるかなど,いろいろなことを考 える機会となりました。疾患についても丁寧に説明してくださるし,実際に聴診することもでき学習意欲が 増しました。

 病棟実習では毎日回診に同行しました。回診のプレゼンテーションでの英語はとても早くて聞き取ること で精一杯でしたが,事前に患者さんの情報を紙にプリントしてもらい,勉強してから望むと少し理解できる ようになりました。

 外来と病棟以外にも,カテーテル治療や外科の手術見学もさせていただきました。カテーテル室での装備 がかっこよかったり,人工心肺を使った手術を見学できたりと刺激的でした。 3 週間を通して様々な疾患に 出会え,日本ではめずらしい初めて聞く疾患についても教えていただくことが出来ました。

 また,朝や昼や夕方にカンファレンスや講演会があり,私たちも気兼ねなく自由に参加することができ有 意義な時間を過ごすことが出来ました。 3 週間を通してdoctor以外にも看護師さんや技師さんなど様々な人 が優しく教えてくださったり,困ったことはないか気にかけてくださったり,人の温かさに触れる毎日でし た。

【宿泊施設・食事】

 Jefferson HouseというCCHMCが用意して下さった宿泊施設を利用しました。CCHMCへは無料のシャト ルバスに乗って行くことが出来ました。Jefferson Houseでは一人一部屋用意されており,バス・トイレ,

ベッド,勉強机,冷蔵庫などが備え付けられていました。毎日清掃に入ってもらえ,タオルも交換してもら えるのでとても快適に過ごせました。宿泊費は10万/月ほどでした。

 Jefferson Houseには様々な人が宿泊していて,私たちと同じような学生やdoctorの方もいました。国籍も 様々で,トルコ,中国,ブラジル,フランスなど様々な人と交流することが出来ました。週に 1 回,料理を 持ち寄ってパーティーをするので,肉じゃがを作って食べてもらったりもしました。

 食事については,週末にスーパーへの無料シャトルバスが運行していたので利用しました。朝食は自炊で パンなどを食べ,昼食は病院内のフードコートで食べました。夕食は自炊をすることもあれば,宿舎の近く のレストランに食べに行くこともありました。実習は 5 月に行われましたが,日が長く20時頃まで外が明る いので,女子 2 人で外を歩いても大丈夫でした。また,朝や昼のカンファレンスで食事が出ることもあるの で利用していました。

【観光】

 土日はフリーなので,シンシナティを観光したり,せっかくアメリカに来たのでラスベガスまで行ってみ たりと週末もしっかり楽しみました。病院の近くの動物園に行ったり,バスを使ってダウンタウンに行って みたりしました。向こうで働いていらっしゃる日本人の先生に良くしていただき,車でいろいろな場所に連

れて行っていただき,シンシナティを存分に楽しむことが出来ました。富山と似ていて車社会だったので,

海外の運転免許を取って行っても良かったかなと思いました。

【感想】

 医学の知識を学ぶということよりも,英語に慣れ,日本との違いを感じに行ったという方が大きかったよ うに思います。だんだんと英語に慣れ聞き取れるようになってきても,自分の言いたいことを話すことが出 来なくて,自分の英語力の無さを思い知らされました。しかし,こんなにたくさん英語に触れることができ て毎日楽しかったです。実際に行ってみないとアメリカの良さや悪さは分からないし,日本を客観的に見る ことも出来なかったと思うので,このような経験が出来たことを嬉しく思います。

 今回の実習中たくさんの人に助けられ支えられて 3 週間を過ごしました。国境を越えてたくさんの人の優 しさに触れて,かけがえのない出会いがたくさんありました。海外実習を選択して本当に良かったです。

 最後になりましたが,このような貴重な機会を与えてくださった先生方,本当にありがとうございました。

JeffersonHouseです

学生海外研修レポート 69

CincinnatiChildren’sHospitalMedicalCenterでの海外実習を終えて 中山優吏佳

 私は約 4 週間,CCHMCの小児循環器内科で実習させていただきました。学生のうちにいろんな医療の現 場を見て,視野を広げられる機会を逃したくないと思い応募させていただきました。簡単にではありますが,

今回の海外実習について報告したいと思います。

【実習内容】

 小児循環器で 4 週間,実習させていただきました。スケジュールは毎日決められていて,指導医も固定さ れずに,毎回異なる先生の元,指導を受けていました。実習内容は,専門外来や心エコー,カテーテル治療,

病棟,CCUなどの内科的な実習だけでなく,手術見学もさせていただきました。外来では先生方が熱心に 一人一人の患者についてプレゼンしてくださったり,実際に聴診などの診察をさせてもらったりして,充実 した実習でした。病棟実習では日本の実習では触れることができなかったような珍しい疾患も勉強すること ができました。また,週に何回かカンファレンスや講義があり,臨床だけではなく研究にも触れることがで きました。エコーや病理,外科カンファレンスなど,指導医が固定されていないからこそ,様々な分野に参 加することができました。実習時間は日によって異なりますが, 8 時から始まり,遅くても17時には終わっ ていました。

【宿泊施設】

 ジェファーソンハウスというCCHMCが提供してくださった宿舎で生活していました。ジェファーソンハ ウスは,CCHMCで勤務している職員や研究者,学生など,いろんな国から来た友人たちと関わる場でした。

毎週木曜日はそれぞれ食事を持ち寄り,夜遅くまでパーティーをしたり,特に仲良くなった友人とは休日に 食事に出かけたり,イベントに参加したりしました。友人とは日本に帰ってからもたまに連絡を取り合って います。とてもきれいな宿舎で,毎日ベッドメイキングをしてくれるのでとても良い環境でした。共同キッ チンがあるので自炊も可能です。Krogerというスーパーマーケットまで無料のシャトルバスが出ているの で,バスを使って食材を買いに行くことができますが,宿舎から数分歩くとレストランやバー,ピザ屋など いろんなお店があるので,私たちは外で食べることが多かったです。何回も行ったレストランの店員さんと も仲良くなりました。

【現地の日本人の方との交流】

 シンシナティは小さい町ですが日本人の方はたくさんいます。初日にたまたま出会った方ととても仲良く なり,おいしいレストランやバー,ホットヨガ,球場など,いろんなところに連れて行ってくださいました。

国際免許を取っていなかったので,公共交通機関が少ないこの町で車で動けることがとても有難いことでし た。また,CCHMCで研究員として努めている医師や,外来を持っている医師とも知り合うことができ,い ろんな日本人の集まりのイベントにも誘っていただきました。皆さんに本当に優しく,相談に乗ってくだ さったり,困ったことがあれば助けてくださったりしました。長くシンシナティで生活しておられる日本人 の医師,研究員の方々に大変お世話になりました。

【休日の過ごし方】

 休日はCCHMCの近くにあるCincinnati Zoo やバスを使ってダウンタウンに行ったり,友人とイベントに 参加したり,ヨガに行ったり,いろんなことをして楽しみました。また,仲良くなった日本人の方がいろん なところに連れて行ってくれ,たくさんの外国人の友人も紹介してくれたので,大変充実した休日を過ごし ていました。

ドキュメント内 Vol.27 No.1 2016 ISSN 2189-2466 (ページ 68-74)