CMCE OT
伊藤理恵 1) 2),平田篤志 1)2),平松良啓 1)2)
―私らしい作業 過去-現在-未来をつなぐ―
伊藤理恵
1)2),平田篤志 1)2),平松良啓 1)2)
1)西宮協立リハビリテーション病院,2)作業乃風
【はじめに】
今回,大切にしてきた作業を語れない事例に対し,意思質問紙(以下:VQ)を使用し興味関 心のある作業を明確にした.実動作介入において,大切にしてきた作業を語り,私らしい 作業を協働して構築した実践を報告する.尚,本報告に際し,本人,家族から同意を得た.
【事例紹介】
A
氏,60歳代女性.脳梗塞左片麻痺.意識障害,高次脳機能障害あり.病前は専業主婦とし て家事全般を担い,園芸,歌など多趣味であった.退院後は長男宅に同居予定.JCS はⅠ-3,FIM39/126
点(運動22/認知 17).初回面接ではトイレでの排泄を希望し,過去の大切
な作業の意味を明確に語れなかった.そこで,家族から聴取した過去の大切な作業の意 味を把握する目的に,VQを使用し,実動作の観察から評価した.結果,トイレ41
点,車椅 子駆動35
点,洗濯34
点,園芸31
点,と点数の高い順にA
氏の興味関心が高い作業が確認 できた.評価場面では,覚醒状態が良好であった.介入の基本方針として,VQ の結果を実 動作で介入し,遂行場面で過去から現在の作業について認識向上を図ることとした.【経過と結果】
園芸を実動作で介入する中で,作業を通じて人との繋がりをつくってきたことを語った.
また,毎日の介入内容を繋がりのあるものとして語れるようになったため,再度面接を 実施した.「1人でトイレに行きたい」「息子たちに迷惑掛けたくない」と家族への思い を語った.語りを共有した上での介入では「いつも身だしなみに気を付けていた」と, 過去の習慣であり今後も行いたい作業として,新たに整容を希望した.また,「退院後を 思うと,今から知ってもらった方がいいと思って」と退院後の生活(未来)を想定し,家族 にトイレ練習の内容を自ら説明した.JCSはⅠ-1,FIM56/126(運動
34/認知 22),VQ
はトイ レ47
点,園芸45
点,洗濯42
点,車椅子駆動39
点と点数が高くなり,全てにおいて作業の 意味を明確に表出し,遂行場面で注意の持続や左側への気づきが向上した.【考察】
今回,A氏が大切にしてきた作業を実際に行い,実動作から生まれる一瞬一瞬の思いを作 業療法士に語り,共有し合うことが
A
氏の現在を構築した.作業療法で行った現在の経 験を積み重ねていく過程は,私らしい作業に過去-現在-未来の繋がりをつくる上で重要 であったと考える.1) 1)
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口述発表
( OT)
― (ADOC)
PT OT OT
IMS
70 3
3 3
5 1 40 PT
2 2
ADOC ADOC
PT 2 PT
OT 1
PT
OT
ADOC
,
, (2
) / (2 ) / (2 )
(3 ) 9 , 0( ) 4(
) . ,
Constraint-induced movement therapy(CIMT)
CIMT Behavioral contract(BC)
Canadian Occupational Performance Measure(COPM)
A 70
ADL
modified CIMT
ドキュメント内
2014 日本臨床作業療法学会 抄録集(圧縮).pdf
(ページ 64-77)