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2)ビタミンD製剤の使用状況

ドキュメント内 表紙/オレンジDIC164 背4.5mm (ページ 39-47)

2)ビタミンD製剤の使用状況

(2)治療方法別 静注ビタミンD製剤の使用頻度(図表30)

解説

治療方法別の静注ビタミンD製剤使用頻度について検討しました。

血液透析では約15%に静注ビタミンD製剤が使用されており、マキサカルシトールが大半を占めていまし た。

CAPDにおける使用頻度は約3%と低く、今後CAPDに対する静注ビタミンD製剤の有用な使用方法、適

応についても検討される必要があると思われます。

35 

30 

25 

20 

15 

10 

0 (%)

血液透析  血液濾過透析  血液濾過  血液吸着透析  家庭血液透析  CAPD IPD

治療方法 

その他 

マキサカルシトール  カルシトリオール   

血液透析  (%)  血液濾過透析  (%)  血液濾過  (%)  血液吸着透析  (%)  家庭血液透析  (%)  CAPD  (%)  IPD  (%)   

カルシトリオール  マキサカルシトール 

治療方法  その他  使用していない  不明 

6,822 (4.1) 671 (5.8) 1 (1.7) 27 (7.4)

19 (0.4)

18,359 (11.1) 2,030 (17.4) 7 (12.1) 86 (23.7) 9 ( 9.5) 123 ( 2.7) 6 ( 4.1)

232 (0.1) 53 (0.5)

1 (0.3)

138,605 (84.1) 8,860 (76.1) 50 (86.2) 248 (68.3) 86 (90.5) 4,309 (94.9) 139 (95.2)

748 (0.5) 36 (0.3)

1 (0.3)

89 (2.0) 1 (0.7)

2)ビタミンD製剤の使用状況

(3)透析歴別 経口ビタミンD製剤の使用頻度(図表31)

解説

透析歴と経口ビタミンD製剤使用頻度の関連について検討しました。

透析歴とともに経口ビタミンD製剤使用頻度は低下しており、透析歴20年以降に再び増加傾向を認めまし た。

50 

45 

40 

35 

30 

25 

20 

15 

10 

0 (%)

2年未満  2年〜  5年〜  10年〜  15年〜  20年〜  25年〜 

透析歴 

ファレカルシトリオール  カルシトリオール  アルファカルシドール 

アルファカルシドール  (%) 

カルシトリオール  (%) 

ファレカルシトリオール  (%) 

その他  (%) 

使用していない  (%) 

不明  (%)

13,835 (31.7) 4,377 (10.0) 831 (1.9) 353 (0.8) 23,968 (54.9) 311 (0.7)

15,151 (31.5) 4,564 (9.5) 1,159 (2.4) 353 (0.7) 26,660 (55.4) 235 (0.5)

12,492 (27.5) 4,041 (8.9) 1,231 (2.7) 264 (0.6) 27,136 (59.7) 263 (0.6)

5,430 (25.0) 1,927 (8.9) 705 (3.2) 90 (0.4) 13,436 (61.9) 106 (0.5)

2,705 (23.9) 1,136 (10.0) 348 (3.1) 37 (0.3) 7,017 (62.0) 82 (0.7)

1,746 (24.5) 768 (10.8) 224 (3.1) 27 (0.4) 4,324 (60.7) 35 (0.5)

1,521 (27.8) 612 (11.2) 158 (2.9) 23 (0.4) 3,132 (57.2) 31 (0.6)

2年未満  2年〜  5年〜  10年〜  15年〜  20年〜  25年〜 

 

数値は行方向の合計に対する%です。 

2)ビタミンD製剤の使用状況

(4)透析歴別 静注ビタミンD製剤の使用頻度(図表32)

解説

透析歴と静注ビタミンD製剤使用頻度の関連について検討しました。

経口製剤の場合とは逆に透析歴とともに静注ビタミンD製剤の使用頻度は増加しており、透析歴20年以降 に減少傾向を認めました。

長期透析歴で減少がみられる理由には、二次性副甲状腺機能亢進症に対する保存的治療が困難になり、

PTXなどの治療に移行した症例が含まれていることが推測されます。

35 

30 

25 

20 

15 

10 

0 (%)

2年未満  2年〜  5年〜  10年〜  15年〜  20年〜  25年〜 

透析歴  マキサカルシトール 

カルシトリオール 

カルシトリオール  (%) 

マキサカルシトール  (%) 

その他  (%) 

使用していない  (%) 

不明  (%)

925 (2.1) 2,124 (4.9) 41 (0.1) 39,679 (92.1) 298 (0.7)

1,521 (3.2) 3,417 (7.2) 46 (0.1) 42,449 (89.1) 226 (0.5)

2,025 (4.5) 5,499 (12.2) 89 (0.2) 37,402 (82.7) 204 (0.5)

1,327 (6.1) 4,276 (19.7) 42 (0.2) 15,973 (73.7) 69 (0.3)

860 (7.6) 2,625 (23.1) 24 (0.2) 7,813 (68.7) 43 (0.4)

494 (6.9) 1,613 (22.6) 26 (0.4) 4,992 (69.9) 18 (0.3)

388 (7.1) 1,066 (19.5) 18 (0.3) 3,989 (72.8) 17 (0.3)

2年未満  2年〜  5年〜  10年〜  15年〜  20年〜  25年〜 

 

数値は列方向の合計に対する%です。 

2)ビタミンD製剤の使用状況

(5)経口ビタミンD製剤の使用量(図表33)

解説

経口ビタミンD製剤3種についてそれぞれの使用量を検討しました。

使用量は1週間あたりの投与量、縦軸は各薬剤使用例の中での比率を示しています。

各薬剤の力価は異なるので単純な比較はできませんが、いずれの薬剤においても週あたり0.75μg以上3.0 μg未満の使用が最も多くみられました。

100 

90 

80 

70 

 60 

50 

40 

30 

20 

10 

0 (%)

アルファカルシドール  カルシトリオール  ファレカルシトリオール 

経口ビタミンD製剤(μg/週) 

10.0〜 

6.0〜 

3.0〜 

0.75〜 

0.75未満   

アルファカルシドール  (%) 

カルシトリオール  (%) 

ファレカルシトリオール  (%)

4,823 (9.2) 1,502 (8.7) 767 (16.6)

29,463 (56.2) 11,357 (65.6) 3,723 (80.7)

16,140 (30.8) 3,973 (23.0) 88 (1.9)

1,786 (3.4) 370 (2.1) 11 (0.2)

259 (0.5) 99 (0.6) 27 (0.6)

409

124

40

0.75未満  0.75〜  3.0〜  6.0〜  10.0〜  記載なし 

数値下のかっこ内は行方向の合計に対する%です。 

補足集計 

その他  使用していない  不明 

1,147 105,673 1,063 件数 

2)ビタミンD製剤の使用状況

(6)静注ビタミンD製剤の使用量(図表34)

解説

静注ビタミンD製剤2種についてそれぞれの使用量を検討しました。

使用量は1週間あたりの投与量、縦軸は各薬剤使用例の中での比率を示しています。

カルシトリオールでは週あたり1.5μg以上3.0μg未満、3.0μg以上4.5μg未満の順に多く、マキサカルシ トールでは15.0μg以上30.0μg未満、7.5μg以上15.0μg未満の順に使用頻度が高率でした。

100 

90 

80 

70 

60 

50 

40 

30 

20 

10 

0 (%)

カルシトリオール  マキサカルシトール 

静注ビタミンD製剤(μg/週) 

100 

90 

80 

70 

60 

50 

40 

30 

20 

10 

0 (%)

4.5〜 

3.0〜 

1.5〜 

1.0〜 

1.0未満 

50.0〜 

30.0〜 

15.0〜 

7.5〜 

7.5未満 

カルシトリオール  (%)

492 (6.5)

1,035 (13.8)

2,844 (37.8)

2,127 (28.3)

1,028 (13.7)

14

1.0未満  1.0〜  1.5〜  3.0〜  4.5〜  記載なし 

数値下のかっこ内は行方向の合計に対する%です。 

マキサカルシトール  (%)

3,271 (16.0)

6,342 (31.0)

8,007 (39.1)

2,692 (13.2)

150 (0.7)

158 7.5未満 

 

7.5〜  15.0〜  30.0〜  50.0〜  記載なし 

数値下のかっこ内は行方向の合計に対する%です。 

補足集計 

その他  使用していない  不明 

286 152,297 875 件数 

2)ビタミンD製剤の使用状況

(7)血清インタクトPTH別 経口ビタミンD製剤の使用頻度(図表35)

解説

血清インタクトPTH濃度と経口ビタミンD製剤の使用状況について検討しました。

血清インタクトPTH濃度が200pg/mlを越えたあたりから経口ビタミンD製剤の使用頻度は低下を示し ており、二次性副甲状腺機能亢進症に対して他の治療法へ移行していることが推察されます。

また、血清インタクトPTH低値例で経口ビタミンD投与頻度が高い傾向を認めました。最近、PTH低値 による低回転骨の問題もいわれており、今後PTH低値例に対するビタミンD投与の指標が検討されるべき と思われます。ただし、今回の調査はビタミンDによる治療下の値であり、投与開始基準とは異なってい ます。

50 

45 

40 

35 

30 

25 

20 

15 

10 

0 (%)

20未満  20〜  40〜  60〜  80〜  100〜  120〜  140〜  160〜  180〜  200〜  360〜  600〜  800〜  1,000〜 

血清インタクトPTH濃度(pg/ml) 

ファレカルシトリオール  カルシトリオール  アルファカルシドール 

アルファカルシドール  (%) 

カルシトリオール  (%) 

ファレカルシトリオール  (%) 

その他  (%) 

使用していない  (%) 

不明  (%)

4,501 (33.2) 1,731 (12.8) 200 (1.5) 112 (0.8) 6,976 (51.4) 42 (0.3)

4,832 (33.6) 1,472 (10.2) 218 (1.5) 105 (0.7) 7,687 (53.5) 65 (0.5)

4,010 (32.1) 1,215 (9.7) 182 (1.5) 86 (0.7) 6,935 (55.6) 56 (0.4)

3,615 (31.1) 1,107 (9.5) 185 (1.6) 71 (0.6) 6,578 (56.6) 60 (0.5)

3,314 (31.0) 1,014 (9.5) 213 (2.0) 53 (0.5) 6,058 (56.6) 45 (0.4)

3,050 (31.8) 920 (9.6) 225 (2.3) 63 (0.7) 5,305 (55.2) 43 (0.4)

2,896 (30.9) 866 (9.2) 214 (2.3) 46 (0.5) 5,319 (56.7) 46 (0.5)

2,390 (28.7) 802 (9.6) 217 (2.6) 40 (0.5) 4,844 (58.1) 44 (0.5)

2,319 (28.9) 725 (9.0) 238 (3.0) 37 (0.5) 4,674 (58.2) 35 (0.4)

2,028 (28.1) 672 (9.3) 211 (2.9) 50 (0.7) 4,231 (58.5) 36 (0.5)

8,698 (25.8) 3,169 (9.4) 1,374 (4.1) 167 (0.5) 20,170 (59.8) 162 (0.5)

2,516 (18.7) 1,026 (7.6) 566 (4.2) 47 (0.4) 9,182 (68.4) 83 (0.6

462 (13.7) 207 (6.2) 121 (3.6) 3 (0.1) 2,548 (75.8) 22 (0.7)

159 (10.8) 87 (5.9) 63 (4.3) 3 (0.2) 1,152 (78.2) 10 (0.7)

163 (10.7) 89 (5.9) 49 (3.2) 4 (0.3) 1,209 (79.5) 7 (0.5) 20未満  20〜  40〜  60〜  80〜  100〜  120〜  140〜  160〜  180〜  200〜  360〜  600〜  800〜 1,000〜 

数値下のかっこ内は列方向の合計に対する%です。 

2)ビタミンD製剤の使用状況

(8)血清インタクトPTH別 静注ビタミンD製剤の使用頻度(図表36)

解説

血清インタクトPTH濃度と静注ビタミンD製剤の使用状況について検討しました。

経口ビタミンD製剤の使用状況とは対称的に、PTH上昇とともに静注ビタミンD製剤の使用頻度は増加 し、血清インタクトPTH 600pg/ml以上では半数以上の症例に投与されていました。

60 

50 

40 

30 

20 

10 

0 (%)

20未満  20〜  40〜  60〜  80〜  100〜  120〜  140〜  160〜  180〜  200〜  360〜  600〜  800〜  1,000〜 

血清インタクトPTH濃度(pg/ml) マキサカルシトール 

カルシトリオール 

カルシトリオール  (%) 

マキサカルシトール  (%) 

その他  (%) 

使用していない  (%) 

不明  (%)

86 (0.7) 127 (1.0) 9 (0.1) 12,934 (97.9) 41 (0.3)

96 (0.7) 232 (1.7) 5 (0.0) 13,656 (97.3) 51 (0.3)

122 (1.0) 301 (2.5) 9 (0.1) 11,757 (96.1) 48 (0.4)

156 (1.4) 367 (3.2) 6 (0.1) 10,849 (95.0) 46 (0.4)

175 (1.7) 464 (4.4) 8 (0.1) 9,866 (93.5) 38 (0.4)

222 (2.3) 516 (5.5) 6 (0.1) 8,649 (91.6) 54 (0.6)

266 (2.9) 668 (7.2) 10 (0.1) 8,286 (89.3) 49 (0.5)

291 (3.5) 770 (9.3) 14 (0.2) 7,113 (86.3) 50 (0.6)

367 (4.6) 886 (11.1) 13 (0.2) 6,676 (83.8) 22 (0.3)

381 (5.3) 922 (12.8) 11 (0.2) 5,843 (81.3) 33 (0.5)

2,482 (7.3) 6,968 (20.6) 88 (0.3) 24,173 (71.4) 142 (0.4)

1,660 (12.1) 4,602 (33.7) 67 (0.5) 7,302 (53.4) 41 (0.3)

483 (13.9) 1,360 (39.1) 23 (0.7) 1,597 (46.0) 11 (0.3)

206 (13.6) 610 (40.3) 5 (0.3) 682 (45.1) 10 (0.7)

230 (14.8) 570 (36.8) 1 (0.1) 743 (47.9) 7 (0.5) 20未満  20〜  40〜  60〜  80〜  100〜  120〜  140〜  160〜  180〜  200〜  360〜  600〜  800〜 1,000〜 

数値下のかっこ内は列方向の合計に対する%です。 

ドキュメント内 表紙/オレンジDIC164 背4.5mm (ページ 39-47)

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