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ドキュメント内 DAQ-飯坂温泉-upload用 (ページ 49-53)

Memory

Instrument 2

Processor Router

Router

Memory Processor Instrument

3 Router

Instrument 4

Sensor A

Sensor RTC B

Sensor C

Telemetry / Telecommand Prime

Telemetry / Telecommand Redundant

3.3:

統合アーキテクチャ

(Integrated Architecture)

の概念図

(SpaceWire 101 Seminar, 2006 MAPLD International Conference

より

)

この図により説明された統合ネットワークは、欧州が得意としている形式的手法に基づく概念であった。

これを実際に開発し、軌道上で実証することに世界で最初に成功したのが

ASTRO-H

である。物理的なイ ンタフェース仕様のみならず、論理的にも信頼度に応じて適切なネットワーク構成を取り、サブネットワー クとして構成した。これらのサブネットワーク間の接続は

SpaceWire

の特徴を活かし、複雑な変換をする ことなくシームレスに繋がっており、診断やオフノミナル運用の際には

Direct RMAP

コマンドを用いてサ ブネットワーク間横断的にコマンド送信を可能としている。この概念にもとづき、

ASTRO-H

で具体的に 実現した

SpaceWire

ネットワークトポロジーの概略を図

3.4

に、ネットワークの概要を

3.1

に示す。

3.4: ASTRO-H

SpaceWire

ネットワークのトポロジー

12

3.1: ASTRO-H

SpaceWire

ネットワークの概要

SpW

機器数

52

SpW

ノード

114 (

パスアドレスの最大ホップ数

10)

SpW

リンク 約

120

本の

SpaceWire

リンク

,

50

SpaceWire

ルータ 通信レート

15 Mbps (max)), 7 Mbps (nominal)

リンクレート

10-50 MHz

内部記録容量

12 Gbits

(BOL:

管理領域、誤り訂正符号 領域を除く実使用量

)

地上との通信

S-band 2 Mbps, X-band 8 Mbps

3.3 ASTRO-H SpaceWire ネットワークの構成

3.5

に衛星バス系の

SpaceWire

ネットワークのトポロジを示す。基本構成として、後述する

ASTRO-H

のバス系標準コンピュータ「

SpaceCube2

」を用いた

SMU

を頂点とし、各サブシステムのコンポーネント を葉とするツリー構造になっている。姿勢系は、やはり

SpaceCube2

コンピュータによる

AOCP

が頂点と なる姿勢系サブネットワークを構成している。

衛星バスネットワークの根幹を形成する

SpaceWire

ルータ群

(SWR1, SWR2, SWR3)

は、それぞれ

A

/B

系の

2

系から成り、それぞれ主系

/

従系ネットワークを構成している。主系

/

従系ネットワークを、い くつかの箇所で相互接続

(

クロスストラップ接続

)

することで冗長度を高めている。

SXS

サブシステムにおいては、

PSP

、冷凍機ドライバ、

FWE

等、接続されるコンポーネントが多いた め、それらからの

SpaceWire

リンクを

SXS

用の

SpaceWire Router (SXS-SWR)

で集約してから衛星バ ス系ネットワークと接続する構成となっている。

SXS

では試験の各フェーズで検出器やデュワー、各冷凍 機のオペレーションを効率よく実施するため、衛星バス全体の電源を入れること無く

MD

コネクタ経由で

SXS-DIST

に外部電源から給電した状態で試験できること、という要求がある。

SXS-SWR

によりデータ 通信系を衛星バスから切り離すことで、外部電源給電時にも各機器を

SpaceWire

インタフェース経由で制 御できるようになっている。

13

実験報告書 8-2 SpWネットワーク p.781

Space Cube アーキテクチャと SpaceCube 2

50 1.  インタフェース接続規格に SpaceWire を採用 


スケーラブルなネットワーク型宇宙機アーキテクチャを実現するためには「システムとしては高い柔 軟性 を持つが、ハードウェア的に規定された」インタフェースを持つ機器が必要。  

2.  搭載機器のプラットフォーム化 


標準ミドルウェア、および Application Program Interface(API)に対する要求仕様を纏めると共に、 安 価な標準試験装置を SpaceWire 規格制定元の欧州のメンバと共に整備した。これらのプラットフォー ム の整備により、多くの企業/大学/研究所が互換性のある搭載機器を開発できるようにした。  

3. T-Engine アーキテクチャから宇宙機システムに必要な要素を厳選 


T-Engineアーキテクチャをベースに宇宙機システムに必須の機能を 集約した。 

4. 小型・軽量化、低消費電力化、低コスト化 


マイクロプロセッサと周辺デバイスを内蔵した 1 チップマイクロコントローラや、大容量メモリなどによ り、低コストに搭載コンピュータ が構成

地上用SpaceCube by JAXA/シマフジ

搭載用SpaceCube2 by NEC

実験報告書 8-2 SpWネットワーク p.783

設計基準書

• ASTH-112 SpaceWireネットワーク設計基準書 

‒ SpaceWire越しにやりとりされるデータ転送の方法を規定。  

‒ 各機器はこれに従って設計。動作確認を行った。 

• RMAP Read 

‒ PULLアーキテクチャ 

‒ Initiator が要求した時にのみ要求した量のデータ転送が行われる。

デバイス側は指示の通りに転送 するのみ。  

• 時分割 

‒ ネットワーク全体を時分割共用 (Time Division Multiple Access; 

TDMA) で 動作させることで、各通信サービスにそれぞれ通信帯域 を割り当てた。これにより、同一通信経路上での SpaceWire パケッ トの衝突とブロッキングによる通信レイテンシの増大を防いだ。 

51

7.2: SpaceWire-to-GigabitEther

の概要

5 3.

ブロック図

本装置の ハードウェ ア ブロック図 を 示 し ます。

IP PROC

SOCK EP

SOCK EP SSDTP

APP

GBE MAC MGM

PHY

SSDTP APP

MEMR IF

TCP/IP Header DEC/ENC

MII/GMII MDIO MEMC

MEMC IF

SpW INET

SpW INET

DDR2 128MByte

(Config EP) RMAP

SpW IF SpW

IF SpW

IF V850

IF V850

TEST

port0

port:10030 port:80

LVDS

LVDS

LVDS REG

32bit

32bit 8bit 16bit/500Mbps

Internal Clock 125MHz

SpW Router

SpW-GbE FPGA Block

200Mbps

200Mbps

200Mbps

MEMW IF MEMR IF

MEMW IF

32bit EEPROM

IF EEPROM

MEMR IF MEMW IF CTRL

CTRL STATUS

32bit

wp, rp wp, rp

SPI 16bit

LVDS BUF

LVDS BUF

LVDS BUF

SpW LVDS IF

200Mbps N.C.

LVDS BUF

Port#1

#2

#3

#4

port:10031

REG

FPGA

Port#2

Port#3

Port#4 Port#9

Port#6

Port#7

Port#8

N.C.

Port#5 Port#0

7.3: SpaceWire-to-GibabitEther

のブロックダイアグラム

47

SpaceWire により可能となった汎用試験・検証環境の整備 

実験報告書 8-2 SpWネットワーク p.814 52

▐ Reference Protocol Stack ▐

SpaceWire

(ECSS-E-ST-50-12C) Scheduling

Protocol ID / RMAP (ECSS-E-ST-50-51C/52C)

Retry/Redundancy Segmentation

PTP PnP

User Application

7.1:

参照するプロトコルスタックと対応する試験装置

7.2

産学連携で開発された汎用試験装置

7.2.1 SpaceWire-to-GigabitEther

SpaceWire

インタフェースを搭載した科学観測装置や地 球観測センサー等を開発する際には、開発モデ

(BBM)

段階から実験室レベルで利用できる

SpaceWire

インタフェースデバイスが必要となる。とくに

ASTRO-H

搭載の

X

線観測装置 を開発するにあたり、一般的な

PC

から

SpaceWire

パケットや

Timecode

を送受信するため の装置として、

SpaceWire

GigabitEthernet

をブリッジするデバイス「

SpaceWire-to-GigabitEther

」を開発した(図

7.2

)。ブロックダイアグラムを図

7.3

に示す。本装置は、

SpaceWire

およ

RMAP

プロトコルに よる通信を行なうための

C++

言語ソフトウエアライブラリ「

SpaceWire RMAP

Library

」とあ わせて

10

以上の大学や研究機関・企業ですでに利用されており、今後の宇宙機ミッション

向けにも利用が広がっている。

46

SpaceWire規格を検証 するシステム。

アプリケーションソフトを 試験するシステム。

これらのシステムはASTRO-Hの開発と 並行して開発された。今後はこれらを 用いて開発時間の短縮ができる。

開発システムを多数用意することで開

発時間の短縮をはかった。

SpaceWire を活用した検証環境の日欧共同開発成果 

53

査することによりノミナルの試験条件の設定の不足や不備が検出される。このような地道な研究開発を進 めた結果、日本と英国(ひいては欧州)の担当者の理解と要望が一致した

RMAP

標準規格が完成された。

この研究開発プロセスを図

7.5

に示す。

RMAP Conformance Tester

STAR-Dundee

社から販売されて おり、デファクト・スタンダードとして各国で使用されている。これにはノミナル試験ケースとオフノミナ ル試験ケースの双方が同梱されており、この結果、

SpaceWire

規格に準拠した装置を我が国において海外 から購入し、衛星システムに組み付けるにあたっても、ノミナル条件/オフノミナル条件の双方に於いて日 本側の理解とも整合することが担保されるようになった。宇宙機搭載用ネットワークプロトコルにおいてこ のように我が国のイニシアティブが発揮されたケースは初のケースと考えている。

SpaceWire

の試験装置については、

Univ. of Dundee/STAR-Dundee, Ltd.

のみならず、この他に

ESA

の委託により試験装置を開発している

England

4Links

社、ギリシャの

Teletel

社とも共同開発を進めて おり、国際間理解の整合性が維持されるよう、継続的な協力が進められている。

University of Dundee

JAXA/ISAS

ドキュメント内 DAQ-飯坂温泉-upload用 (ページ 49-53)

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