• 検索結果がありません。

1  .緒

ドキュメント内 レクリエーション研究 (ページ 106-113)

現 在 , 全 国 に 2786設 立 さ れ て い る 総 合 型 ク ラ ブ で あ る が [ 文 部 科 学 省 , 2008],その全国 的 な 普 及 ・ 振 興 を 主 導 す る 機 関 は , 財 団 法 人 日 本 体 育 協 会 ( 以 下 , 日 体 協 ) で あ る と い え よ う 。 日 体 協 は , 加 鰻 団 体 で あ る 都 道 府 県 体 脊 協 会 と の 連 携 ・ 協 力 関 係 を 中 心 と し た f 成 支 援 事 業Jを 展 開 し て き た 。 当 事 業 展 開 は 確 実 に 成 果 を あ げ , 現 在 全 国 に 存 在 す る 総 合 型 ク ラ ブ の 大 部 分 が 日 体 協 「 育 成 支 援 事 業J, こ 関 与 し た ク ラ ブ で あ る 。 し か し な が ら , 総 合 型 ク ラ ブ の 育 成 支 援 事 業 は , 日 体 協 の み で 行 わ れ て い る わ け で は な く , 財 盟 法 人 臼 本 レ ク リ エ ー シ ョ ン 協 会 ( 以 下 , 日 レ ク 協 会 ) に お い て も 創 設 支 援 事 業jを 実 施 し , な お か つ 既 存 ク ラ ブ 運 営 の 充 実 を 自 的 と し た 「 活 動 支 援 事 業jが行われている。

住 民 に と っ て , 新 し い ス ポ ー ツ ・ レ ク り こ に ー シ ョ ン 活 動 環 境 の 創 出 が 意 図 さ れ た 総 合 型 ク ラ ブ の 育 成 に , 後 数 の ス ポ ー ツ ・ レ ク リ エ ー シ ョ ン 関 係 団 体 の 支 援 が な さ れ よ う と し て い る 状 況 は 歓 迎 す べ き こ と で あ る 。 し か し な が ら , 総 合 型 ク ラ ブ の 普 及 ・ 振 興 に あ た り 「 導 的J立 場 を 確 立 し つ つ あ る お 体 協 に 対 し 日 レ ク 協 会 は , い か な る ス タ ン ス を も っ て 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 事 業 を 展 開 し よ う と し て い る の か 。 そ こ に は , 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 事 業 を め

ぐ る ね レ ク 協 会 の 「 揺 ら ぎj の 存 在 を み る こ と に な り は し な い だ ろ う か 。

そ こ で ぶ 研 究 で は , 実 際 の 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 ( 支 援 ) 場 言 語 を ケ ー ス ス タ デ ィ と し て 取 り 上 げ , 地 域 レ ベ ノ レ で の 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 と レ ク リ エ ー シ ョ ン 協 会 期 に 生 じ て い る 「 揺 ら ぎJ の 諸 拐 を 把 捉 ・ 塑 解 す る 。 そ の ! 捺 , 具 体 的 に 見 出 そ う と す る 内 容 は レ ク リ こ に ー シ ョ ン 資 格 者 が 抱 く 総 合 喫 ク ラ ブ へ の 関 与 意 向 と 葛 藤J

r

総 合 型 ク ラ ブ 育 成 に 対 す る 地 域 ( 県 ) レ

ク 協 会 の ス タ ン ス と そ こ で の 葛 藤Jで あ るO こ れ ら の 状 況 認 識 作 業 を 踏 ま え , 最 終 的 に は 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 と レ ク リ エ ー シ ョ ン 協 会 の 今 後 の 関 係 性 に つ い て 言 及 し て い き た いO

2 .

方 法 1 ) 研 究 枠 組

総 合 型 ク ラ ブ の 設 立 要 件 と し て 重 要 な 意 味 を 持 つ ク ラ ブ マ ネ ジ ャ ー の 義 成 は , 2000  (  成 12)年 度 か ら 開 始 さ れ て い る 。 当 初 の ク ラ ブ マ ネ ジ ャ ー 養 成 事 業 は , 文 部 科 学 街 、 と 日 体 協 , 日 レ ク 協 会 等 で 構 成 さ れ た 総 合 型 地 域 ス ポ ー ツ ク ラ ブ 育 成 協 議 会 に よ っ て 実 施 さ れ て きた。その後, 2006 (平成 18)年 度 か ら は , 日 体 協 に よ る 主 導 的 な ク ラ ブ マ ネ ジ ャ ー 養 成 制 度 が 線 立 さ れ , 公 認 ク ラ ブ マ ネ ジ ャ ー な ら び に ア シ ス タ ン ト マ ネ ジ ャ ー 資 格 の 誕 生 さ と み る こ と に な っ たO

日 レ ク 協 会 に お い て は , 総 合 塑 ク ラ ブ 育 成 事 業 に 当 初 か ら 関 与 し て き た に も か か わ ら ず ,

「主導j 的 な 役 割 を お 体 協 に 委 ね た こ と も あ っ て , 以 降 の 呉 体 的 な 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 事 展 開 の ビ ジ ョ ン を 確 立 で き な い 状 況 に あ る と 推 察 で き る 。 し か し な が ら , 上 記 し た よ う に ,

W

レ ク 協 会 に お い て は , 独 自 の 総 合 型 ク ラ ブ 、 予 李 成 事 業 を 展 開 し , 関 係 団 体 に 対 す る 協 力 要 ー レ ク 活 動 合 中 心 と し た 総 合 型 ク ラ ブ 展 開 ー を 行 っ て い る 状 況 に あ る 。

‑102 

日 レ ク 協 会 の 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 に 関 す る 動 向 は , 実 際 に 住 民 と の 接 点 を 手 干 し て い る 都 道 府 県 レ ク 協 会 お よ び レ ク 有 資 格 者 に 対 し , 以 下 の よ う な 葛 藤 が 生 じ さ せ る と 予 想 で き る 。 す な わ ち

J

都 道 府 県 体 協 を 中 心 と し て 展 開 さ れ て い る 総 合 理 ク ラ ブ 育 成 事 業 展 開 と の 緩 み 分 け , も し く は 協 働 関 係 は し 、 か に 成 立 す る の かj と い う , 支 援 団 体 罰 の コ ン フ リ ク ト ( 対 立・葛藤)である。

葛 藤 の 解 消 に は , そ の た め の f動き j が 不 可 欠 で あ る 。 そ こ で 本 研 究 で は , レ ク 関 係 機 関 ・ 関 係 者 が 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 事 業 に 関 わ り 合 い を も っ て 生 じ て い る 「 ス タ ン ス , 関 係 性 や 悩 値 観 な ど に 関 す る に 葛 藤j の 克 綴 プ ロ セ ス を 「 揺 ら ぎJ[谷口, 2008'尾崎, 2005]と

し て 捉 え て い く こ と に す る 。

2 )

研 究 方 法

本 研 究 で は , 繋 関 紙 調 査 と イ ン タ ビ ュ … 調 ま ま を 実 施 し たO 費 需 紙 調 査 は 2007年O県レク リ エ ー シ ョ ン 大 会 特 に レ ク 有 資 格 者 を 対 象

i

こ 実 施 し , 分 析 対 象 者 数 56部 で あ っ た 。 イ ン タ ビ ュ ー 識 変 は 2008年 8

f l  

~9 月に行い,対象者は O県 レ ク 協 会 事 務 局 職 員 な ら び に 間 協 会 生 涯 ス ポ ー ツ 部 関 係 者 の 2名であった。

3 .

結 果 の 一 部

まず

o

県 内 レ ク 有 資 格 者 を 対 象 と し た 調 査 結 果 を み る 。 総 合 捜 ク ラ ブ に 対 す る 認 知 度 は 大 変 知 っ て い るJ 48.1 %, 

r

ま あ 知 っ て い るJ 38.5%で あ っ た も の の , 実 際 に 総 合 型 ク ラ ブ と 仰 ら か の 関 わ り 合 い が あ る 者 は 34.5%に 過 ぎ な い こ と が わ か っ た 。 し か し な が ら ,

r

総 合 型 ク ラ ブ に お い て , レ ク 有 資 格 者 が 果 た す 役 割 を 感 じ ま す か 』 と 訊 ね た と こ ろ お お い に 感 じ て い るJ464%, 

r

ま あ 感 じ て い るJ42.9%と な り , 総 合 型 ク ラ ブ へ の 積 極 的 関 が 強 く 忘 向 さ れ て い る こ と が 明 ら か と な っ た 。 具 体 的 な 役 割 意 識 の 内 お と し て は ,

r

様々 な 年 齢

i

こ 対 す る 身 体 活 動 の 提 供J

r

住民の 楽しみ"川、きがい"活動を提供するj 等が高く,

i

援 に ク ラ ブ マ ネ ジ メ ン ト の や 心 的 業 務 で あ る 「 財 務 管 理J

r

プ ロ グ ラ ム の 企 阪 ・ 立 案J等

l

こ 対 す る 意 識 は 低 い こ と が わ か っ た 。

。 県 レ ク 協 会 事 務 局 職 員 な ら び に 向 協 会 生 渡 ス ポ ー ツ 部 関 係 者 に 対 す る イ ン タ ビ ュ ー 識 は , 独 自 に 作 成 し た イ ン タ ピ ュ ー マ ニ ュ ア ノ レ に 基 づ く 半 構 造 化 磁 接 法 を 用 い て 行 っ た 。 現 在 , 回 答 内 窓 に 関 す る 考 察 中 で あ る が , 特 徴 的 な 内 容 と し て は , [fレク指導者の中でも総

型 ク ラ ブ に 興 味 が あ る 方 は た く ぎ ん い る ん で す 。 で も , 県 内 で の 総 合 型 ク ラ ブ 育 成 は 体 協 と 広 域 セ ン タ ー が 中 心 で す か ら , レ ク 協 会 と し て 異 体 的 に 支 援 事 業 を 起 こ す 必 婆 も な い かなと患っています~ [ f レ ク 協 会 と し て 総 合 型 ク ラ ブ を 作 っ た 場 合 , 設 立 後 は , こ の ク ラ ブ は 総 合 型 ク ラ ブ で す と い う お 墨 付 き も ら え る の で し ょ う か ? い ま は 体 協 関 連 の ク ラ ブ で な い と 公 認 さ れ て い な い よ う な ・ . . ~等であった。

当 日 は 上 記 調 査 結 果 か ら , よ り 詳 締 な 考 察 内 容 を 報 告 し た い 。

【 文 献 }

谷 口 勇 一 「 総 合 型 地 域 ス ポ ー ツ ク ラ ブ 政 策 と ス ポ ー ツ 行 政 の 揺 ら ぎ 構 造J三 本 松 正 敏 ・ 西 村 秀 樹 編 『 変 わ り ゆ く お 本 の ス ポ ー ツ

J

世界思想、社, 2008,pp.112‑128. 

尾 崎 新 fケ ア ・ ワ ー ク と は な に か ー 現 場 で fゆ ら ぐj こ と の 意 味j保 育 学 研 究 43(2),  2005

p.160. 

103‑

E ヨ

幼児・児嚢の健療づくりシステムの構築

一 生 活 リ ズ ム 向 上 の た め の レ ク リ ヱ ー シ ヨ ン 活 動 ー

0

前橋 明(早稲田大学人間科学学術院)

松尾瑞穂霊長谷川 大・泉秀生(阜稿回大学大学読人間科学研究科)

は じ め に

子どもたちの夜型化した生活を改善し、健全育成を回るための方策を模索するために、その基礎調査とし て、これまで日本各地の子どもの生活実態調査を行ってきた。そして、調査地の子どもたちの抱える課題と、

分析・検討した問題改善案を、現地の行政や保育・教育団体に提示し、子どもたちへの生き生き実践を連携 して展開する努力を重ねてきた。そこで、本報では、これまで収集してきた子どもの生活調査結果をもとに 見いだした f保育館児の生活リズムの乱れを誘発する要国Jを報告し、あわせて幼児と児童の生活リズム向 上のために提案して実践してきた中から、とくにレクリエーション的な活動を抽出して紹介することとした。

方 法

2005~2007 年に、幼児の生活実態調査(前橋, 2005)を、北

i

毎道・青森県・埼玉県・東京都・千L葉県・神 奈川県・静岡県・富山県・石川県・岐阜県・奈良県・兵庫県・大阪府・岡山県・広島祭・香川県・高知県・

沖縄県の保育胃児10,153名(1歳男児2,161名・女児2,015名、 2歳男児3,561名・女児3,206名、 3歳男 児7,804名・女児4,904名、 4歳男児9,373名・女児8,602名、 5歳男児9,474名・女児8,838名、 6歳男 児3,179名・女児2413名)の保護者を対象に実施した。調査内容は、①就寝時刻、②睡眠時間、③起床時期、

④朝食摂取状況、@朝食開始時刻、@朝の排便状況、⑦主なあそび場、⑨外あそび時間、⑨テレビ・ビデオ 視聴時間、⑮夕食前のおやつ、⑮夕食開始時刻、@関で、の午後あそび等であった。

統計処理は、 SPSSve

r .

11を用いて、 t検定、クロス集計、 χ Z検定を行い、あわせて、相関係数を算出し た(学会当日の配布資料参照)。そして、それらの結果をもとに、子どもたちの生活リズムを乱している要因 を分析し、生活リズムの向上策を模索した。

結 果

保育園児は、午錘後におやつを食べてからお迎えの時間まで、元気に遊べる空間(調庭)と仲間(閤児・

保育土)と時期(仲間と関わりあうことのできる時間)の3つが揃っているが、近年、多くの保育園では、

その時間帯にテレビやビデオを見せることが、非常に増えてきた。体混が高まっているにもかかわらず、室 内で静かな活動をし、あるいは、エアコンをつけて幼児期けのテレビ番組や好きなどデオを見たりしている のである。麗児は疲れていないし、好きなことをして落ち着いているようだが、 1臼のサイクルの中で、身 体を動かす機会が少ないため、お腹も空かず、夕食もあまり食べることができない。疲れるような活動をし ていないから、夜になっても眠くならない。つまり、午後の時間帯に心地よく疲れるという経験が、体力の ついてきた年中や年長児では、不足しているのである。さらに、夕食前にテレビを見ながらおやつをたくさ ん食べている現状があり、しっかり夕食が食べられずに夜食がほしくなり、就寝と起床のリズムが遅くずれ て、生活のリズムの乱れへと向かっていた。

子どもたちの生活要因棺互の関連性をみるために、相関係数を算出したところ、幼児期から子どもたちの 生活のリズムを夜型にしている要因が3つ確認できた。それらは、①夕食開始時刻の遅れ、②午後の戸外あ そび時間の短さ、そして、@長時間のテレビ・ビデオ視聴で、あった(鴎1)。就寝時刻の遅れは、起床時刻の 遅れを導き、朝食開始時刻や霊長閣時刻の遅れにつながっていったo そこで、戸外あそびの時間の短さ対策と

‑104 

1 親子体操〈対人あそび) 写真4 運動諜鎮の描かれたりんご (りんごを裏返すと運動諜題が箆える設定)

親子体操(埼玉懇所沢市)

写真6 りんごの運動課題fぐるりんぱ(逆よがりは 写真2 行政と連携した毅子ふれあいあそび教室 を行う親子

写真3 豪閣時の殺予のふれあい照品 (運動課題の識かれたサイコロ〉

写糞6 蜂圏時の親子体操

{さき番の保育者が見本を示す,お迎えに来た保護者 が子どもを連れての参加〉

ドキュメント内 レクリエーション研究 (ページ 106-113)