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ドキュメント内 都市研究委員会1971.2 (ページ 31-37)

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総計 24

ィ . ロ 1

室アパート

( 計 16

戸)

2室アパート (也戸

1

ニ 2世帯住宅 (2戸) ホ.へ一戸建住宅 (百十 2戸)

‑ 2 9ー

以上みてきたよう

K

、それほど目

K

つく変化の念い既成住宅地

K

ない ても約10年聞のランクでは、宅地区画の細分化を伴い念がら木造共同 住宅、中高層共同住宅の建設を輸

K

居住形式が大きく変容しつつある。

そしてとの傾向もそれ以前の市街化形成過程の結果としての宅地区画規 模、開発形態等

K

影響され、地区ごとに差異のみられるととに注意し念 ければ左らな

ν

。、

(6)  居住形式変化の影響

前項まで

K

述べたような居住形式の変化の結果として、まず居住環境 の悪化が生れるというととについて考えなければならない。大規模宅地 区画

K

建つ一戸建住宅が取り壊されて、あるいは中小規模の数宅地区画 が統合されて中高層共同住宅が建つζと

K

よれ周辺の住宅で日照、通 風条件が悪化したり、電波受信障害が発生したりする例が多い。また、

ζれほど顕著で左くても、高層住宅からのぞきζまれるととによる心理 的圧迫もひとつの生活妨害であろう。 ζれらの、いわゆる相隣間トラプ ルを既成住宅群と新しく建った中高層共同住宅との間でどのよう

K

解決 するかが大きな問題である。

相憐間トラフソレは単に既成住宅群と新し〈建つ中高層共同住宅間

K

の み生ずるわけでは左い。周辺が低層住宅であるζと

K

よって日照と庭均 の縁を享受していたアパート自体カミその南倶

I J V C

隣接して同様の中高層 アパートを建てられることによって一挙

K

今迄の好条件を奪われ被害者 に在ってしまう場合もあるつ

とれら相隣間トラフソレのうちあるものは(たとえば電波受信障害はと れ

K

あたろう)技術的

K

解決可能であるが、日照等の自然条件は技術的 解決

K

限界があろう。自然条件の保全

K

関しては現行の法的規制は十分 なものとはいい難い。周辺住宅

K

一定程度の(たとえば冬至4時間日照)

日照時聞を与えるよう棟配置するといった規制が当面必要とされよう。

‑ 3 0 ‑

しかしより根本的

K

考えると、中高層建築をたてて土地の高度利用をは かりたいという意志と、低層住宅地という現在ある環境

K

価値を置〈意 志がひとつの場所でぶつかるととKよってトラフ・ルが生れるわけだから、

個々に問題の解決をはかったとしても妥協としての解決であり、相互の 意志、のちがいから生れる矛盾は解決されきれない。より基本的

K

は「街 区」といった面的念ひろがりの念かで、たとえばそと

K

中高層建築を認 めるのか、認めるとしたらその街区の整備の方向に沿う建築行為とする ため

K

どのような条件づけをすべきかといった、そとに居住している住 民が中心

K

左つての、地区の今後の姿を念頭

K

置いた方向での解決がは かられるべきであろう。

居住環境の悪化は中高層住宅の建設だけでなく、宅地区画の細分化や、

敷地いっばいに木造共同住宅を建てるとと

K

よっても発生する。とれら

K

対しても最小宅地の制限が念〈、木造共同住宅が都の安全条例

K

よっ てわずかに防災上の見地から規定されているにすぎ左い現状では解決の 方法が念い。

とういった居住環境の悪化は一般にそれ迄の宅地左いし建物の権利者 が移動し、新しい権利者がその宅地から最大の利益を上げる意図をもっ て新しい建築行為を行う時

K

発生する場合が多いカ人居住者の移動が念 い場合Vても居住環境の悪化は起とる。一般住宅兼用の木造共同住宅一一 いわゆる会かく・ら式アパートーーや、宅地を2

3区画

K

分割し、それ ぞれK一戸建住宅を建てる場合、そして同一宅地区画内に別棟の住宅を

付加する場合である。とれも現在までのよう K数宅地 ~1 ケ所といった

率で行われている限りはさほど自立たず、環境悪化も顕在化し念いが、

全部の宅地で同様の変化が起とる念らば居住環境は一挙

K

悪化しよう。

とのよう念変化は住民各々が相互

K

わずかづっ加害者であるため

K

生ず るわけであり、問題の解決Kは、その地区の住民がb互いK トレラフツレと 考える限界以上

K

環境を変化させ左いよう左協定をつくるととが必要と

‑ 3 1 ‑

されよう。またトレラプル左限界Kも地区 K応じての差があって然るべ きだろう。

さらに、自に見えての環境悪化では念いが、満足念居住生活を送るた めに本来必要とされるスペースが居住形式の変化の結果失われるととが 考えられる。

最も具体的には「庭

J

の喪失があげられる。とれまでの日本の居住形 態では、たとえ長屋

K

沿いても共同で使える地面があった。そとは洗濯 物の干し場でもあり、子供たちの遊び場でもあった。しかしながら現在 進行している居住形式の変化は、中高層共同住宅や木造共同住宅の場合 ではもちろんのζと、宅地の細分化やー宅地内K新しい住宅を付加する とと

K

よって、住宅から庭一戸外の家事室、子供部屋ーを奪ってい る。個人の庭からそれが奪われてしまョた以上、それは共同のスペース として、あるいは公共スベ スとして補足されてゆ〈のでなければ念ら ない。

中高層住宅が建ち、家族世帯向けの木造共同住宅が建てられている現 状では小人数世帯の居住密度が上っているわけで、庭に限らずとれ迄

k

~い施設需要が発生しているわけである。それ K 対応する公共施設、共

同施設をどのように射帯して行くかが今後の課題である。現在では中高 層住宅のまわりのわずかな空地も駐車場として使われている

K

すぎず、

居住環境を向上させるためf'Cd何の策もうたれていない。

とのようK土地が商品化され中高層共同住宅などの建設によって「高 度利用」がはかられる場合は急速

K

、個々の居住者が宅地区画の分割左

どを行う場合には徐々

K

、居住形式が変わり居住環境が変わる。居住形 式の変化はひとつ

K

は居住環境を悪化させ、ひとつ

K

は新しい居住形式 Kふさわしい施設やスペースの潜在的需要を生む。しかし念がら環境悪 化を防ぐため

K

居住者の有する法的手段はど〈限られてなれしかもそ の適用は地区住民の意志とは全〈閣係の念い次元で決められて行く。ま

‑ 32‑

してや新しい潜在需要

K

応えるための施策は殆どないに等しいのが現状 である。変化する住宅地の環境悪化を防ぎ、さらK居住環境の向上をは かるための手法の検討が急Jがれる。そしてそれは

f

地区

J

のひろがりの なかで、生活者としての住民の実態を知ることから常

K

出発すべきであ ろう。

お わ り に

とれ迄に述べた地区変化の実態調査ならびにその検討は、目黒区という既 成住宅地の形成過程をふまえながら、居住形式の変化を主左テーマとして進 めてきた。それによって既成住宅地の変化が今後の居住環境整備

K

与える課 題の一端は提示されたと考える。その場合の地区整備は膨大な建設費を伴う 手法で念されるのでは念〈、きめの細かい、地区住民の意向を反映し念がら の、地区変化の動きをモメントとする手法によって進められるべきであろうヲ 我が国の都市政策(IC:t:.~いてd、大都市周辺部の整備k

l

翼係する新開発の手法、

商品としての土地の価値増大をめざしての再開発の手法はとれ迄も検討され てきた。しかし念がら今回取り上げたような、既成住宅地の環境整備の手法、

いわば「既成住宅地の再構成

J

の手法は殆ど考えられてきていない。

地区再構成の問題を検討するKあたっては「地区」というスケールに着眼 しての、より多面的な問題把握が必要である。居住形式の変化の他

K

たとえ ば

。地域社会集団の崩壊再編成

新しい住民の流入、居住年恨の短縮化、定着性の減少、地域(IC:!T‑ける 共同意識の減少、年令構成の特化

。家族集団の崩壊再編成

核家族化、単身世帯の増力日、世帯規模の縮少、老人世帯の増加

。土地利用の変化

住宅地への業務、商業を中心とした機能の侵入、機能どとの活動形態、

‑ 33ー

空間要求が相互に具夕、相互に矛盾するとと

K

よる混乱

。自動車交通量の増大

安全性の破壊、健康性の破壊、スペースの占有(オープンスペースの 色駐車場化、道路面積の増大)街区形態の再検討

o住戸の変化

住宅の木造アパート化、中高層アパート化氏よる質の問題、住宅内外 の環境の問題

とれらの問題の検討を通じて、、地区変化の実態をつかみ、変化を計画的に 誘導するための地区再構成手法の理論化をはかるととが今後の課題である。

以 上

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ドキュメント内 都市研究委員会1971.2 (ページ 31-37)

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