第3章 配管工事
第3節 管布設工
3.4.4 NS形
図-3.3 挿し口加工寸法
図-3.4 白線表示位置
5. 外面耐食塗装の補修方法
・「ダクタイル鉄管切管鉄部用塗料」による補修
・「片面ブチルテープ」または
・「ダクタイル鉄管切管鉄部用塗料十防食テープ」による補修 1. 呼び径350~450の接合
(4) 専用の接合器具を用い挿し・受け両方の間を一直線に保ちながら ゆっくりと挿入し、挿し口端面から1本目の白線の幅の中に受口の端 面がくるように合わせること。
(1) 管に傷が生じた場合、「傷の大きさ」および「管における傷の位 置」を確認し、以下に示すいずれかの補修方法を実施すること。
① 軽微な傷の場合は、「ダクタイル鉄管外面補修用塗料」による 補修
② 鉄地まで達する幅5mmを超える傷または、管外表面1m
2
当り15cm
2
を超える大きな傷の場合は、
-62- そのときの胴付間隔は、表-3.10に示すとおりである。
表-3.10 標準胴付間隔
図-3.5 挿し口加工寸法
図-3.6 白線表示位置
2. 呼び径500~1000の接合
(5) 受口と挿し口の隙間に薄板ゲージを差し込み、ゴム輪の入り込み量 を測定すること。
(6) 異形管受口の場合は、セットボルトを屈曲防止リングが挿し口外面 に均等に接触するように締め付け、薄板ゲージで隙間がないことを確 認すること。
(7) 異形管挿し口を直管に挿入する場合及び直管を拘束する場合には、
受口にライナーを設置した上で挿し口先端がライナーに当たるまで挿 入すること。
(8) 切管の挿口を用いて接合する場合は、専用の加工機を用いて溝切り 加工を行い、切管用挿口リング(リベットタイプ)を取り付ける。ま た、挿口に白線2本を図-3.6により表示する。
(9) 管と切管用挿口リングの間に、0.5㎜のすき間ゲージを挿入し、全 周にわたりすき間ゲージが入らないことを必ず確認すること。
3.4.4 NS形ダクタイル鋳鉄管の接合(呼び径75~450)及び 3.4.2 K形ダクタイル鋳鉄管の接合 を準用するとともに、次による こと。
(1) ロックリングは、テーパ面が受口端面側となるように受口にセット する
(2) ロックリング拡大器具を用いて、ロックリング部が表-3.11に示す S寸法(目安値)になるまで拡大し、ストッパーを装着する。
管 径 胴付間隔(Y)
削除 削除
350 70
削除 削除
450 73
(H29.4.1版)
表-3.11 S寸法
図-3.7 挿し口の挿入
表-3.12 L1寸法
表-3.13 標準締付トルク
3.4.5 (削除) (削除)
(5) 仮締め後、押輪の心出しを確認しながらラチェットレンチやスパナ などを用いて、ゴム輪の出入状態が均一となるようlcm毎を目安に小刻 みにナットを締め付ける。
(6) 標準締め付けトルクでの締め付けを1周行った後、最初に標準締め 付けトルクで締め付け始めたナットが手で回る場合には、再度表-3.13 に示す標準締め付けトルクで締め付ける。
標準締付トルク (N・m)
100 140 200 500、600
700、800 900、1,000
管 径
(3) 受口端面が挿し口外面に明示してある2本の白線のうち白線Aの 幅の中に来るようにゆっくりと挿入し、ロックリング分割部に装着し ていたストッパーを引き抜く。
(4) 受口端面と白線Bの端面側までの間隔が規定寸法(70~80mm)
になるように調整した後、ゴム輪の丸部が全周均等にフランジ面に 隠れるまでナットを小刻みに締め付けて仮締めを行う。
500 600 700 800 900 1000
L1寸法(mm) 管 径
220 220 257 265 265 268
500 122
122 132 153 157 162 600
700 800 900 1000
管 径 S寸法(mm)
-64-1. 挿し口外面の清掃は、端部からストッパ-までとする。
2.
表-3.14 胴付間隔及び締付け完了時の 押輪と受口底部の間隔 (単位:mm )
3.
4. 割輪は下から順次挿入すること。
5.
6.
表-3.15 U、UF形締付けトルク
7.
1.
(1) 挿し口外面の清掃は、端部から20㎝程度とする。
1.
(1) ビニルチュ-ブ方式
③ 受口の溝にビニルチュ-ブをねじれないように挿入すること。
① ロックリングを完全に挿し口外面に圧着させた状態で切断面の 間隔(a1)を測定し、記録しておくこと。
② 受口の位置決めは、ビニルチュ-ブ取り出し口を必ず管頂付 近にくるようにすること。
④ ロックリングセットに当たっては、ロックリングの切断箇所 が必ず管底にくるようにすること。
接合が完了し、テストバンドによる水圧試験を行った後、次の要領で 受口と押輪の間にモルタルを充填すること。
⑴ 押輪、受口内面に軟練りモルタル(水/セメント=0.35~0.4 、 セメント/砂≧1/2 )を刷毛あるいは手で次の硬練りモルタルを打 つまでに、モルタルが乾き切ってしまわない範囲に塗布すること。
⑵ 硬練りモルタル(水/セメント=0.2 ~0.4 、セメント/砂=1/1 )を球状にして、管底側から順次管頂側に向かって手で押し込むこ と。
⑶ ハンマ-でモルタル面を叩き十分につき固め、こてで表面を仕上げ る
3.4.5 KF形ダクタイル鋳鉄管の接合 及び 3.4.6 U形ダクタイル 鋳鉄管の接合 を準用するとともに、次によること。
3.4.7 UF形