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ドキュメント内 底曳網の漁獲性能に関する基礎的研究 (ページ 71-78)

T3〜T5

T1,T2:Sidetypetrawlnet B1〜B3:Bulltrawlnet

D3〜D11: 65typeDanishseine

53.4〜6.6169.4〜6.7119.1〜4.2130.7〜8.4167.3〜4.5 C・P.F、V、

kg/103,3

T1,T2

T3〜T5:Sterntypetrawlnet D1,D2: 63typeDanishseine

B2〜B3

局Eも﹃ロエ

くのα・○

450.8〜55.71601.3〜58.4187.6〜19.4155.0〜15.21140.2〜8.1 C・P.S、A、

kg/104,2

】 【 b 。 x V D E

肥後:底曳網の漁獲性能

L 】 【 b D 【 V D E

Iま1963年型網が優れている.

底曳網自体の漁獲性能についてはC、P.F、V、を縦軸,1曳網当り漁獲量を横軸にとり,C,P.S、

A、と同様な考え方で各底曳網を比較すると,Fig.59に示すように,D網を表わす直線の傾きが最 も大で,T網とB網は共に小となっている.従って底曳網自体の漁獲性能は一そう曳底曳網が最も

優れ,トロール網と二そう曳底曳網とでは大きな差は認められない.

しかしこれらの各網間の漁獲性能の比較はC,P.S、A、およびC・P.F、V・の各値の範囲内におい

ypengt)

4

typenet

贈セーヘロェ

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7

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1

Fig.58.Relationshipbetweenthecatchpersweepingarea ofthetowingrope(C・P.S、A、)andthecatchbya towingnetofT,BandDnets,

idetypenet)

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Fig.59.Relationshipbetweenthecatchperfilteringvolume ofthetowingnet(C・P.F、V、)andthecatchbya towingnetofT,BandDnets6

ン匹匹︒︒

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7 鹿児島大学水産学部紀要第20巻第2号(1971)

て,漁具の仕事量の逆数,即ち曳綱では曳綱掃立面積,網では曳網演過容積の逆数の値で比較され ることになる.ここで各網の漁獲性能を具体的に比率で示すと,先ず曳綱の漁獲性能はサイドトロ ール網のC・P.S、A・の450kg/101,2に相当する1曳網当り漁獲量27.5トンまでは,サイドト

ロール網に対し

ス タ ン ト ロ ー ル 綱 器 : ; 等 × , 0 0 = 7 9 2 ( % ) 二 そ う 曳 底 曳 網 : , 器 : 等 × ' 0 0 = 5 ' 8 ( % )

一そう曳底曳網(1963年型網):

一そう曳底曳網(1965年型網):

61×104,2 102×104,2 61×104,2 114×104,2

×100=59.8(%)

×100=53.5(%)

となる.なおトロール網を除く2網については1曳網当り漁獲量が少なく,二そう曳底曳網と一 そう曳底曳網の各比率は,後者の1963年型網のC・P.S、A・ 55.0kg/104,2に相当する1曳網当

り漁獲量5.61トンの範囲内で定められるものである.

底曳網の漁獲性能は,一そう曳底曳網(1965年型網)のC、P.F、V・の67.3kg/103,3に相当す る1曳網当り漁獲量15トンまでは,一そう曳底曳網(1963年型網)に対し,

サ イ ド ト ロ ー ル 網 : 芸 淵 等 × ' 0 0 = 3 5 5 ( % ) スタントロール網::器:等×,00=2M%)

こ そ う 曳 底 曳 網 : 黙 諾 等 × 1 0 0 ‑ 3 3 5 ( % )

223×103,3

一そう曳底曳網(1965年型網): 183×103,3 ×100=82.1(%)

となる.これらの値は1963年型一そう曳底曳網の漁獲性能を1とした場合の各網の係数とも言う べき値で,各網の設計および漁場の環境条件に変化がなければ,これらの値を標準として資源変動 を承ることが可能である.なお1曳網当り漁獲量が15トンをこえる場合はトロール網だけが比較可 能であり,またトロール網と二そう曳底曳網のC・P.F、V・の上限値は前者がはるかに大であるこ

とから,後者の上限値19.1kg/103,3に相当する1曳網当り漁獲量10.4トンを超えて漁獲する場

合はトロール網の漁獲性能が優れていることも考えられる.

5 . 3 . 4 考 察

漁獲性能を比較する場合は前述したように,各底曳網の用いられる漁場の物理的,生物的環境条 件の等しいことが原則的な前提条件となるので,先ずこれまで漁獲性能の比較を行なった各底曳網 の用いられた漁場,漁期および対象魚種を比較した上で各底曳網の漁獲性能について総括的に論述

することにする.

( 1 ) 漁 場 ・ 漁 期

各底曳網の用いられた漁場はFig.2に示したようなベーリング海東部大陸棚および同傾斜海域

品 干 ヨ

7

L日守負草湾悪為癖矯

肥後:底曳網の漁獲性能

Fig.60.EchoofaschoolofWheragraC/hajcogra加加α、

である.これらの諸漁場を含むベーリング海東部海域の漁場形成の季節的推移は小藤・前田,')の解 析によると,同大陸棚上の底部水温の負温帯の移動および消長によって左右されるという.即ち冬 期アラスカ半島中部沖合より以北,大陸棚上の大半の海域に亘って構成される底部水温の負温帯は 春 期 表 層 水 の 昇 温 と ア ラ ス カ 海 流 の 活 動 と に よ っ て 舌 状 に な り な が ら 漸 次 北 西 方 に 押 さ れ , 夏 期 に

M認

y懲蕊審議

7 鹿児島大学水産学部紀要第20巻第2号(1971)

はプリピロフ諸島の北方まで移動し,この状態は秋期まで続く.この負温帯の移動は当然大陸棚お よびその縁辺の海洋構造を時期的に変えることになるので負温帯の周辺海域に形成される漁場は春 期から夏期にかけて漸次北上し,秋期から冬期にかけて再び南下することになる.これらの各漁場 で主対象魚となったスケトウダラは主として負温帯の南側,水温1.0〜2.5℃の海域に,ホッコクア

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課 可露 令

Fig.60.Continued.

3133(3.1)

6108(12.7)

3763(2.5)

7328(5.2)

肥後:底曳網の漁獲性能 7

カエビ,ユーファシャ等を餌料として高密度の集群をなし移動する.スケトウダラの集群状態は Fig.60に示した音響測深儀の記録結果からもわかるように,昼間の遊泳層は海底から約10mの 高さまで達し,記録の濃淡から承て5m層までは平均してかなり濃密な群を形成している.各母船 の操業した漁場を承ると,1963年度のGy船団は4月プリストル湾口より操業を開始し,以後4〜

5月を同海域で,6月にはプリビロフ諸島の北方海域,8にはナパリン岬南方海域で操業してお り,従ってその漁場は大陸棚の全域に亘っている.その操業水深は100〜150m層が全操業回数の 82%で,操業の大半はこの水深層で行なわれている.

1965年度のTe船団は上述のGy船団の操業した漁場より西方に偏した海域を漁場としている.

即ち4月下旬ウニマック水道北方漁場にユーファシャの発生を追って深層より浅層に移動してきた 魚群を対象として操業を開始し,6月中旬まで同海域で操業し,それ以後,プリピロフ諸島北方漁 場で9月まで,9月から10月にかけて南下し,再びウニマック水道北方漁場で操業している.操業 水深はGy船団より深層に及び,200〜300m層が全操業回数の51%を占め,ついで100〜150m層 が36%で最深375mとなっている.このように深層に操業水深が比較的に集中しているのは,ウニ マック水道北方漁場の海底形状によるもので,深所が西方よりウニマック水道北方の大陸棚にむか って模状に入りこんでいるため,スケトウダラの高密度群はその模状の各水深層に随所に点在して 漁場を形成しているものと考えられる.1967年のSo船団は上述の2船団より漁場範囲が狭く,ほ とんど大陸棚傾斜漁場で操業を行なっている.即ち6月初旬から下旬にかけてウニマック水道北方 漁場,7月は北上してプリピロフ諸島の西方漁場,7月から10月にかけては南下して再びウニマッ

ク水道北方漁場で操業している.

操業水深の操業回数の比率は110〜150m:11%,150〜200m:36%,200〜300m:31%,300

〜400m:22%と主として150〜300mの水深層での操業回数が多く,最深操業水深は414mとな っている.各船団とも,省令で定める操業許可海域の制限があるが,このように1963年のGy船団 は150m以浅の大陸棚上をかなり大規模に移動しながら随所に漁場を定めて操業しているのに対 し,1955年度のTe船団は大陸棚の縁辺海域に,1967年のSo船団は更に深層の縁辺海域を操業し ている.各網の最深曳網水深は,二そう曳底曳網で150m,一そう曳底曳網で375mとなっている が,トロール網は414mと最も深い漁場で用いられている.

( 皿 ) 主 対 象 魚

本論で資料として取り扱った1963年から1967年にかけてのベーリング海における各母船の主対 象魚は前述したようにスケトウダラであるが,その3カ年間における各母船の漁獲結果はTable34 に示すように;スケトウダラをフィッシュミールの原料魚として本格的に漁獲し始めた1963年では 全漁獲高の68;2%を占め,その後同魚の漁獲高は増加し,1967年のSo船団の場合は実に全漁獲

Table34.CatchingstateofthetrawlingfactoryfleetintheBeringSea・

Unit:to、

1963 1965 1967 1968

基金岬│M・…iplT・…hl鞠脇""│震:鰯"伽│潔.。。(。…

68817(68.2)

35883(75.0)

139960(91.2)

125298(88.9)

Q︑跳恥

27656(27.4)

4920(10.2)

6498(4.2)

7630(5.4)

1255(1.3)

913〔2.3)

3292(2.1)

693(0.5)

100861(100)

47834(100)

153513(100 140949(100)

. . ■ ■ ■ p b 。 .

7

高の91.2%を占めるに至った.このように漁獲高のほとんど大半を占めるスケトウダラの体長組成 を年度別に比較すると,Fig.61に示す通りである.1963年度Gy船団における宮崎の測定による と,体長(F、L)42〜44cmにモードが認められ,漁場が同一であれば年度が異なっても体長組 成に大きな差のないことがわかった.

次に1967年度のSo船団において測定したスケトウダラの体型は,Fig.62に示す状態から,体 長と体高,体巾との関係は回帰直線で,体長と体重との関係は回帰曲線でそれぞれ表わすことが出 来よう.このような傾向は,同じくFig.62に示した1968年度の同漁場における他船団の測定結 果 で も 認 め ら れ る よ う で あ る . こ の よ う に 各 底 曳 網 は 春 期 か ら 秋 期 に か け て , 大 陸 棚 傾 斜 海 域 か ら

?;ツ司箇 1965

︵やが︶〆︒E①コロ①﹄﹂ ︹U属︺︹︺兵︺

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30

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20 4 0 5 0 6 0 7 0

ForkIen9fh(c、)

30

22

967

︵やが︶為︒このコワ①﹄﹂ 具︶︹︺︻﹀︵U巨﹄

鹿児島大学水産学部紀要第20巻第2号(1971)

40

Tノセeragra 1968.

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6 0 7 0 5 0 6 0

Forklength(c、)

968 20

Fig.61.Frequencydistributionsof cノカα/cog7am腕aintheBering

5 0 6 0 7 0

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theforklengthofl Sea,1965,1967and

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ドキュメント内 底曳網の漁獲性能に関する基礎的研究 (ページ 71-78)