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DDAVPスプレー10(点鼻)

ドキュメント内 専門医セミナー(腎臓) (ページ 56-83)

ミニリンメルトOD錠

初回: 1スプレー(10μg) 就眠前

ミニリンメルトOD錠(120μg)

1~2カ月経過しても効果不十分な場合には、

2スプレー or ミニリンメルトOD錠240μg に

増量。摂取水分コントロールを守ることが重要

副作用としては、水中毒症状

浮腫、頭痛、嘔気、極端な場合は痙攣

・副作用防止のために水分摂取リズムを守る。

・就寝

2

時間前以降に

200ml

以上の水分を摂 取したら、使用しない。

飲んだら点鼻するな、ミニリンメルトを使うな。

②三環系抗うつ薬

薬理作用としては、下垂体後葉からの抗利 尿ホルモン分泌を促す作用と、抗コリン作用 による膀胱機能への作用、中途覚醒機能を 促進する作用。

就寝前内服、

10mg

を基準量とし、効果が ない場合はほかの治療法へ変更するか、増 量しても

20

25mg

に。

トリプタノール 10mg 、トフラニール10mg、アナフラ ニール10mgのいずれか

副作用:食欲不振、悪心、嘔吐、不眠、倦怠 感があるが、これらが見られた場合には直ち に服用中止。

治療効果が判然としない場合は中止。

海外では夜尿症治療の第一選択ではない。

日本では認められないが、海外では心毒性の 副作用報告あり。過量投与例では、死亡例の 報告あり。

①抗コリン薬

薬理作用は抗コリン作用・平滑筋直接作用に よって排尿運動抑制作用を発揮し、初発尿意 量、最大膀胱容量の増加と膀胱の無抑制収 縮を減少させる。

・バップフォー

10

20mg

夕食後または眠前

・ポラキス

1

4mg

夕食後または眠前

・ベシケア

2.5

5mg

夕食後または眠前

副作用:便秘、口渇感、ドライアイなど

問診で、緑内障、心疾患、重度の便秘、重症筋 無力症などの既往歴を確認する。

三環系抗うつ薬との併用に際には、副作用が増 量することに留意。

処方時の病名は、過活動膀胱・不安定膀胱・神 経因性膀胱のいずれかを追加。

「解離型」の治療としてのアラーム療法

解離型の特徴:

・がまん尿量は年齢相当

・一晩の尿量はおおむね200ml以下にコントロール

DDAVP製剤使用中も含め)

・夜間尿量が少ないのも関わらず夜尿を生じてしまう。

・従来は「難治性夜尿症」として治癒までに数年を要 した。

「解離型」夜尿症は、睡眠中の膀胱の「過活動」

状態によって生じると推測される。

少量の畜尿で膀胱収縮を生じて夜尿となる。

夜尿アラームによる「一過性の覚醒」によって、覚 醒時の排尿抑制メカニズムを条件づけ、睡眠中 の畜尿量を高めることが治療の目的である。

→夜尿直後に覚醒させるので睡眠中の尿保持力 が増大し、夜間尿量を上回る膀胱容量の獲得に よって夜尿消失がもたらされる。

観察項目:夜尿日誌を記入。一晩あたりの夜 尿回数と夜尿時間をしらべる。アラームの鳴る 時間が朝方にずれていく場合に有効性が確 認できる。

治療開始2~3カ月で全く効果が見られない 場合は他の治療法への移行や併用療法を考 慮。

①夜尿頻度が多く、一晩の夜尿回数が多い。

②昼間尿失禁が存在する。

③夜間の機能的膀胱容量が少ない。

④残尿が存在する。

⑤高カルシウム尿症が見られる

夜尿症診療で大切なこと

①起こさない、怒らない、焦らない

②規則正しい生活パターンの確立

③水分制限・塩分制限

④寒冷対策

⑤夜尿日誌をつける。(回数、夜間

尿量、がまん尿量)

学校検尿における

血尿、蛋白尿の解釈

専門医セミナー・腎臓

学校検尿について

1973

年(昭和

48

年)

6

6

日 発令

1974

4

月より全国で実施

群馬県では

1977

年に児童生徒腎臓疾患対策委員会 が発足

方式としては早朝第一尿を

2

回検査

尿定性の判定は一般的には切り捨て方式

※尿糖は一回目陽性で即三次へ

県学校検尿のシステム

一次検査(蛋白、潜血、糖、PH

異常なし 尿糖以外異常あり 尿糖異常

異常なし 異常あり

二次検診(校医、主治医)

三次検診(指定医療機関)

結果報告(診断名、管理指導区分)(学校へ提出)

教育委員会

児童生徒腎臓疾患対策委員会

平成22年度学校検尿実施状況

小学校 中学校 高等学校 県立特別支援校

受検者数 114558 57133 41012 1342

一次検査 633 586 288 137 陽性者数 (0.55%) (1.03%) (0.70%) (2.61%) 受検者数 486 360 136 17

平成12年度学校検尿実施状況

小学校 中学校 高等学校 県立盲ろう 養護学校

在籍数 121396 65681 51319 1326 受検者数 120457 64915 50360 1160 (99.2%) (98.8%) (98.1%) (87.5%)

一次検査 774 755 437 137 陽性者数 (0.64%) (1.16%) (0.87%) (3.79%) 受検者数 759 667 407 120

学校検尿の評価と問題点

評価:

学校検尿で発見された予後不良のIgA腎症の早期治療が近年の治療 の進歩により治療できるようになり、学校検尿による早期発見の成果が、

IgA腎症の早期治療と予後改善に役立った証拠といえよう。

東京都予防医学協会年報 1997

小児期膜性増殖性腎炎では、早期発見、早期治療が極めて重要であり、

20数年にわたる学校検尿での本症早期発見の成果が予後の改善に役 立っていると言える。 東京都予防医学協会年報 28: 25-28, 1999

新規透析導入者数の年齢階層別、年代別推移は1987年から20歳台、

1994年から30歳台の患者数が減少してきている。

学校検尿の評価と問題点

問題点(限界):

学腎疾患の発見を目的とした場合の陽性率の低さ

疑陽性の問題

早期発見が困難な疾患の存在

両側低形成腎 逆流性腎症 両側水腎症 嚢胞性腎疾患

生理的尿異常への対応

女児の生理中の採尿

厳格な早朝安静尿の採取

新しい検査項目が必要

尿中β2ミクログロブリン (偽陰性が多い)

超音波検査 (手技が煩雑)

尿異常の分類とその評価

・ 血尿のみ

・ 蛋白尿のみ

・ 血尿&蛋白尿

・ 尿糖

・ 白血球尿

症例集積での評価

1982 年 6 月~ 2002 年 5 月の 20 年間に

学校検尿で尿異常を指摘された 345 名。

尿異常の内訳 (345 名 )

血尿単独群

126

37%

蛋白尿単独群

77

22%

血尿、蛋白尿群

142

41%

実際の尿異常の割合

血尿 84%

蛋白尿 12%

血尿、蛋白尿 4%

平成11年度学校検尿要二次精査 平成22年度学校検尿二次検 診有所見者

血尿 45%

蛋白尿 36%

血尿、蛋白尿 10%

血尿単独群 (126 名 )

無症候性血尿(68% 良性家族性血尿(10%

特発性腎出血(11%

Nutcracker現象(4% 特発性高Ca尿症(4%)

腎結石(2%

無症候性急性腎炎(2% Alport症候群(1%

微少変化型 IgA腎症 増殖性腎炎 基底膜菲薄

ドキュメント内 専門医セミナー(腎臓) (ページ 56-83)

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