太陽光発電とは、太陽電池を利用して、
太陽の光のエネルギーを電気に変える発電 方法であり、ソーラー発電とも呼ばれてい る。太陽電池の単位を セル と呼び、こ のセルの集合体を金属枠で保護したものが パネル である。従って、 太陽電池 と パ ネル の技術イコール太陽光発電技術であ り、新たなビジネスチャンスとして、その 素材から始まり、各国のメーカーでは熾烈 な競争を展開している。
*主な新世代太陽光発電パネル
主な原料 主なメーカー 薄膜型 シリコン シャープ
カネカ 三菱重工 化合物型 銅
インジウム
昭和シェル石油 ホンダ
色素増感型 有機色素 TDK 太陽誘電 ソニー
【日本は世界でも有数の技術を有し、
その設備・発電量もトップクラスである。】
・発電設備容量(2005年シェア)
1位 ドイツ 38.6%
2位 日本 38.4%
3位 米国 12.9%
・発電生産量(2005年シェア)
1位 日本 54.9%
2位 ドイツ 22.8%
3位 米国 10.4%
【太陽光発電のシステム価格(1kWh当たり)】
・ 普 及 に 伴 い、1993年 の370万 円/kWhから 2005年の66万円/kWhにまで低下している。
【新エネルギー利用の義務制度】
・ 「新エネルギー等電気利用法」
(RPS=Renewables Portfolio Standard法)
電気事業者に対して、太陽光・風力・地 熱・バイオマス・中小水力などの新エネ ルギーを一定以上利用する事を義務化し た制度。
【太陽光発電に関する各種取り組み
(日本経済新聞より)】
(ホンダ)
・ 熊本県大津町のホンダソルテック(ホン ダの子会社)は太陽電池の増産を始める。
現在の稼働率は3割程度だが、フル稼働 を目指す。(2007. 7. 19)
(イオン)
・ イオンは2008年度から順次、食品主体の スーパーに太陽光発電装置を導入する。
将来は食品スーパーのほぼ全店につける 予定である。(2008. 1. 25)
(日清紡)
・ 日清紡は20億円を投じ2009年度に太陽電 池製造装置の生産能力を3倍にし、10年 度には同装置の販売を10倍の300億円にす る計画。(2008. 4. 3)
(シャープ)
・ シャープは2011年末までにイタリアに世 界最大級の太陽光発電所を共同設置し、
太陽電池パネル工場の建設も検討する。
パネルはシャープが開発した薄膜型と呼 ばれる新タイプで、投資額は数百億円規 模になる可能性がある。(2008. 5. 18)
・ 国内住宅向け太陽電池で、電力変換効率 が2〜5割程度高い新製品を発表。シリ コンタイプの太陽電池では業界最高の変 換効率14.4%。(2008. 6. 5)
(ソニー)
・ ソニーは製造コストの安い新タイプの色 素増感太陽電池を開発した。現在普及し ているシリコンの製造費が1/5 〜 1/10に なる見通し。(2008. 5. 25)
(三菱化学)
・ 三菱化学は2009年に植物工場を運営する 事業者向けに、発光ダイオードと太陽電 池を組み合わせた照明システムを発売す る。(2008. 6. 5)
(昭和シェル石油)
・ 昭和シェル石油は2011年に世界最大級の 太陽光発電パネル工場を建設する。2007 年の世界生産の4分の1に当たる規模で、
投資金額は1千億円強。(2008. 7. 2)
(オースラ:アメリカ)
・ オースラが手がけるのは太陽熱発電。大 量の鏡で集めた太陽光を熱源に水を沸騰 させ、蒸気でタービンを回して発電する。
太陽電池に比べ巨大な施設が必要だが、
基本構造は単純で既存技術を応用しやす い。日中に作り出した熱を蓄える事で、
夜間でも発電できる。(2008. 3. 12)
(日本)
・ 経済産業省は太陽光発電を本格的に普及 させる為、家庭向けに補助金制度や優遇 税制を検討。今後3〜5年で住宅用発電 システムの価格を半額にする目標を示し た。なお、現在の住宅用太陽光発電シス テムの導入費用は1戸あたり230万円程度 であるが、この制度により110万円程度ま で価格を下げる事ができる。(2008. 6. 22)
・ 6月に発表された地球温暖化の総合対策
(福田ビジョン)にて、太陽光発電の導入 を2020年 に 現 在 の10倍、2030年 に40倍 に 拡大する目標を掲げている。(2008. 7. 2)
( 2005年が約142万kW、2020年は約1,420万 kW、2030年は約5,680kW。)
(フランス)
・ フランスでは、2020年末以降に建設する 一般住宅を含む全ての建物に太陽光発電 など再生可能エネルギーによる発電装置 の設置を義務付け。(2008. 6. 18)
日本の太陽光発電導入量(出力)の推移
日本における太陽光発電の導入量とシステム価格・発電コストの推移(1993 〜 2005年度)
太陽光発電生産量の国際比較(2005年)
世界の太陽光発電設備容量(2005年末)
【マイボイスコム㈱によるアンケート調査】
【参考資料】地球温暖化統計データ集2009(㈱三冬社発行)
電気事業者による太陽光発電の導入実績の推移(1987 〜 2004年度)
太陽光発電のイメージ(複数回答) 太陽光発電に関する知識(複数回答)
太陽光発電システムの自宅への導入状況 太陽光発電の導入意向
(太陽光発電を導入していない人)
(出所:松山市役所HP)
最近の県内経済動向をみると、
生産活動は一部の製造業を中心に 概ね高水準で推移しているが、原 材料価格の上昇等によるコスト アップ要因や世界景気の減速懸念 が増しており、先行きは不透明で ある。雇用環境は力強さに欠け、
足踏み状態。個人消費は、日用品 などの物価上昇も明らかとなり、
物価についても昨年8月以来上昇 している。しかし、家電販売は堅 調な売行きを持続しており、大型 小売店は食料品が底堅い売行きを 続けている。
最近の愛媛県内景気
生産活動 最終需要動向 企業倒産動向
原 材 料・ 燃 料 費 の コ ス トアップ要因があるも の の、 外 航 船 等 の 輸 送 機械を中心とした一部 製造業で概ね高い水準 を維持している。
住宅着工戸数は建築基準 法改正の影響が落着きを みせているものの、鋼材 高や販売不振により減少 傾向にある。大型小売店・
スーパーの売上は減少し ているが、食料品・家電 販売は堅調に推移してい る。新車乗用車販売台数 は7月に前年を上回った。
2008年 1 月 〜 8 月 は、
負債総額は前年減であっ たが、倒産件数は前年増 となった。
6月の鉱工業生産指数(05年=100、季節調 整済速報値)は、97.6〔前月比▲0.8%、前年同 月比(原指数)+1.3 %〕であった。生産活動は、
原材料価格上昇というマイナス要因があるもの の、需要は底堅く、概ね高水準を維持している。
業種別では、海運を中心とした輸送機械が高水 準を維持している他、非鉄金属、プラスチック 製品、化学工業、一般機械、パルプ製品等の業 種も堅調に推移している。
《公共工事》
(西日本建設業保証㈱の保証取扱い実績)の 請 負 金 額 は、 6 月68.5億 円( 前 年 同 月 比 ▲ 44.1%)、7月150.6億 円(同+0.5%)、8月149.4億 円(同+13.2%)であった。7月、8月と前年プ ラスであるが、減少傾向にある。
《住 宅》
新設住宅着工戸数は、5月884戸(前年同月 比▲9.8%)6月817戸(同▲33.3%)、7月955戸(同 +37.4%)、であった。昨年6月は建築基準法の改 正による駆け込み需要があったため、今年度大 幅減となっており、7月は反動で増加している。
建設・住宅…公共工事は大幅な前年割れ、住宅着工は一服感が見える 生 産…鉱工業生産指数は概ね高水準を維持している
90 95 100 105 110 115 120
6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8 7 6
2007 年 2008 年
(%)
-10 -8 -6 -4 -2 0 2 4 6 8 10 鉱工業生産指数(05年=100季節調整済)
(資料:愛媛県企画情報部統計課)
(月)
前年同月比(%)
公共工事請負金額
(資料:西日本建設業保証㈱)
0 50 100 150 200 250
(%)
(億円)
-60 -50 -40 -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 70
8 7 6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8
2007 年 2008 年
(月)
前年同月比(%)
0 200 400 600 800 1,000 1,200
(%)
(戸)
-50.0 -30.0 -10.0 10.0 0 30.0 50.0
新設住宅着工戸数(利用関係別)
(資料:国土交通省)
7 6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8 7
2007 年 2008 年
(月)
給与住宅
貸家
持家
分譲住宅 前年同月比(%)
《大型小売店》
百貨店とスーパーの売上高(前年同月比は店 舗調整済)は、4月172.8億円(同▲4.5%)5月 171.3億円(同▲4.9%)6月167.9億円(同▲8.0%)
であった。食料品は堅調に推移しているものの、
衣料品・身の回り品・高額商品の不冴えが響 き、前年減となっている。
《新車乗用車》
新車乗用車(小型車+普通車+軽自動車)の販 売台数の月次の前年同月比増減は、5月+2.9%、
6月▲4.7%、7月+12.8%であった。
《消費者物価指数》
(05年平均=100、松山市・ 6月)は、101.9(前 月比+0.3%、前年同月比+1.4%)であった。消 費者物価指数は、昨年8月以降次第に上昇して きており、プラス幅は拡大傾向にある。本格的 に原材料の値上がりの影響が出始めている。
消 費…大型小売店は引き続き低調、新車乗用車は低水準に推移
物 価…消費者物価は上昇幅膨らむ
0 1,000 2,000 3,000
(%)
(台)
-30 -25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20
新車乗用車販売台数
(資料:愛媛自動車販売協会 愛媛県軽自動車協会)
7 6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8 7
2007 年 2008 年
(月)
前年同月比(%)
(普通車+小型車)
前年同月比(%)
(軽自動車)
普通車+小型車 軽自動車 0
50 100 150 200 250 300
(%)
(億円)
-8 -7 -6 -5 -4 -3 -2 -1 0 1 大型小売店売上高(店舗調整済)
(資料:四国通商産業局)
6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8 7 6
2007 年 2008 年
(月)
前年同月比(%)
2月前年同月比 +1.3
98.5 99.0 99.5 100.0 100.5 101.0 101.5 102.0 102.5
(%)
-1 -0.5 0 0.5 1 1.5 2 消費者物価指数(松山市)
(資料:松山市)
6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8 7 6
2007 年 2008 年
(月)
前年同月比(%)
有効求人倍率(季節調整値)は、5月0.88(前 年同月比▲0.01p)、6月0.87(同±0.00p)、7月 0.86(同▲0.01p)であった。 好調な製造業が集 中する東予地域は高水準を維持する一方、中予・
南予地域では1倍をきっており、低迷している。
県内全体でみると、力強さに欠ける。
(p=ポイント)
2008年(1月〜8月)の企業倒産(負債総 額1,000万円以上)は、発生件数89件(前年同期 比+5.9%)、 負 債 総 額337億2,400万 円( 同 ▲ 74.0%)であった。昨年3月に県内過去最大の 1,000億円を超える大型倒産があったため、前年 比大幅減である。前年と比べると、金額は減少 しているものの、件数は増加しており、今後、
拡大が予想される。業種別で多いのは、建設業 で41件、次いで卸売・小売19件であった。原因 別では、販売不振58件と既往のシワ寄せ10件を 合わせた不況型倒産が全体の76%を占めてい る。
企業倒産…負債総額減少したものの、負債件数増加
雇 用…業種・地域で差があり、力強さに欠け、足踏み感がみられる
0.6 0.65 0.7 0.75 0.8 0.85 0.9 0.95 1
(ポイント)
(倍)
-0.1 -0.05 0 0.05 0.1 有効求人倍率
(資料:愛媛県)
7 6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8 7
2007 年 2008 年
(月)
前年同月比(ポイント)
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100
(%)
(億円)
-200 -100 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900
企業倒産(負債総額)
(資料:㈱東京商工リサーチ)
8 7 6 5 4 3 2 1 12 11 10 9 8
2007 年 2008 年
(月)
8月の負債総額 115 億円 8月の前年同月比 2485.2%
前年同月比(%)
7 月の負債総額 129.7 億円