事業所毎に事業内容が、加算の対象となっているか確認する。
対象となっているならば、以下の要件を満たすようにする。
①現行加算要件
加算Ⅲ以上をとる。
→ キャリアパスの整備 育成計画の策定・実施 職場環境改善の取組実施
②職場環境等要件
区分ごとに1つ以上の取組をする。
→ 過去の処遇改善加算計画書を再確認。
平成20年10月以降にマルをつけていた項目は、カウント可能。
(既に要件を満たすならば、新たな取組を求めるものではない)
不足している場合は、計画書作成前に取組を行い、周知する。
③見える化要件
ホームページへの掲載等で「加算取得状況」と「賃金改善以外の処遇改善に関す る取組内容」を公表する。(2020年度から)
特定加算(Ⅱ)以上をとるには・・・・
1.事業所毎に特定加算額の試算を行う。
介護報酬総単位数(見込み)×サービス別加算率×1単位の単価
2.事業所毎に職員グループの人数を整理する。
・A施設・・・経験・技能のある介護職員 ○人
他の介護職員 ○人
その他の職種 ○人 計○人
・B施設・・・経験・技能のある介護職員 ○人
他の介護職員 ○人
その他の職種 ○人 計○人
3.配分の目安を算出する。
「4:2:1」の比率で配分した場合の一人当たりの改善額を算出
特定加算額の試算
例)
加算支給額 月70000円
①経験技能のある介護職員 1人 → 20000円×1人=20000円
②他の介護職員 4人 → 10000円×4人=40000円
③その他の職種 2人 → 5000円×2人=10000円 計70000円
各職員の年収が440万円以上(法定福利費を含めない)であるか確認する。
①440万円以上の職員がいる場合
→ 要件を満たす。
②440万円以上の職員がいない場合
→ 440万円以上となるように賃金改善する 又は
月8万円以上(法定福利費を含む)の賃金改善をする。
③上記①②に該当するのが難しい場合
→ 例外規定を適用する理由を明確にする。
【参考】 ※いずれも事業主負担分
①健康保険料・・・・・・・4.96%
②厚生年金保険料・・・・・9.15%
③介護保険料・・・・・・・0.865%
④子ども子育て拠出金・・・0.34%
⑤雇用保険料・・・・・・・0.6%
⑥労災保険料・・・・・・・0.3% 合計16.215%
⇒ 月8万円÷116.215%≒68,838円
⇒ 賃金6万8838円+法定福利費事業主負担分≒月8万円 (40歳~64歳の場合)
経験・技能のある介護職員の配分要件対応
経験・技能のある介護職員の定義をどのようにするか検討する。
【基本】
介護福祉士の資格を有し、所属する法人等における勤続年数が10年以上
⇒ 各事業所の裁量で要件を柔軟に設定することが認められている。
例)・他の法人や医療機関における経験を通算する。
・能力評価や等級システムを活用するなどして、10年以上の経験 を有しない者であっても業務や技能等を勘案して対象とする。
【経験・技能のある介護職員がいない場合】
制度の趣旨からいえば、事業所内で相対的に経験・技能の高い介護職員を「経験・技能のあ る介護職員」のグループとして設定し、その中で月額8万円以上の賃金改善となる者等を設定 することが基本
⇒ 介護職員間における経験・技能に明らかな差がない場合などはこの限りでない。
※どのような経験・技能があれば該当するかについては、労使でよく話し合いの上、
判断することが重要
経験・技能のある介護職員の定義づけ
配分をどのようにするか検討する。
①事業所ごとか、法人一括か
②職員グループは、どこまでを対象とするか
(経験・技能のある介護職員のみか、他の介護職員まで含めるか、
その他の職種まで含めるか)
③加算分の支払いは、「基本給」「手当」「賞与・一時金」のいずれか
④職員ごとの配分は、同じグループ内ならば均等か、差をつけるか
(4:2:1の配分ルールは、平均でみる)
【考慮すべき例】
・「経験・技能のある介護職員」の中でも貢献度に差がある。
・「他の介護職員」は、勤続1年の職員も勤続9年の職員もいる。
・「その他の職種」について、職種によって賃金改善の必要性が異なる。
配分の方法検討
配分の事例
経験・技能の ある介護職員
他の 介護職員
その他の 職種
10万円UP
5万円UP
2万円UP 5万円UP
0円UP 1万円UP
0円UP 1万円UP
2万円UP 3万円UP
6万円UP
3万円UP
5万円UP
1万円UP
3万円UP
1万円UP
平均
約1.2万円UP 平均
約2.9万円UP 平均
6万円UP