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・擦り減る、短くなる、黄色くなる、ヒビが入る、

脆弱になる 2.顎骨

・全体的に細く小さくなる 3.歯肉

・委縮するため、相対的に歯冠部が長く見えるように なる。薄くなり、弾力がなくなる

・義歯を使用している場合は挫滅傷が発生しやすい

4.顎関節

・平坦化し、脱臼を起こしやすくなる 5.唾液腺

・委縮し、口腔が乾燥し、味覚障害、嚥下障害を起 こす

6.下顎や舌の不随意運動 ・義歯が不安定になる 7.その他

・歯科治療した部分の破損、脱離、不適合 ・不適切な義歯安定剤、接着剤の使用

口腔の加齢変化

一般的なアセスメント手 法で、口腔内領域に問 題があると予想された場 合、このような『歯科治 療必要性判断チャート』

にてアセスメントを行い、

ニーズをより的確に把握

し、歯科医療従事者に

精査を依頼してください。

要介護者の義歯や口腔内を

見てみましょう

義歯の破折

義歯の破折

クラスプの破折

義歯に付着した汚れ

義歯ブラシ

義歯に付着した歯石

義歯に付着した歯石の洗浄

むし歯・う蝕

グラスアイオノマーセメントを使用

グラスアイオノマーセメント

による充填

補綴物の脱落

残根をセメント充填した 後に、新義歯を作製

旧義歯

新義歯

治療困難な残根

残根による炎症

降圧剤( Ca 拮抗薬)による歯肉増殖

欠損 多発性う蝕

その他にも・・・

歯周病

口腔カンジダ症 舌苔

その他にも・・・

義歯清掃不良 口腔清掃不良

その他にも・・・

20年使用し、咬耗した人工歯

義歯安定剤の誤使用による堆積 義歯不適合

義歯による口内炎

その他にも・・・

一年間装着したまま放置された 認知症患者の義歯

義歯を装着したままの状態で 放置された口腔内

その他にも・・・

3 .訪問診療について

訪問診療の器材

すべての治療ができるとは限らない

・時間的制約

・患者、術者の姿勢の自由度の制限 ・器具、機械の制限

・有病高齢者を扱う歯科診療の危険性

・ 口腔ケアや簡単な歯科治療以外は、可能であれば、

診療設備の整った診療所に通院するのが望ましい

様々な制限のある訪問診療よりも、介護タクシーなどを利用して 診療所まで通院して頂いた方が、治療の選択肢が大幅に増える

訪問診療の注意点

BP(ビスホスホネート)系薬剤

・ボナロン

・フォサマック

・リカルボン

・ダイドロネル

抜歯などの外科処置が困難な理由①

・ベネット

・アクトネル

・ボノテオ etc…

BP 系薬剤関連顎骨壊死( BRONJ )

BP 系薬剤を内服している患者に発生する特徴的な顎 骨壊死症状で、抜歯などの口腔外科手術後に創傷治 癒が正常に機能しない事により発生・重篤化する。

一旦発症すれば症状は進行性で、極めて難治である。

訪問診療では、止血困難な場合に、対応が 難しい

抗血小板剤

・パナルジン

・プレタール

・バイアスピリン etc…

抜歯などの外科処置が困難な理由②

抗凝固剤

・ワーファリン

・ヘパリン

・エパデール

etc…

口腔ケアについて

口腔ケアとは

口腔の疾病予防、 健康 保持・増進、リハビリ テーションによりQOLの向上を目指した科学で あり、技術である

口腔ケアの目的

• 誤嚥性肺炎や口腔からの感染の予防

• 爽快感の付与

• 口臭の除去

• 審美的な回復

• おいしく安全に食べられる

検診、口腔清掃、義歯の着脱と手入れや、咀 嚼・摂食・嚥下のリハビリなどの口腔機能訓練、

歯肉・頬部のマッサージ、食事の介護、口臭 の除去、口腔乾燥予防などがあります。

その中でも、口腔清掃と、口腔機能訓練が中 心となります。

口腔ケアの内容

口腔清掃

~ 口腔内の細菌を減らし、おいしく食べるために ~

• 歯ブラシによる清掃が基本

• 粘膜(口蓋・頬・舌・口唇)や義歯の清掃もおこなう

• 食前の清掃は効果的

口の中がさっぱりしてから食事をすると、味がはっきり する

誤嚥性肺炎の予防になる

• 1回の時間は短くてよいが、毎日継続することが重要

• 深呼吸,肩、首の運動

• うがい運動

• 唇、舌の運動

• 口腔周囲筋マッサージ

• 口腔内マッサージ

• 咳払い訓練

• 発音訓練

口腔機能訓練

~ 気管への細菌の侵入を防ぎ、咀嚼力や飲み込む力をつけるために ~

おわりに

要介護者と接する中で、日頃の様子や体調 の変化に気付き、それが口腔内の状況の悪 化と関連していると予想された場合には、義 歯や口腔内を見るように心がけてください。ま た、ケアプラン作成時にも口腔状態を確認し てください。

そして、歯科治療が必要であると判断した場

合には、歯科医院への連絡をお願いします。

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<資料1>5 第 10 回介護支援専門員と岐阜市歯科医師会との懇話会

質問事項と回答

(一社) 岐阜市歯科医師会

【訪問関係】

Q1 訪問歯科診療の交通費に関して家族から質問があるが、どうしたらよいか。

A1 一般的に交通費は発生しますが、詳細は担当歯科医と相談してください。

Q2 訪問歯科診療の対象は。

A2 常時寝たきりまたはこれに準ずる状態で、病気やけがなどにより通院が困難な状態の 場合が対象になります。

Q3 歯に痛みはないが、口腔ケアのみを依頼するのにも地域連携支援センターに連絡して よいのか。

A3 地域連携支援センターにご相談下さい。

Q4 訪問診療を依頼する場合、訪問歯科医の指定はできるのか。

A4 かかりつけ歯科医を最優 先に紹 介して いますが 、希望 により 可能な場 合もあ ります 。

Q5 訪問歯科診療でも、治療回数は診療所に通院するくらい回数がかかるか。

A5 治療内容によっては回数がかかる場合がありますので、担当歯科医と相談して下さい。

【義歯関連】

Q6 義歯不適合で歯科診療所も点々とされていて、予約日にもキャンセルされる患者の場 合、訪問での診療は可能か。

A6 一般的に歯科医院に受診可能な方は訪問診療の対象外です。

Q7 義歯を入れたばかりの患者が痛がっているので歯科医院の受診を勧めたが、慣れるま で我慢すると言って受診しようとしない。そういうものなのか。

A7 新たに義歯を装着した時、数回の調整が必要であるのが一般的です。調整の必要性が あると思われますので、受診を勧めてください。

- 2 - Q8 顎がやせた方の義歯の安定は困難なのか。

A8 義歯の安定が困難になる ことが 多いで す。かか りつけ 歯科医 に相談し てみて 下さい 。

Q9 義歯が壊れた場合修理するのにどれぐらい期間が かかるのか。

A9 破損の程度により異なります。破損が小さければ、その場で修理することができます。

また破損が大きく、すぐに修理出来ない場合は、1週間ぐらいかかることもあります。

ただし、破損の程度によっては修理不可能な場合もあります。

Q10 歯がない状態で食事を問題なくされている方はそのままでも良いか。

A10 義歯が必要とは 限らないケースもあり ますが、一般的には歯 の欠損は補綴した方が 良いことが多いです。かかりつけ歯科医に相談して下さい。また、「歯科治療必要性 判断チャート」も利用してみて下さい。

Q11 義歯の清掃はヘルパーでも可能か。

A11 サービスの利用計画書に「口腔ケア」が記載されていれば可能です。

Q12 義歯の調子が悪い方だが、訪問診療で義歯の作製は可能か。

A12 可能です。しか し、義歯新製よりも義 歯修理の方が、よい予 後を生む場合も多いで す。担当歯科医と相談してください。

【口腔ケア関連】

Q13 食欲がなくて困っている方がいる。どうしたらよいか。

A13 歯科的問題だけでない場合も考えられます。その場合は、多職種で連携して問題を 解決することが必要になってきます。

Q14 脳梗塞後,胃瘻になってしまった患者がいる。口腔機能向上訓練をしてくれるとの 事だが訪問でしてもらえるのか。

A14 胃瘻の患者にも口腔ケアや口腔機能訓練は必要です。まず、地域連携支援センター に連絡してください。

Q15 治療終了後に引き続いて定期的な口腔ケアもお願いしたいが可能か。

A15 可能です。担当歯科医にご相談ください.

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【歯科治療関連】

Q16 歯科治療に際して注意する薬にはどのようなものがあるか。

A16 抗凝固薬やビスフォスフォネート薬等、注意を要する薬剤は多くありますが、その ような薬を投与されている場合は、基本的に処方している主治医と連携を取ります。

Q17 独居で認知症があり、口腔状態が非常に悪い方がいるが、どうすればよいのか。

A17 訪問歯科治療可能と思われる方であれば、地域連携支援センターに一度相談して下 さい。また、「歯科治療必要性判断チャート」も活用して下さい。

Q18 超高齢の方で抜歯適応歯があるが、抜歯は可能か。

A18 一般的には、主 治医と相談し全身状態 が良好であるなら可能 です。訪問治療希望の 場合は地域連携支援センターに連絡してください。

Q19 血液の抗凝固薬を止めずに抜歯を行うことはあるのか。

A19 最近は投薬を止 めず抜歯を行うケース が多いです。しかし、 患者の全身状態によっ ては抜歯を回避することもあります。

Q20 車椅子の利用者が通院しやすいスロープ設置、エレベーター設備などのある歯科医 院の施設状況の情報がわからないので知りたい。

A20 地域連携支援センターにご相談下さい。

【その他】

Q21 患者が退院されたが、かかりつけの歯科医院に階段があり通院困難になった。転院 するしかないが、情報が欲しい。

A21 地域連携支援センターにご相談 下さい。

Q22 高齢者の歯科健診にはどのようなものがあるか。

A22 節目健診と通所介護施設等への歯科健診があります。

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