第 3 章 年末調整をやりなおす
平成 28 年1月分の
給与処理をはじめる
1年間の処理が終了した後、年次更新を実行すると、翌年の処理をはじめる ことができます。
年次更新を実行して、翌年の給与処理をはじめる
[随時処理]-[年次更新]メニューで、年次更新を実行します。
[実行]を押します。
[バックアップ確認]の画面が表示されますので、
当年のバックアップデータを作成してください。
年次更新が終了すると、下図のメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
年次更新が終了すると、「平成27年(2015年)12月」から、翌年「平成28年(2016年)0月」に なります。給与処理月を1月に進めて、1月の処理をはじめてください。
≪年次更新後のデータ領域≫
年次更新を行うと、「平成27年(2015年)12月」から「平成28年(2016年)
0月」に更新されます。[データ領域管理]-[データ領域選択]メニューに表示 されているデータ領域も、以下のように表示されます。
<年次更新前> <年次更新後>
平成28年(2016年)のデータ領域には、
前年以前のデータが保持されています。
過去のデータを確認する場合は、各メニューの [条件設定]画面で、参照する処理年を選択して ください。
参 考
処理年が翌年に更新され、処理月が「0月」になります。
※データ領域は増えません。
処理年を選択します。
[導入処理]-[給与体系登録]-[給与体系登録]メニューの[給与支給日一括更新]画面が開きます。
給与支給日や土日・祝日にあたる支給日の設定方法を指定し、[実行]ボタンをクリックします。
続いて、[給与体系登録]画面の[給与支給日等]ページが表示されますので、内容を確認し、登録 します。
※賞与の支給日は更新されません。[給与体系登録]メニューの[賞与支給日]ページで設定してください。
<例> 翌年の給与支給日(25日)が土曜日にあたる場合で前日(24日)に支給する場合は、「0:土日・祝祭日の 場合は前日にする」を設定します。[実行]ボタンをクリックすると、[給与体系登録]画面の[給与支給日 等]ページに、25日が土曜日の月の支給日には、24日(金)が表示されます。
【
翌年1月の給与で精算する場合】
①[導入処理]-[給与体系登録]-[勤怠支給控除項目登録]-[勤怠支給控除項目登録]メニューの [控除]ページで、差額精算するための項目を控除項目に用意します。
翌年1月分の給与の所得税欄で精算すると、翌年の年末調整に加味されてしまうため、必ず、
別の控除項目で精算してください。
②給与処理を1月に進めます。
③[年末調整]-[還付金処理]-[還付金データ転送]メニューの[還付金データ転送-条件設定] 画面で、以下を指定して[OK]ボタンをクリックします。
使用していない項目に、差額を精算するための 項目を用意します。
「前月複写」は「0:複写 しない」を指定します。
[基本設定]ページで、年末調整 精算月から転送する給与処理月を 確認し、集計方法を指定します。
[項目設定]ページで、[項目選択...]ボタン
翌年1月分の給与(または賞与)で精算する場合
④[還付金データ転送]画面が開きますので、1月分の給与に還付金データを転送する社員に チェックを付けます。
[実行]を押して、給与処理に還付金データを転送します。
【
翌年1月の賞与で精算する場合】
①年次更新を行う前に、[年末調整]-[年末調整一覧表]-[過不足税額一覧表]メニューで、
過不足税額一覧表を印刷します。
※[過不足税額一覧表 - 条件設定]画面の[集計項目設定]ページで、「≪差引超過額≫」と「≪差引不足額≫」
を選択します。
②[導入処理]-[給与体系登録]-[勤怠支給控除項目登録]-[勤怠支給控除項目登録]メニューの [控除]ページで、差額精算するための項目を控除項目に用意します。
翌年1月分の賞与の所得税欄で精算すると、翌年の年末調整に加味されてしまうため、必ず、
別の控除項目で精算してください。
※【翌年1月の給与で精算する場合】の①と同様です。
③賞与処理を1月に進めます。
④1月の賞与処理で、①で印刷しておいた過不足税額一覧表を確認しながら、②で用意した控除 項目にその過不足税額を入力します。
※過不足税額一覧表にある「≪差引超過額≫」に金額がある(還付する)場合はマイナスで、「≪差引不足額≫」
に金額がある(追徴する)場合はプラスで入力します。
転送された差額は、翌年1月分の[給与処理]画面の指定した項目に、
還付する場合はマイナス、追徴する場合はプラスで表示されます。
第 章
年次更新を行い、翌年に進んでからでも、前年の帳票を参照したり印刷する ことができます。
前年のデータを参照する
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年次更新後に、前年のデータを参照する
● 年末調整関連の帳票を参照する
1月末までに提出する合計表・総括表や、それ以外の賃金台帳や年末調整一覧表などの年末調整関連 の帳票は、各メニューを開くと、平成27年(2015年)のデータが初期値で表示されますので、その まま参照・印刷してください。
「平成27年(2015年)」が初期値で 表示されます。
このまま参照・印刷してください。
平成27年の年末調整をやりなおす場合は、33ページ≪参考:年次更新後に、平成 27年の年末調整をやりなおす場合≫をご参照ください。
参 考
● その他の帳票を参照する
年次更新後に、平成27年(2015年)の管理資料などを確認する場合は、各メニューの条件設定画面の 処理年で、「平成27年(2015年)」を選択するだけで確認・出力できます。
「平成28年(2016年)」が初期値で表示されます。
「平成27年(2015年)」を選択しなおして、
参照・印刷してください。