次
二
乙
酉
つ
四
月 十 八 日
螺
一 吉日
良 辰一
。
ウ
ツ
ノ ヒ
マロ
ヘ
サ づ ケ
ヲ
掛
毛
畏
幾
。
七
座 山 天
神
宮 宇津
乃
広 前
仁
。
捧
二
神 酒
幣
帛 之 供具
一。
ル ゴ ン
シユ
フ シ ヲ シ シ ユハ 一 七 日 奉
レ
勤
一一 修
柱 源 神 法
護
摩並
仁
王
護
国 般 若経
つ
旨 趣
者
。ノ ワ タ リ ヲ
ヘコ テ ヲ
ノィ
ウ
ニ
今 年 春
従三] 月
m
夏
至
一 四月
噂
暴 風 跋
レ
内 館 文 庫 所 蔵 資料
の
研 究
(
四
)
(
長 谷 部
) ケ シ ゥ ス
テ ベ
稽
首 敬−
白 役 門 大
衆
敬
勉 明 和二 乙
酉
年
四
月 十
八 日
(
佐 藤
)
こ の
諄 辞
は 四
月 十 八 日 に
撰
述
さ れ
て い
る
こ
と、 七
座 山 天 神 宮
の
広 前
に て
神
酒、
幣 帛
の
供
具
を 捧
げ、
七 日
間
に わ た
っ
て、 柱 源 紳 法
護
摩と
仁 王 護
国
般若 経
を 修
行
し た
こ
と を 伝 え
て
い
る と こ ろ か ら、
前 掲
発 願 紀 年 録に み た
「
常 例
の
護
摩 祈檮
」
の
時
の
も
の
と 見
な し
う
る
も
の
で あ る
。
た だ
こ の
諄 辞
で は、
今 年
春二
月
よ り
夏
四 月
に
至 る ま で
、
暴
風と
細
雨が
続
き
、
青
苗 も ま さに そ こ
な わ れ ん と し て
、
人 民 が
大
い
に
憂
え て ハ
た こ と が
、
祈 濤
の
「
旨 趣
」
と な
っ
て
い
る
。
こ れ
を
見 れ ば、 祈 疇
儀
礼は
例 年
同様
で
あ
っ
て も
、
そ
の
祈 願
目
的
は
年 毎
の
天 候 や 事
情
に
応
じ て
様
々 で
あ
っ
た と 思
わ れ る
。
こ の
諄
辞
に み る よ う に
、
七
座
山 天 神 宮 は
、
天
候
不 順な ど
の
災 害
が 起
こ
っ
た
揚A
口
に
祈
願 する
宗
教 的
聖 地で
あ
っ
た
。
こ の
点
に
つ い
て
、
常 例
の
祈
濤
日
で は な
い
が
、
明
和
四
年
(一
七 六 七
)
に
、
七
座 山
の
巌
座が
欠 け る こ
と が あ り
、
こ
れ が た め に
蝗
害
が
発
生し た と 観
念
し て
、
天 神
宮 前
に て
神 楽
を 奉 納
し た
時
の
祝
詞 があ る
。
二 四 六
(26
)
〔
資 料
1
七
〕
(
包 紙
)
七
座
山 御 神
楽 祝
詞(
包
紙裏
)イ
ハ
ケ ラ カ ク ル コ フ ヲ
明 和
四 丁 亥
年
七
座
磐
座 有レ
欠 是
年
蝗 纛 害
レ
稼
是 時 有ゴ
神
フ
楽一
奏
二
祝
詞一テ
ス
リ
ル
フ
ト キハ
リ キハ
コ
ト シ
ホ ン セ ト ル
敬 白
自
二
太
古
一 不レ
欠 不
レ
崩
之 謂
二
常 磐
一 堅 磐 竝 年 明 和四
龍 次
二
丁 ユ
ノ
ハイ ク ラ ソ
ハコ ク リ
レ て テ こ 一
亥
年 春
七
−
座
−
山
磐
座若
干有
レ
欠
於
レ
是 氏
「
子 恐
美
惶
美
謹
美
敬
牟
ト イハ
レ ノ メ
ハ
ゥ ニ
レ
ルハ
ノ シ ル シ
ニ
リ
旨
趣 者
夫国
−堅 必 依
二
山 川一
山
崩
川−
竭 凶 之
徴
也
故 有
二泰 山
レ ケ ン レ ン カ ノ タ ン
ク イ ラ ク ツ キ ノ キ
ノ
ノ
ヲ ノ バ
ク
ル
ニ
其 頽
乎歎
一 又聞
二
伊
雉 竭 河 竭
夏
商 亡 之 謹戒
一 民 要 全 拠二
五
穀
一 リ
ン ナ ル
ハ
ヲ
ト ハ
ヲ
コト
ト シ
五
穀
国家
所ゴ
以
昌
熾一 五
福
以レ
冨 為
レ
始 政
事 以
レ
冨 為
レ
本 今
−
年
夏
テ
ニ
ヲ コ ツ テ ア リ ニ 自
二
六
月一 秋 至
二
七 一月 蝗 蠡
大
−
発
五
穀
甚 害
故 氏 子無
レ
所
二
手
ヲ クニ ニ
ハ ナゴ
ハ カ ノ
ヲ
リ
フ
ノ ヲ
ニハ コ
ゥ
ノ ヲ ク
フ ヲ ミ フ テ
足
措
一朝 乾
レ
喉 有
二
攘
レ
蝗 之 声一 夕 礁
レ
唇 聞
二
追
レ
蠡 之 哀一 於
ニ ニ ニ
ソ ミ ゥ ク ラ ヲ
テ ヲ
テ ノ
是
七
座 山 天 神 宮 広
前
奏二
御
神 楽一 備ご
神 酒 幣 一
帛 抽
三一 業 相 応 之
ヲ
メ
ノ
ヲ
テ
テ ル
リ キ
ク ハ
志一
致
ゴ一 心 清 浄 之
誠
一敬
ー
以 奉
レ
祈 仰
−
願 蝗 蠡 退 散
五
穀 成 就 国
テ
タ ス ケ
家 安 全 氏 子 豊
饒
仁
神
変 神 通 力於
以
守
玉 比
祐
玉 比 登
今
日 別
当
リ キ
ル
リ
神
宮 寺某 甲
氏 子 六
千
人 同時
同 心仁
奉
レ
仰 奉
レ
祈
事
乃
由
於
。
平
介
キ コ シ メ ン
ア ス
久
安
介 久
聞 知
給
比 登
謹
上再
拝 再拝
敬−
白
こ れ
等 を 見
る と 七
座 山 天 神 宮
は
、
災 異
の
徴 候
現わ れ る
場 所
で
あ り
、
同 時
に
こ こ に
お
い て
祈
濤
(
ま た は
神 楽 な ど
)
す
る こ と に よ
っ
て、 災 異 を 鎮
静
化 ま た は回
復
す る
力
の
あ る
場
所 と 観念
さ れ
て い
た こ
と が 伺
え る
。
そ れ は ま た
英
泉の
み な ら ず 近
在
の
人
々 の 土ハ 通
の
観 念
で も あ
っ
た
ろ
う
。
さ
て、 発 願 紀
年
年 録の
宝 暦 十
四
年
の
段
に
戻
っ
て
、
祈 疇
法会
の
構 成
に
つ い て
考 え
て み る
。
こ の
記 述
の
み か ら 詳 細
な
儀
礼
次 第
は
知
る こ
と が
で
き な
い
が
、
要
点は
次
の 二 つ
に
絞
る こ と が で き る
。
一
、
国
家 安 全、
五
穀 成
就
の た め に
柱 源
護
摩 を 修 行し て
い
る
。
二、 風 雨 順 時
、
諸 人 安
寧
の た め に
仁 王 般 若
経
を
真 読
し て い
る
。
こ の
柱 源 護 摩
と
仁 王
経
の
修
法 を二 つ の
中
心と
す
る
祈 檮 儀
礼の
構 成 は
、
先
に
見 た 天
神
宮遷
宮式
や 役 小
角
一千
五 十
年
忌の
際
に は 見 ら れ な
い
も
の
で あ
っ
た
。
こ の
年
か ら
始
ま る 七
座 山 天
神 宮
の
護
摩祈 檮
と は
、
英
泉
の
考
案に よ
る
新
し
い
儀 礼
構 成 なの で は な
い
だ ろ う か
。
こ の
年
以
前
の
修 行
経 歴 に おい て
、
英
泉は
次
に
列
挙 す る よ う に山 形
の
修 験
者 達か ら
柱
源
神
法 関 係の
修 法
書
を
多
数相
伝
し て
(
貿
)
い
る
。
柱
源 供養
法
延
享
三
年 十一 月 八 日
柱 源
護 摩 記 延 享四
年
二
月
七 日
柱
源 柴 燈護
摩事
延 享四
年 九 月 上 旬
柱 源
神 法 柴 燈護 摩
之 事 延 享
四
年
九 月 上 旬 内 館 文 庫 所 蔵 資 料
の
研 究
(
四
)
(
長 谷 部
)
(
佐 藤
)
柱 源 神 法
寛
延二
年
三 月
二
十 八 日
柱
源 神 法寛
延三
年
六 月 十 九 日
こ
う
し た
柱 源
神
法 関 係テ キ
ス
ト の
蒐 集
研 鑚 を ふ
ま え た
う え で
、
天 神 宮
に お け
る
柱
源 護 摩は
修 法 さ れ た と
老 え ら れ る
。
と
こ ろ で
柱 源
神 法
に
つ い て
次
の
よ う な 解 説
が あ る
。
役 行
者
神変 大
菩 薩 直 伝と
い
わ れ る
「
柱 源 神 法 護 摩」
は、
修 験 道
の
修 法
の
な か で も 極 秘 儀
の
も
の と さ れ て い
る
。
こ
の
「
柱 源
」
の 二
字
は、 宇 宙 万 象
の
和 合
の
根
源
を 表 示 し て
い
る
。
す な わ
ち
柱 源
の
「
柱
」
は
、
こ の
修 法
に
用
い
る
水
輪
上 に 立て ら れ た
二
本
の
乳 木 を さ し て い
る
。
そ し て
、
こ の 二
本
あ う ん
の
柱
を 阿 吽 出 入
の
命 息
と
定
め る
。
次
に
「
源
」
は
、
一
切 衆
生の
和
合の
本
源 を意
味 す る。
そ し て
こ
れ を
合
わ せ た
柱
源の 二
字
は、
自
身 五大
の
家
を
建
て る こ と を 示 す
。
そ し て
水
輪
の
上
の こ の 二
本
の
乳 木 を 取 り は ず し
て
重
ね あ わ す
こ と
に よ り
、
父 母
二
気
の
命
息 が合 体
し
、
仏 種 を 生
じ、 や が
て
仏 と し て
出 生 す る
義 を 説
く
。
こ の よ う に
柱
源
は、 す
べ
て
の
陰 陽
の
和
合
の
本 源
で あ り、 ひ
い
て は す
べ
て の
存 在
の
根 本
で
あ る と し て
い る
。
さ
ら に そ れ は
和
合
の
根 源
で
自
然
の
原 理
で
も あ る
。
こ の よ う
に
和 合
の
原 理・ 根 源 を 表 示 す る
修
法が
「
柱
源 神 法護
摩」
(28
)
な
の で
あ る
。
二 四 七
内 館 文 庫 所 蔵 資 料
の
研 究
(
四
)
(
長 谷 部
)
(
佐 藤
)
こ
れ は
、
室 町
期
に
流 布
し て い
た
修
験 道 切
紙 を 編集
し た と 伝
(
29
)
え ら れ
る
『
峰
中灌
頂 本
軌
』
(
別 名、
修 験 秘 再 鈔
)
の
「
柱 源 之 事
」
を 中 心
に
要 約
し て い
る
も
の で、
い
わ
ば
柱
源に
関 す る
古
伝
と
考 え
て よ
い
も
の で
あ る
。
端 的
に
言 え ば
、
こ こ に 示 さ れ た
柱 源 神 法
と は
男
女の
交 合
に よ り
新
し い
生
命
の
誕 生 す
る こ と を
、
陰
陽 説 や 仏教
教 説 を介
し な が ら 象 徴 的
に
儀 礼
化し た
も
の
と 言
え る だ
ろ
う
。
こ こ で
想
起さ れ る の
が イ ザ ナ ギ・ イ ザ ナ ミ に よ る
国 生
み の
神
話で あ る
。
二
神 は オ ノ
コ ロ
シ
マ
に
降
り て、
ア
マ
ノ ミ
ハ
シ ラ を 立
て そ の
柱 を ま わ り
、
ミ ト ノ
マ
グ ワ イ を な し て
多 く
の
国
々
を 生
む の で あ る
。
こ こ に
修 験 道
儀
礼
で あ る
柱 源 神 法
と
神 道
伝
承で
あ
る
国 生
み
神 話
と
の
間
に
共 通
の モ
チ ー
フ の
あ る こ
と を 指
摘
で
き る
。
イ ザ ナ ギ
・ イ ザ ナ ミ は 七
座 山 天 神 宮
に
祀
ら れ
る
第
七
代
の
男 女
神
で あ る
。
〔
資
料−
二
〕
で は
神 代 記
国
生み
の
事 は
祝 詞 中
に
読
み 込 ま れ
て い
た
。
七 座 天 神
の
神 話 的
イ メ ー ジ
に、
諾 冊 夫
婦神
に よ る
国 生 み
の
伝
承 が 大 き く影 響
し て
い
る こ と は
、
容
易
に
想 像
で き よ う
。
天 神
宮
の
祈 疇
法 会 を
構
成 す る 一つ
と し て
、
柱 源 護 摩 が 採 用 さ れ た の は こ の
辺 り に
理
由
が あ る
の
で は な
い
だ ろ う か
。
次
に も 一う
つ
の
儀
礼、 仁王 般 若
経
の
真
読に
つ い て
考
え る
。
仁 王
経
に
関
す る
修 法 書
の
伝 受 も 英
泉
は 山 形
か
ら 得
て い る
。
(30
) 仁 王
経
大 事延
享
四
年
七
月
四 日
内 館
文 庫
に
伝
え ら れ
る
仁 王
経
は
不 空
訳
の
も
の で、 正
し
く は
二
四 八
『
仁
王
護
国 般 若 波 羅 密 多 経』
と
い
う
。
こ の
経
典の
真
読
が 七 座 山 天 神 宮
の
祈
濤 法 会に
採 り 入
れ ら れ る こ
と に な
っ
た
事 由
を 考 え る に あ た
っ
て、 英
泉
や 周 囲
の
修 験 者
達
が仁
王
経 を ど う 捉
え
て い
た
か
調
べ
る 必 要 が あ る
。
そ
こ で
次
の
資 料
を 採り あ げ
る
。
こ れ は
筆 跡
は
英 泉
の
手 に
似
て い
る が 題
名
、年
時、 撰者
等と も に
記 載 を 欠 く も
の で あ る
。
冒 頭
「
仁 王
護
国 般 若 波 羅 密経
序 品第
一」
と
始 ま る が
、
全
体
の
内 容
は
同
経
以外
に 公
事 根 源 集 釈
、太 平 記
、
等
の
諸 書
か ら
の
抄 出 文 を 編
集
し て い
る も
の で
あ る
。
英 泉
の
撰
述 と 特 定は で き な
い
が、
神 宮
寺 修 験者 達
が
仁
王 経
を ど
の
よ
う
に
捉 え て
い
た か
を
伺
わ せ
る
資 料
で あ る
。
( 31
)
〔
資 料
ー
八
〕
二
三 溝晒 ヨ 没 昔
皮
叫隹
墜 釜亠
予
口 旧
醗
弔一 ハ
ヒ
ム ア
ス
ト
ト
ノ
ス レ
ア
仁 者 人 也 上 下 相
−
親
謂
レ
之 為
レ
仁
。
王
者
主 也衆
庶 尊 重 謂レ
之
サ カrー
ト ト ト カ キ リ ト
為
−
王
。
護 者
加 衛 也
。
国 者 城 域 也
。
般
若
者智
恵義
也。
波
羅ト
ト フ ヲ ス ヲ ト
密 者
到 彼 岸
義
。経
者 貫 也 摂 也 貫二
所
詮
一義
摂二
所
化
生一
序 者
因
ト ト ト ニ
ノ ヲ
由 也
。
品
者
類 別 也。
第 者 次 也
。
一
者
首 也。
八 品 中 此 品 居
レ
首 故 云 云
○ 受 持 品
第
七
ま ブ
ニ
レ テ
ノ
ニ
ノ
ド
シ
仏
告
二
波 斯 匿 王一 我 当
下
滅 度 後 法 欲
二
滅 尽一 時
・
諸 国 王
等
皆応
下
メ ヲ ニ
ス ヲ ノ ソ ナ ラ ン つ
受一 一
持
是 般 若 波 羅密
一大 作
中
仏 事
上一
切 国
土 安 立 万 性快 楽
皆レ リ
ニ
ノ
ニ
ソ ノ
ニ
セ
由
二
此 般 若
波
羅密
一 是 故付
ゴ属 諸
国
王一 不
レ
付
ゴ
属 比 丘 比 丘 尼 清