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駆 『鯉1

ドキュメント内 山根 広大 (ページ 73-79)

図64起 点 サ イ ン の 設 置 イ メ ー ジ 図(南 大 沢 駅 前)

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5.考 察

本 研 究 で は 、 回遊 性 の 向上 に必 要 な 要 素 を探 る た め に、 い くつ か の 市 街 地 に お け る案 内サ イ ン を調 査 した。 そ して 、 回 遊 性 の観 点 か らサ イ ン シス テ ム を 検 討 す る事 例 と して 地形 や 、 公 園 な どが 多 い とい う特性 か ら南 大 沢 が 有 用 で あ る と考 え た。 そ して本 研 究 が検 討 した 案 内サ イ ン で は 、

①歩行者 が現在地 を簡単 に把握 できる

②歩行者 が現在地 に応 じた公 園や緑地(回 遊 スポ ッ ト)を 知 るこ とがで きる

③歩行 中に安 心感 を与え る案 内サイ ン

を 目指 した 。 これ を 達成 す る た め に 、本 研 究 で は領 域 配 置 型 サ イ ン の 考 え方 の も と、4.2の よ うな案 内サ イ ン をひ とつ のア ウ トプ ッ トの例 と して検 討 した。

こ の案 内サ イ ン は 、 丁 目を も とに市街 地 を5っ の ゾー ン に 区切 り、 さ らに各 領 域 内 に公 園 ・緑 地 の エ リア を設 置 し、歩 行 者 に市 街 地 を 空 間 的 に認 識 させ る と い うシス テ ムで あ る。 ま た 、 各 案 内 サ イ ンで 南 大 沢 駅 ま で の 距 離 を表 示 す る こ とで 、 起 点 まで の距 離 を把 握 しや す くす る こ とを 目指 した 。 これ に よ っ て、 歩 行 者 が 自分 の現 在 地 と 目的 地 、起 点 の位 置 関係 を容 易 に認 識 で き 、安 心感 を得 られ る と考 え た。 そ して 、 エ リア の概 念 に よ って 様 々 な 公 園 ・緑 地 を知 らせ る こ とで 歩 行 者 の 回遊 を促 す こ とが で き る と考 えた 。 ま た 、 そ れ に よ って 歩 行 者 が今 ま で 知 らな か っ た 場 所 や 散 歩 コー ス を見 つ け 、 南 大 沢 を再 発 見 す る楽 し さ に もつ な が る と期 待 で き る。

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6.結 論

本 研 究 が検 討 した 、領 域配 置 型 サ イ ンの利 用 の 流 れ を南 大 沢 に展 開 した場 合 、 まず 起 点 サ イ ンで 目的 地 とそ の ゾー ン を把 握 し、 そ れ か ら案 内 サ イ ンに 従 っ て 歩 き 、 目的 地 に 到 着 す る、 とい うもの で あ る。 これ は一 見 す る と従 来 の 案 内 サ イ ン と同 じ構 図 だ が 、領 域 配 置 型 サ イ ン で は 目的 地 ま で の道 中 とい う点 で 異 な る。 そ れ は 、案 内サ イ ンが公 園 ・緑 地 の サ イ ン を重 視 し、 エ リア と して 表 示 し て い る こ とだ。 これ に よ って 、 歩 行 者 は歩 き な が ら、道 中に 様 々 な 公 園 が あ る と知 る こ とが で き る。 本研 究 で は これ が 、歩 行 者 に 「ち ょっ と行 っ てみ よ うか な 」 と よ りみ ち を促 す 機 能 と して期 待 で き る と考 え られ た。 ま た 、 よ りみ ち に お い て も、 元 々 の 目的 地 が 「どの 色(ゾ ー ン)な の か 」 とい うこ とを把 握 して い る こ とで 、 も し別 の ゾー ン に入 った と して も 「も との 色 ま で行 け ば い い 」 と 思 わ せ られ 、 よ り安 心 して よ りみ ちが で き る と考 え られ る。 本 研 究 で は 、 こ の よ うな安 心感 と 「ち ょっ と行 っ て み よ うか な 」 と思 わ せ る思 考 モ デ ル の創 出 が 回 遊牲 の 向 上 に つ な が る と考 え 、 これ を 達 成 す るサ イ ン シ ス テ ム と して 、 領 域 配 置 型 サ イ ン の概 念 が 有 用 で あ る と結 論 づ け る。

本 研 究 で は 、 南 大 沢 を事 例 と した が 、 他 の事 例 と して 、 回遊 性 を 高 め る こ と で 街 の魅 力 向 上 が 期 待 で き る市 街 地 に も有 用 と考 え る。 例 えば 、観 光 地 で は 、 地 区名 な どに よ る ゾー ン分 けや 、観 光 施 設 に ヒエ ラル キ ー を も たせ た エ リア 分 け な どが挙 げ られ る。 これ に よ っ て 、 従 来 で は 線 的 な動 線 だ っ た も の に、 面 的 な 広 が りを持 た せ る こ とが で き 、 よ り広 範 囲 で ど こに何 が あ る の か 、 とい うこ とを歩 行 者 に認 識 させ られ る と考 え られ る。 ま た 、現 在 地 の位 置 関 係 を容 易 に 把 握 で き る とい う点 か らも 、初 め て の 来 訪 者 で も、 よ り多 くの施 設 へ と促 す こ とが で き る と考 え られ る。 さ らに 、 紙 面 の 地 図 と組 み 合 わ せ る こ とで 、 よ り効 果 的 な観 光 案 内 が 可 能 に な る と考 え られ る。 他 に は 、 防 災 とい う観 点 で は、 各 地 の緊 急避 難 場 所 ご とに ゾ ー ン を 区切 り、海 沿 い の 地 域 な らば 海 岸 線 ま で の距 離 をエ リア 、他 の 地 域 で あ れ ば 駅 ま で の 距 離 をエ リア とす る と、 日常 的 に 自分 の避 難 経 路 を意 識 で き 、 有 事 の 際 は速 や か な避 難 が 期 待 で き る。 この よ うに 、 領 域 配 置 型 サ イ ン は様 々 な 目的 に応 用 す る こ とが で き、案 内 サ イ ン の公 共 物 と

して の 役 割 を高 め る こ とが で き る と考 え られ る。

今 後 の 課題 と して は、 検 討 した 案 内 サ イ ン が色 、 形 、 設 置 場 所 、 動 線 の観 点

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か ら、 実 際 に 歩行 者 に対 して どの よ うな影 響 を与 え るか を検 証 し、 さ らな る課 題 点 を追 求 す る こ とで あ る。 ま た 、案 内 サ イ ン の素 材 や 質感 につ い て も、 これ らが どの よ うに歩 行 者 の 認 知 に影 響 を及 ぼす か 分 析 す る必 要 が あ る。 今 後 は 、 サ イ ン シス テ ム と して だ け で な く、案 内 サ イ ンの グ ラ フ ィ ッ ク が歩 行 者 に対 し て 直接 的 に どの よ うな影 響 を与 え るか を 明 らか に して い きた い。

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参考文献

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