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区役所保健子ども課 

(1)事業の概要 

母子保健訪問指導やこんにちは赤ちゃん事業等によって支援が必要と判断された家庭に 対して、ケース検討会議を開催して支援の方針決定等を行い、区役所保健子ども課の保健師 が直接支援を行うほか、ホームヘルパーによる家事、育児の援助や助産師等による訪問支援 を行う。 

(内容) 

  ①ホームヘルパーによる家事や育児の援助    ②保健師、助産師等による相談・指導等   

 

(2)成果指標値の推移

成  果  指  標 H20基準  H26実績  H26目標  達成度 

養育支援訪問件数 ―  35 件(335 回)  ―  ― 

H21 事業開始 

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(3)平成26年度に講じた施策の内容

ヘルパー事業所の関係職員に対し、研修会及び情報交換会を実施した。 

(4)総括

特に養育支援が必要な家庭に対して、適切な支援をタイムリーに行うことで、早期対応 ができ、子育て支援の充実につながっている。 

 

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92  歯科保健推進事業 

健康づくり推進課 

区役所保健子ども課 

(1)事業の概要

    ・子どもの頃から、基本的な生活習慣を身につけるとともに、むし歯予防に効果的なフッ  化物の利用を推進する。 

・歯科保健事業の企画と歯科保健基本計画の進行管理を行い、市民、関係団体との協働に  よる 8020 運動の推進を図る。 

(内容) 

① 歯科保健推進協議会を設置し、市民、関係団体との協働での事業の推進を図りながら  事業の進捗状況の確認を行う。 

②8020 推進員事業の充実を図る。 

・8020 推進員(8020 推進ボランティア)の育成 

・8020 推進員による地域活動の支援   

③フッ化物応用 

・1歳6か月児を対象にフッ化物塗布を実施 

・4〜5歳児を対象に保育所・幼稚園においてフッ化物洗口を実施 

・障がいのある未就学児を対象にフッ化物塗布と歯科相談を実施 

・小学校でのフッ化物洗口導入に向けたモデル事業の実施 

④歯と口の健康週間事業 

・歯科保健関係団体との共催による啓発イベント「歯の祭典」の実施 

・「食と健康フェア」における啓発及び歯科相談等の実施 

・保育園・幼稚園、学校等における歯科健康教育の実施   

(2)成果指標値の推移

成  果  指  標  H20基準  H26実績  H26目標  達成度 

① 8020 推進員の地域活動回数  125 回  427 回  155 回  A 

② 8020 推進員の地域活動参加者数  9,481 人   49,598 人  11,500 人  A 

③1 歳 6 か月児むし歯有病者率   4.7%   3.2%  4%  A 

④3 歳児むし歯有病者率(H24 年度か ら対象。時期が 3 歳 1 か月から 3 歳 6 か月になった) 

24%  25%  25%  A 

⑤歯と口の健康週間行事参加者数  2,130 人  12,335 人  2,750 人  A   

8020 推進員の増加により、地域活動数及び地域活動参加者数も増加傾向にある。 

1歳6か月児のむし歯有病者率は目標(4%)を達成している。むし歯の判定は既治療も 含むことから、3歳児のむし歯有病者率は3歳児健診の対象時期が3歳から3歳6か月に変 更となったことも影響し、平成24年度に増加した。平成26年度は前年度に比べ減少して おり、目標も達成しているが、むし歯の予防に向けた更なる取り組みが必要である。 

8020 推進員や歯科関係団体等との連携による取り組みの充実により、歯と口の健康週間  行事の参加者は年々増加している。 

 

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(3)平成26年度に講じた施策の内容

①歯科保健推進協議会の開催 

歯科保健関係団体代表者等による歯科保健推進協議会を開催し、平成24年度に策  定した第3次歯科保健基本計画に基づき、市民の歯と口腔の健康維持のため必要事 項を協議した。また、むし歯予防に効果的なフッ化物洗口の小学校での取り組みや 障がい児(者)の歯科医療について、検討委員会において協議した。 

②8020 推進員育成事業及び地域活動支援事業 

平成26年度の育成数は73名と毎年増加していることにより、8020 推進員から なる熊本市 8020 健康づくりの会が行う歯科保健普及啓発活動が活発に展開されてい る。 

   

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③歯と口の健康週間事業 

熊本市歯科医師会との共催で「歯の祭典」を開催し、市民への口の健康に関する情  報提供を行った。 

食と健康フェアについても同団体や熊本市 8020 健康づくりの会との連携のもと、 

歯科相談、フッ化物洗口体験、かむ力測定、だ液検査、熊本市 8020 健康づくりの会 紹介コーナー等を行い、延べ 1,338 名が参加した。 

また、保育所・幼稚園、学校等において、歯みがき教室等の歯科健康教育を実施し  た。 

④むし歯予防に有効なフッ化物洗口の実施 

        フッ化物洗口を新規導入した保育所・幼稚園は2園(合計98園)であった。また、

小学校におけるフッ化物洗口普及モデル事業の実施は 7 校に増加した。 

 

(4)総括

  平成26年度にかけて歯と口の健康週間事業参加数が増加傾向にあるのは、小学校にお  けるフッ化物洗口の実施児童数(延人数)が増えたためである。また 8020 推進員の活動  の場が増えたことにより、8020 推進員の地域活動が充実してきた。小学校におけるフッ  化物洗口を推進する上でも 8020 推進員の支援が大きな力となっている。 

また、1歳6ヶ月児のむし歯有病率は年々減少傾向にあり、3歳児は平成26年度に 目標値に到達したものの、他の政令指定都市と比較すると高い状況にある。 

平成27年度以降は3歳児のむし歯有病率を減少するめに、妊娠時からの歯と口腔に 関する情報提供を行うとともに、保育所・幼稚園等での健康教育や、健康づくりに関す る啓発イベント等を通じ、歯と口の健康づくりに関する情報提供を行い、市民の意識の 向上を図る。 

また、保育所・幼稚園でのフッ化物洗口のさらなる推進を図るとともに、小学校におけ  るフッ化物洗口普及モデル事業の検証を行い、学校関係者及び保護者への効果や安全性等  についての説明と全校実施に向けた準備を進める。 

                                     

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