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  聖書より:「信仰がなくては、神に喜ばれることはできない」(へブ 11:6)。また、「神の 義は、その福音の中に啓示され、信仰に始まり信仰に至らせる」(ロマ 1:17)。以上の聖句 から見ても、信仰は救われる面において非常に重要な意味を持っている。

一、  何を信じるのか

  1.真の神を信じる(ヨハ14:1)

△  神はただひとりしかいないことを信じる(マル12:29、ヨハ17:3、Iコリ8:6)。

△  万物は神によって創造されたことを信じる(へブ11:3、3:4、創1:1)。

△  人間の生死、幸、不幸はみな神によって決められることを信じる(サム上2:6〜7、

申32:39、イザ45:7)。

△  全知、全能、遍在の神であることを信じる(ロマ16:27、マタ19:26、エペ4:6)。

△  神は深く世人を愛し、万民に恵みを与えることを信じる(ヨハ3:16、ルカ6:35、

詩145:9)。

  2.イエスを信じる(ヨハ14:1) 

△  イエスは聖霊によってみごもった乙女マリアから生まれたことを信じる。言が肉 体となり、その後世人の罪の為に十字架に付けられて葬られた。また、聖書の言 うとおりに三日後復活され、四十日後昇天され、天国へ戻られた。後の日、イエ スは必ず天から降り、人に対しそれぞれの行いによって万民に報いるのである(マ タ1:18〜23、ヨハ1:1〜2、14、Iコリ15:1〜4、使徒1:3〜9、Iペテ3:22、使徒 17:31、マタ25:31〜34、41、46)。

△  イエスは唯一の救い主であり、彼の尊い血に頼って初めて救われて神の御前に進 むことが出来る事を信じる(ルカ2:11、使徒4:12、ヨハ14:6、へブ10:19〜20)。

△  イエスと父とは一つであり、イエスは真の神であることを信じる(ヨハ10:30、ロ マ9:5、イザ9:6)。

  3.聖霊を信じる

△  聖霊は神の霊であり、神ご自身でもあることを信じる。なぜなら、主が 神は霊 である と言ったからである(ヨハ4:24、マタ3:16)。

△  父の霊 や イエスの霊 とも呼ばれる聖霊が、同じであることを信じる。な ぜなら、父とイエスとは一つだからである(エペ4:4、Iコリ12:4、マタ10:26、

使徒16:7)。

△  クリスチャンは必ず主イエスの約束の証印である聖霊を得ることが出来ることを 信じる(ヨハ7:37〜39、エペ1:13〜14、ルカ11:13)。

△  聖霊が人に降ったときに異言を語ることを信じる(使徒 10:44〜46、19:6〜7、I コリ14:2)。

  4.神の言である聖書を信じる 

△  聖書は神の霊感を受けて書かれたものである事を信じる(II テモ 3:16、II ペテ 1:21)。

△  神の言葉はみな真実で頼りになり、また、力がある事を信じる(箴30:5、ルカ1:37)。

△  神の約束は必ず成就される事を信じる(イザ 46:10、エゼ 12:26〜28、ロマ 4:20

〜21)。

△  神は必ず自分の言ったその言葉が、この世をさばくことを信じる(ヤコ 2:12、ロ マ3:19、ヨハ12:48)。

△  神の言葉は添削する事が出来ない(申12:32、黙22:18〜19)。   5.神が設立した真の教会を信じる

△  教会に従うことはキリストに従うのであり、教会を拒むことはキリストを拒むの である(ルカ10:16、マタ18:17)。

△  昔ユダヤ人は主を信じたが、神が肉体となってこの世に来られたイエスを信じよ うとしなかった。それは、悪魔に惑されたからである(ヨハ8:37〜45)。

△  イエスを信じるが、彼の聖霊によって設立した真の教会を信じないのは間違いで ある。なぜなら、教会はイエスの体だからである。真の教会に反抗することは、

すなわちイエスを拒むことである(使徒9:4〜5、エペ1:23)。

△  真の教会には次の条件が必要である。すなわち、①キリストの聖霊がともにいる

(ロマ8:9、Iコリ12:13)。②しるしと不思議が伴う(マル16:17〜20、へブ2:3

〜4)。③伝えられるものが聖書と一致する(ガラ1:6〜9、IIコリ11:2〜4、4:6)。

△  真の教会は主が聖霊によって罪を許すことと、罪をそのまま残すことを行うとこ ろである(ヨハ20:21〜23、マタ18:17〜18)。

二、  真の信仰

  1.心から信じる(マル11:22)

△  神の言葉が真実であり、正確であることを信じる(黙21:5、ヨハ4:50〜53、創15:5

〜6)。

△  心から神の言葉に賛成する(ロマ10:9、Iテモ1:15、4:8〜9)。

△  神の言葉を疑わず、心から信じる(ロマ4:20〜21)。

  2.絶対服従する(ヨハ12:36)

△  信じるがそれに従わないのは本当の 信仰 ではない。例:ナアマンはエリシャ に従わなかった(列王下5:10〜12)。金持ちの青年は主の言葉に従わなかった(マ タ19:21〜22)。

△  従順は信仰の表れである。例:アブラハムの従順さと盲人の従順さ(へブ 11:8、

17、ヨハ9:6〜7)。

△  行いの無い信仰は死んだものである(ヤコ2:19〜26)。   3.完全に神に託す

△  信じるが頼らないのは薄い信仰である(マタ8:23〜26、マル4:35〜40)。

△  神が顧みるのを深く信じる(へブ11:6、Iペテ5:7、マタ6:30〜32、Iコリ10:13)。

△  すべてを主に託す(詩37:5、ピリ4:4〜7、イザ26:3)。

三、  信仰の効果   1.神に喜ばれる

△  アベルは信仰によっていけにえを捧げたので神に喜ばれた(へブ11:4)。

△  エノクは信仰によって神と共に歩み、神に喜ばれ、共に移された(へブ11:5)。

△  信仰がなくては、神に喜ばれることができない(へブ11:6)。   2.信仰によって義とされる 

△  人が義とされるのは律法の行いによるのではない(ロマ3:28、ガラ2:16)。

△  人が義とされるのは良い行いによってではない(エペ2:8~9、ロマ4:4~7)。

△  人が義とされるのはイエスによるあがないによるのである(ロマ 3:24~25、28、

使徒13:39、ガラ3:7)。   3.魂が救われる

△  信仰の効果は魂の救いを得ることである(Iペテ1:9)。

△  主の御言は、魂を救うことができる(ヤコ1:21)。

△  福音はすべて信じる者を救う(ロマ1:16、ヨハ3:15~16、36)。   4.将来を見ることが出来る

△  イサクは信仰によって、来るべき事についてヤコブとエサウとを祝福した(へブ 11:1、20、創27:27~29、38~40)。

△  ヨセフは信仰によってイスラエル人が将来エジプトへ行くと指摘し、自分の骨に ついて指図した(へブ11:22、創50:24~25)。

△  私たちも信仰によって万物の結末と、天国の栄光を知るようになった(II ペテ 3:8~13、Iコリ2:9、ロマ8:17~18)。

  5.祈りが聞き入れられる

△  主は言った「祈りの時、信じて求めるものは、みな与えられるであろう」(マタ21:22、

マル11:24)。

△  信仰による祈りは病気が治る(ヤコ5:14~15、マタ9:20~22)。

△  疑う人は主から何も得られない(ヤコ1:6~7)。   6.神の加護を得る

△  ノアは信仰によって箱舟を用意しておいた為、家族全員が救われた(へブ 11:7、

創6:13~22、7:17~23)。

△  イスラエル人は信仰によって過越の祭を守っていた為、長男絶滅の災いを逃れる ことが出来た(へブ11:28、出エジ12:1~13、21~29)。

△  ラハブは信仰によって使者をもてなしたので、エリコの町の人々と一緒に滅びる ことがなかった(へブ11:31、ヨシュ2:12~14、17~21)。

  7.絶望からの生還

△  信仰によってサラは出産期を過ぎたにもかかわらず、妊娠して子供を産むことが 出来た(へブ11:11、ロマ4:19~21)。

△  アブラハムは信仰によって、イサクを捧げようとしたが、真の神は彼を死から救 った(へブ11:17~19、創22:9~14)。

△  イスラエル人は信仰によって乾いた地のように渡ることができ、エジプト兵の追 撃から逃れることができた(へブ11:29、出エジ14:13~30)。

  8.勇敢になる

△  モーセの両親は信仰によって王の命令を恐れず、モーセを三ヶ月間隠した(へブ 11:23、出エジ1:22、2:1~2)。

△  エズラは信仰によって王に兵隊を出して自分たちを守ってもらうように頼まず、

専ら神に頼って四ヶ月間危ない道を歩きながらも安全にエルサレムについた(エ ズ8:21~23、31~32、7:9)。

△  信仰によって信者は危険な生活や患難を恐れない(へブ13:5~6、詩46:1~3、使徒 21:13)。

  9.真心を持って捧げる

△  アブラハムは信仰によってひとり子を捧げた(へブ11:17~18、創22:15~17)。

△  ザレパテのやもめの女は信仰によって預言者エリヤをもてなすために、貴重な食 物を捧げた(列王上17:8~16)。

△  初期教会の信者たちは、信仰によって教会に畑と財産を捧げた(使徒 2:44~45、

4:36~37)。

  10.喜んで苦しみを受ける

△  モーセは信仰によって、喜んで贅沢な生活を捨てて神の民と一緒に苦難を受けた

(へブ11:24~26)。

△  信仰によって聖徒は拷問にかけられ、あざけられ、むち打たれ、縛り上げられ、

投獄されることもあるほか、命まで捨てた(へブ11:35~38)。

△  信仰によって古代聖徒は、主のために苦しみを受けることを喜びとし、栄光とし た(マタ5:10~12、Iペテ4:12~13、ロマ8:17~18)。

  11.敵に打ち勝つ

△  イスラエル人は信仰によってエリコの城壁を七日間回ったため、城壁は崩れた(へ ブ11:30、ヨシュ6:11~20)。

△  ダビデは信仰によってペリシテの勇士ゴリアテに打ち勝った(サム上17:31~51)。

△  この世に打ち勝たせるものは我々の信仰である(Iヨハ5:4、Iペテ5:9)。

四、  信仰の源   1.説教を聞く

△  パウロは言った「信仰は聞くことによるのであり、聞くことはキリストの言葉から 来るのである」(ロマ10:17)。

△  五旬節に説教を聞いたエルサレムの人々は心を強く打たれ、三千人がイエスを信 じバプテスマを受けた(使徒2:37~41)。

△  神の真理は人に信仰と望みをもたせる(ヨハ20:30~31、ロマ15:4、IIテモ3:15)。   2.神からの賜物

△  信仰は神が各自に分け与えたものである(ロマ12:3、Iコリ12:9、使徒3:16)。

△  「信仰は人の知恵から出たものではなく、神の力である」(Iコリ12:4~5、エペ2:8)。

△  信仰が強くなるよう、主に求めるべきである(ルカ17:5、マル9:24)。   3.試練を受けて信仰が強まる

△  「信仰はためされて、火で精錬されても朽ちる外はない金よりもはるかに尊い事が 明らかにされる」(Iペテ1:7、ヤコ1:2~4)。

△  アブラハムはイサクを捧げた経験から「アドナイ・エレ」と言う断固とした信仰に よって、彼は年をとった僕に故郷への嫁探しを命じた(創24:2~7、40、参考―創 22:13~14)。

△  ヨブの信仰は試練によって強まった(ヨブ23:10、42:1~5)。

五、  不信仰の不幸   1.生前の刑罰

△  イスラエル人は不信によって、大半が荒野で死んだ(へブ 3:19、I コリ 10:5、民 14:11~12、26~30)。

△  サマリヤの軍長は預言者エリシャの話を聞かなかったので、踏まれて死んでしま った(列王下7:1~2、17)。

△  ザカリヤは天使の言葉を信じなかったので、口がきけなくなってしまった(ルカ 1:19~20)。

  2.死後の滅び

△  信じない者は罪に定められる(マル16:16、ヨハ3:18)。

△  硫黄の火の湖に投げ込まれる(黙21:8、19:20)。

△  永遠の滅びに至る刑罰を受ける(IIテサ1:8~9)。   3.神の言に対するあやふやさ

△  ただ、信仰によって私たちは堅く立つことができる(IIコリ1:24、ロマ11:20)。

△  だから少しも疑ってはいけない(ヤコ1:6、へブ3:12)。

△  十分な信仰を保たなければならない(コロ2:2、Iテサ1:5)。

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