大分類 I は、職業分類表に設定された小分類項目(379 項目)の 47%(178 項目)をしめ、9 つの大分類項目のうち最も項目数が多い。これは、元々、技能関連の項目が多かったことに
ひとつの中分類項目のもとに小分類項目が 10 項目以上設 中分類 55「金属加工の職業」(小分類 10 項目)
定されているもの 中分類 58「電気機械器具組立・修理の職業」(小分類 10 項目)
細分類項目 小分類への格上げ 求人規模を考慮して小分類レベルに格上げした。
559-10 金属製家具・建具製造工
559-20 金属製品製造工(一貫作業によるもの))
589-40 電子機器部品製造工 659-10 パタンナー
719-10 楽器製造工 719-30 筆記用具製造工 739-40 玉掛工
809-20 選別工 809-30 の一部 軽作業員
*新設 624-10 〜 99 分類基準の変更:仕事別に代わり製品別に缶詰・瓶詰・レトルト食品製造工の 3 項 目を設定した。
809-20 の一部 ピッキング作業に対応する項目として商品選別工を設定した。
分割 559-22 工具製造工を治工具製造工と金型製造工に分割した。
項目名の変更 655-20 衣服以外のミシン縫製工 → 身の回り品ミシン縫製工 728-10 機械包装工 → 製品包装工
734-10 建設機械運転工 → 車両系建設機械運転工 755-20 試すい工 → ボーリング工
777-20 建具ガラスはめ込工 → 建具ガラス取付工 777-30 室内装飾工 → 内装工
809-30 〜 37 〜雑務員 → 〜軽作業員
特掲項目の細分類独立 求人の多い特掲項目は細分類レベルに項目を設定した。
519-53 非破壊検査員 539-51 ガラス製品検査工
143
582-23 テレビ・画像端末機組立工 589-51 液晶表示部品製造工 589-76 電子部品検査工 599-21 自動車検査工 603-31 カメラ組立工 721-23 自動車内張工 792-14 引越作業員 794-21 新聞配達員 794-23 ルートセールス員 801-21 ごみ処理作業員 801-22 し尿処理作業員 809-31 用務員
809-38 公園・ゴルフ場整備員 雑多項目(-99)から細 349-10 個人宅掃除員
*分類レベルに引き上げた 559-99 自動車解体工、ダイカスト工 職業 689-99 DTP オペレーター
728-99 ラベル・シール貼工
779-99 外壁工
*、住宅水回り設備取付工
*809-99 浄化槽清掃員
809-99 小売店軽作業員
*809-99 会場設営作業員
*(注)*印は仮置きの項目名である。
144
図表 38 大分類 I 「生産工程・労務の職業」の細分類項目に係る改訂素案
現行(平成 11 年改訂) 新規求人数
合計
集約・特掲
コード合計 改訂素案 主な改訂理由
I 生産工程・労務の職業 2,108,387
51 金属材料製造の職業 29,702
511 製銑工、製鋼工 2,654 511 製銑工、製鋼工
511-10 製銑工 410 511-01 製銑工 ○求人
511-11 炉前工(高炉) 97 511-02 製鋼工 特掲項目(枝番)の職業名については、いずれの求人規
511-12 樋管理工(高炉) 7 511-03 鋳物用鉄溶融工 模とも小さいことから、細分類の項目には採用しない。
511-13 鋳銑機工 20
534
511-99 他に分類されない製銑工、製鋼工
511-20 製鋼工 864
511-21 溶銑予備処理工 0 (分類番号の対応)
511-22 転炉工 2 511-01:511-10〜13
511-23 電気炉工(製鋼) 77 511-02:511-20〜27
511-24 取べ(鍋)精錬工 10 511-03:511-30〜32
511-25 造塊工 46 511-99:511-99
511-26 連続鋳造工(製鋼) 11
511-27 連鋳精整工 0
1,010
511-30 鋳物用鉄溶融工 339
511-31 キュポラ工(鋳物) 4
511-32 電気炉工(鋳物) 29
372
511-99 他に分類されない製銑工、製鋼工 344 344
512 非鉄金属製錬工 1,957 512 非鉄金属製錬工
512-10 非鉄金属溶融炉工 626 626 512-01 非鉄金属溶融炉工 ○求人
512-20 非鉄金属浸出・浄液工 36 36 512-02 非鉄金属電解工 「非鉄金属浸出・浄液工」「銅製錬工(電解法を除く)」
512-30 非鉄金属電解工 380 380 512-03 半導体材料製錬工(多結晶シリコンなど) 「貴金属製錬工」 「金属ウラン製錬工」
512-40 銅製錬工(電解法を除く) 13 13 512-04 非鉄金属鋳込造塊工 は求人規模が著しく小さいため、細分類項目を廃止する。
512-50 貴金属製錬工 16 16 512-99 他に分類されない非鉄金属製錬工
512-60 半導体材料精錬工 333 333
(多結晶シリコンなど) (分類番号の対応)
512-70 金属ウラン製錬工 2 2 512-01:512-10
512-80 非鉄金属鋳込造塊工 193 193 512-02:512-30
512-99 他に分類されない非鉄金属製錬工 142 142 512-03:512-60
512-04:512-80
512-99:512-99、-20、-40、-50、-70
513 鋳物工 6,310 513 鋳物工
513-10 調砂工 451 451 513-01 調砂工 ○求人
513-20 中子工 554 554 513-02 中子工 すべての細分類の単位で一定規模の求人があるため、
513-30 鋳型工 629 513-03 鋳型工 それぞれの集約職業名を細分類の項目に設定する。
513-31 手込造型工 655
1,566
513-04 鋳込工
145
513-32 機械込造型工 282 513-99 他に分類されない鋳物工
513-40 鋳込工 476 476
513-99 他に分類されない鋳物工 740 740 (分類番号の対応)
513-01:513-10
513-02:513-20
513-03:513-30〜32
513-04:513-40
513-99:513-99
514 鍛造工 4,887 514 鍛造工
514-10 鍛造操炉工 446 446 514-01 鍛造操炉工 ○求人
514-20 自由鍛造工 287 514-02 自由鍛造工 数百件の求人規模がある細分類を維持し、
514-21 鍛造プレス工 505 514-03 型鍛造工 それぞれの集約職業名を細分類の項目名に設定する。
514-22 鍛造ハンマ工 135
927
514-04 手かじ(鍛冶)工
514-30 型鍛造工 127 514-99 他に分類されない鍛造工
514-31 型鍛造プレス工 13
514-32 型鍛造ハンマ工 4
144
(分類番号の対応)
514-40 手かじ(鍛冶)工 982 514-01:514-10
514-41 工具かじ工 12 994
514-02:514-20〜22
514-98 鍛造工助手 47 47 514-03:514-30〜32
514-99 他に分類されない鍛造工 596 596 514-04:514-40〜41
514-99:514-98、99
515 金属熱処理工 1,878 515 金属熱処理工
515-10 金属熱処理工 1,571 515-01 金属熱処理工 ○求人
515-11 焼なまし・焼ならし工 37 各加工種類別の求人者数はどれも非常に少なく、
515-12 焼入焼戻し工 12 (分類番号の対応) 細分類に設定する必要性は乏しい。細分類は集約項目
(高周波・浸炭を除く) 515-01:515-10〜15 「金属熱処理工」に一本化する。
515-13 高周波焼入焼戻し工 74
515-14 浸炭焼入焼戻し工 10
515-15 窒化・軟窒化工 1
1,705
516 圧延工 2,702 516 圧延工
516-10 圧延加熱炉工 134 134 516-01 熱間圧延工 ○求人
516-20 熱間圧延工 98 516-02 冷間圧延工 求人規模が年間 100 件程度にとどまる「圧延加熱炉工」
516-21 条鋼圧延工(線材、形鋼、棒鋼) 260 516-03 溶接鋼管工 「圧延仕上工」「圧延ロール整備工」を廃止し、
516-22 鋼板圧延工(厚板、熱延) 108 516-99 他に分類されない圧延工 「熱間圧延」「冷間圧延」「溶接鋼管」と雑多項目 516-23 シームレス鋼管工(中径、小径) 69
535
に整理する。
516-30 冷間圧延工 53 (分類番号の対応)
516-31 電磁鋼板工 0 516-01:516-20〜23
516-32 ステンレス鋼板工 176 516-02:516-30〜34
516-33 表面処理鋼板工 117 516-03:516-40〜43
516-34 展延工(非鉄金属箔) 221
567
516-99:516-10、-50、-60、-99
516-40 溶接鋼管工 634 681
146
516-41 大径管工(スパイラル、UO管) 0
516-42 電縫管工 43
516-43 鍛接管工 4
516-50 圧延仕上工 149 149
516-60 圧延ロール整備工 32 32
516-99 他に分類されない圧延工 157 157
517 伸線工 731 517 伸線工
517-10 伸線工 720 720 517-01 伸線工 ○求人
(分類番号の対応) 求人規模は 720 件にとどまるが、金属材料製造の主要な作業で
517-01:517-10 あることから、小分類の項目として維持する。
519 その他の金属材料製造の職業 8,583 519 その他の金属材料製造の職業
519-10 金属材料原料工 286 519-01 鋳物仕上工 ○求人
519-11 鉱石焼結工 63 519-02 金属材料製造検査工 1.求人規模の小さい細分類項目「金属材料原料工」
519-12 ペレット工 6
355
519-03 非破壊検査員 「スクラップ整理工」「粉末冶金製品製造工」は廃止する。
519-20 スクラップ整理工 164 519-99 他に分類されない金属材料製造の職業 2.519-53「非破壊検査員」の年間求人数は集約項目
519-21 スクラップ切断工 48 519-50「金属材料製造検査工」の6倍にのぼり、
519-22 スクラップ・ヤード工 7
219
(分類番号の対応) 519「その他の金属材料製造の職業」の 37%を占めている。
519-30 鋳物仕上工 1,168 519-01:519-30〜34 求人規模の多きさから、「非破壊検査員」は
519-31 鋳物型ばらし工 20 519-02:519-50〜52 細分類 519-02「金属材料製造検査工」と同格の細分類
519-32 ショット・ブラスト工 237 519-03:519-53 に設定する。
519-33 鋳物はつり工 107 519-99:519-10〜12、20〜22、40〜42、99
519-34 鋳物切断・補修工 12
1,544
519-40 粉末冶金製品製造工 144
519-41 粉末冶金成形工 86
519-42 粉末冶金焼結工 9
239
519-50 金属材料製造検査工 535
519-51 原材料試験検査工 151
519-52 中間製品検査工 120
519-53 非破壊検査員 3,146
3,952
519-99 他に分類されない 1,247 1,247
金属材料製造の職業
52 化学製品製造の職業 26,442
521 基礎的化学製品製造 8,204
オペレーター
521-10 基礎的化学製品製造オペレーター 4,893 小分類項目名の変更 ○求人
521-11 石油化学製品製造オペレーター 265 521 基礎的化学製品製造工 相対的に求人が少なく、複数製品を扱う求人職種を分類しに
521-12 有機薬品製造オペレーター 73 521-01 基礎的化学製品製造工 くいことから、細分類を一元化する。また、基礎的化学製品
521-13 無機材料製造オペレーター 688 製造の職務は、オペレーター業務と現場監視業務に大別できる。
521-14 化学肥料製造オペレーター 119 (分類番号の対応) 一般に「製造工」の名称が用いられることから、項目名を
521-15 汎用樹脂製造オペレーター 1,112
7,150
521-01:521-10〜15 「基礎的化学製品製造工」に改称する。
522 石油精製オペレーター 531
147
522-10 燃料製造オペレーター 136 小分類項目名の変更 ○求人
522-11 燃料油製造オペレーター 2 522 石油精製工 求人数が相対的に少なく、ハローワークでの利用度が低いこと
522-12 LPガス製造オペレーター 40
178
522-01 石油精製工 から、細分類を一本化する。
522-20 潤滑油製造オペレーター 84 84 ○項目名
522-30 石油タンクオペレーター 18 18 (分類番号の対応) 石油精製の職務は、オペレーター業務とパトロール業務に
522-99 他に分類されない石油精製 136 136 522-01:522-10〜99 大別でき、一般に「精製工」の名称が用いられることから、
オペレーター 「石油精製工」に改称する。
523 化学繊維工 863 523 化学繊維工
523-10 原液調整工 115 115 523-01 化学繊維工 ○求人
523-20 化学繊維紡糸工 411 411 集約項目は工程別に並んでいるものの、寄せられる求人職種は、
523-30 化学繊維後処理工 107 (分類番号の対応) 化学繊維工が多数を占める。加えて、求人数は相対的に少ない
523-31 化学繊維精練・漂白工 9 116 523-01:523-10〜31 ことも踏まえ、細分類は「化学繊維工」に一元化する。
524 石けん・洗剤・油脂製品製造 474
オペレーター
524-10 石けん製造オペレーター 161 161 小分類項目名の変更 ○求人
524-20 合成洗剤製造オペレーター 88 88 524 石けん・洗剤・油脂製品製造工 求人は、集約項目の「石けん製造オペレーター」に 161 件、「合成 524-30 油脂製品製造オペレーター 161 524-01 石けん・洗剤・油脂製品製造工 洗剤製造オペレーター」に 88 件、「油脂製品製造オペレーター」
524-31 硬化油製造オペレーター 10 に 161 件あり、職安での利用度は相対的に低い。加えて、枝番の
524-32 脂肪酸製造オペレーター 9 (分類番号の対応) 活用度も低いことから、細分類は一元化する。また、項目名は、
524-33 グリセリン製造オペレーター 0
180
524-01:524-10〜33 求人職種名で一般的に用いられる「製造工」に改称する。
525 医薬品・化粧品製造工 5,209 525 医薬品・化粧品製造工
525-10 医薬品製造工 2,824 525-01 医薬品製造工 ○求人
525-11 製剤工 150 525-02 化粧品製造工 求人の圧倒的多数は、集約項目の「医薬品製造工」と「化粧品
525-12 医薬品仕上工 75
3,049
製造工」に集まる。残る集約項目の「抗生物質種母培養工」と
525-20 抗生物質種母培養工 12 12 (分類番号の対応) 枝番の「製剤工」、「医薬品仕上工」は職安での利用度が低い。
525-30 化粧品類製造工 1,774 1,774 525-01:525-10〜20 実務利用の利便性を考慮し、細分類は「医薬品製造工」と
525-02:525-30 「化粧品製造工」に整理する。
529 その他の化学製品製造の職業 11,161 529 その他の化学製品製造の職業
529-10 化学製品原料粉砕工 300 300 529-01 化学製品原料粉砕工 ○求人
529-20 製塩工 52 52 529-02 感光剤材料製造工 雑多項目のなかで、相対的に求人数の多い「化学製品原料粉砕
529-30 感光剤材料製造工 146 529-03 フィルム製造工 工」、「感光剤材料製造工」、「フィルム製造工」、「塗料・
529-31 フィルム製造工 901 529-04 塗料・絵具・インキ製造工 絵具・インキ製造工」、「農薬・殺虫剤製造工」、「化学
529-32 感光紙製造工 93
1,140
529-05 農薬・殺虫剤製造工 製品検査工」を細分類に残す。他方、求人が 52 件にとどまる 529-40 塗料・絵具・インキ製造工 1,926 1,926 529-06 化学製品検査工 集約項目の「製塩工」は、製造工程の自動化が進み、職安での 529-50 農薬・殺虫剤製造工 147 147 529-99 他に分類されない化学製品製造の職業 活用度も低いことから整理する。また、枝番の「感光紙製造
529-60 化学製品検査工 3,258 3,258 工」は求人が 93 件にとどまり、実務利用の頻度が相対的に
529-99 他に分類されない化学製品製造 3,066 3,066 (分類番号の対応) 低いことから見直す。
の職業 529-01:529-10
529-02:529-30
529-03:529-31
529-04:529-40
148