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的活 用系 統

︾ 1 基 本活 用︱

﹈美 し く/ きれ い

・に

︑﹇

﹈ 美 しく て

/き れい

・ で︑

﹈美 し い/ きれ い

・な

︑﹇

﹈美 し

/き れい

・だ

︑﹇ 仮定 形﹈ 美し けれ ば/ きれ い・ な ら︵ ば︶

︑﹇ 推 量形

﹈美 しか ろう

/き れい

・ だろ う︑

﹇ 対立 条件 形﹈ 美 しく ては

/ き れい

・ では

︑﹇ 同 化条 件 形﹈ 美 しく て も/ 美し く たっ て

/き れ い・ で も/ き れい

・ だっ て

︑2 過 去活 用

︱﹇ ﹈ 美し か った

/ き れ い・ だ った

︑﹇ 既 定形

﹈ 美し か った ら

/き れ い・ だ った ら

︑﹇ ﹈ 美し か った り

/き れ い・ だ った り

︒ な お︑ 叙 法は 本 稿第 四 節の

︵ 六︶ で 八つ に 拡大 さ れる

15

︶﹁ 第 五部

﹂ 三四 四 頁︱ 三 四七 頁

16

︶ 以下 は

﹁第 五 部﹂ 三 四三

︱ 三四 四 頁の 要 約︒

17

︶ 佐久 間 鼎﹃ 日 本語 の 特質

﹄︑ 前 掲書

︑ 一五 一 頁︱ 一 五三 頁

18

︶ 三上 章

﹃現 代 語法 序 説  シ ンタ ク スの 試 み﹄

︵一 九 五三 年

/一 九 七二 年 復刊

︑ くろ し お出 版 所収

︶︑ 四〇 頁︱ 四 一頁

19

︶仁 田 義雄

﹁現 代 日本 語文 の モダ リテ ィの 体 系と 構造

﹂︑ 仁田 義 雄/ 益岡 隆 志編

﹃日 本 語の モダ リ ティ

﹄︵ 一九 八九 年

︑く ろし お 出版

︶︑ 一 九頁

20

︶ 金谷 武 洋﹃ 日 本語 に 主語 は いら な い﹄

︵二

〇二 年

︑講 談 社︶

︑三 七 頁︒

21

︶金 谷 は﹁ 元気 だ

﹂を 品詞 的に は

﹁学 校文 法 の形 容動 詞

︑日 本語 教 室で は﹁ な 形容 詞﹂ と呼 ば れる もの

﹂ とし なが ら

︑お そら く 構成 的 観 点か ら︑ 文と して は﹁ 文 法的 には 名詞 文と なる

﹂と して いる

︵ 前掲 書︑ 三七 頁︶

︒ 他方

︑ 本論 の見 方で は﹁ 元気

︵だ

︶﹂ は性 状詞 で あ るの で 形容 詞 類に 入 り︑ 形 容詞 と 同じ 資 格で 用言 文に な る︒

22

︶﹁ 第 二部

﹂ 三四 三 頁︒

23

︶﹁ 第 四部

﹂ 三四 七 頁︑ お よび 三 四八 頁

24

︶﹁ 第 四部

﹂ 三八 五 頁︒

25

︶中 田 祝夫

/竹 田正 夫

﹃あ ゆ ひ抄 新 注﹄

︵一 九 六〇 年

︑風 間 書房

︶ の﹁ 解 説﹂ 参 照︒

26

︶山 田 孝雄

﹃日 本文 法 論﹄

︵一 九

〇八 年

︑寶 文 館︶

︑一 五 九頁

︑ およ び

﹃日 本 文法 學 概論

﹄︵ 一 九三 六 年︑ 寶 文館

︶︑ 九〇 頁︒

27

︶橋 本 進吉 の﹁ 文節

﹂ は︑ 発音 上

﹁そ れ以 上 に区 切る 事

﹂が ない 連 辞的 単位 で ある

︒橋 本

﹁國 語法 要 説﹂

︵一 九三 四年

︶︑

﹃國 語法 研究

︵一 九 四八 年︑ 岩 波書 店

︶所 収︵ 六 頁︶

︒ま た

︑同 書に は 述語 に 続く 成分 の 区切 り 方に つい て 詳し く 述べ られ て いな い もの の

︑﹁ 思は れ ま せん で せう よ

﹂を

﹁ 七語 一 文節

﹂ とす る 例が 挙げ られ て いる

︵ 一一 頁

︶︒ なお

︑ 本論 で は橋 本 の﹁ 文 節﹂ の 用語 を 受け 入 れて い るが

︑ た とえ ば

﹁そ の絵 を 見た

﹂ とい う表 現 の助 詞

︵= 項操 作 子︶ に 関し て は︑ 発音 上

︑﹁ その 絵を

+﹁ 見 た﹂ とい う まと ま りを 見る 場 合 に

︿

︵ 後 続表 現 に備 える

︶︑

﹁そ の 絵﹂

+﹁ を 見た

﹂ の場 合に

︿

︵ 先行 成分 を 受け るた め のま と まり を作 る

︶の 位 置に くる と いう 差 を捉 え なが ら

︑前 者 の︿ 備え

﹀の 場 合に の み﹁ 文 節﹂ の 用語 を 適用 し てい る

︒﹁ 第五 部

﹂三 六 五頁

28

︶本 論で は︑ 用言 が他 の成 分と 関係 をも つ際 に﹁ 連合

/ 結合

﹂の 区別 をし てい る︒

﹁ 走っ てく れる

﹁ 走っ ては くれ る﹂ の﹁ は﹂ の よ う に別 の成 分に よ る分 離が 可能 な 場合

︑あ るい は﹁ 走 って

︑家 に帰 る

﹂の よう に発 音 上の 休止

︵筆 記 上の 読点

︶を 置 ける 場合 に︑ 二 つの 成 分の 結 びつ き を と呼 び︑ 連 合の よ うな 分 離が 不 可能 な 場合 に は と呼 んで い る︵

﹁第 三部

﹂の

﹁ 序﹂

︑お よ び﹁ 第 六部

﹂ 三

〇三 頁︱ 三

〇四 頁

︶︒ その 際︑ 結 合の 例 とし て﹁ 走 るべ き

﹂を 挙げ て きた が

︑こ こで の 文節 の 分け 方を 考 慮す る と﹁ べき

﹂ は連 合 で 結 びつ くと 見な けれ ばな らな い︒ そ して

﹁走 る| ねえ

|べ きな のだ ろう か

﹂の よう に文 節操 作子

︵こ れに つい ては 後 で述 べる

︶を 入 れ るこ と がで き る︒

29

︶﹁ 基底 述 部﹂ と︑ すぐ 後 で言 及 する

﹁ 付加 述 部﹂ に つい て は﹁ 第 四部

﹂ 三六 三 頁︒

30

︶﹁ だ ろう か﹂ は結 合体 とし て機 能し てい る︒ 不確 定叙 法﹁ だろ う﹂

+疑 問叙 法﹁ か﹂ の構 成に なっ てい るが

︑意 味的 には 不確 定+ 疑 問 では な く︑

﹁だ ろ うか

﹂ の形 で

︑ま た は

︵= 設問

︶ を表 す

︵﹁ 第四 部

﹂三 五五 頁︱ 三 五六 頁

︶︒

31

︶本 論で は国 文法 の終 助詞 に相 当す る語 句を 品詞 と して 調

︑間 投助 詞に 相当 する 語句 を同 じく 調 と 呼び

︑特 に区 別 す る必 要 がな い 場合 に はま と めて 調 と 言っ て いる

︵﹁ 第 五部

﹂ 三六 五 頁︶

32

︶﹁ 動い た!

/ あっ た!

﹂の よ うな 表現 に つい ては

﹁ 第三 部﹂ 六 三六 頁︑ お よび 六三 八頁

︒ また

︑﹁ 完了 形﹂ と いう 活用 形 につ いて は 注

14

︶参 照︒

33

︶﹁ 第二 部

﹂三 四 一頁

34

︶格 助 詞の 意 味的 役 割に つい ては

﹁ 第六 部

﹂全 般 で扱 わ れて い る︒

35

︶場 面 要素 に 関し ては

﹁第 五 部﹂ 三 五七 頁

36

︶O

・ イェ ス ペル セン

﹃文 法 の原 理

﹄︵ 一九 二 四年

︶︵ 一 九五 八 年︑ 半 田一 郎 訳︑ 岩 波書 店

︶︑ 一四 三 頁︱ 一 四七 頁

37

︶﹁ 第五 部

﹂三 七

〇頁

38

︶注

25

︶参 照

39

︶﹁ 一個 所だ け発 音 上の 切れ 目を 入 れる

﹂と い う点 につ いて

︑﹁ 第五 部﹂ の注

30

︶で

﹁ 正確 には

︑﹁ 意 味 的な まと まり を 考え なが ら︑ 一 個所 だけ 発音 上の モー ラ単 位で 区 切る

﹂︑ と 言う べき だろ う

︒﹂ と 記し てい る︒ し かし

︑こ の言 い方 でも

﹁意 味的 なま と まり

﹂と い う 表現 に関 する 説明 が必 要 だろ う︒ 本文 の例 文︵ 9

︶︵ 10

︶ にお ける

﹁走 るの は

﹂の 意味 的な まと まり は

﹁走 る﹂ であ って

﹁走 るの

﹂ で はな い︒

﹁走 る の﹂ の まと まり が 見ら れ るこ とも あ るが

︑ その 場合 の

﹁の

﹂ は︑ 後述 す るよ う に︑ 文脈 上 与え ら れる 名詞 の 代わ り を し て いる

︒確 かに

︑た とえ ば

︵a

︶﹁ 太 郎が 走る のは よ いこ とだ

︒﹂ の

﹁走 るの は

﹂は 例文

10

︶の ケー スに 当た り

︑意 味的 に﹁ の﹂ が コ トを 表 して い て︑ 例 文︵ a

︶は

︵ b︶

﹁ 太 郎が 走 るこ と はよ い こと だ

︒﹂ と 同 義で あ るよ う に思 わ れる

︒ しか し

︑そ の 場合 で も

︵a

︶ では

﹁︵ 太郎 が

︶走 る・ の は﹂ と 切れ

︑︵ b︶ で は﹁

︵太 郎が

︶ 走る こ と・ は﹂ と 切れ る だろ う

︒︵ a︶ での 使 い方 は︑ 確 認叙 法 を

用 いた

︵c

︶﹁ 太郎 はと ても 速く 走る のだ

︒﹂ にお ける

﹁走 る・ のだ

﹂と も共 通し て いる

︒そ の際

︑後 述す るよ うに

︑ 用言 が性 状詞 で あ ると

︑ たと え ば﹁ 頑 固・ な のは

/ なの だ

﹂の よ うに

︑﹁ の

﹂で な く﹁ なの

﹂の 形 にな る

︒な お

︑本 稿 の注

27

︶も 参 照︒

40

︶様 相詞 と様 相 表現 に つい て は﹁ 第 四部

﹂ 全般 で 扱わ れ てい る

41

︶﹁ 表 明﹂ とい う用 語に つい て一 言述 べて おく

︒本 論の 第二 部で は︑ 全型 文・ 小型 文を 問わ ず︑ 文を 発話

︵パ ロル

︶の 観点 から 位置 づ け るた めの が設 定さ れて いた

︵三 四七 頁︶

︒そ れに よる と︑ は 論理 的意 味論 で扱 われ るよ うな

﹁真

/偽 によ って 判断 の で き る文

﹂︑ は オー ス ティ ンや サ ール の 言語 行為 論 に見 られ る よう な

﹁状 況に 対 する 適切 さ が問 わ れる 文﹂

は﹁ 言 葉の 印 象

・効 果に よっ て聞 き手

・読 み手 に 反応 を期 待す る文

﹂に つい て使 われ る 用語 とい うこ とに なっ てい る︒ ただ し︑ 第 二部 では 言明

/ 表 明/ 表現 の三 つの 軸が 同列 に並 べ てあ り︑ 三つ の区 分と して の扱 いを 受 けて いた が︑ 語用 論的 観点 から すれ ば︑ す べて の発 話は ま ず 表現 であ り︑ その うち の一 部が 表 明と して も捉 えら れる 資格 をも ち︑ さ らに 表明 の一 部が 言明 とし て捉 えら れる 資 格を もつ

︑つ ま り 言明

︿表 明︿ 表現 とい う関 係 にあ る︑ とす べき であ った

︒こ の観 点に 立つ と︑

︿

に 他 な ら な い

︒ ま た

︑ 本 稿 の 第 一 節

︵ 五 三

〇 頁

︶ で 言 及 し た

﹁ こ ん に ち は

︒﹂

﹁ お や ま あ

︒﹂

﹁ こ ら

﹂﹁ 一

︑ 二 の 三

﹂﹁ 鳥 が

・・

・︒

﹂﹁ 雨︒

﹂ のよ う な小 型文 は この 意味 で︑ 言 明と 言え な いの は勿 論 のこ と︑ 表明 と も言 えず

で あり

︑︿ 結 び目

﹀ をも た ない

︒ な お︑ 佐 久間 鼎﹃ 日 本語 の 特質

﹄︑ 前掲 書

︑一 四三 頁

︱一 五

〇頁 で︑ 彼 は︑ ウ ィー ンの 心 理学 者 ビュ ーレ ル の﹃ 言 語理 論︱ 言 語の 叙 述 機 能︱

﹄︵ 一 九三 四 年︑ 未見

︶に 依拠 しな がら

︑﹁ 言語 のは たら き﹂ とし て﹁ 表 出/ うっ たえ

/演 述﹂ を分 け︑ それ を 文の 組み 立て の 区 別に 適 用し て いる

︒ 本論

﹁ 第二 部

﹂の 段 階で の

﹁表 現

/表 明/ 言明

﹂ が︑ 佐 久間 の この 区 別と 似 てい る こと に 後で 気 づき

︑﹁ 第 五部

﹂ の 注︵ 14

︶ でそ の こと に 言及 し てい る

42

︶中 止 法に つい ては

﹁ 第三 部

﹂六 二 一頁

43

︶前 提法 に つい ては

﹁ 第四 部﹂ 第 七節 で述 べ られ

︑本 稿 の表 6の

﹁前 提 叙法

﹂の 例 に挙 げら れ てい る各 表 現の 意味 の差 に つい ても 詳 し い 分 析が 行わ れて い る︒ そこ では

︑ 七つ の形 を代 表 とし て選 びそ れに つ いて の意 味を 四 つに まと めて い る︒ その まと め

︵三 九一 頁︶ だ け掲 げ ると

︑﹁

〜す る と﹂

︑﹁

〜す れば

〜し た ら﹂

︑﹁

〜す るな ら

/〜 し たな ら

﹂=

︑﹁

〜す る のな ら

〜 した のな ら﹂

とな って いる

︒ま た︑ は 同化 条件 形

︵本 稿の 注︵ 14

︶参 照︒ ただ し︑

﹁ 第四 部

﹂で は﹁ 譲歩 形﹂ と い う別 名 でも 呼 んで い る︶

﹁〜 し ても

〜し た って

﹂ で表 わ され る︵

﹁第 四部

﹂︑ 三 九九 頁

︶︒

44

︶﹁ 評 価の 副詞

・時 の副 詞・ 前提 の副 詞﹂ は渡 辺実 の言 う﹁ 誘導 副詞

﹂に 相当 する

︒渡 辺﹃ 国語 構文 論﹄

︵一 九七 一年

︑塙 書房

︶︑ 第 八 節

﹁誘 導の 職 能﹂ 参 照︒ また

︑ 本論 で も渡 辺の

﹁ 誘導 副 詞﹂ の 用語 を踏 襲 して 使 うこ とに し てい た

︵﹁ 第四 部﹂ 三 八四 頁︑ お よび

﹁ 第 五 部﹂ 三八 四頁

︶︒ しか し︑ 後述 する よう に︑ 本論 では

﹁ 構え の副 詞﹂ と呼 ぶこ とに なる

︒そ し て︑ それ と並 行し て︑

﹁誘 導﹂ の語 を 別 の機 能 グル ー プの 名 称に 使 うこ と にな る

︒注

46

︶も 参 照︒

45

︶前 注 参照

46

︶ 佐久 間鼎 に は﹁ 主語

・ 述語

﹂に 並 ぶ﹁ 誘導 語﹂

︑﹁ 主部

・ 述部

﹂に 並 ぶ﹁ 誘導 部

﹂と いう 考 え方 があ る︒ 佐 久間 鼎﹃ 日 本語 の特 質

﹄︑ 前 掲 書︑ 一 九七 頁

︱二

〇 四頁

︒ これ を

︑本 稿 で後 に 表14 とし て 掲げ る 機能 グ ルー プ と比 較 する と

︑本 稿 での

﹁ 表現 体・ 誘 導語

・ ト キ

・描 写体

・ 構え

﹂ はす べて 佐 久間 の

﹁誘 導語

﹂ また は

﹁誘 導部

﹂︵ 文 形式 の 節と なっ て いる も の︶ に含 ま れる

︒ また

︑渡 辺 実の 用 語 と 比較 した 場合 には

︑注

44

︶ で記 し てい るよ うに

︑本 論の

﹁構 え

﹂が 渡辺 の﹁ 誘導 副詞

﹂に 相 当す る︒ なお

︑渡 辺は 本 稿の

﹁表 現 体

﹂に 相 当す る 成分 を

﹁陳 述 副詞

﹂ と名 づ けて い る︒ 渡 辺﹃ 国 語構 文 論﹄

︑ 前掲 書

︑三 一 二頁

47

︶三 上章 は

﹁承 前詞

﹂ と呼 んで い る︒ また

︑︵ 七︶ で 述べ る接 続 助詞 の方 を 三上 は﹁ 接 続詞

﹂と して い る︒ 三上

﹃ 現代 語法 新 説﹄

︵一 九

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