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電力量

ドキュメント内 2007 3層 (ページ 41-45)

3CLP

3.3.2.3  電力量

・ 各試験体 の電力量 を、断熱材 の有無別 に第

3‑3‑5図

に示す。「断熱材無 し」 にお ける8時間の総電力量 は、

3CLPが

106Wh、

PBが

123Wh、

sugiが

130Wh、

PWが

145Whで

、熱貫流率 の高い下地材 ほ ど電力量 は多 か った。そ して、最 も電力量 の少 な か つた

8CLPは

最 も電力量 の多 か った

PWに

比べ

36Wh(最

大値 の

27%)少

ない電力

量 で済んだ。一方「断熱材有 り」の場合 、

3CLPが

85Wh、

PBが

90Wh、 sugiが 80Wh、

PWが 82Whと

なった。

PWや

sugiな ど熟容量 の小 さい下地材 の方が、熱容量 の大 き い

3CLPや PBよ

り電力量が若干少 ない傾 向 ではあ る ものの、最 も多か った

PBと

最 も少 なか った sugiと の差 は

10Wh(最

大値 の

8,9%)で

、「断熱材無 し」の場合 に比べ 大幅 に縮 まった。

語亀〜刀里里

160 140 120 100 80 60 40 20 0

3CLP     PB      sugi      PW

3‑3‑5図  

各 試 験 体 の電 力 量

そ こで、電力消費 の傾 向 を細 か く調べ るため、加熱 開始か ら2時間ご との電力量 の 推移 を調べ た (第

3‑3‑6図

、第

3‑3‑7図

)。 まず 「断熱材無 し」 の場合 、各試験 体 は加熱初期 の0‐2時間帯 で電力量 が最 も多 く、それ以 降の時 間帯 で は0‐2時間帯 よ りも少 な く安定 して推移 した。また各 時 間帯 とも、電力量 はおおむね 3CLP、PB、sugi、

PWの

順 に少 なか った。 この ことか ら、加熱初期 に下地材 その もの を加温 す るの に多 くの電力 を消費 した こと、そ して、下地材裏面 の露 出に よ り熱貫流率 の高 い下地材 ほ ど温度維持 のため に電力 を多 く消費 した こ とが推察 された。

(Wh)

35

加 熱 開始 か ら2時間毎 の電力量 (断熟材無 し)

35 (Wh) 30 25

20

15

10 5 0

3‑3‑7図  

加熱開始か ら2時間毎の電力量 (断熱材有 り)

次 に「断熟材有 りJの場合、各試験体 の電力量 は、「断熱材無 し」の場合 と同 じく、

0‐

2時

間帯 で最 も多 く、 それ以降の時間帯 で は0‐

2時

間帯 よ りも少 な く安 定 して推移 した。一方、各時 間帯 にお ける試験体 間の電力量 の差 は、0‐

2時

間帝 で は大 きか った が、 それ以 降の時 間帯 で は小 さ くなった。加熟初期 は「断熟材無 し」 の時 と同様 、下 地材 その ものの加温 のため に熟容量 の大 きな

3CLPや PBが

電力 を多 く消費 したが、

断熟材 の敷設 に よ り、温度 の維持 に多 くの電力 を必要 と しなか った もの と推察 された。

3CLPは PWや

sugiに比べ 、熟容量 の大 きい分 だけ加熱初期 にやや多 くの電力 を消費 す る ものの、その差 は断熟材 の影響 で極 めて小 さ くなるこ とが わか った。

・6

36

3.3。 3 

ス ギ

3層

ク ロスパ ネル の住 宅 用下 地材 と しての保 温 性 評価

本 試 験 で得 られ た温 度 変 化 と電力 量 の結 果 を も とに、

3CLPの

住 宅 用 下 地材 と して の保温 性 につ い て評 価 し、 その利 用 方 法 につ い て考 祭 した。

まず 「断熟材無 し

Jの

場合 、

3CLPは

今 回の試験 に供 した下地材 のなかで保温性が 最 も良好 で、電力量 は最 も少 なか った。実際の建築 において断熱材 を使 用 しない箇所 とい うのは限 られているが、例 えば戸建住 宅 の2階床 あるいは集合住 宅の床 の下地材 に

3CLPを

使用すれば、エ ア コンや フ ァンヒー ターな ど床 暖房以外 の空調設備 を用い た場合 で も、他 の下地材 よ り保温性 能の向上及 び省 エ ネルギー効果が得 られ るこ とが 期待 される。

次 に「断熱材有 り」 の場合 、

3CLPは

既存 の床 暖房用下地 の施工方法 として一般 的 な

PWに

比べ、箱 中央 や床表面 の温度特性 に関 して同等 以上 の性能 を有 していた。加 熱停止後 の室 内や床表面 の温度低下 を少 しで も和 らげたい場合、例 えば高齢者 の居室 な どは、

3CLPの

使用が効果 的 と思 われる。 また電力量 は、加熟初期 にやや多 く消費 した ものの、総電力量 の差 は極 めて小 さか った。一方、

3CLPと PBを

比較す る と、

加熱停止後 の床表面温度 において

PBの

方が有利 であ ったが、加熟停止後 の箱 中央 の 温度お よび電力量 に関 しては、

3CLPは PBと

同等以上 の性能 を有 していた。 ある程 度の保温性 能 を確保 しつつエネルギー コス トを抑 えたい場合、

3CLPは PBの

代替 と

して有望 であろ う。 なおsugiは、「断熱材有 り」 の試験体 の中で電力量が最 も少 なか った。これ はsugiの熟容量 (質

)が

、他 の下地材 に比べ小 さか ったため と推祭 され る。エ ネルギー コス トを極力少 な くしたい、 とい う場合 に、 この厚 さのスギ板 は効果 的な下地材 にな り得 る と考 え られ る。今 回試験 に用 いた

sugiは 3CLPを

構成す る幅 は ぎひき板 である こ とか ら、

3CLPの

活用 と合 わせ、スギの薄板 の活用方法 の一つ と

して注 目 したい。

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