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電力系統計画に関する技術移転

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配電プロジェクトのパッケージ毎の費用便益分析の内の費用は 8. 5.2 の費用、 即ち投資額と支出で あるが、便益は収入ではなく、経済便益である。配電プロジェクトの経済便益とは何かであるが、

3) 電力系統計画に関する技術移転

電力系統の将来計画については、表

9.3-4

に示すように、 「電力流通設備計画主任技術者育成」

要員、 「電源開発主任技術者育成」要員を派遣する計画としている。電力流通設備計画主任技術者

育成については、

NPA

の送配電網、特に、低圧配電網については、老朽化、電圧降下、過負荷等

9-17

なる。

電源開発計画については、 「シ」国の現在の需要をまかなえる出力を有する、ブンブナ水力発 電所運転開始後も、乾季については容量が不足する見込みである。よって、ディーゼル機関の維 持管理技術の習得が進むにつれ、電源開発計画に係る技術も移転する必要がある。電源開発主任 技術者育成についても、早い段階で着手することが望ましいが、

NPA

の発電課の主任技術者クラ スの人材も限られているので、 ディーゼル発電設備の維持管理技術移転を最優先する必要がある。

NPA

において、設備の将来計画立案は経営企画部の系統計画課で実施されている。しかしながら、

将来計画については非常に重要な業務であり、それを担う人材育成にあたっては、現在、系統計 画課に所属する人員にとらわれず、NPA と協議をしながら、適切な人材選定を行う必要がある。

電源開発計画に関しては、各設備の制御方式、保護方式等の整合性は

NPA

で精査していく必要

があるが、電源開発計画は大規模な事業であるため、エネルギー水資源省(Ministry of Energy and

Water Resources:MEWR)と連携しながら計画を進める必要がある。電源開発計画は、表 9.3-3

に示すように、負荷特性、各発電設備の特性を理解し、既設設備の評価を行うというように技術

的な専門知識を必要とするため、

MEWR

側にも計画の骨子については理解できる人材を確保する

必要がある。

表 9.3-4 人材育成計画

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 日本の無償資金協力で供与されるディーゼル発電設備 キングトム7号機

キングトム8号機

コンサルタントによる技術指導 メーカーによるOJT

長期専門家(発電設備の運転管理計画)

運転操作 運転データの管理 循環流体管理 運転要領書作成 廃棄物管理 定期点検要領書作成 不具合時のトラブルシューティング その他

短期専門家(機関定期点検実施計画)

B点検実施要領指導 D1点検実施要領指導 短期専門家(電気設備運転管理計画)

運転操作 保守管理 運転データの管理 その他

技術協力プロジェクト

機関運転・保守主任技術者育成 基礎理論講習

燃焼管理 循環流体の性状評価 定期点検作業計画立案・実施 定期点検の各作業項目実施要領習得 定期点検要領書作成

定期点検の各作業項目実施要領書作成 運転・保守予算計上

本邦研修(機関オーバーホール要領)

補機保守管理技術者育成 各補機の分解点検整備要領 各補機の分解点検整備要領書の作成 発電設備に係る電気主任技術者育成

基礎理論講習 電気設備の維持管理

電力流通設備運転主任技術者育成 基礎理論講習

運転操作 系統保護 運転データの管理 需給計画 系統管理

各種工具・計測器の使用方法 電力流通設備保守主任技術者育成

電気設備の維持管理 補修手法 巡視・点検実施要領 運転・保守予算計上 各種工具・計測器の使用方法

電力流通設備計画主任技術者育成 現状分析

需要予測 配電計画 電力系統解析 電源開発計画主任技術者

現状分析 需要予測

電源開発のポテンシャル評価

2014年

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

:運転開始

:B点検 (4,000時間毎)

:D1点検 (8,000時間毎)

:D2点検(16,000時間毎)

:D3点検(24,000時間毎)

:E2点検(32,000時間毎)

発電設備の運転操作を確実に習得する期間

発電設備の保守点検を単独で実施する技術を習得する期間

電力流通電設備の運転維持管理技術を習得する期間

電力系統計画技術を習得する期間

:要員派遣期間

:各工程の実施期間

:要員派遣期間

:各工程の実施期間

:日本おける研修期間

9-19 9.3.3 第三国研修

送配電設備については、高い信頼性を要求される変電設備、膨大な量の送配電線路、支持物等か ら構成されるため、適切な知識及び技能を修得し、業務に従事することが要求される。特に、NPA 等、開発途上国の電力会社の場合、補修作業等を直営で実施するため、送配電設備の運転維持管理 に従事する職員は、知識だけでなくその作業手順を適切に習得しておく必要がある。これらの知識 及び技能は、実作業を通じた訓練(On-the-Job Training)に入る前に、研修センター等で体系的に講 義、作業訓練を受けることにより効率的にに習得される。 「シ」国の近隣諸国の中で、比較的信頼 性の高い電力事業が運営されている、ガーナ電力公社の研修センターを訪問し、

NPA

の送配電課 技 能工職員の受入れについて、その実現可能性を評価した。

ガーナ国の電力系統は、 表

9.3-5

の体制で運営が行われている。

ECG

の管理する電圧階級は

33 kV、

11kV、及び低圧階級であり、同じ電圧階級の設備を運営するNPA

の送配電課 技能工が技術を習得

するのに、適切な受入れ先であると考えられる。

表 9.3-5 ガーナ国における電力系統の運営体制

部門 会社 電圧階級

発電 ボルタ河公社 Volta River AuthorityVRA

送電 ガーナ送電公社 Ghana Grid Company:GRIDCO 161 kV、69kV 配電 ガーナ電力公社 Electricity Company of GhanaECG

北部地域配電公社 Nothern Electricity DepartmentNED 33 kV11kV、及び低圧 [出所] 調査団

ECG

は図

9.3-1

に示す組織体制となっており、職員の能力開発は人事部に所属する研修センター

が担っている。

[出所] 調査団

図 9.3-1 ECG の組織図

ENGINEERING OPERATIONS ICT FINANCE LEGAL AUDIT HUMAN

RESOURCES

CUSTOMER SERVICES

MATERIALS &

TRANSPORT CPM & E

MANPOWER PLAN.

& TRAINING

TRAINING CENTRE MANAGING

DIRECTOR

PERSONNEL

研修センターには

7

人の常勤の技術インストラクターが所属している。各常勤インストラクター

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