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歪 受 る と
法学怠休館一一O巻第四号
ニ四
六
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続き
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民事
執行
法上
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︑丙
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んだ
物の
上に︑いわば間接的な形で︑甲が乙に対する賃料債権の担保のために先取り特権を行使することになる︒そしてその
結果は︑転借入丙にとってとくに酷な結果とはならないはずである︒以上のことを実際の数字で示そう︒
甲の乙に対する賃貸料債権額が一
OO
万円︑乙の丙に対する転貸料債権額が一五O
万円︑丙の持ち込んだ物の価格が五
O
万としよう︒甲は乙に対する一OO
万円の債権の満足のために︑乙の丙に対する一五O
万円の俳帳台骨b小いわ静
恥レ
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(こ
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段階
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る︒
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法盟
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﹀︒
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の持
ち込
んだ物から五
O
万円を乙ダッシュに優先して乙に代わって受け取り︑残りの一OO
万円については︑その他の丙の財産から︑乙ダッシ品と平等の割合で(例えば三割としよう)乙に代わって三
O
万円を受け取る︒そうすると︑合計して八
O
万円の額を乙に代わって受け取ることになる︒その八O
万円について甲は他の債権者甲ダッシュに優先して弁済を受ける︒しかし甲にはまだニ
O
万円分の償掘が満足を得ないで残っている︒それについては︑甲ダッシュと平等の割合で(例えば二割としよう)︑乙の他の財産から弁済を受ける︒すると四万円となるが︑これと︑さきほどの八
O
万円との合計額八四万円が最終的に甲の受傾する弁済額となる︒
九
面関係における直接請求権
( 一 )
鈴木醸也教授が︑わが国で直接訴慣が問題になっている事例の一つとして取上げている︑三面関係におけるそ
れに
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掲﹁
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衡盤
﹂末
川追
悼記
念論
集所
収)
︒
その事例とは﹁Yから商品を購入したMが︑代金未払いのままで︑これをX
に転
売し
︑ M
聞の特約に基づき代金X
はXからY
に交
付さ
れた
︒ X M問および
M
V聞の売買契約がともに無効な場合︑XはYに対して支払い代金の返還を
求め得るか﹂である︒まずこの問題につき︑我聾博士の見解を紹介しよう︿我婆﹁債務各論下巻ニOO
頁}
︒こ
れに
よる
と︑
この
場合
は︑
Y
の利
得と
Xの損失の聞に因果関係は原則として認められないから︑X﹄M︑M4Y
のニ
個の
不当
利得返還請求権を認めるほかないとして︑X←Y
の直
接輔
求権
を否
定す
る︒
鈴木教授も直接辞植の適用を制限的に解する立場から︑この説に同調されるようである︒
革者の意見を以下に述べよう︒XがYに代金を支払うという一つの事実によって︑同時に︑XがM
に{
過っ
て)
支 払い︑かっMもYに(過って﹀支払うという︑二重の意味が生じる︒したがってその結果として︑XはMに不当利得 返還請求権を取得し︑同時にMはYに不当利得返還翻求権を取得すると言う二重の意味が生じる︒このように︑同一
の事実によって乙が甲に対して債務を負担するのと同時に︑乙が財産掘を取得する︑という関係があるときは︑甲は
乙に対する債栂の担保のために乙の取得した財産権の上に先取り特栂を取得する︑という筆者の主張する方式を当て
はめ
るな
らば
︑右
前中
例に
おい
て︑
XはMに対する不当利得返還晴求権の担保のために︑MのYに対する不当利得返週
舗求掘の上に先取り特権を取得する︒したがってXはY
に直
接摘
求権
をも
ち︑
X以外の他の債植者Xダッシ品に優先
して弁済を受けることができる︒
( ニ )
右の事例について︑掘り下げて検討するためには︑一般的な形で三面的法律関係を取上げることが必要だと考
える︒この問題はドイツでも︑わが国でも︑特に不当利得論の中で論じられることが多いが︑極めて難解な問題であ
る︒さて筆者は︑前稿で︑振り込みを論じた際にその一端を取上げた(志林一O
六巻
二号
二六
賞︑
同一
O九
巻三
号一
ニ九
頁)
︒こ
こで
はご
く簡
単に
論述
しよ
う︒
三者不当利得論で︑その中心的地位を占めるのは︑指図(﹀ロ4
弔 問
E
もである︒独︑仏︑スイス諸国と異なり︑ぽ麓先取り諸白間接による召倒白レイ・ピンヂィカミ躍金による弁済︑里町賃貸簡謀術および磁器
m u
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3ニ ・
︿安
逮ご
百七
法学窓休第一一O
巻 第 四 号
二四
八
わが民法典には指図の規定が設けられていないために︑説明が容易でないのであるが︑基本的なことのみを︑前稿の
説明との重複を服わず述べよう︒ドイツでは指図は為替手形の原形と考えられており︑為替手形の説明の最初に指図
の説明がなされていることを最初に指摘しておこう︒
さて甲(指図人﹀は指図証書を作成して乙(指図受取人)に交付する︒指図証書には︑丙(被指図人﹀に宛てて︑乙に
一定
金額
︑例
えば
一
O
万円を支払うよう指図する(萎託する﹀旨の文言が記載されている︒このような指図証書の交付がなされる原因として︑通常︑甲は乙に対して一
O
万円の原因債務(対価関係上の原国債務)を負っており︑その支払いのためになされる︒乙が丙にこの証脅を提示したとき︑丙が指図引き受けの胞械をなして乙に返還すれば︑丙は
乙に
対し
て一
O
万円の債務(ドイツでは無因償務)を負う︒丙は後にこの債務を(支払い期日に)指図証曹と引き換えに支払う︒しかし丙は引き受けを経ないで支払い期日に直接に払うことも可能である︒実際にはこのほうが多い︒そし
て丙がこのように乙に︑引き受けを経て︑もしくは経ないで一
O
万円を支払う原因は︑予め甲は丙に資金を提供しており(あるいは代金債務などの債務を負担しており﹀︑丙はその資金から乙に支払うのが普通である︒例外的なケl
スと
して︑予め資金が提供されていないのに(通常は甲にたのまれて﹀丙が引き受け︑乃至は支払うこともある(為管手形の
回初
合の
融通
目的
でな
され
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る)
︒こ
のと
きは
丙は
甲に
償還
鏑求
櫛を
取得
する
︒あ
らか
じめ
資金
が提
供さ
れているとき︑丙が乙に支払うと︑乙の甲に対する対価関係上の債務および丙の甲に対する資金関係上の債務は一挙
に消
滅す
る︒
2
以上述べたような指図の法体関係を如何に説明するか︒ドイツの通説は二重授植説︿つまり甲の丙に対する支払
授権と甲の乙に対する受領綬植が結合したものと解する説)であるが︑筆者は︑甲から乙への指図証書の交付を︑甲の丙に
対する仮定的債権の乙への謹置と解する︒そして指図の引き受けは仮定的債務者たる丙によってなされる処分授栂と
解する︒また丙が引き受けを経ないで支払うときは︑その支払いの前提として︑黙示的になされる引き受けが含まれ
ており︑引き受けにより生じる債務が同時に支払われる︑と解する︿ドイツの適脱は支払いを中心において指図の性質を
考察するのに対して︑筆者は引き受けを中心において考察する点に特色がある)︒ドイツ民法一八五条の処分授描は︑丙の栂
利を無権利者甲が勝手に乙に譲捜したとき︑丙が承認(処分授梅)とすると︑乙は権利を取得すると定めるが︑これ
と類似した関係において︑前述の引き受けは︑仮定的債務者の処分授極であり︑その効果として乙は丙に対して現実
的債掘を取博する︒ド民法一八五条の処分授栂は︑櫛利の移転に関する授掘であるのに対して︑後者のそれは︑栂利
の成立に閲するそれである点において差異があるが︑基本的に共通した性質を有する︒なお仮定的債権の謡置という
観念は︑かつて為替手形の振出の性質を説明するために︑田中耕太郎博士によって初めて用いられた観念であること
を指
摘し
てお
こう
(前
掲仙
箸﹁
手形
・小
切手
法の
一般
理論
﹂一
O頁参照﹀︒また筆者の見解はドイツでも発表され︑評価を
得ていることも前述した︒
指図について︑以上のように理解することによって︑指図を巡る法律関係を︑債権譲渡に関する法理および処分授
掘に関する法理を用いて解明しうることになる(なお処分授継は︑歴史的にも︑現実的にも︑代理抱の授栂と基本的に共通
性を
有し
てい
る︒
した
がっ
てド
イツ
では
︑後
者の
同規
定が
︑前
者に
つい
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多く
の栂
合︑
m m
しう
ると
解さ
れて
いる
J︒
3
指図引き受けにより生じる債務および支払は︑原因関係から無因であるか?︒まず丙の甲に対する資金関係上
の債務が無効の場合を考えよう︒被指図人丙は︑通常︑この債務が有効に存在すると信じて︑その支払いのために引
き受け︑あるいは支払うのが普通である︒したがってその無効な場合︑有効と誤信して引き受け︑支払いをなすとき
は重要な動機の錯誤による︒したがって乙が引き受けあるいは支払いを受ける時に資金関係上の債務の無効を知り︑
もしくは重過失によって知らなかったときは︑丙はこれを主張・立証してはじめてその無効を主張し得る(手形法一
試泊先取り特権白憲民よる召償由レイ・ピVディカチ才︑関取金による語︑望白書賀首謀僧および
a
忽桔など﹄町農{ニ・3安述
工百
九