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.障害年金の請求

ドキュメント内 第1章 障害年金の基本的なしくみ (ページ 60-100)

1 障害年金の請求方法(請求から受給までの流れ)

1. 請求

請求をする制度に合わせて、次のところに障害年金の請求をします。

制 度 請求先

障害基礎年金

(初診日が国民年金第 1 号被保険者の間である もの)

お住まいの市区町村役場、

または年金事務所

障害厚生年金

障害基礎年金(初診日が国民年金第3号被保険者 の間であるもの)

全国の年金事務所

障害共済年金 各共済組合

2. 審査

障害の状態の認定や障害年金の決定に関する事務が行われます。

審査は障害基礎年金については、事務センターで審査・年金決定が行われ、障害厚生年金は 機構本部で年金決定が行われます。

全国の市町村

各地の年金事務所

審査・処分通知発送

障害厚生年金 各地の年金事務所 各都道府県の 事務センター

日本年金機構 本部

本部進達前審査 審査・処分通知発送 各都道府県の

事務センター 障害基礎年金

(国民年金)

3. 振込

年金証書の送付から約 1~2 ヶ月後に、年金に支払いが開始されます。振込は年金請求時に 指定された口座に行われ、その後は偶数月に2ヶ月分ずつ振り込まれます。初回や随時支払い の場合は奇数月に支払われる場合もあります。

4. 諸変更に係る通知

支給額変更通知書で通知されます。変更理由欄に次のように表示されます。

コード 状態 表示

51-11 障害の状態がよくなったと

障害の状態が年金を受給できる程度でなくなったた め、年金の支給を停止しました。

51-12 等級変更により3級該当で

基礎年金停止になるとき

障害の状態が障害等級 3 級になったため、障害基礎 年金の支給を停止しました。

51-07 労基法の保償が受けられる

ときなど

労働基準法に基づく障害(遺族)補償を受給される 場合は、同―事由による障害(遺族)年金は、一定 期間受給することができないため、年金の支給を停 止しました。

51-09 第三者行為 障害または死亡について第三者から損害賠償を受け

たため、年金の支給を停止しました。

52-○○ 上記理由による停止が終了

したとき

年金の支給停止していた事由がなくなったため、年 金の支給を開始しました。

56-07 56-17 64-11 64-12

障害の等級変更により年金 額が変わるとき

障害の状態(障害等級)が重くなったため 障害基 礎年金の支給決定をしました。

受給権が消滅したとき 「年金失権通知書」で通知されます。

2 請求に必要な書類

1.加給年金等の加算対象者なし → 「共通」+「Aの書類」

2.加給年金等の加算対象者あり → 「共通」+「Bの書類」

◆ 共通(必ず必要となる書類)

必要書類 備考

診断書

病歴申立書(障害基礎)

病歴就労状況等申立書(障害厚生)

受診状況等証明書 診断書作成の医療機関が初診の医療機関 の場合は原則不要

年金手帳・年金証書

身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳 写しを添付 裁定請求書

通帳のコピー(または請求書に金融機関の確認印) 請求者名義の預金通帳、貯金通帳

◆ 共通(該当すれば必要となる書類)

必要書類 備考

障害給付 請求事由確認書

障害認定日において受給権が発生しない 場合は、事後重症による請求とするもの

時効に関する申立書、または請求遅延に関する申立書

住民基本台帳による住所の更新停止・解除申出書

年金加入期間確認通知書

NTT・JR・JT・農林の四共済は不要

老齢・障害給付 加給年金額支給停止事由該当届

様式第230

第三者行為事故状況等報告書

+添付書類(確認書、交通事故証明書、示談書等)

共済加入記録がある場合

第三者行為による障害の場合

配偶者に加給年金が加算されている場合 障害認定日請求の場合

受給権発生年月日から5年以上を経過している場合

住民票に登録の住所と異なる居所を登録する場合で、今後住民 票の移動時の年金登録住所の自動変更を希望しない場合

保険給付の決定状況がわかる書類

委任状+身分証明書類

共済年金額のわかる書類

◆ Aの書類

必要書類 備考

次の3点の うち1点

戸籍謄本 戸籍抄本なら原則請求者・配偶者の両方

住民票

住民票コード 請求書に記載します

◆ Bの書類

必要書類 備考

戸籍謄本 加算額対象者との身分関係がわかるもの

世帯全員分の住民票 受給権発生時における加算額対象者との 生計同一が確認できるもの

所得証明書

受給権発生日の前年のもの。

健康保険等の被扶養者、国民年金の第 3 号被保険者、国民年金保険料免除者等の 場合は不要

学生証・在学証明書 子の収入要件確認用。中学生までは不要。

障害給付加算額・加給年金額加算開始事由該当届

229-1

障害年金の子の加算請求に係る申出書

障害基礎年金の子の加算請求に係る確認書

+児童扶養手当証書等(写)

共済年金等を受給中で、有利選択をする場合

子がいて、配偶者が児童扶養手当を受給し子加算希望の場合 子がいて、配偶者が児童扶養手当を受給していない場合 受給権発生後の婚姻・子の出生となる場合

請求等を委任する場合 労災受給の場合

※戸籍・住民票については、障害認定日請求の場合、障害認定日以降で請求日前6ヶ月以内の もの。事後重症請求の場合、請求日前1ヶ月以内のもの。

1.障害認定日による請求の場合

障害認定日の診断書(障害認定日以後3ヶ月以内の現症のもの)を添付します。請求日(年 金事務所等の受付日)と障害認定日が1年以上離れている場合は、さらに請求日の診断書(年 金請求日以前3ヶ月以内の現症のもの)を添付します。

また、20歳前障害については、障害認定日前後3 月以内の現症日の診断書を添付します。

特別児童扶養手当の支給対象となっていた方は、年金の診断書を省略し、特別児童扶養手当 の診断書(写)を提出することも可能で、その場合は作成日を問われません。ただし、特別児 童扶養手当の診断書(写)で認定ができない場合は、年金の診断書が必要となることがありま す。

障害認定日が、初診日から1年6月以内に「初診から起算して1年6月を経過する前に障害 認定日として取り扱う事例」に該当する場合は、原則として該当した日以後3月以内(その状 態が安定した時期)の現症の診断書を添付します。「初診から起算して1 年 6 月を経過する前 に障害認定日として取り扱う事例」による審査のみを希望する場合は、その事実が確認できる 診断書であれば、請求日以前3ヶ月以内の診断書でも審査が可能となるため、請求時にこの意 思を示します。ただし、障害認定日の時点で上位等級に該当する場合であっても障害認定日か ら上位等級には認定されないため、上位等級を希望するのであれば、障害認定日時点の診断書 を提出する必要があります。

平成24年 1月 1日に人工関節挿入をしたことの確認ができる診断書であれば、②の診断書 だけで障害認定日請求が可能です。

ただし、平成24年 1月 1日(障害認定日)の状態が診断書からは不明であるため、障害認 定日において2級以上の状態であったとしても、2級以上とは認定されません。障害認定日に おいて2級以上の認定を希望する場合は①の診断書が必要となります。

2. 事後重症による請求の場合

請求日の診断書(請求日以前3ヶ月以内の現症のもの)を添付します。

3. 初めて障害等級の1級又は2級に該当したことによる請求

前発傷病、基準傷病それぞれの診断書(請求日以前 3 月以内の現症のもの)を添付します。

前発傷病、基準傷病の診断書が同一のもので、それぞれの障害の状態が分かる場合は、1枚の 診断書でも可能ですが、「傷病名」「発病」「初診日」欄は、それぞれの傷病について記入され ている必要があります。

※この確認書は「障害認定日による請求」についての審査請求が制限されるものではなく、認 定日請求の審査が厳しくなるわけでもありません。提出がないと、請求日時点の診断書が障害 等級に該当しても、これに対する支給処分ができないため、提出するようにします。

請求方法 必要な診断書と枚数 年金支給開始時期 障害認定日による請求 障害認定日以降 3 ヶ月以内の現

症のもの1枚

障害認定日の属する月の翌月 分から支給

障害認定日による請求

(障害認定日から1年以上 経過)

障害認定日以降 3 ヶ月以内の現 症のもの1枚と、裁定請求日以前 3ヶ月以内の現症のもの1枚

障害認定日の属する月の翌月 から過去の遡及分をまとめて 支給。(5年の時効有)

事後重症による請求 裁定請求日以前 3 ヶ月以内の現 症のもの1枚

請求日の属する月の翌月分か ら支給

初めて2級による請求 前発障害および基準障害につい て、それぞれ裁定請求日以前3ヶ 月以内の現症のもの各1枚

請求日の属する月の翌月分か ら支給

ドキュメント内 第1章 障害年金の基本的なしくみ (ページ 60-100)

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