1 排水工法の選定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2−8− 1 2 開 削 水 替 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2−8− 2 3 一 般 水 替 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2−8− 3 4 水替日数の算定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2−8− 7 5 仮 排 水 工 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2−8− 7
1 排水工法の選定
工法の選定にあたっては ① 地盤の透水性 ② 帯水層の分布 ③ 工事の規模
等の諸条件に適応するかどうかという判断から決定しなければならない。
土質とそれに適した排水工法との相関を必ずしも一義的に論ずることはできないが、目安として次の表2−1及びグ ラフを用いるとよい。
表1−1 透水係数と排水工法
土 質 透水係数 水中ポンプ ディープウェル ウエルポイント 砂 利 、 砂 の 多 い 層 10−1 以 上 適 適 粘土及びシルト性砂層 10−1〜10−3 やや適 やや適 適 砂 質 粘 土 層 10−3〜10−5 不 適 不 適 適 シ ル ト 質 粘 土 層 10−5〜10−7 やや適
図2−1 排水工法の最適範囲
透水係数の概略値は下記のとおりである。
表1−2 土の粒径による透水係数の概略値
粘土 シルト 微細砂 細 砂 中 砂 粗 砂 小砂利 粒 径
(㎜) 0〜0.01 0.01〜0.05 0.05〜0.10 0.10〜0.25 0.25〜0.50 0.50〜1.0 1.0 〜5.0 K
(cm/sec) 3×10−6 4.5 ×10−4 3.5 ×10−3 1.5 ×10−2 8.5 ×10−2 3.5 ×10−1 3.0
2−8−1
砂 利 組砂 中 砂 細 砂 シルト粘土
通過百分率︵%︶
2 開削水替
(1) 適用範囲
本資料は、仮設工のうち下水道工事開削工法の締め切り排水工事に適用するものとし、大規模工事の排水工事に は適用しない。
ア 排水方法の選定 (ア) 排水方法
排水方法には、作業時排水方法と常時排水方法がある。
A 作業時排水とは、作業前から排水し始めて作業終了後には排水を中止する方法をいう。
B 常時排水とは、昼夜連続的に排水する方法をいい、原則として商用電源とする。
(イ) ポンプ規格
開削水替工に使用するポンプの機種・規格は口径 50 ㎜、電動機出力 0.4kW を標準とするが、現場条件等によ り本規格により難い場合は、現場に適合したポンプの機種、規格、台数を別途考慮する。
イ 潜水ポンプ損料
作業時排水の損料は、「建設機械等損料算定表(13欄)」で算出するものとし、常時排水については、次式に より算出する。
運転1日当たり機械損料=(建設機械等損料算定表9欄)×2+(建設機械等損料算定表11欄)
表2−1 ポンプ運転歩掛 (人/1箇所・日)
職 種
作業時排水 常時時排水 商用電源 発動発電機 商用電源 特殊作業員 0.06 0.13 0.06
普通作業員 0.07
備考1 本歩掛は、ポンプ台数が1〜2台の運転労務歩掛を標準とする。なお、上表により難い場合は、別途 考慮する。
2 普通作業員は、現場内でのポンプの移設及び補助労務等を行うものとする。
3 労務単価は、時間外手当等を考慮しない。
表2−2 ポンプ据付・撤去工歩掛 (人/1現場)
職 種 据 付 ・ 撤 去
普 通 作 業 員 0.14
備考1 本歩掛は、ポンプ台数が1〜2台の据付・撤去歩掛を標準とし、配管の敷設を含む。なお、上表によ り難い場合は、別途考慮する。
2 据付・撤去は、1現場当り1回計上する。
2−8−2
表2−3 諸雑費率 (%)
作 業 時 排 水 常 時 排 水 商 用 電 源 発 動 発 電 機 商 用 電 源
2 26 6
備考 諸雑費は、電力料・発動発電機燃料及び吐出配管・水槽損料等の費用であり、労務費・機械損料の合計 額に上表の率を乗じた金額を上限として計上する。
単−1 開削水替 (1日当り)
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要
ポンプ運転工 日 単1−1
据付・撤去工 現場 単1−2
排出水処理費 式 1 必要に応じて計上
計
単1−1 ポンプ運転工 (1日当り)
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要
特 殊 作 業 員 人 表2−1
普 通 作 業 員 人 〃
工 事 用 水 中
モータポンプ損料 口径 50 ㎜ 0.4kW 日 1 機械損料×台 発動発電機損料 ガソリンエンジン駆動
3kVA 日 1 商用電源がない場合
諸 雑 費 式 1 表2−3
計
単1−2 据付・撤去工 (1現場当り)
種 目 形 状 寸 法 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要
普 通 作 業 員 人 表2−2
計
2−8−3
3 一般水替 (1) 施工概要
施工フローは下記を標準とする。
備考 本歩掛で対応しているのは、実線部分のみである。
(2) 排水方法の選定
排水方法は、作業時排水又は常時排水とする。
ア 作業時排水とは、作業前(1〜3時間)から排水し始めて作業終了時には排水を中止する方法をいう。
なお、作業時排水には、コンクリート打設前後の型枠組立養生などのための一時的に昼夜排水するものも 含む。
イ 常時排水とは、昼夜連続的に排水する方法をいう。
(3) 施工歩掛 ア 機種の選定
機械・規格は、次表を標準とする。
表4−1 機種の選定(ポンプ運転)
機械名 規格 単
位
数量 排水量(m3/h) 摘要 0 以上
40 未満
40 以上 120 未満
120 以上 450 未満
450 以上 1,300 未満 工事用水中
モータポンプ
普通型(潜水ポンプ)
口径 150mm、全揚程 10m 台 1 − 1 −
普通型(潜水ポンプ)
口径 200mm、全揚程 10m 〃 − 1 2 5
発動発電機
ディーゼ ルエン ジン駆動 ・排出 ガス対策型(第 2 次基準値)
25kVA 〃 1 − − −
35kVA 〃 − 1 − −
60kVA 〃 − − 1 −
100kVA 〃 − − − 1
備考1 工事用水中モータポンプの動力源は、発動発電機を標準とする。
2 工事用水中モータポンプ及び発動発電機は、賃料を標準とする。
3 工期、現場の状況により上表により難い場合は、別途考慮する。
4 工期、現場の条件により、工事用水中モータポンプの動力源が商用電源の場合は、別途考慮する。
イ 運転工歩掛
(ア) 運転日数
排水期間中のポンプの運転日数は、工事の規模、現場状況などから積上げて算出するものとする。
2−8−4
機材搬入 ポンプ設置 ポンプ運転 ポンプ撤去 機材搬出
(イ) 労務歩掛
ポンプの運転歩掛は、排水現場1箇所当り、次表を標準とする。
表4−2 ポンプ運転歩掛 (人/1箇所・日)
名 称
排 水 方 法
作業時排水 常時排水
特殊作業員 0.14 0.17
備考1 歩掛は、運転日当り運転時間が作業時排水8h、常時排水 24hを標準としたものである。
2 労務単価は、時間外手当等を考慮しない。
3 歩掛は、排水方法に関わらず、排水現場 1 箇所当りポンプ台数が1〜5台の運転労務歩掛を標準とし たものである。現場条件により難い場合は別途積算する。
4 1工事中に数分割の締切がある場合は、1締切現場を1箇所とする。
(ウ) 諸雑費
諸雑費は、ポンプの配管材料の損料、分電盤の賃料等の費用であり、労務費、機械賃料、機械損料及び運転経費 の合計額に次表の率を乗じた金額を上限として計上する。
表4−3 諸雑費率 (%)
排水方法 作業時排水 常時排水
諸雑費率 3 1
ウ 設置・撤去歩掛
ポンプの据付・撤去に要する1箇所当りの歩掛は、次表を標準とする。
表4−4 設置・撤去歩掛 (1 箇所)
名 称 規 格 単
位 数 量
土 木 一 般 世 話 役 ― 人 0.5
特 殊 作 業 員 ― 〃 0.1
普 通 作 業 員 ― 〃 2.0
バ ッ ク ホ ウ 運 転
クローラ型 [標準型・クレーン 機能付・排出ガス対策型(第 2 次 基準値)]
山積 0.8m3(平積 0.6m3) 2.9t吊
日 0.5
備考1 バックホウは、賃料とする。
2 歩掛及び運転日数は、1箇所当りポンプ設置・撤去台数が1〜5台が標準であり、上表により難い 場合は、別途積算する。
3 機種については上表の使用機械を標準とするが、現場条件及び他の工種により持ち込まれる機種を使 用することが有利な場合は、別途選定出来るものとする。
4 歩掛には、配管設置・撤去労務を含む。
5 1工事中に数分割の締切がある場合は、1締切現場を1箇所とする。
(4) 単価表
単−1 一般水替 (1式当り)
名 称 規 格 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
ポ ン プ 運 転 日 単1−1
ポ ン プ 設 置 ・撤 去 箇所 単1−2
2−8−5
単1−1 ポンプ運転 (1日当り)
名 称 規 格 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
特 殊 作 業 員 人 表4−2
工 事 用 水 中
モ ー タ ホ ゚ ン フ ゚ 運 転 普通型(潜水ポンプ) 日 1 表4−1 機械賃料 発動発電機運転 排出ガス対策型 (第2次基準値)
ディーゼルエンジン駆動 〃 1 〃
機械賃料
諸 雑 費 式 1 表4−3
計
単1−2 ポンプ設置・撤去 (1箇所当り)
名 称 規 格 単位 数 量 単価(円) 金額(円) 摘 要
土木一般世話役 人 表4−4
特 殊 作 業 員 〃 〃
普 通 作 業 員 〃 〃
バックホウ運転
クローラ型[標準 型・クレーン機能 付・排出ガス対策型
(第 2 次基準値)]
山積 0.8m3(平積 0.6m3)2.9t 吊
日 〃
機械賃料
諸 雑 費 式 1 端数処理
計
(5) 機械運転単価表
機 械 名 規 格 適用単価表 指 定 事 項 工 事 用 水 中
モ ー タ ホ ゚ ン フ ゚ 普通型(潜水ポンプ) 機−30 賃料数量→(常時排水) 1.1 (作業時排水)1.2
発 動 発 電 機
排出ガス対策型(第 2 次基準値) ディーゼルエンジン駆動 25kVA 35kVA 60kVA 100kVA
機−16
(常時排水)
燃料消費量 → 25kVA → 94 35kVA →134 60kVA →233 100kVA →384 賃料数量 → 1.1
発 動 発 電 機
排出ガス対策型(第 2 次基準値) ディーゼルエンジン駆動 25kVA 35kVA 60kVA 100kVA
機−16
(作業時排水)
燃料消費量 → 25kVA → 31 35kVA → 45 60kVA → 78 100kVA →128 賃料数量 → 1.2
バ ッ ク ホ ウ
クローラ型[標準型・クレーン機 能付・排出ガス対策型(第 2 次基 準値)]
山積 0.8m3(平積 0.6m3)2.9t 吊
機−28
運転労務費 → 1.00 燃料消費量 → 77 賃料数量 → 1.16
2−8−6
4 水替日数の算定
地下水位から構築物完了までの日数とし、下記を標準とする。
(1) 通常の管路工事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 管布設完了までの日数 暗渠・処理場・ポンプ場等 ・・・・・・・・ 構築完了までの日数
(2) ウエルポイント排水工を伴う工事の水替日数は、工程表等により算出するものとする。
(3) 地下水位は、GL−1.50mを標準値とし、土質資料等により決定すること。
5 仮排水工
仮排水工は既設下水管、水路を一時遮断しポンプ排水、仮排水工を行う場合に適用する。
(1) 排水能力の算定
排水ポンプの使用台数の算定については、降雨記録、ポンプ能力等を考慮して決定すること。
ポンプ排水の場合・・・・・・・・施工時期、排水面積、降雨強度、施工条件等ポンプ排水可能な場合計上する。
ポンプ排水は小雨量時のみ
仮排水管の場合・・・・・・・・・・施工時期、排水面積、降雨強度、施工条件等、仮排水管布設可能な場合計上、
仮排水管は中雨量時のみ 以上条件決定については責任技術者と協議し決定のこと。
(2) ポンプ台数の算定
流入量(m3/h)
ポンプ容量(m3/h/1台)
(3) 排水日数の算定
工程表を作成し、必要日数を算出する。
(4) コルゲートパイプ
コルゲートパイプ据付・撤去は、土木工事標準積算基準(共通編) 第 2 章共通工の排水構造物工(コルゲートパイ プ)による。
(5) 仮排水工の損料
ア コルゲートパイプ等の損率
第2編 第6節 1(2)ウ 表1−1(土留め、仮締切り、築島、仮橋等の材料損料率)による。
2−8−7 ポンプ台数=