NDIS 3429 : XXXX
4 適用範囲(箇条 1)
5.7 鉄筋位置及びかぶり厚さの推定(箇条 8)
5.6.4
比誘電率の算定(7.4)比誘電率の算定方法は,複数の方法が提案されており,ここでは
3
つの方法を附属書F
(カーブフィッ ティング法),附属書G(鉄筋径法),附属書 H(実測法)として参考に示した。また,その他検証された
方法を用いて算定を行なってもよいこととした。比誘電率は,コンクリート中の含水率によって変化する。そのため,コンクリート打込み材齢,構造物・
部材の向きなどによって含水率が異なり,比誘電率も異なることから,このように含水率が異なると考え られる部位で比誘電率を算定する。
5.6.5
走査方法(7.5
)走査の際に最も注意すべき点は,アンテナを探査面から浮かせたり,探査面上を滑らせたりせずに,探 査面に対して平行に走査することにある。
探査装置はエンコーダ(アンテナ車輪部)により水平距離を測定し,等間隔で電磁波を送信している。
アンテナを探査面から浮かせたり,滑らせたりして車輪が無回転となった場合,距離計測が行なわれずに 電磁波が送信されないままアンテナが移動してしまい鉄筋が探査されなかったり,測定距離が実際の走査 距離に対して短くなって鉄筋位置の計測に誤差を生じたりする原因となる。逆にアンテナが浮いた状態で 車輪が空転した場合には,アンテナが移動していなくても電磁波が送信されてしまい,鉄筋の判別が困難 になったり,実際の走査距離に対して測定距離が長くなったりして鉄筋位置の推定に誤差を生じる原因と なる。
また,アンテナは前進,後退いずれの方向に移動させても計測距離が加算されるため,一方向に移動さ せなければ鉄筋位置の計測に誤差を生じ,同じ鉄筋を複数回検出する原因となる。
このため,走査終了時に探査装置の走査距離と走査線の実測距離との比較を行い,その距離の差が誤差 範囲内であることを確認することとした。走査距離が誤差範囲外の場合は,そのデータの使用を中止し,
走査をやり直すこととしている。
からかぶり厚さを算定する。
波形が見えにくい場合は,附属書
I
などによってデータ処理を行い波形を見やすくしたうえで,反射時 間と位置を求める。探査装置本体で,鉄筋位置およびかぶり厚さがデータ表示される場合は,それを利用してもよいことと している。
5.8
報告(箇条9
及び附属書E
)報告の内容には,探査業務の実施記録,探査結果の検証のための事項,探査の参考となる事項とに分類 される。
このうち,探査業務の記録および探査結果の検証のための項目を「8.1必ず報告する事項」とし,探査の 参考となる事項は「
8.2
必要に応じて報告する事項」とした。また,参考として附属書
E(報告の様式例)を示している。必要に応じて項目を追加し,様式を変更す
るなどして理解しやすい報告様式とするとよい。探査依頼者が指定した様式がある場合は,指定の様式を 使用して報告する。附属書
E
では,報告書の様式例を柱,梁,壁及び床のそれぞれについて示した。この様式への記入例と して,解説表6
に柱部材の場合及び解説表7
に壁部材の場合を示す。探査結果の報告に当たっては,これ らの様式例及び記入例を参考に,探査対象となる構造物及び探査の目的に応じて修正して用いるとよい。解説表
6―報告書様式の記入例(柱部材)
NDIS 3429に基づくかぶり厚さ・鉄筋位置探査結果(例) 報告書番号: −
会社名 測定年月日 年 月 日 時 天候
工事名称
試験技術者 会社名: 担当者: 資格名・番号
使用機器 装置本体 製造番号: 製造メーカー・型式: 名称 アンテナ 製造番号: 製造メーカー・種類: 登録番号
定期点検状況 実施日 年 月 日 実施者: ○機器製造会社 点検結果:附属書Aに適合 日常点検状況 実施日 年 月 日 実施者: ○○調査会社 点検結果:附属書Bに適合
測定モード Bモード
探査部材・記号 5階柱・C3
探査部材位置 X3-Y6通り 探査箇所 各々の面で床上250 mm起点,上方に探査
かぶり厚さ推定結果 鉄筋位置探査結果
探査面 北面 東面 南面 西面
北面
主筋本数 5 構造図に 主筋 D35×5本 D35×5本 D35×5本 D35×5本 せん断補強筋単位
10本/m よる配筋 せん断
D13@100 D13@100 D13@100 D13@100 長さ当たりの本数 状況 補強筋
東面
主筋本数 5 測定点 推定値 推定値 推定値 推定値 せん断補強筋単位
10本/m
(mm) (mm) (mm) (mm) 長さ当たりの本数 1 40 50 44 60
南面
主筋本数 5
2 38 52 45 61 せん断補強筋単位
10本/m 3 41 53 43 62 長さ当たりの本数
4 40 55 44 60 西面
主筋本数 5
5 39 54 45 63 せん断補強筋単位
10本/m 6 40 52 46 64 長さ当たりの本数
7 42 50 45 64 8 41 49 46 65 仕上げ材の有無
かぶり 9 39 50 44 66 仕上げ材無し
厚さ 10 47 51 43 64 11 51 50 42 65
12
13
14 留意事項
走査線長
さ 1100 mm 1100 mm 1100 mm 1100 mm セパレータは適用対象外とした西面の かぶり厚さの測定値はモルタル仕上げ の厚さを含んだ値。
平均値 42 51 44 63
標準偏差 3.9 1.9 1.3 2.1 比誘電率は附属書G鉄筋径法により求 最大値 51 55 46 66 めた。
最小値 38 49 42 60
比誘電率 7.6 7.9 7.6 7.7
鉄筋位置図又は写真
解説表
7―報告書様式の記入例(壁部材)
NDIS 3429に基づくかぶり厚さ・鉄筋位置探査結果(例) 報告書番号: −
会社名 測定年月日 年 月 日 時 天候
工事名称
試験技術者 会社名: 担当者: 資格名・番号
使用機器 装置本体 製造番号: 製造メーカー・型式: 名称 アンテナ 製造番号: 製造メーカー・種類: 登録番号
定期点検状況 実施日 年 月 日 実施者: ○機器製造会社 点検結果:附属書Aに適合 日常点検状況 実施日 年 月 日 実施者: ○○調査会社 点検結果:附属書Bに適合
測定モード Bモード
探査部材・記号 5階壁・W15
探査部材位置 X3通り,Y2-Y3間 探査箇所 各々の面で床1000 mm上,Y2側250 mm起点,Y3方向に探査
かぶり厚さ推定結果 鉄筋位置探査結果
探査面 東側面 西側面
東側面
単位長さ当たりの
5本/m 構造図に 縦筋 D10@200 D10@200 縦筋本数
よる配筋
横筋 D10@200 D10@200 単位長さ当たりの
5本/m
状況 横筋本数
測定点 推定値 推定値
西側面
単位長さ当たりの
5本/m
(mm) (mm) 横筋本数
1 42 43 せん断補強筋単位
5本/m
2 40 43 長さ当たりの本数
3 41 43 4 33 44 5 41 44 6 39 44 7 34 44
8 36 43 仕上げ材の有無
かぶり 9 36 44 仕上げ材無し
厚さ 10 36 40
11
12
13
14 留意事項
走査線長
さ 1100 mm 1100 mm 縦筋表面側。
比誘電率は附属書H実測法の背面エコーを用 いて求めた。
平均値 38 43
標準偏差 3.2 1.2
最大値 42 44
最小値 33 40
比誘電率 6.7 6.5 鉄筋位置図又は写真