35
6-1.基礎知識
・通貨ペア [3]
・インターバンク市場 [4] [16]
・ビッドとオファー [7] [8]
・為替レートの計算方法 [10]
・実需と投機 [11] [12]
・ストップロスオーダー [15]
・LIBOR、TIBOR [18]
・マーケットメイカー [17] [22]
・リスクテイカー [17] [23]
・ヘッジャー [17] [24]
・BPV [20]
・ヘッジツール [25] [26]
・ユーロ円金利先物(金先) [25]
・長期国債先物(債先) [26]
・アウトライト [29] [31]
・スプレッド [32]
・イールドカーブスプレッド [32] [33] [34]
・スティープニング、フラットニング [29]
[32]
6.基礎知識・演習問題
36
【問題】
X銀行のインターバンク為替ディーラーであるYさんは、相場見通しとして円(
JPY)の下落とスイスフラン(CHF)の上昇シナリオをもとにスイスフラン/円のロン グポジション(買い持ち)を10本(10百万フラン)保有することにした。その時の、イ ンターバンクで取引できる為替レートは以下のようにクウォートされていた。
① Yさんの取引できるスイスフラン/円のレートはいくらか。
② その後、見通しが見事に的中し、スイスフラン/円相場が118.00まで上昇し たので反対取引を行い、利益を確定することにしました。その時の利益額 はいくらか。
6-2.演習問題・・・・・・(1)
6.基礎知識・演習問題
BID OFFER USD/JPY 102.40 102.50 USD/CHF 0.8810 0.8820
37
(1)の【解答】
①
CHF/JPYの買い=CHFの買い+JPYの売り
=USDCHFの売り+USDJPYの買い =0.8810と102.50の組み合わせ
=102.50÷0.8810≒116円35銭
【答え】 116円35銭
② Yさんの享受した値幅は118.00-116.35=1円65銭 よって、利益額は10,000,000×1.65=16,500,000円
【答え】 16,500,000円
6.基礎知識・演習問題
BID OFFER USD/JPY 102.40 102.50 USD/CHF 0.8810 0.8820
1USD=0.8810CHF 1USD=102.50JPY
0.8810CHF=102.50JPY
38
【問題】
A銀行のディーラー(リスクテイカー)であるBさんは、短期的な金利上昇シナリオ に基づき、マーケットメイカーであるC銀行との間で円金利スワップ(期間:10年、
想定元本:500億円、A銀行の固定払い)を約定し、新たなポジションテイクを行っ た。その後、当初予想通り金利が上昇したため、C銀行との間で再び円金利スワ ップ (期間:10年、想定元本:500億円、A銀行の固定受け)を行い、ポジションをク ローズした。この取引に伴うBさんの損益はいくらか。
ただし、マーケットメイカーC銀行の提示レートは以下の通りで、BさんはC銀行 の提示レートで取引を約定したものとする。また、10年円金利スワップのBPVは 9.83百万円(想定元本100億円あたり)とする。
C銀行提示レート(%)
オファー ビッド ポジションテイク時 0.80500 0.79500 ポジションクローズ時 0.84500 0.83500
6-2.演習問題・・・・・・(2)
6.基礎知識・演習問題
39
(2)の【解答】
リスクテーカーがマーケットメイカーの提示レートで取引を行う場合、「固定払 い」の取引の場合はマーケットメイカーのオファーレート、
「固定受け」の場合はビッドレートでの約定となる。よって、今回の
ケースでは、ポジションテイク時の約定レートは0.805%、ポジションクローズ時 の約定レートは0.835%となる。
つまり、Bさんはこのポジションにより、0.805%と0.835%の差である3.0bp分の 収益を得たことになる。
収益額は、
9.83百万円/bp x 3.0bp x 500億円/100億円 = 約147百万円。
6.基礎知識・演習問題
40
【問題】
次の文章の空欄①~④に当てはまる適当な語句・数字を埋めよ。A銀行のディーラー(リスクテイカー)であるBさんは、この先イールドカーブはステ ィープニングすると考え、その相場観に基づき5Y-10Yスプレッド( ① )のポジシ ョンを構築した。その際、Bさんが約定したスワップ取引は以下の2本である。
ただし各年限のBPV(想定元本100億円あたり)は以下の通りと仮定する。