1.重量限界 A.機体重量
空虚重量 (約) 233 kg
最大離陸重量 525 kg
揚力を発生しない構造部分の最大重量 240 kg 水バラストの最大搭載重量は、下記 C.項を参照。
B.搭乗者限界
搭乗者 : 1 名
最小操縦席重量(操縦者および落下傘) 70 kg 最大操縦席重量(操縦者および落下傘) 110 kg
参考:この機体の実際の最小、または最大操縦席重量は、上記の代表的な重量 と異なることがあるので操縦席にある「操縦席重量」の標識は、実際の 重量を標示しなければならない。
操縦席重量が、最小操縦席重量よりも軽い場合は、次のようにトリム・バラストを用いて 重量を増加させなければならない。
1) バラスト(鉛、または砂が入ったクッション)は、シート・ベルトの取付金具を利用 してしっかりと固定しなければならない。
2) 鉛板製のバラストを機首部に装着することができる。
バラスト 2.2 Kg は、操縦席重量 5.0 kg に相当する。
バラストの取付位置は、基準線(BE)の前方 1,715 mm である。
承認された最大離陸重量、または揚力を発生しない構造部分の承認された最大重量を超え てはならない。
操縦席(落下傘、または背当てを含む)のアーム(基準線からの距離)は、基準線(BE)
の前方 450 mm である。
C.水バラストの搭載重量
水バラストを含む最大離陸重量 525 kg
水バラストのアーム(基準線からの距離)は、基準点(BE)後方 203 mm(7.99 in)である。
機体空虚重量と操縦席重量に対し、両翼のタンクに搭載する水バラスト量(単位:リット ル)
操縦席の重量(落下傘、または背当てを含む)
機体空虚重量
70 kg 80 kg 90 kg 100 kg 110 kg
240 kg 184 184 184 184 175
245 kg 184 184 184 180 170
250 kg 184 184 184 175 165
(6− 1) 発行 : 2002 年 12 月 22 日 改定 :
シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
耐空検査員(G− 12 号)承認 2002 年 12 月 22 日
D.小荷物室(Baggage Compartment)
小荷物室の最大許容搭載重量 2.0 kg
小荷物室の搭載重量は、最大許容水バラスト搭載重量を決定する際に考慮しなければ ならない。
小荷物室のアーム(基準線からの距離)は、基準点(BE)後方 880 mm である。
E.垂直安定板の水バラスト・タンクを使用する場合の搭載重量
性能上、有利になるように重心を後方限界近くまで移動させるためには、垂直安定板にあ るタンク(機首上げモーメント
m
FT)へ水バラストを搭載することによって、主翼の水バラ ストによる機首下げモーメント(ノーズ・ヘビー・モーメント)(m
WT)を補正する。主翼の水バラストの搭載量に対する垂直安定板バラスト mFTの搭載量は、次の表により決定 する。
184 主翼バラストの最大搭載量
170
142
113
85
57
28
搭搭搭搭搭バラストの搭搭搭搭搭
主 翼 水 バ ラ ス ト
・ タ ン ク の 搭 載 量 mWT
0
0 1 2 3 4 5 6
垂直安定板タンクの水バラストの搭載量 mFT
(6− 2) 発行 : 2002 年 12 月 22 日 改定 :
シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
耐空検査員(G− 12 号)承認 2002 年 12 月 22 日
例 : 水バラストの搭載量を決定する例を次に示す。
両主翼の水バラストの搭載量
m
WT = 70 kg (リットル)前ページの表に基づいて決定された垂直安定板にある水バラスト・タンクの搭載 量
m
FT = 2.0 kg (リットル)垂直安定板のタンクの目盛りは、kg 単位(リットル)で段階的に表示されている ので、搭載量として、
2.0 kg (リットル)
が垂直安定板のタンクに注入される。
垂直安定板の水バラスト・タンクの搭載量を決める場合、最大許容搭載重量を超えてはな らないことを念頭に置くこと。これは、次のように確かめる。
mPILOT + mFT ≦ 最大許容搭載重量
最大離陸重量を超えないために、主翼バラストの許容最大搭載量を決めるときに垂直安定 板バラストの搭載量も考慮しなければならない。
注意: 水バラストが凍結する恐れがある場合、垂直安定板のタンクは、絶対に 使用してはならない。
垂直安定板のタンクを使用する場合、次の表の条件に適合していることを確かめなければ ならない。
垂直安定板のタンクの運用制限
最低地上気温(℃) 13.5 17 24 31 38 最高運用高度(m) 1,500 2,000 3,000 4,000 5,000
注意: 外気温度計を監視し、2℃以下で運用してはならない。
2.重心位置
A.飛行中の重心位置
機体姿勢:主輪を接地させ、胴体の Tail Boom の上に 100:4.4 のくさび状のブロックを 置いて、この上面が水平になるように尾輪をジャッキ・アップする。
基準線(BE)・・・・・・・・・主翼基部にある Rib の前縁
前方限界重心位置 基準線の後方 260 mm(10.24 in)
後方限界重心位置 基準線の後方 400 mm(15.75 in)
許容された後方限界重心位置を超えていないことを確認しなければならない。これは、最 小操縦席重量(操縦者および落下傘の重量)を遵守すれば、保証される。
最小操縦席重量に満たない場合、前述の通りトリム・バラストを用いて補正しなければな らない。
(6− 3) 発行 : 2002 年 12 月 22 日 改定 :
シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
耐空検査員(G− 12 号)承認 2002 年 12 月 22 日
B.空虚重量における重心位置 1)重量・重心の決定
a)修理、塗装、装備品の追加装備、改修等を実施した後、機体の重量を実測して、新たに重 量・重心を設定しなければならない。
b)如何なる場合においても、4 年毎に同様に重量・重心を設定しなければならない。
c)空虚重量の重心が許容された範囲内にあることを確認しなければならない。必要に応じて、
補正用バラスト・ウエイトを取付ける。
d)通常、空虚重量の重心限界と搭載重量の一覧表を遵守すれば、飛行中の重心位置が許容範囲 内に入るようになっている。
e)別添− 4 および別添− 5 の表に示す重心範囲を決めるには、次の操縦席重量を基に行う。
前方重心位置 : 最大操縦席重量 110 kg+ 最大許容水バラスト搭載重量 後方重心位置 : 最小操縦席重量 + 手荷物室搭載重量 2.0 kg
2)重量・重心の記録
決定した重量および重心位置は、整備実施記録書へ記載すること。
最近実施した計測に基づく重心位置算出チャートを別添− 6 に示す。
3)簡便な判定方法
空虚重量の重心位置を簡便に決める方法として、下の一覧表を用いて、種々の空虚重量と操 縦席重量に対する尾輪の最大許容負荷(許容最後方重心位置)を定めることができる。
a)尾輪の負荷重量を実際に測るには、前記 A.項「飛行中の重心位置」に記述されているよ うに主輪を接地させて、尾輪をジャッキアップして行う。
b)尾輪で計測された負荷重量が下の一覧表に示す値よりも低ければ、重心位置は、許容範囲内 にある。
尾輪で計測された負荷重量 (kg) が下に示す値よりも低け れば、重心位置は、許容範囲内にある
220 28.7 29.7 30.8 31.8 225 29.0 30.0 31.1 32.2 230 29.4 30.4 31.5 32.4 235 29.7 30.7 31.8 32.8 240 30.0 31.1 32.0 33.1 245 30.3 31.4 32.4 33.5 250 30.7 31.7 32.7 33.8 255 31.0 32.1 33.0 34.1 空
虚 重 量 (kg)
260 31.3 32.3 33.4 34.4
70 75 80 85
操縦席重量 (kg)
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シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)