シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
エレベーターを作動させて、エレベーター・アクチェーティング・ピンが正しい位置にあるか を点検する。
○組立後
作業者の助けを借りて、操縦系統が完全に支障なく作動することを点検する。
主翼と胴体との結合部、主翼とウイング・レットとの結合部、水平尾翼前面の固定金具の開口 部、および水平尾翼と垂直安定板との結合部をテープを用いてシールする。
テープによるシールは、性能上、非常に有益であり、また騒音レベルを下げてくれる。
B.分解
機体を分解する前に、テープによるシールを除去する。
○ウイング・レット
水平尾翼取付工具を用いてロッキング・ピンを押し下げて、ウイング・レットを引き離す。
○水平尾翼
水平尾翼取付工具をねじ込み、引いた状態で、水平尾翼の前縁をわずかに上げて、前方へ引き 出す。
○主翼
エア・ブレーキを解除し、水バラストのバルブを「閉」にする。
メイン・ピン・ハンドルから安全ピンを取外す。
両翼端に作業者を付けて、メイン・ピンを引き抜き、右主翼を取外す。
その次に、左主翼を取外す。
2.保存、格納および輸送
機体は、常に格納庫で収納するか、または換気のよい状態を保たなければならない。
密閉されたトレーラーに収納する場合は、充分に換気しなければならない。
機体を使用していない間、特に温度が高い環境では荷重を懸けた状態のままにしてはならな い。
主翼は、薄い層流翼であるので、適切に支持することが重要である。
前縁を下にして、桁の基部を支持し、また翼端から約 3.3m の所で翼型に合った受台で支え る。
胴体は、C.G. 曳航フックの直ぐ前で受台に乗せ、尾輪を接地させて支持する。
水平尾翼は、前縁を下にして、約 1 m の間隔で翼型に合った 2 基の受台で支える。
コンテナーの中で水平尾翼の取付金具を利用して支持するような ことは、絶対に行ってはならない。
(7− 2) 発行 : 2002 年 12 月 22 日 改定 :
シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
機体を長期間、組立てた状態にしておく場合、胴体、主翼および水平尾翼の取付金具に対す る防錆についての整備プログラムを設定することが重要である。
高性能機にとって、ダスト・カバーは、必須であるとの認識を持たなければならない。
機体を押す場合、翼端で押すことは、絶対に行ってはならない。
できる限り主翼の付け根付近を押さなければならない。
3.機体表面の保守
清掃と保守には、次のことを推奨する。
○洗剤を含んだ水、またはぬるま湯を使用する。添加材、光沢材、研磨剤等の洗浄材を含んだ ものを使用してはならない。
○ガソリンやアルコールは、短時間の間のみ、暫定的に使用することができる。
いかなる種類のシンナーも使用してはならない。
○クロライド・ハイドロジェン(例えば、Tri − 、Tetra − 、Per − 等が付いた有機溶剤)を 使用してはならない。
○風防は、プラスチック・ガラス用クリーナー(例えば、“Plexiklar” や“Mirror Glaze”
等)を使用する。必要に応じてぬるま湯を用い、きれいな柔らかいセーム皮、または、非常に 柔らかな素材で清掃する。
風防が乾いた状態で擦ってはならない。
○機体は、湿気を避けなければならない。
○機体内に水分が発見された場合は、機体を乾燥した環境内で保存し、繰り返し機体を回して、
水分を除去する。
○機体は、不必要な強烈な太陽光や熱に曝すべきでない。また。機械的に継続的に負荷を懸け たままの状態は避けるべきである。
○太陽光に曝される機体の全ての外表面は、登録記号やオプションとしての衝突防止塗装を除 いて、白色に塗装しなければならない。
白色以外の色では、GRFP/CRFP の過熱を招くことになり、構造部分に劣化を引き起こす。
(7− 3) 発行 : 2002 年 12 月 22 日 改定 :
シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
<別添− 2>
主要装備品リスト
種別 名 称 製造者 型式、
部品番号 装備数 備 考
速度計 Winter 6FMS511
P/N 6511H-11-401 1
高度計 Winter 1
TBO:2 年
昇降計 Winter 5StVM5
P/N 5251 1
電気式昇降計 ILEC SC-7 1
磁気コンパス Airpath C2300 1
外気温度計 Stork TF-00-059K 1
トータル・エナージー・コ ンペンセーション・プルー ブ
Brochkaus − − − − 1
計計
加速度計 − − − − − − − − 0
VHF 無線機 Becker AR4201 1
(計器板下部) 12V/7.2Ah 1
バッテリー
(主輪側) 12V/7.2Ah 1
シート・ベルト
GADRINGER BAGU5202 1 TBO:12 年 ショルダー・ハーネス
GADRINGER SCHUGU2700 1 TBO:12 年
計計ベルト
フロア・ハーネス GADRINGER BOGU1402
Nose Tow Release TOST 1 TBO: 2,000 発航
装
備
品
C/G Tow Release TOST 1 TBO: 2,000 発航
(Appendix− 2) 発行 : 2002 年 12 月 22 日 改定 :
シェンプ・ヒルト式 ディスカス CS 型(JA 767Y)
<別添− 4>
自重と重心範囲
最大座席重量 110 kg と最大許容水バラスト搭載重量での許容前方重心位置
260
250
240
230 自
重 (kg)
220
590 600 610 620 630 640 650 660 670 重心位置(基準点後方の距離 mm)
上のグラフは、次のデータを基に作成したものである。
自重 重心位置(mm)* 自重 重心位置(mm)* 自重 重心位置(mm)* 自重 重心位置(mm)*
220 663.3 230 644.9 240 627.3 250 610.2 221 661.4 231 643.1 241 625.6 251 608.5 222 659.5 232 641.3 242 623.8 252 606.9 223 657.6 233 639.6 243 622.1 253 605.2 224 655.7 234 637.8 244 620.4 254 603.6 225 653.9 235 636.0 245 618.7 255 602.0 226 652.0 236 634.3 246 617.0 256 600.4 227 650.2 237 632.5 247 615.3 257 598.8 228 648.4 238 630.8 248 613.6 258 597.2 229 646.6 239 629.1 249 611.9 259 595.6 260 594.1 注) *:基準点後方の距離
許容最大絶対終局重量(Max. Permitted Absolute ultimate Weight)
A.U.W. = 525 kg
(Appendix− 4) 発行 : 2002 年 12 月 22 日 改定 :