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３．１９ 緊急時対策所
重大事故等が発生した場合においても，これに対処するために必要な指示を行う要員がとどまることができる 緊急時対策所を設置［設置場所］
•
女川原子力発電所敷地内高台（O.P.+62m）に設置•
緊急時対策所の外部が放射性物質により汚染した 状況においても，対策要員が出入りできるよう，緊急時 対策建屋内にチェンジングエリアを設置［電源設備］
•
代替交流電源としてガスタービン発電機及び専用電源 車を整備し，電源の多様性を備える［通信連絡設備］
•
発電所内外との通信連絡に必要な設備を設置（衛星電話設備，無線連絡設備，テレビ会議システム，
安全パラメータ表示システム(SPDS)等）
［居住性］
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対策要員の実効線量が７日間で100mSvを超えないよ う適切な遮蔽設計及び換気設計を実施［申請時からの変更点］
•
当初は緊急時対策所を３号炉原子炉建屋内に設置し，免震重要棟運用開始後，免震重要棟内の緊急時対策 所に移行することとしていた
•
新たに設置する建屋を免震構造から，原子炉施設での採用実績が多く，これまでの設計の経験や技術的知見 も豊富な耐震構造に設計変更し，緊急時対策建屋内の緊急時対策所に一本化女川原子力発電所構内配置図
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３．２０ 通信連絡設備
発電所内は，中央制御室及び緊急時対策所に送受話器，電力保安通信用電話設備，衛星電話設備及び無線 連絡設備を設置し，多様性を有した通信連絡手段を確保
所外必要箇所とは，緊急時対策所に局線加入電話設備，電力保安通信用電話設備，統合原子力防災ネット ワークを用いた通信連絡設備及び衛星電話設備を設置し，多様性を有した通信連絡手段を確保重大事故等が発生した場合において，発電所内及び所外必要箇所との通信連絡を行うために，以下の設備を配備
光ファイバ 通信
マイクロ波 多重無線 女川原子力発電所
ＦＡＸ
【緊急時対策所】
【中央制御室】 衛星系回線
電力保安通信用回線 送受話器
ﾃﾚﾋﾞ会議ｼｽﾃﾑ
【原子炉建屋等】
発電所外
【国】
【屋外】
送受話器
通信事業者回線
携帯型電話 無線連絡設備
（携帯型）
無線連絡設備
（固定型）
携行型通話装置
電話
携行型 通話装置
送受話器
携帯型電話
携帯型電話 電話
無線連絡設備
（固定型）
送受話器
電話 ＦＡＸ
ＦＡＸ
ＦＡＸ
電話 携帯型電話
電話
電話 ﾃﾚﾋﾞ会議 ｼｽﾃﾑ
ﾃﾚﾋﾞ会議ｼｽﾃﾑ
【本店（即応ｾﾝﾀｰ等）】
携帯型電話
【地方公共団体等】
【凡例】: 有線 無線
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３．２１ 重大事故等に対処するための体制等の整備
［手順の整備］
プラント状態の把握や事故の進展予測
状況に応じ，適切に判断するための基準の明確化
設備等の使用手順［体制の整備］
有効性評価における各事故シーケンスで必要な作業を行う要員を 発電所内に確保
停止号炉の同時発災への対応
発電所内の燃料や予備品等の備蓄により，事故後７日間における 事故収束活動を実施
６日後までに原子力事業所災害対策支援拠点を選定し，必要な 資機材等を 支援できる体制を整備
事故収束継続のため重要安全施設の取替可能な機器，部品等に ついて予備品を確保［アクセスルートの確保］
地震，津波時においても利用可能なアクセスルートを２ルート確保
地震時に斜面崩壊による土砂撤去が必要ないよう斜面対策を実施［緊急時の訓練］
高線量下になる場所を想定した訓練
夜間，降雨，強風等の悪天候下を想定した訓練高線量下を想定した訓練 原子力災害対策支援拠点設置訓練