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群     第1期     第2期     第3期

N  平均値 ・SD   平均値 SD   平均値 SD

参加群   6  138.48 28.63 非参加群  6  137.03 25.65

11 4. 33 41. 59

11L OI 48. 13

134.10 38.34 48.23 44.79

単位:分

表3−2−2参加活動時間の変容に関する分散分析表

変動因 平方和 自由度 平均平方 F

群(A)

個人差

時期(B)

誤差

AXB

8214. 40 38807. 83 13050. 26 13944. 15 15205. 87

1 10 2 2 20

8214. 40 3880. 78 6525. 13 6972. e7

760.29

2.11

8.58**

9.17**

十 P<.10, * P<.05, ** Pく.01

(分)

140

115

ee 90

as

40

       函

一.一一_一一..一.一一一....一一_一一.=饗  _.一__一.一一...一.一参晶群.

      、        非参加群       Nts

       sX       SSN        s

_一__轍騨轍}騨願__騨響一_甲陶騨___騨噌一騨_昂一__}騨騨_5_騨騨,______層__零_騨一

      Ns        旨

  第1期   第2期   第3期

図3−2−1群別・時期別の参加活動時間

2.対人行動評定得点の変容

 子別・時期別の対人行動評定合計得点の平均値と標準偏差を表3−2−3に示した。

この合計得点の合宿前後の変容について、群(2)×時期(2)の2要因混合計画法に よる分散分析を行い、結果を表3−2−4に示した。

 表3−2−4の分散分析表に示したように、時期の主効果は有意ではなかったが、

一59一

群の主効果が有意であった。また、群と時期の交互作用も有意であった。交互作 用が有意であったので、群要因における時期の単純主効果と時期要因における群 の単純主効果を検定したところ、参加群における時期の単純主効果は有意であっ た(F・16.75,df・1/7, P<.01)。非参加群における時期の単純主効果は有意な傾向が あった(F・4.18,df・1/7,Pく.10)。また、合宿前の群の単純主効果と合宿後のそれは、

共に有意であった(F・8.32,df・1/14,Pく.01,F・30.69, df・1/14, Pく.01)。

 図3−2−2に示したように、参加群において、合宿後の対人行動評定合計得点が 有意に上昇していることを示している。逆に、非参加群において、合宿後の対人 行動評定合計得点が有意な傾向で下降していることを示している。

表3−2−3対人行動評定合計得点の群別・時期別の平均値と標準偏差

    合宿前      合宿後

N  平均値 SD   平均値 SD

参加群   5 非参加群  4

19. 96 1. 85 13. 51 4. 42

23. 92 1. 51 11. 53 3. 49

単位漁

表3−2−4対人行動評定合計得点の変容に関する分散分析表

変動因 平方和 自由度 平均平方, F

群(A)

個人差

時期(B)

誤差

AXB

394.71 141.15  4.35

39.20 14.55

1 7 1 1 7

394.71

20. 16  4. 35

39.20  2.07

19. 57**

2. 09 18. 85**

十 P.〈.10, * P〈.05, ** Pく.01

(点》

za

oo

15

10

      参加群

一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一一 参加群

礪、

     〜灘        参加前     参加後

図3−2−2群別・時期別の対人行動評定合計得点

一60一

3.対人行動因子別得点の変容

 「対人行動評定表」は「向社会性」、 「自己表現」、 「他者受容」、 「協調性」

の4つの因子から構成されている。各因子ごとの合宿前後における得点の変容に

ついて検討した。

(1)向社会性得点の変容

 群別・時期別の向社会性得点の平均値と標準偏差を表3−2−5に示した。向社会 性得点の合宿前後の変容について、群(2)×時期(2)の2要因混合計画法による分 散分析を行い、結果を表3−2−6に示した。

 表3−2−6の分散分析表に示したように、時期の主効果は有意ではなかったが、

群の主効果は有意な傾向があった。また、群と時期の交互作用は有意であった。

交互作用が有意であったので、群要因における時期の単純主効果と時期要因にお ける群の単純主効果を検定したところ、非参加群における時期の単純主効果は有 意でなかっ』たが、参加群における時期の単純主効果は有意であった(F・7. 26, df・1

/7, P<.05)。また、合宿前における群の単純主効果は有意でなかったが、合宿後に おける群の単純主効果は有意であった(F・9.29,df・1/14,P〈.01)。

 図3−2−2に示したように、参加群において、合宿後の向社会性得点が有意に上 昇していることを示している。非参加群において、合宿後の向社会性得点が下降

しているものの、統計的には有意な下降とは言えなかった。

表3−2−5向社会性得点の群別・時期別の平均値と標準偏差

    合宿前      合宿後

N  平均値 SD   平均値 SD

参加群   5 非参加群  4

3.69 O.94

2. 86 1. 04

4. 34 O. 63 2. 42 O. 62

単位:月

表・3−2−6向社会性得点の変容に関する分散分析表

変動因 平方和 自由度 平均平方 F.

群(A)

個人差

時期(B)

誤差

AXB

8. 38 11. 45 0. 05 1. 34 0. 92

1 7 1 1 7

8. 38 1. 63 0. 05 1. 34 0. 13

5.12+

O. 38

10.17*

十 P〈.10, * Pく.05, ** P〈.01

一61一

(9)一一……一一一一一一一一一一一團

4

3

2

       参加群

一一一・一一一一一一…一… 参加群

ll一一

      輪■

    参加前     参加後

図3−2−3群別・時期別の向社会性得点

(2)自己表現得点の変容

 丁丁・時期別の自己表現得点の平均値と標準偏差を表3−2−7に示した。自己表 現得点の合宿前後の変容について、群(2)×時期(2)の2要因混合計画法による分 散分析を行い、結果を表3−2−8に示した。

 表3−2−8の分散分析表に示したように、群の主効果のみ有意であっt。これは、

図3−2−4に示したように、自己表現得点が参加群と非参加群の間で有意な差があ ることを示している。合宿後の自己表現得点が参加群において上昇し、非参加群 において下降しているものの、共に統計的には有意な上昇や下降とは言えなかっ

た。

表3−2−7自己表現得点の群別・時期別の平均値と標準偏差

    合宿前      合宿後

N  平均値 SD   平均値 SD

参加群   5 非参加群  4

6. 26 O. 41 3. 73 1. 24

7. 00 O. 54 3. 51 1. 18

戦:点

表3−2−8自己表現得点の変容に関する分散分析表

変動因 平方和 自由度 平均平方, F

群(A)

個人差

時期(B)

誤差

AXB

40. 36 11. 97 0. 30 1. 02 2. 26

1 7 1 1 7

40.36

1. 71

0.30

1. 02

0.32

23. 59**

O.94

3. 15

+ P〈.10, * P<.05, ** Pく.01

一62一

(点)

7

 6

舞・

 4

3

一一一....一一...,.一一一一一一一一一.一.....一一一一一.一一....一一一一一一一..一一.一.一一一 Q加群

       非参加群

一一一一1一一一一一一tH一

      一一1     参加前      参加後

図3−2−4群別・時期別の自己表現得点

(3)他者受容得点の変容

 群別・時期別の他者受容得点の平均値と標準偏差を表3−2−9に示した。他者受 容得点の合宿前後の変容について、群(2)×時期(2)の2要因混合計画法による分 散分析を行い、結果を表3−2−10に示した。

 表3−2−10の分散分析表に示したように、時期の主効果は有意ではなかったが、

群の主効果は有意であった。また、群と時期の交互作用は有意であった。交互作 用が有意であったので、群要因における時期の単純主効果と時期要因における群 の単純主効果を検定したところ、非参加群における時期の単純主効果は有意な傾 向があった(F・4.71,df・1/7,P<.10)。参加群における時期の単純主効果は有意であ

った(F・9.94,df・1/7, P<.05)。また、合宿前、合宿後における群の単純主効果は共

に有意であった(F・5.52,df・1/14, P<.05,F・26.25,df・1/14, Pく.01)。

 図3−2−5に示したように、参加群において、合宿後の他者受容得点が有意に上 昇していることを示している。非参加群において、合宿後の他者受容得点が有意 な傾向で下降していることを示している。

表3−2−9他者受容得点の群別・時期別の平均値と標準偏差

    合宿前      合宿後

N  平均値 SD   平均値 SD

参加群   5 非参加群  4

5. 37 O. 71

3. 79 L27

6. 47 O. 56 3. 04 O. 91

軸:点

一63一

表3−2−10他者受容得点の変容に関する分散分析表

変動因 平方和 自由度 平均平方 F

群(A)

個人差

時期(B)

誤差

AXB

27.85

12. 06 0. 13 3. 83 1. 89

1 7 1 1 7

27.85

1. 72 e. 13 3. 83

0.27

16. 160**

O. 482 14. 179**

十 Pく.10, * Pく.05, ** Pく.G1

(8)一一一一一一…一……一一一一一……匡]

 6

轟・

 4

3

猶、

一一。一一一..一一_Q加群     非参加群

     参加前      参加後

図3−2−5群別・時期別の他者受容得点

(4)協調性得点の変容

 一別・時期別の協調性得点の平均値と標準偏差を表3−2−11に示した。協調性 得点の合宿前後の変容について、群(2)×時期(2)の2要因混合計画法による分散 分析を行い、結果を表3−2−12に示した。

 表3−2−12の分散分析表に示したように、群と時期の主効果は有意で、あった。

また、群と時期の交互作用も有意であった。交互作用が有意であったので、群要 因における時期の単純主効果と時期要因における群の単純主効果を検定したとこ ろ、参加群、非参加群における時期の単純主効果は共に有意であった(F・40.45,

df・1/7, P<.01,F・6。66,df・1/7, P〈.05)。また、合宿前、合宿後高に群の単純主効果 は有意であった(F・8.14,df・1/14, P<.05,F・45.83, df・1/14, P〈.01)。

 図3−2−6に示したように、参加群において、合宿後の協調性得点が有意に上昇 していることを示している。さらに、非参加群において、合宿後の協調性得点が 有意に下降していることを示している。

一64一

表3−2−11協調性得点の群別・時期別の平均値と標準偏差

    合宿前      合宿後

N  平均値 ・SD   平均値 SD

参加群   5 非参加群  4

4. 63 O. 53 3. 14 O. 85

6.09 O.52

2. 55 O. 84

単位;点

表3−2−12協調性得点の変容に関する分散分析表

変動因 平方和 自由度 平均平方, F

群(A)

個人差

時期(B)

誤差

AxB

28. 26 7. 72 0. 83 4. 68 0. 81

1 7 1 1 7

28. 26

L10

0. 83 4. 68 0. 11

25. 61**

7.14*

39. 97**

+ P<.10, * Pく.05, ** Pく,01

(点)

7

6

評5

点4

3

2

参加群 非参加群

=一一

     鞠㌦瓢     参加前      参加後

図3−2−6群議・時期別の協調性得点

第3節 考察

1.参加活動時間の変容

 参加活動時間の分析結果では、時期の主効果が有意であった。また、交互作用 も有意であった。下位検定の結果、合宿後の群による単純主効果と非参加群の時 期による単純主効果が有意であった。つまり、参加群の参加活動時間は合宿後に 上昇したものの、統計的には有意ではなかった。非参加群の参加活動時間が合宿 後に有意に下降したわけである。そして、合宿後に群間差が有意になった。

一65一

 ここでは、参加群の参加活動時間の増加が有意でなかった要因と、非参加群の 参加活動時間が合宿後に有意に減少した要因を検討したい。まず、参加群と非参 加群の合宿前後(第2期・第3期)における参加活動時間を表3−3−1に示す。

   表3−3−1群別・時期別の参加活動時間

   参加群(N・6)        非参加群(N・6)

合宿前   合宿後     合宿前   合宿後

170.0 82.8 133.6 55.0 88.6 156.0

179.7

153. 9

178.9 111.4 90.7

90. 0

70.8 129,2 158.3

80. 0

180.0 47.8

71. 8  0. 0

50.4

 4. 6

13L 6

3L1

       単位:分

 参加群では、ほとんどの生徒の参加活動時間が増加しているが、ひとりだけ大 きく減少している生徒がいる。彼は合宿前(第1期・第2期)の参加活動時間は参加群の平 均より多かった(第瑚は150分)が、合宿後の第3期で参加群の平均を下回り、急激に 減少した。彼は第3期に入って自ら登校を試みており、体育祭や部活動の大会に

も参加するが、その後体調を壊して登校を断念する。適応指導教室も連続して休 むことが多くなっていた。一方、その他の生徒は、合宿後の人間関係がより構築 されて、参加活動時間が増加したものと推察される。有意差が認められなかった 要因としては、ひとりの生徒の再登校の挫折による急激な参加活動時間の減少が 参加群全体の平均に影響したものと考えられよう。

 非参加群では、ほとんどの生徒の参加活動時間が減少している。なかでも大幅 に参加活動時間が減少している生徒は、合宿後に適応指導教室へ通級できなくな ったことを表している。結果的に通級できなくなった生徒は4人おり、その内の 3人までが合宿後に通級できなくなった。残りの一人は合宿3日前から通級でき なくなった。非参加群は参加群に比べると、人間関係があまり構築されておらず、

生徒間の相互交流は困難な状態であったと考えられる。それに対して参加群は、

合宿後さらに人間関係が構築されて生徒間の相互交流が増加し.たことが考えられ、

そのことが非参加群に負の影響を与えたものと推察される。合宿後の参加群の姿 が、非参加群の劣等感を刺激したり、孤独感や不安をさらに強めることになった のではないだろうか。また、高級できなくなった生徒が増加することで、益々そ うした傾向が強まったものと考えられよう。これは、合宿療法の導入による中長 期的な集団への負の影響と考えられる6

一66一

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