北海道では、道路延長は約 90,100km あり、橋梁は約3万橋ある
【北海道の道路種別と延長割合】
※開発局調べ( H24.4 )
約70 0 km 高速自動車国道(約0 .8 % ) 約6,7 0 0 km 直轄国道(約7 .4 % ) 約11,80 0 km 都道府県道(約13 .1% )
約71,0 0 0 km 市町村道(約7 8 .8 % )
合 計 約9 0 ,10 0 km (10 0 .0 % )
自動車 専用道路
幹 線 道 路
生 活 道 路
橋梁(2m以上)
約
3
万橋※四捨五入により端数調整している
※開発局調べ( H26.12 )
市町村道 約
20,000
橋(約
66%
)都道府県道 約5,600橋
(約18%)
※北海道管内に補助国道なし
直轄国道 約4,200橋
(約13%)
高速自動車国道 約1,000橋
(約3%)
【道路種別別橋梁数】
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(1)道路施設の老朽化の現状と損傷事例
北海道開発局管理の橋梁数は 4,234 橋( H27.4.1 現在)
高度経済成長期に建設された橋梁は、全体の約4割(約 1,700 橋)
建設後 50 年以上の橋梁は、現在 18 %から 20 年後には 59% と増加
■架設年次別の橋梁数分布 ■経過年数別の橋梁数分布
2015年(現在)
建設後50年以上
762橋【18%】
2024年(10年後)
建設後50年以上
1874橋【44%】
2033年(20年後)
建設後50年以上
2516橋【59%】
※本データは、平成27年4月1日現在の北海道開発局管理橋梁をもとにしている
20年後 建設後 50年以上 10年後
建設後 50年以上 現在
建設後 50年以上
(1)道路施設の老朽化の現状と損傷事例
北海道開発局管理のトンネル数は 269 本( H27.4.1 現在)
高度経済成長期に建設されたトンネルは、全体の約3割(約 70 本)
建設後 50 年以上のトンネルは、現在 9 %から 20 年後には 45% と増加
■架設年次別のトンネル数分布 ■経過年数別のトンネル数分布
2015年(現在)
建設後50年以上
25本【9%】
2025年(10年後)
建設後50年以上
82本【30%】
2035年(20年後)
建設後50年以上
120本【45%】
※本データは、平成27年4月1日現在の北海道開発局管理トンネルをもとにしている
20年後 建設後 50年以上 10年後
建設後 50年以上 現在
建設後 50年以上
※その他は、NATM+開削工法等の複合トンネル
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(1)道路施設の老朽化の現状と損傷事例
今後、これら橋梁やトンネルの高齢化が一斉に進むことから、高齢化に比例
して補修・架替えが増加することが想定される 北海道の橋梁では、札幌オリンピック(昭和 47 年)前後に建設されたものが 多く、本州よりは比較的新しいものの、積雪寒冷地であることから、冬期間に 凍結融解を繰り返す凍害が多々発生しているのが現状
一方、海岸に近い橋梁では、海から飛来する塩分による塩害やスタッドレス タイヤが普及してからスリップ防止に融雪剤を散布するようになり、これによ る塩害も顕著になっている
これら厳しい環境条件による凍害・塩害による損傷が、北海道の特徴である塩害による損傷事例 凍害による損傷事例