韓 尋 攣 紳 綿 4孝 鞘 帯 .転
u z P 岬
攀
図
6‑5‑4
ジベ レリンおよび ジベ レリン生合成阻害剤が 翔 拘ガ,焉
GX//サ 時亀氏/′遺伝子の発現 に及 ばす影響
(ノ
ーザ ン解析)‑125‑
ω
︵昌 こ 暉 欄 禅 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0
(C)
‖ III iV V VI V‖
花 芽 発 達 ステ ー ジ
花 球
1 2 3 4 5
: 1:03Cm,2:3お cm,3:5■ 5cm, i
1 4:1540cm,5:40cm以
上:
茎 部
AF傲
3ο】JAFCAπ AFCAr2
3
Ⅲ
I5
韓 拳
rRNA
図
6‑5‑5
花芽発達 における ガ√,yp//,焉
GX/ア,〃
'/′
遺伝子の発現解析 品種は̀長悦'を用いた
(A)花
芽発達ステージと花茎長 との関係(B)花
茎長別 にサンプリングした1:0‑3cm,2:3‑5cm,3:5‑15cm,4:15‑40cm,5:40cmう
(L
(C)花
球および茎部 におけるノーザン解析第
6節
総合考察(1)ネギの内生ジベ レリンにつ いて
本実験で は
,13位
水酸化 ジベ レリンとして GAl,CIA3,GA20が,13位
非水酸化 ジベ レ リンとし て GAコ,GA9,GA制が同定 され,ネ
ギ にお いては早期 13位水酸化経路 と早期非水酸化経路 の2つ が機能 して いる ことが明 らか とな った (図 661)。 また,GA12以 降のジベ レ リンの生合成 に関わ る候補遺伝子 として,GA20酸
化 酵素 (刀Л84ノ♂餌D,GA3酸
化酵素 (暉亀氏♂鉢 の,GA2酸
化酵素 (唖亀Xノば つ をそれぞれ ク ローニ ング した (図 6‑6‑1).ネギの葉鞘部 にお いて,前
駆体 ジベ レリンで はGA20に比べて CIA9の含量が高 く
,活
性型 ジベ レリンではGA〕+GA3に比べ CIA4の含量が高 か った ことか ら,地
上部 の伸長 には早期非 水酸化経路 のGA4が主 に機能 して いる と推察 され る。ネギの地上部 にお けるGA4含量は
,葉
身に比べて葉鞘で高 く,ガ輸呼餌 ノの発現 も同様 に葉 身 に 比べて葉鞘で高か った。一方,葉
鞘 のGA4含量 は品種間差が認 め られ,1長悦'に
比べ ̀晩中太' および ̀吉晴'で
高か った。岬亀氏きoxとの発現 は,葉
鞘 にお いて品種間で差 は見 られなか った も のの,根
にお いて違 いが認め られ,̀長
悦'に
比べ ̀晩中太'お
よび ̀吉晴'で
は高 い発現が認め られた
.本
実験では根 にお けるジベ レ リン含量 を測定 して いないが,岬
亀氏肋ガ の発現解析 の 結果か ら根で生成 されたGA4が葉鞘 に移動 して いるため に,̀晩中太'お
よび ̀吉晴'で
GA4含量が高 まった可能性 も考 え られ る。̀晩中太
'と
̀吉晴'と
の共通 の特性 は,分
げつ性 を有す る こ とである。ネギ に外生 ジベ レ リンを処理す る ことで,分
げつの発生が増加す る ことが,村
井 ら(1981),山 崎 ら
(2006,2007)に
よって報告 され,ネ
ギの分 げつの発生 にジベ レリンが関与 し て いる可能性が示唆 されている。本実験 の分げつ性 を有す る ̀晩中太'と
̀吉晴'で
GA4含量が高か った ことは
,分
げつ の発 生機構 にジベ レリンが関与 して いる可能性 を示唆 してお り,今
後,詳細な検 討が必要であろう.
̀長悦'および ̀吉晴'の芽生えを用 いたジベ レ リンの投与実験 にお いて
,両
品種で は仲長反 応が異な った。この結果か ら,ネギ にお いてジベ レリンの反応性 に品種問差が ある ことが示唆 さ れ る.ジベ レリンと植物の生理現象 との関連 について考える場合,活性型ジベ レリン含量 のみで‑127‑
な く
,反
応性 につ いて も考 える必要が ある。ジベ レリンシグナル伝達 に関す る研究 は,分
子 生物 学 の分野で近年急速 に進み,モデル植物で あるイネ,シロイヌナズナにおいてシグナル伝達の し くみが明 らか にされつつ ある(芦刈・松 岡,2004,池田 ら,2003,Pengら ぅ1998;Ueguchi―Tanaka ら,2005).コ
ムギ 乃 〃,トウモ ロコシ υ尻 シロイヌナズナ ♂ ブは,ジ
ベ レリンの投与 によ り成 長 を回復 しない半矮性 の突然変異体 であ り,DELLAタ ンパ ク質 に欠陥 を有す るため,非
感受性 を示す と考 え られている (lkedaら
,2001,Pengら ,1998).こ
れ らの突然変異体 は,野
生型 に比 べ20倍か ら100倍に活性型 ジベ レリン含量が高 まって いる (Appleford o Lenton,1991,Fuiiokaら
,1988).こ
れ らの報告か ら,̀吉
晴'は
ジベ レリンに対す る反応性が低 いため に,内
生 阻4含 量が高 まっている可能性 も推察 され る。しか し,上述 の非感受性 の変異体が矮性で あるに対 して,̀吉晴
'の
草型は矮性 を示 さない ことか ら,̀吉
晴'が
非感受性変異体で ある可能性 は低 い と考 え られ る。ネギのジベ レリンに対す る感受性 の違 いにつ いては,今
後 の検 討が必要であろ う.(2)ネギの花成 にお けるジベ レリンの影響
一般 に
,花
成 に伴 う茎仲長 には,ジ
ベ レリンが関与する ことが定説 となっている (Chouard, 1960;Pharis・King,1985).ま
た,低
温要求性 の長 日植物 の中には,花
成非誘導条件下で ジベ レリンの投与 によ り生殖 生長への移行が起 こるものが多 くある (Pharisら ,1985;Zeewaart, 1983).低温 による花成誘導か ら花芽分化 に至 る過程 にお いて,ジ
ベ レリンを必要 とす る過程は 花成誘起 の段階である可能性が,カ リフラワー (Wurrら ,1981),ス トック (Hisamatsuら ,1998), ダイ コン (Nishitimaら,1998a)で
示唆 されている。その一方で,ジ
ベ レ リンを投与 して も花 成 の誘起ができな い事例,ジベ レリン生合成阻害剤 によって抽苔が抑制 されて も花成が抑制 され な い事例 もある (Zeewaart,1983).ネ ギは低温要求性 を示すが短 日植物である (八鍬・興水,1969)ことか ら
,上
述 の長 日植物の場合 とは,花
成 に対す るジベ レリンの関与が異なる ことが予 想 され る。以下,ネ
ギの花成,抽
苔 にお けるジベ レリンの役割 を3つに分 けて考察す る。1)花
成非誘導条件下 にお けるジベ レリンの花芽分化へ の影響花成非誘導条件下
,つ
ま り,栄
養生長期 にGA3および ウニ コナゾールPの処理 を行 って も,花
芽分化が誘起 されなか った (第
5節
の第2項
)。 この ことか ら,シ
ロイヌナズナの花成モデル (Mouradowら,2002)で
提唱 されて いるよ うなジベ レリン経路 (Gibberellin Pathway)は,ネ
ギにおいて存在 しない可能性 が示唆 され る。
2)花
成誘導条件下 にお けるジベ レリンの花芽分化への関与花成誘導条件下 の初夏 ど り栽培 (ト ンネル被覆条件下
)に
お けるGA3およびウニ ヨナゾールP の処理 によ り,両
者 とも抽苔率が高 まった ことか ら (第 l節),花
成誘導条件下 にお いては花芽 分化 の誘起へ の何 らか の関与が疑われ る.しか し,ジ
ベ レリンおよびジベ レリン阻害剤,相
反す るものを処理 したにも関わ らず,両者で抽苔率が高 まった ことか ら,花成誘導条件下 にお けるジ ベ レリンの花芽分化への関与 は不明である。本研究では,両者 の処理で抽苔率が高 まった理 由を 説明できる十分な知見 を得 る ことができなか った ことか ら再度検討が必要で ある。3)花
芽分化後 の花茎伸長 にお けるジベ レリンの関与第 1節において,GA3区では抽苔が早ま り
,ウ
ニコナ ゾールP区
では抽苔が遅 くなった ことか ら,花
茎 の伸長 にはジベ レリンが機能 していると考 え られ る.この ことは,第
5節の第3項で行 ったジベ レリン関連の候補遺伝子 の発現解析か らも支持 され る.また,花芽発達 の後期 にあたる 花粉・胚珠形成 にGA3酸化酵素遺伝子およびDELLAタンパ ク質遺伝子 の発現が高 まっていた こと か ら,花
芽発達 の後期 にもジベ レリンが関与 している可能性が示唆 され る.以上のよ うに,花茎伸長 にはジベ レリンが関与 して いる ことを明 らか にしたが,花成誘導条件 下 にお けるジベ レリンの花芽分化へ の関与 は明 らか にで きなか った。初夏 ど り栽培 にお いてジベ レ リンお よびジベ レリン生合成阻害剤 ともに抽苔率が高 まった ことか ら,ダイ コンで実験 されて いるよ うなジベ レリン阻害剤 による抽苔制御 (Nishitimaら
,1998b)は ,ネ
ギにお いて実用化‑129‑
できないと考え られる。また
,花
芽分化後の花茎伸長の抑制をジベ レリン生合成阻害剤処理によ って,花 茎が葉鞘の外部に現れることを数 日間ほど遅 らす ことができる可能性もあるが,ジ ベ レリン阻害剤処理によるネギの形態への影響が大きいことか ら実用的ではないと考え られる.
早期非水酸化経路
GA12*
→GAls*
けGA24*
けGA9
⇒GA4
呻GA34
: IIあ ・ 菖海表 :と Ir墓 海華
与 :は F弘
2θο
Iつ。 : 1.■ 営
̲P.ドGAs3*
け GA44・け
GA19*
→GA20
⇒GA
GA2酸
化酵素 :早期
13位
水酸化経路GA?
・ロ口レGA3
図6‑6‑1 ネギにおける推定 ジベ レリン生合成経路
図 中の
*は
本実験 において同定されなかった推 定ジベレリンを表す 図 中の黒矢印:GA 20位酸化酵素,白矢印:GA 3酸化酵素,縞矢印:GA 2酸化酵素,それぞれの生成 に関与することを表す
‑131‑