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資  料

Ⅱ 造形表現指導について

以下の各質問について、選択肢の番号に○印を付けてください。(一部直接回答あり)

1:あなたは、幼児の造形活動や作品を見る際に、以下の項目にどのくらい注目しますか。

その度合いをお答えください。

(4 注目する 3 どちらかといえば注目する 2 どちらかといえば注目しない 1 注目しない)

(1)その幼児の発達段階 4 3 2 1

(2)幼児らしい表現の特徴 4 3 2 1

(3)美的・造形的なよさ 4 3 2 1

(4)喜怒哀楽などの心理 4 3 2 1

2: あなたは、幼児の造形活動や作品を見た際に、以下の項目について判断する自信があ りますか、その度合いをお答えください。

(4 自信がある 3 ある程度自信がある 2 やや自信がない 1 自信がない)

(1)その幼児の発達段階 4 3 2 1

(2)幼児らしい表現の特徴 4 3 2 1

(3)美的・造形的なよさ 4 3 2 1

(4)喜怒哀楽などの心理 4 3 2 1

3:あなたの、造形表現指導について、あてはまるものを一つ選んでください。

①積極的である ②ある程度積極的である ③やや消極的である ④消極的である

4:3において、「③やや消極的である」あるいは「④消極的である」と回答された方は、

その理由を以下の中から選んでください。(複数選択可)

①他の指導で手一杯のため ②教材研究に時間がかかるため ③自分に苦手意識があるため

④指導や評価(受容、賞賛、共感、言葉かけを含む)の仕方がよく分からないため ⑤教育的な意義がよく分からないため ⑥相談する人が園内や近くにいないため ⑦その他( )

質問は以上です。ご協力、誠にありがとうございました。

この用紙を内側に折りたたんでご提出ください。

資料3-1【「鑑賞学習ルーブリック&ガイド」】(p.1、p.4)

鑑賞学習コモンルーブリック

レベル 観点

レベル4

★ ★ ★ ★ レベル3

★ ★ ★

レベル2

★ ★

レベル1

(A) 見方・感じ方

作品の主題や造形に ついて、作品にまつ わる知識や他者の見 方・感じ方に刺激を 受けながら、自分の 見方・感じ方を分析 的に表明している。

作品の主題や造形に ついて、作品にまつ わる知識や他者の見 方・感じ方に刺激を 受けながら、自分な りの見方・感じ方を もっている。

作品の主題や造形に ついて、自分なりの 印象をもっている。

作品について興味・

関心をもったことを 中心に、自分なりの 印象をもっている。

(B) 作品の主題

作品から伝わる主題 をとらえて批評して いる。

作品から伝わる主題 について想像し、説 明している。

作品から伝わる主題 について想像してい る。

作品について興味・

関心をもった部分を 中心に、意味づけを している。

(C)

造形要素と その効果

(C)-1 形、色

作品の中の形や色に 込められた意味や特 徴をとらえて、批評 している。

作品の中の形や色に 込められた意味や特 徴について説明して いる。

作品の中の形や色の 特徴を指摘している。

作品の中の形や色に 関心をもっている。

(C)-2 構成・配置

作品の構成や配置に 込められた意味や特 徴をとらえて、批評 している。

作品の構成や配置に 込められた意味や特 徴について説明して いる。

作品の構成や配置の 特徴を指摘している。

作品の構成や配置に 関心をもっている。

(C)-3 材料、技法・

様式

作品の材料や技法・

様式の意味や特徴を とらえて、批評して いる。

作品の材料や技法・

様式の意味や特徴に ついて説明している。

作品の材料や技法・

様式の特徴を指摘し ている。

作品の材料や技法・

様式に関心をもって いる。

(D)

作品にまつ わる知識

(D)-1 歴史的位置づ け、文化的価

作品が美術の歴史に もたらした意義や文 化的価値を理解し、

批評している。

作品が美術の歴史に もたらした意義や文 化的価値について説 明している。

作品が美術の歴史に もたらした意義や文 化的価値について想 像している。

作品が美術の歴史に もたらした意義や文 化 的 価 値 に 関 心 を もっている。

(D)-2 社会・環境と のつながり

作者の考え方や作品 が社会や環境に与え た影響について理解 し、批評している。

作者の考え方や作品 が社会や環境に与え た影響について説明 している。

作者の考え方や作品 が社会や環境に与え た影響について想像 している。

作者の考え方や作品 が 社 会 や 環 境 に 与 え た 影 響 に 関 心 を もっている。

(E) 生き方

作品が、自分の考え 方や世界への関わり 方に影響を与えるこ とを実感し、自らの 生き方につなげてい る。

作品が、自分の考え 方や世界への関わり 方に影響を与えるこ とを実感している。

作品が、自分の考え 方に影響を与えるこ とに関心をもってい る。

作品が、自分の気持 ちに影響を与えるこ とに関心をもってい る。

©日本美術教育学会研究チーム(松岡宏明、赤木里香子、泉谷淑夫、大橋功、萱のり子、新関伸也、藤田雅也)

鑑賞学習ルーブリック ガイド&

日本美術教育学会研究チーム 松岡宏明 (代表)    大阪総合保育大学 赤木里香子    岡山大学 泉谷淑夫    岡山大学 大橋功    岡山大学 萱のり子    東京学芸大学 新関伸也    滋賀大学 藤田雅也    静岡県立大学短期大学部 佐藤賢司    大阪教育大学 村田透    滋賀大学 2017年8月1日発行(5000部発行)

※本ガイドは、平成26・27・28・29年度科学研究費補助金

基盤研究(B)「学校における美術鑑賞の授業モデルの拡充

と普及についての実践的研究」(課題番号:26285204、研 究代表者:松岡宏明、研究分担者:赤木里香子、泉谷淑夫、

大嶋彰、大橋功、萱のり子、新関伸也、藤田雅也)の一 環として作成されたものである。

鑑賞学習ルーブリック  ガイド&

鑑賞の授業を自覚的に構想、展開、評価し、その質を高めるとともに、

鑑賞学習のカリキュラム構造化を適切に行うための資料

日本美術教育学会研究チーム 具体的な活用の手順

① 授業をするクラスの分析をし(診断的評価)、課題や学ばせたいこと を明らかにします。

「鑑賞学習コモンルーブリック」を見て、どの観点やレベルを想定す るか、おおまかに考えます。

③ 作品の選定をします(題材観を明らかにする) (ここで、題材ルーブリックを自ら作成すると、なおよい。その作成

過程がそのまま題材研究になるとともに、おのずと以下の④⑤⑥が明 確になってくる。

④ その題材を使って、どの観点を選び、どのレベルを到達目標にするの か、決定します。

⑤ 設定した観点の、設定レベルに到達させるための授業方法について発 想を巡らし、具体的な展開を構想します。

(授業を実践します。

⑥ 授業後の省察を行う中で、成果を確認するとともに、改善点を明らか にし、次の指導の構想(観点、レベル、題材、方法)を練ります。

以上の①~⑥を繰り返していきます。

注意点

1時間の授業の中で取り扱う観点の数を欲張らず、精選すること。多

くをねらうと授業の焦点がぼやけるとともに、児童・生徒たちの意見 や考えが、ただ相対化されるだけの授業に陥りやすい。

そのレベル設定が妥当かどうか、クラス集団や(児童・生徒)個々を よく分析すること。低すぎる設定では児童・生徒の成長につながら ず、高すぎる場合は児童・生徒の意欲を引き出しにくい。

そのレベルに到達できるように具体的な方法や展開を設定できている かよく考えること。その観点、そのレベルに到達させるために適切な 授業方法を選定する必要がある。その際、児童・生徒の経験や力量、

授業者の経験、得手不得手を考慮しながら行う。

授業の省察の際は、具体的なエビデンス(児童・生徒の反応、表情、

発言、議論、記述)に注目しながら、その観点のそのレベルに到達し たかどうかの検討を加えること。設定レベルの到達は、授業者の働き かけによってこそ実現したのか、よく分析すること。全員が設定レベ ルに容易に到達した場合は、設定が低すぎた可能性があり、あるいは ほとんどが設定レベルに到達できなかった場合は、設定が高すぎたの か、方法や展開が悪かったのかを分析すること。(できれば他者に授 業を観察してもらい、振り返りを行ったり、カリブレーション〈評価 の軸合わせ〉をしたりする。

省察の時点で、次の課題を明らかにしておくこと(どの観点が扱えて いないか、どのレベルを目標とするか、どのような題材を取り上げる か、次はいつ実践するのか)。 このことが鑑賞学習における偏りのな いカリキュラムの構造化を意識することにつながる。

本ルーブリックは授業者のための資料であるが、児童・生徒にあらか じめ示した実践も構想可能である。その際は、児童・生徒が分かる文 言にする、あるいは児童・生徒とともにつくるなど、工夫をする必要 がある。

資料3-2【「鑑賞学習ルーブリック&ガイド」】(p.2、p.3)

基本的な考え方

「鑑賞学習コモンルーブリック」及び「題材ルーブリック」を活用す ることで、授業の目標と評価基準が明確になり授業者が鑑賞学習指導 に取り組みやすくなります。

全ての観点を1時間の授業の中で扱うものではありません。本時では どの観点を扱い、どのレベルを想定するかを授業者が自覚するための ものです。

診断的評価、形成的評価、総括的評価を繰り返す中で、どの観点もバ ランスよく扱い、どのレベルもバランスよく想定するための指針です。

レベル1からレベル4は、必ずしも年齢に即応しているものではあ

りません。その年齢に応じて各レベルのパフォーマンスが見られると いう考え方です。例えば、観点によっては、幼児が幼児の発達段階の 中でレベル4に至る場合もあり、また高校生がレベル1の状況を示 す場合もあります。

本ルーブリックは、絶対的な基準ではありません。これを指標としな がら授業者がカスタマイズしていくことを奨励します。

適宜、学習者に示すことで学習課題とその成果を確認させることがで きます。

なお、本ルーブリックは、鑑賞学習における授業の方法を提示するも のでも、授業者の多様で自由な授業展開を制限するものでもありませ ん。また、学習評定にも使用可能ですが、それを主たる利用目的に考え ているわけでもありません。

(神林恒道・新関伸也編著『日本美術101鑑賞ガイドブック』三元社、p.124より)

いちばん左がレベル4、右がレ

ベル1となっており、左へいく

ほど学びの質が高まります。た だし、年齢や学年に沿ったもの ではないことに注意が必要です。

この題材ルーブリックは、葛飾 北斎の《富嶽三十六景「神奈川 沖浪裏」》を題材として、コモ ンルーブリックに沿って観点ご とに基準を記述したものです。

ピンクの部分が、それに当たり ます。他の題材ルーブリックに ついては、日本美術教育学会 ホームページ(http://www.aesj.

org/)にて順次公開中。また、

自ら作成する際には、神林恒 道・新関伸也編著『日本美術

101鑑賞ガイドブック』『西洋美

術101鑑賞ガイドブック』(三元 社)が参考になります。

語尾の違いに、各レベルの特徴 が示されています。

(A)と(E)は、題材固有のレベ ルは想定できず、(B)(C)(D)

の観点を通して達成される性格 のため、「題材ルーブリック」

の基準の記述はありません。そ れぞれ二重線で区分しています。

《富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」》葛飾北斎 題材ルーブリック レベル

観点

レベル4

★ ★ ★ ★

レベル3

★ ★ ★

レベル2

★ ★

レベル1

(A) 見方・感じ方 コモン

ルーブリック

作品の主題や造形につい て、作品にまつわる知識や 他者の見方・感じ方に刺激 を受けながら、自分の見 方・感じ方を分析的に表明 している。

作品の主題や造形につい て、作品にまつわる知識や 他者の見方・感じ方に刺激 を受けながら、自分なりの 見方・感じ方をもっている。

作品の主題や造形につい て、自分なりの印象をもっ ている。

作品について興味・関心を もったことを中心に、自分 なりの印象をもっている。

(B) 作品の主題 コモン ルーブリック

作品から伝わる主題をとら えて批評している。

作品から伝わる主題につい て想像し、説明している。

作品から伝わる主題につい て想像している。

作品について興味・関心を もった部分を中心に、意味 づけをしている。

題材 ルーブリック

形や色、構図の工夫により、

雄大な自然の「動と静」の モンタージュが表現されて いることを理解し、根拠を 挙げて批評している。

形や色、構図の工夫により、

自然のどのような姿が表現 されているかについて説明 している。

形や色、構図の工夫により、

自然のどのような姿が表現 されているかについて触れ ている。

大きな波や富士山、舟など、

興味・関心をもった部分を 中心に、自分なりの物語を 生み出そうとしている。

(C)

造形要素と その効果

(C)-1 形、色

コモン ルーブリック

作品の中の形や色に込めら れた意味や特徴をとらえ て、批評している。

作品の中の形や色に込めら れた意味や特徴について説 明している。

作品の中の形や色の特徴を 指摘している。

作品の中の形や色に関心を もっている。

題材 ルーブリック

独特な形をした波濤、富士 山の安定感、青と白が織り なす調和などの効果をとら え、根拠を挙げて批評して いる。

独特な形をした波濤、富士 山の安定感、青と白が織り なす調和などについて説明 している。

波濤の形、青と白のグラ デーションなどに気づき、

それらが生み出す効果やよ さについて触れている。

大きな波や富士山、舟など の形や色に関心を向けてい る。

(C)-2 構成・配置

コモン ルーブリック

作品の構成や配置に込めら れた意味や特徴をとらえ て、批評している。

作品の構成や配置に込めら れた意味や特徴について説 明している。

作品の構成や配置の特徴を 指摘している。

作品の構成や配置に関心を もっている。

題材 ルーブリック

波と富士山の遠近感、大小 の対比、繰り返される三角 形の構図、対角線上にある 波頭の先や山頂の位置など の効果をとらえ、根拠を挙 げて批評している。

波と富士山の遠近感、大小 の対比、繰り返される三角 形の構図、対角線上にある 波頭の先や山頂の位置など について、説明している。

波と富士山の遠近感、大小 の対比、繰り返される三角 形の構図、対角線上にある 波頭の先や山頂の位置など について、触れている。

大きく描かれた波や小さく 描かれた富士山、それぞれ の位置などに関心を向けて いる。

(C)-3 材料、技法・

様式 コモン ルーブリック

作品の材料や技法・様式の 意味や特徴をとらえて、批 評している。

作品の材料や技法・様式の 意味や特徴について説明し ている。

作品の材料や技法・様式の 特徴を指摘している。

作品の材料や技法・様式に 関心をもっている。

題材 ルーブリック

多色摺木版の特徴や制作工 程について理解し、その意 味や特徴をとらえ、根拠を 挙げて批評している。

多色摺木版の特徴や制作工 程について、その意味や特 徴を説明している。

木版画による表現の効果や 特徴について触れている。

木版画に関心を向けている。

(D)

作品にまつ わる知識

(D)-1 歴史的位置づ け、文化的価

コモン ルーブリック

作品が美術の歴史にもたら した意義や文化的価値を理 解し、批評している。

作品が美術の歴史にもたら した意義や文化的価値につ いて説明している。

作品が美術の歴史にもたら した意義や文化的価値につ いて想像している。

作品が美術の歴史にもたら した意義や文化的価値に 関心をもっている。

題材 ルーブリック

浮世絵が江戸時代の一般大 衆芸術として確立し、西洋 絵画にも大きな影響を与え たことを理解した上で、作 者の歴史上の存在の大きさ について批評している。

浮世絵が江戸時代の一般大 衆芸術として確立し、西洋 絵画にも大きな影響を与え たことと、その中での作者 の存在の大きさを説明して いる。

浮世絵作品の中における作 者の存在の大きさを想像し ている。

浮世絵作品と、作者につい て関心を向けている。

(D)-2 社会・環境と のつながり

コモン ルーブリック

作者の考え方や作品が社会 や環境に与えた影響につい て理解し、批評している。

作者の考え方や作品が社会 や環境に与えた影響につい て説明している。

作者の考え方や作品が社会 や環境に与えた影響につい て想像している。

作者の考え方や作品が社会 や環境に与えた影響に関心 をもっている。

題材 ルーブリック

庶民に愛された江戸時代の 浮世絵作品の中でも、作者 独自の表現が人々の自然の 捉え方を変化させ、想像力 を駆り立てたことについて 理解し、批評している。

庶民に愛された江戸時代の 浮世絵作品の中でも、作者 独自の表現が人々の自然の 捉え方を変化させ、想像力 を駆り立てたことを説明し ている。

庶民に愛された江戸時代の 浮世絵作品の中でも、作者 独自の表現が人々の自然の 捉え方をどのように変化さ せたかについて想像してい る。

江戸時代に、作者独自の表 現が人々の自然の捉え方を 変化させたことに関心を向 けている。

(E) 生き方 コモン

ルーブリック

作品が、自分の考え方や世 界への関わり方に影響を与 えることを実感し、自らの 生き方につなげている。

作品が、自分の考え方や世 界への関わり方に影響を与 えることを実感している。

作品が、自分の考え方に影 響を与えることに関心を もっている。

作品が、自分の気持ちに影 響を与えることに関心を もっている。

葛飾北斎《富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」 1831~33(天保2~4)年、横大判錦絵(浮世絵版画)、約26×39㎝

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