• 検索結果がありません。

身体パラメーターの相関

ドキュメント内 - - 日 23 (ページ 85-133)

1 帝京大学医療技術学部臨床検査学科、2 帝京大学医学部附属病院神経内科

Pj-078-5

視覚および触覚「質感」認知に対する加齢の影響

○伊関 千書1、市村 駿介2、井戸 健太2、鈴木 匡子1

1 山形大学医学部 内科学第三講座 神経学分野、2 山形大学医学部

【背景】加齢によって質感認知はどのように変化するか、またそれは脳での認知 機構もしくは水晶体などの末梢の影響よるかは不明である。【目的】質感認知にお ける加齢の影響と病巣を明らかにする。【方法】山形県高畠町在住高齢者のうち脳 疾患の既往がなく、Mini Mental State Examination(MMSE)カットオフ以上を 満たす35人(高齢群、平均78歳)と学生ボランティア20人(平均22歳)を対象にし た。視力矯正を可とし、若年者は通常条件(若年群)と白内障擬似体験ゴーグル

(Panasonic)着用条件(若年白内障群)の2条件で施行した。①触覚課題: 6種の素材

(金属、皮革、布、樹皮、瀬戸物、ガラス)を同形状とした素材棒18本に対し視覚 遮断し触知させる②視覚課題(実物);同上の素材棒を視覚提示、③視覚課題(画像):

6素材のカラーComputer Graphics(CG)を視覚提示し、若年群では白黒CG提示を 追加④鮮度判断課題: 数段階の劣化(質感変化)野菜画像を2枚並べてモニター上 に視覚提示し、どちらが新鮮に見えるかを回答させた。正答数について、3群間 でKruskal-Wallis検定を行い、2群間の差にはMann-Whitney検定を行なった。① -③で誤答割合を求め、群間でχ2検定を施行した。SPSS Statistics version 23.0を 用い有意水準は5%とした。【結果】①-③若年群のほうが、高齢群に比べほとんどの 素材で正答数が有意に多かった。①高齢者では複数の有意な誤答パターンが見ら れた。若年群>若年白内障群>高齢者群と差があったのは②皮革を布と誤答する割 合、③ガラス、金属の正答数で、白黒CG時に光沢素材での誤答傾向が強まった。

④若年者白内障群は高齢者群より鮮度判断の正答数が有意に少なかった。【結論】

質感認知は触覚・視覚とも加齢で低下し、視覚での変化の原因として末梢、中枢 の両方の影響が推定された。野菜の質感認知で高齢者が優れていたのは、体験が 活かせるタイプの質感であったためと考えた。

25 日 一 般 演 題

  ポ ス タ ー ( 日 本 語 )

塚本 浩1,2

【目的】感覚神経伝導検査所見と末梢神経エコー所見・身体パラメーターとの関 係について明らかにすることを目的とする。【方法】問診で健常ボランティア24 人(平均20.7歳)を対象とし前向きに検討した。身体パラメーターの計測はTANITA 製Innerscan Dualを使用した。被験神経は正中神経、尺骨神経、腓腹神経とし た。SCSは正中神経・尺骨神経は順行性・逆行性を、腓腹神経については順行性の みを施行し、SCV、SNAPを評価した。エコー検査Toshiba製Aplio MXを用いた。

正中神経・尺骨神経は手根皺線上、手首部近位2.5cm、前腕肘部、腓腹神経は外果 近位15cmにおける断面積(CSA)を評価した。また、手首部近位2.5cm、外果近位 15cmにおいては体表から神経までの距離の計測も行った。統計学的に各パラメー ター間の相関を解析した。【結果】尺骨神経において、順行性SNAPと体重 (p<0.01)、BMI(p<0.01)、内臓脂肪レベル(p<0.05)、体脂肪率(p<0.01)の身体パラ メーターとの間に有意な負の相関を認めた。また、尺骨神経においては体表から 神経までの距離と体重、BMI、内臓脂肪レベル、体脂肪率(すべてp<0.01)の間にも 有意な正の相関を認めた。一方、正中神経、腓腹神経においてSCS所見と身体パラ メーターとの間に有意な相関は認められなかった。また、すべての神経において SCS所見とエコー所見との間にはいずれの有意な相関も認められなかった。【結 論】SCS所見とエコー所見、身体パラメーターとの関係を明らかにした。尺骨神経 SCSにおいては体脂肪量の増加により体表から神経までの距離が増大しSNAPが低 下すると考えられた。正中神経は手根管での生理的圧迫部位を含むためsubclinical な変化を有するため有意な相関を認めなかったと考えられた。

Pj-070- 7 感覚神経伝導検査所見と末梢神経エコー所見および

身体パラメーターの相関

1 帝京大学医療技術学部臨床検査学科、2 帝京大学医学部附属病院神経内科

Pj-079-1

ラクナ・BAD梗塞発症後のシロスタゾール早期導入 と炎症性バイオマーカーの推移

○佐治 直樹1,2、刀祢 重信3,4、室谷 健太5、八木田佳樹2 木村 和美6、櫻井  孝1

1 国立長寿医療研究センター もの忘れセンター、

2 川崎医科大学 脳卒中医学、3 東京電機大学 理工学部 生命理工学系分子発 生生物学、4 川崎医科大学 生化学、5 愛知医科大学 臨床研究支援センター、

6 日本医科大学大学院医学研究科 神経内科学分野

【目的】脳卒中の領域では、Branch atheromatous disease (BAD)について様々 に検討されてきた。しかし、BAD発症後の神経徴候増悪(PND: progressive neurological deficit)の機序については未解明である。 【方法】2013年5月から 2014年4月までの単一施設における観察研究(パイロット研究)により、初回発 症脳卒中で発症48時間以内のラクナ梗塞・BAD患者を連続登録した。入院後 3日以内にNIHSSスコアが2点以上増悪した場合をPNDと定義した。入院時と 約7病日後に採取した血漿を用いて高感度CRP、インターロイキン6、matrix metalloproteinase-9、amyloid β precursor protein (APP770)を測定した。

APP770は、血管内皮障害や血小板活性化に関与しうるバイオマーカーである。

これらのバイオマーカーやシロスタゾール早期投与の有無がPNDや退院時機能予 後に関連するかどうかを調査した。 【結果】579人の脳卒中入院患者のうち、適格 と判断された41例を解析した(男性63%、平均年齢71歳)。PND群では、入院時よ りも7日後の炎症性バイオマーカーが上昇していた。シロスタゾール治療群では、

アスピリン治療群と比較して炎症性バイオマーカーは7日後に低下傾向であった。

多変量解析では、年齢や入院時NIHSSスコアなどがPNDや機能予後と独立して関 連していたが、バイオマーカーとは独立した関係を示さなかった。 【結論】ラクナ 梗塞・BAD患者における炎症性バイオマーカーの上昇は、PNDや機能予後との関 係が示唆された。シロスタゾールの早期導入は、炎症性バイオマーカーを低下さ せる傾向があった。

Pj-079-2

虚血性脳血管障害における当科症例での心房細動予測

因子の検討

○里井  斉、松本 禎之 北野病院 神経内科

【目的】虚血性脳血管障害において、ESUSが注目され、二次予防という点でAf 等の検出予測因子やスコアの有用性が近年述べられている。これまで当科に入 院した虚血性脳血管障害症例におけるBNPやSTAF(Score for the Targeting of Atrial Fibrillation)を検討してその有用性について述べてきた。RDW(red cell distribution width)についても後方視的に当科の症例で検討した。【方法】対象は 2010年6月より2017年10月に虚血性脳血管障害で当科に入院し、TOAST分類で塞 栓症と診断しAfを有する(eAfp)193名(男88名,女105名,平均年齢79.3±8.9歳)、塞 栓症でないがAfを有する(nEAfp)70名(男42名,女28名,平均年齢76.5±11.2歳)、塞 栓症と診断しAfを有さない(eAfn)59名(男41名,女18名,平均年齢79.1±13.5歳)であ る。STAFは年齢62歳≧2点・NIHSS8点≧1点・左房拡大(心エコーでLA VI≧28 またはLAD40mm以上) 2点・血管因子(頭蓋内外の症候性血管狭窄、臨床放射線 学的ラクナ症候群、Af以外の心原性塞栓機序)がないものを3点としその合計スコ アで検討。Cut off値はROCで推定したがBNPは既報告の120mg/dLとし、ノンパ ラメトリック法であるSteel-Dwass法で各グループをBNP,STAF,RDWにおいて比 較した。【結果】血管危険因子は、eAfp/nEAfp/eAfn (%); 高血圧74.1/88.6/67.8、

糖尿病31.6/25.7/20.3、脂質異常症47.2/50.0/62.7、CKD≧3 59.6/54.3/40.7、尿酸 38.1/40.6/26.3、肥満度BMI>25 23.7/21.4/20.7であった。Cut off値はBNP120mg/

dL、STAF 7点、RDW-CV13.2であった。BNPはeAfp/eAfnでp<0.05の有意差、

STAFもeAfp/eAfnでp<0.05の有意差、RDWはeAfp/nEAfp、eAfp/eAfnでそれ ぞれp<0.01の有意差となった。【結論】虚血性脳血管障害におけるAfの検出という 点では当科のデータ上はいずれのマーカーも有用性は証明できなかったが、塞栓 症の場合のAf予測因子としてはいずれも有用性があると考えられた。

Pj-079-3

発作性心房細動を有する脳梗塞患者の臨床的特徴の検討

○松嶋 茉莉、紺野 晋吾、木原 英雄、松本 美幸、今村 友美、

井上 雅史、村田眞由美、杉本 英樹、藤岡 俊樹 東邦大学医療センター大橋病院 神経内科

【背景】心原性脳塞栓症の原因で発作性心房細動(Paf)は重要だが,Pafが確認さ れるまで抗凝固薬が投与されない例も多く再発率が高い.【目的】心房細動を有す る脳梗塞患者と有さない脳梗塞患者の背景因子を比較しPafの予測因子を検討す ることでPafの早期予見に繋がる.【方法】対象は入院加療した脳梗塞患者のうち,

CKDステージが1-3で,その後1年間以上の観察が可能であった連続119例.方法 は診療録を元に後方視的に発作性心房細動群(Paf),慢性心房細動群(Af),非心 房細動群(no Af)に分類し,Paf群とno Af群間で背景因子,臨床検査所見を比較 した.【結果】対象全体の年齢は73.2 ± 12.1歳,男性78例.Paf群16例,Af群14例,

no Af群89例.Paf群とno Af群で年齢,性別,入院時modified Rankin Scale,嗜 好品,高血圧・高脂血症・糖尿病の既往,Dダイマー,NT-proBNP値は差がなかっ た.一方,Paf群で不整脈の指摘の既往は高く(62.5 vs. 4.5%, P <0.001),左房径も 大きかった(43 vs.36 mm, P = 0.001).Pafの有無に関するオッズ比は前者が41.1

(95% CI:6.8-247.0,P < 0.001),後者は1.23(95% CI:1.06-1.43, P = 0.006)であっ た.ROC曲線は0.919(95%CI:0.851 - 0.988)であった。【考察】脳梗塞患者がPafを 有する予測因子でiPABスコアが既知だが、不整脈既往,左房径拡大は矛盾しない 結果だった.iPABスコアに含まれるBNPは本研究ではNT-proBNPで代用された が群間で差がなかった.

Pj-079-4

CHA2DS2-VAScスコアはNVAFによる心原性脳塞栓 症の短期予後の指標になる

○清水 洋孝、吉田 幸司、寺澤 英夫、上原 敏志、喜多也寸志 兵庫県立姫路循環器病センター 神経内科

【目的】非弁膜症性心房細動(NVAF)によって発症した心原性脳塞栓症(CE)におけ る予後予測因子について検討する.【方法】2012年1月~2017年9月に当センターに て入院加療を行ったNVAFによる急性期CE症例345例(男性165例,年齢79.4±9.1 歳)を対象とした.退院時mRSにより0-2を予後良好群(G 群:131例),3-6を予後 不良群(P群:214例)とし,2群間で性別,年齢,体重,危険因子(高血圧,糖尿病,

脳梗塞既往,心不全既往,血管疾患),入院前CHADS2スコア,入院前CHA2DS2-VAScスコア,入院前抗凝固療法の有無,入院時NIHSSについて検討した.【結果】

性別は女性がG群51例(39%),P群129例(60%)であり,年齢はG群75.6±8.8歳,P 群81.8±8.5歳でともに有意差がみられた(p<0.001).体重はG群59.2±10.8kg,P群 52.5±13.1kgでP群にて有意に軽量であった(p<0.0001).危険因子では心不全既往 がP群で高頻度であった(p<0.01).入院前CHADS2スコアはG群2.0±1.2,P群2.4

±1.2,入院前CHA2DS2-VAScスコアはG群3.4±1.4,P群4.0±1.4でともにP群で有 意に髙値であった(p<0.05,p<0.0001)入院前に抗凝固療法がされていたのはG群 65例(50%),P群78例(36%)でG群にて高頻度であった.入院時NIHSSはG群が5.4

±6.5,P群が19.0±9.9でP群にて有意に髙値あった(p<0.0001). 【結論】CHA2DS2-VAScスコアはNVAFによるCE発症の頻度予測に有用であるのみならず,CE発症 時の短期予後予測の指標にもなり得ると思われる.

Pj-079-5

塞栓源不明脳塞栓症(ESUS)再発寄与因子:経食道 心臓超音波検査施行例の検討

○鹿島  悟、清水 高弘、長谷川泰弘 聖マリアンナ医科大学病院 神経内科

【背景及び目的】:塞栓源不明脳塞栓症(ESUS)が、脳梗塞の新たな臨床亜病型と して提案されている。一方、包括的な病型診断法としてASCOD分類が提案され ている。本研究の目的は、ESUS診断基準を満たす症例の経食道心臓超音波検査

(TEE)施行例のASCOD phenotypingをもとに、ESUS症例の再発寄与因子を明ら かにすることにある。【対象及び方法】:2005年1月から2012年3月までに当院に入院 した1781例の急性期脳梗塞患者のうちESUSの診断基準を満たし、且つTEEを施 行した患者110例を対象とした。対象例は全例ASCODの「他の原因(O)」と「解離

(D)」は否定されていることから,これらを除いた評価に基づきASC-ESUS score

(TEEにおけるComplicated lesionの有無、DSWMH grade≧3、左心耳血流速度 低下の有無)を算出し、Cox比例ハザード解析でESUS患者の再発予測因子の検討 を行った。【結果】:対象患者の平均年齢は67.7±11.4歳、平均観察期間は4.9±3.3年 であった。脳梗塞再発は18例(16.5%)観察され、再発時病型は4名がラクナ梗塞、

14名がESUSであった。経過中11例にAF出現。発症時にAFであったものは皆無 であった。ASC-ESUS scoreのハザード比は4.46 (95%CI 1.04-19.13, p=0.044)で有 意であった。【結論】:ESUSからの再発は、心原性脳塞栓症は見られずESUSでの再 発が最も多く、再発リスク因子として大動脈プラーク、左心耳血流速度低下、白 質病変の存在が重要と考えられる。

Pj-079-6

急性椎骨動脈解離の診断におけるD-dimer値の検討

○勝瀬 一登、佐藤謙一郎、林  俊宏、戸田 達史 東京大学医学部附属病院 神経内科

【目的】D-dimerはフィブリンの代謝産物でその上昇は血栓形成に伴う線溶系の亢 進を反映するとされる.臨床的には,急性大動脈解離においてD-dimer < 1.0 µg/

mLをカットオフポイントと設定した場合の感度が97%であるというメタアナリ シスがあることから,急性大動脈解離の除外に有用とされている.一方で,急性 椎骨動脈解離におけるD-dimerの位置付けは明らかではなく,これを検討するこ とを目的とした.【方法】2006年~2017年までの当科入院症例のうち,画像診断さ れた急性期の椎骨動脈解離症例について臨床症候,検査所見を後方視的に検討し た.【結果】急性期椎骨動脈解離は13例,平均年齢46.8±13.4と40歳代が多く,男女 比10:3と男性に多かった.このうち出血を合併した症例はなく,10例で延髄外 側梗塞あるいは小脳梗塞を認め,3例では頭痛・頸部痛のみを認めた.治療介入 前に測定された8例のD-dimer値は7例で正常範囲(1.0 µg/mL未満),残り1例は1.8 µg/mLと軽度高値であり,椎骨動脈解離に対するD-dimer上昇の感度は12.5%で あった.【考察】クモ膜下出血・脳実質内出血を伴わない椎骨動脈解離においては D-dimerはほとんど上昇せず,(急性大動脈解離におけるD-dimerの有用性とは対 照的に)D-dimerは除外診断には有用でないことが示唆された.椎骨動脈解離では 大動脈解離に比して解離血管が小さく血栓形成の範囲が限局的であるために,高 値を示さない可能性が考えられた.

26 一 般 演 題 日

  ポ ス タ ー ( 日 本 語 )

ドキュメント内 - - 日 23 (ページ 85-133)

関連したドキュメント