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ロケータの起動構文は次のようになります。

lc88 [option]... [file] ...

オプションには、"-"が最初に付けられます。オプションは組み合わせることができます。そのため、-eM は-e -Mと同じ意味になります。ファイル名や文字列をとるオプションの場合、間にスペースを入れること ができますが、入れなくてもかまいません。つまり-onameは-o nameと同じです。fileは、.out拡張子また は.dsc拡張子を持つ任意のファイルになります。

ロケータは、次のオプションを認識します。

オプションの要約

オプション -M

-S space -V -d file -e -err -f file -f format -o filename -p -v -w n

説 明  ロケートマップファイル(.map)を生成します。 

特定のspaceを生成します。 

バージョンヘッダのみを表示します。 

記述ファイルの情報をfileから読み込みます。"-"の場合stdinを示します。 

結果にエラーがある場合、その結果を消去します。 

エラーメッセージをリダイレクトします。(.elc) 

コマンド行の情報をfileから読み込みます。"-"の場合stdinを示します。 

出力フォーマットを指定します。 

出力ファイルの名前を指定します。 

stdoutにソフトウェア部分のプロポーザルを作成します。 

冗長オプション。進行中にそれぞれのファイル名をプリントします。 

警告レベルがnより上のメッセージを抑制します。 

4.2.1 ロケータオプションの詳細な説明

-M

ロケートマップ(.map)を生成します。

-S space

このオプションを使用すると、すべての空間を含む出力ファイルではなく、指定された空間(space)に 対応する特定の出力ファイルを生成することができます。spaceは、.dscファイルの空間の名前にな ります。

-V

このオプションを使用すると、ロケータのバージョンヘッダのみを表示することができます。このオプ ションは、lc88の唯一の引数にする必要があります。他のオプションは無視されます。ロケータは、

バージョンヘッダを表示した後終了します。

-d file

記述ファイルの情報を、.dscファイルからではなくfileから読み込みます。fileが"-"の場合、情報は標準 入力から読み込まれます。

-e

エラーが発生した場合、一時ファイル、生成出力ファイル、マップファイルなど、すべてのロケート時 生成ファイルを削除します。

-err

拡張子.elcを持つエラーファイルに、エラーメッセージをリダイレクトします。

-f file

コマンド行の情報をfileから読み込みます。fileが"-"の場合、標準入力から情報が読み込まれます。

stdinをクローズするためにはEOFコードを入れなければなりません。fileには、0〜3の範囲の数字を使 用することはできません。これらの数字は、出力フォーマットを指定するときに使用されます。

コマンド行処理のためにfileを使用します。コマンド行のサイズ制限を回避するために、コマンドファイ ルを使用することができます。これらのコマンドファイルに入れるオプションは、実際のコマンド行では 使用できないものです。コマンドファイルは、makeユーティリティなどを使用して簡単に作成できます。

-fオプションは複数使用することができます。

コマンドファイルの書式には、次のような簡単な規則があります。

1. コマンドファイルの同じ行に複数の引数を指定することができます。

2. 引数にスペースを入れるときは、その引数を一重引用符または二重引用符で囲みます。

3. 引用符の付いた引数の中で一重引用符または二重引用符を使用する場合、次の規則に従います。

a. 中に入っている引用符が、一重引用符のみまたは二重引用符のみの場合、引数を囲むときもう一 方の引用符を使用します。つまり、引数に二重引用符が含まれる場合、引数を一重引用符で囲み ます。

b. 両方の引用符が使用されている場合、それぞれの引用符がもう一方の引用符で囲まれるような形 で、引数を分割する必要があります。

例:

"This has a single quote ' embedded"

または

'This has a double quote " embedded' または

'This has a double quote " and a single quote '"' embedded"

4. オペレーティングシステムによっては、テキストファイル内の行の長さに制限がある場合がありま す。この制限を回避するため、継続行を使用することができます。これらの行は、最後に"¥"(また は"\")と改行が付きます。引用符の付いた引数の場合、継続行は、次の行のスペースを取らないでそ のままつなげられます。引用符が付いていない引数の場合、次の行にあるすべてのスペースが削除 されます。

例:

"This is a continuation ¥ line"

→ "This is a continuation line"

control(file1(mode,type),¥

file2(type))

→ control(file1(mode,type),file2(type)) 5. コマンド行ファイルは、最高で25レベルまでネストすることができます。

-f format

出力フォーマットを指定します。formatは、以下のいずれかの出力フォーマットになります。

1 = IEEE標準695(デフォルト)

2 = Motorola Sレコード

デフォルトの出力フォーマットはIEEE標準695(-f1)で、このフォーマットの場合デバッガで直接使用で きます。他の出力フォーマットは、PROMプログラマにロードするときに使用することができます。

-o filename

ロケータの出力ファイルの名前としてfilenameを使用します。このオプションが省略された場合、デフォ ルトファイル名は、指定された出力フォーマットによって異なってきます。

フォーマット デフォルト出力名

1 a.abs

2 a.sre

-p

記述ファイルのソフトウェア部分のプロポーザルを標準出力に作成します。

-v

冗長オプション。進行中にそれぞれのファイル名をプリントします。

-w n

警告レベルに0から9までの値を指定します。警告レベルがnより上のすべてのメッセージが抑制されま す。メッセージのレベルは、このメッセージの最後のカラムにプリントされます。-wオプションが省略 された場合、デフォルトの警告レベルは8になります。