A 群
平成 29 年は水道原水 2 地点について検査を実施したが、どちらの検体からも検出されなかった。
Ⅴ 資料
佐 賀 県 感 染 症 発 生 動 向 調 査 病 原 体 検 査 指 針
1 病 原 体 検 査 の 目 的
感 染 症 の 発 生 情 報 の 正 確 な 把 握 と 分 析 評 価 及 び 感 染 症 に 関 す る 情 報 の 県 民 や 医 療 機 関 へ の 的 確 な 提 供 は 、 感 染 症 対 策 の 基 本 で あ る 。
特 に 、 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 す る 医 療 に 関 す る 法 律 に 基 づ く 感 染 症 発 生 動 向 調 査 で 得 ら れ る 病 原 体 の 情 報 に つ い て は 、 感 染 症 患 者 へ 良 質 か つ 適 切 な 医 療 を 提 供 す る た め に 必 要 不 可 欠 で あ る と と も に 、 感 染 症 の 予 防 及 び ま ん 延 防 止 に 大 き く 寄 与 す る こ と か ら 、 公 衆 衛 生 上 、 重 要 な 意 義 が あ る 。
よ っ て 、 医 療 機 関 の 協 力 を 得 て 、 感 染 症 の 病 原 体 を 収 集 ・ 分 析 し 、 早 期 に 有 効 か つ 的 確 な 感 染 症 対 策 を 行 う た め 、 病 原 体 検 査 事 業 を 実 施 す る 。
2 対 象 感 染 症 及 び 検 査 材 料
別 表 の と お り と す る 。
3 病 原 体 定 点
病 原 体 定 点 ( 検 査 材 料 を 採 取 す る 医 療 機 関 ) は 、 感 染 症 発 生 動 向 調 査 事 業 に お け る 指 定 届 出 機 関 の う ち 県 が 別 途 指 定 す る 。
4 検 査 実 施 機 関
佐 賀 県 衛 生 薬 業 セ ン タ ー
5 検 査 材 料 の 採 取 、 提 供 及 び 送 付 方 法
「 検 査 材 料 の 採 取 及 び 送 付 要 領 」 に 定 め る と お り 。
6 検 査 材 料 数
小 児 科 病 原 体 定 点 が 採 取 す る 検 査 材 料 数 は 、 別 記 1 に 定 め る 対 象 感 染 症 か ら 月 4 症 例 を 提 出 す る も の と す る 。
イ ン フ ル エ ン ザ 病 原 体 定 点 が 採 取 す る 検 査 材 料 数 は 、 県 内 の 患 者 発 生 数 が 1 を 超 え た 時 点 か ら 1 を 下 回 る ま で の 間 ( 流 行 期 ) は 週 1 検 体 を 、 1 を 下 回 る 間 ( 非 流 行 期 ) は 月 1 検 体 ( 非 流 行 期 の 検 体 に つ い て は 、 イ ン フ ル エ ン ザ 様 疾 患 の 検 体 で も 可 ) を 提 出 す る も の と す る 。
7 検 査 依 頼 票
別 添 「 病 原 体 検 査 依 頼 票 ( 成 績 表 )」 の と お り 。
8 そ の 他
検 査 材 料 の 採 取 に 必 要 な 容 器 は 、 佐 賀 県 衛 生 薬 業 セ ン タ ー が 用 意 し 、 各 病 原 体 定 点 へ 配 付 す る 。
附 則 本 指 針 は 、 平 成 1 3 年 7 月 1 日 か ら 適 用 す る 。
附 則 本 指 針 は 、 平 成 1 6 年 4 月 1 日 か ら 適 用 す る 。
附 則 本 指 針 は 、 平 成 2 0 年 8 月 1 日 か ら 適 用 す る 。
附 則 本 指 針 は 、 平 成 2 8 年 4 月 1 日 か ら 適 用 す る 。
別 表
対 象 感 染 症 及 び 検 査 材 料
対 象 感 染 症 検 査 材 料
咽 頭 結 膜 熱
A 群 溶 血 性 レ ン サ 球 菌 咽 頭 炎
感 染 性 胃 腸 炎
手 足 口 病
百 日 咳
ヘ ル パ ン ギ ー ナ
流 行 性 耳 下 腺 炎
イ ン フ ル エ ン ザ( 鳥 イ ン フ ル エ ン ザ 及 び 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 感 染 症 を 除 く )
細 菌 性 髄 膜 炎
無 菌 性 髄 膜 炎
咽 頭 ぬ ぐ い 液
咽 頭 ぬ ぐ い 液
便
咽 頭 ぬ ぐ い 液 便
咽 頭 ぬ ぐ い 液
咽 頭 ぬ ぐ い 液 便
咽 頭 ぬ ぐ い 液
鼻 咽 頭 ま た は 咽 頭 ぬ ぐ い 液
髄 液
髄 液 、 咽 頭 ぬ ぐ い 液 、 便
検 査 材 料 の 採 取 及 び 送 付 要 領
第 1 趣 旨
「 佐 賀 県 感 染 症 発 生 動 向 調 査 病 原 体 検 査 指 針 」の 検 査 材 料 の 採 取 及 び 送 付 方 法 等 に つ い て 、 こ の 要 領 を 定 め る 。
第 2 対 象 感 染 症 及 び 検 査 材 料
「 佐 賀 県 感 染 症 発 生 動 向 調 査 病 原 体 検 査 指 針 」 の 別 表 の と お り 。
第 3 検 査 材 料 の 採 取 等
1 検 査 材 料 の 採 取 及 び 保 管
(1 )
検 査 材 料 の 採 取病 原 体 定 点 は 、検 査 材 料 を 採 取 す る 際 に は 、病 原 体 検 査 に つ い て 検 体 提 供 者 に 説 明 し 、「 同 意 書 」 の 提 出 を 受 け た 後 、 採 取 す る 。
(2 )
採 取 方 法1 ) 咽 頭 ぬ ぐ い 液
滅 菌 綿 棒 で 咽 頭 を よ く ぬ ぐ い 、 輸 送 培 地 に そ の 綿 棒 を 浸 す 。( 可 能 な 場 合 は 、 輸 送 培 地 に
2
本 採 取 す る 。)綿 棒 の 柄 の 部 分 を は さ み 等 で 切 り 落 と し て 密 栓 す る 。2 ) 鼻 咽 頭 ぬ ぐ い 液
滅 菌 綿 棒 で 鼻 腔 口 か ら 耳 孔 を 想 定 し て 鼻 腔 の 最 下 縁 に 沿 っ て 挿 入 し 、 最 奥 部 に 数 秒 お い て 綿 棒 を 引 き 抜 き 、輸 送 培 地 に そ の 綿 棒 を 浸 す 。( 可 能 な 場 合 は 、輸 送 培 地 に
2
本 採 取 す る 。) 綿 棒 の 柄 の 部 分 を は さ み 等 で 切 り 落 と し て 密 栓 す る 。3 ) 便
排 便 直 後 の 便 を 採 取 し 、 細 菌 検 査 用 に は 、 抗 生 物 質 投 与 前 の 便 を 採 取 す る よ う に す る 。
4 ) 髄 液
無 菌 的 に 1 ~ 5 m l を 採 取 し て 、 滅 菌 容 器 に 入 れ 密 栓 す る 。
(3 )
検 体 の 保 管別 記 1 ~ 3 の 「 検 体 採 取 後 の 保 存 及 び 送 付 方 法 」 に よ り 保 管 す る 。
た だ し 、検 査 材 料 の 送 付 が 採 取 後 直 ち に 実 施 さ れ る 場 合 は こ の 限 り で は な い 。
2 検 査 材 料 の 送 付
各 病 原 体 定 点 は 、 採 取 し た 検 査 材 料 に 「 同 意 書 」 及 び 「 病 原 体 検 査 依 頼 票 ( 成 績 書 )」 を 添 付 し て 、 佐 賀 県 医 師 会 成 人 病 予 防 セ ン タ ー へ 渡 す 。
佐 賀 県 医 師 会 成 人 病 予 防 セ ン タ ー は 、 病 原 体 定 点 か ら 渡 さ れ た 検 査 材 料 等 を 佐 賀 県 衛 生 薬 業 セ ン タ ー に 随 時 搬 入 す る 。
第 4 検 査 結 果
佐 賀 県 衛 生 薬 業 セ ン タ ー は 、 検 査 材 料 を 採 取 し た 病 原 体 定 点 に 検 査 結 果 を 通 知 す る と と も に 、 病 原 体 に 関 す る 検 査 情 報 を 関 係 機 関 等 に 公 表 ・ 提 供 す る 。
附 則
こ の 要 領 は 、 平 成 1 3 年 7 月 1 日 か ら 実 施 す る 。
附 則
こ の 要 領 は 、 平 成 1 6 年 4 月 1 日 か ら 実 施 す る 。
附 則
こ の 要 領 は 、 平 成 2 0 年 8 月 1 日 か ら 実 施 す る 。
附 則
こ の 要 領 は 、 平 成 2 8 年 4 月 1 日 か ら 実 施 す る 。
別記
1小児科病原体定点用
1 対象感染症
・ 咽頭結膜熱
・ A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
・ 感染性胃腸炎
・ 手足口病
・ 百日咳
・ ヘルパンギーナ
・ 流行性耳下腺炎
2 検査材料数等
・ 下記の対象感染症から月4症例を提出するものとする。
・ 特別な事例が発生していると想定される場合においては、佐賀県衛生薬業センター及び佐賀県健康増進 課と協議の上、検査の実施について決定する。
3 検査材料の採取量、検体採取後の保存及び送付方法等
対象感染症 病 原 体 検査材料 採 取 量 容器等 検体採取後の 保存・送付方法
咽頭結膜熱 アデノウイルス 咽頭ぬぐい液 綿棒 1~2本
D-MEM
(冷蔵)
冷 蔵
(4℃以下)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
A 群 溶 血 性
レ ン サ 球 菌 咽頭ぬぐい液 綿棒 1~2本
輸送培地
(室温)
感染性胃腸炎
ノロウイルス等の 下痢症ウイルス
便 5~10g
(拇指頭大)
採便容器
(室温)
感染性胃腸炎の起因菌
手足口病 エンテロウイルス属 のウイルス
咽頭ぬぐい液 綿棒 1~2本
D-MEM
(冷蔵)
便 5~10g
(拇指頭大)
採便容器
(室温)
百日咳 百日咳菌 咽頭ぬぐい液 綿棒 1~2本
輸送培地
(冷蔵)
ヘルパンギーナ エンテロウイルス属 のウイルス
咽頭ぬぐい液 綿棒 1~2本
D-MEM
(冷蔵)
便 5~10g
(拇指頭大)
採便容器
(室温)
別記
2インフルエンザ病原体定点用
1 対象感染症
インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)
2 検査材料数等
・ 県内の患者発生数が1を超えた時点から1を下回るまでの間(流行期)は週1検体を、1を下回る間(非流 行期)は月1検体(非流行期の検体については、インフルエンザ様疾患の検体でも可)を提出するものとす る。
・ 特別な事例が発生していると想定される場合においては、佐賀県衛生薬業センター及び佐賀県健康増進課と 協議の上、検査の実施について決定する。
3 検査材料の採取量、検体採取後の保存及び送付方法等
対象感染症 病原体 検査材料 採取量 容器等 検体採取後の 保存・送付方法
インフルエンザ インフルエンザ ウイルス
鼻咽頭または 咽頭ぬぐい液
綿棒 1~2本
D-MEM
(冷 蔵)
冷
蔵
(4℃以下)
別記
3基幹病原体定点用
1 対象感染症
・ 細菌性髄膜炎(インフルエンザ菌、髄膜炎菌、肺炎球菌を除く)
・ 無菌性髄膜炎
2 検査材料数等
・ 同一疾患については、1週あたり2~3検査材料を限度として採取する。
・ 特別な事例が発生していると想定される場合においては、佐賀県衛生薬業センター及び佐賀県健康増進課と 協議の上、検査の実施について決定する。
3 検査材料の採取量、検体採取後の保存及び送付方法等
対象感染症 病 原 体 検査材料 採 取
量
容器等 検体採取後の 保存・送付方法細菌性髄膜炎
細菌性髄膜炎の 起因菌(インフ ルエンザ菌、髄 膜炎菌、肺炎球
菌を除く)
髄
液 1~2cc 専用培地
(GAM培地) 恒温(37℃)
無菌性髄膜炎 エンテロウイルス 属のウイルス
髄
液 1~2cc 滅菌スピッツ
(室温)
冷蔵(4℃以下) 咽頭ぬぐい液 綿棒1本
D-MEM
(冷蔵)
便
5~10g
(拇指頭 大)
採便容器
(室温)
感染症発生動向調査 (病原体検査) への
ご協力のお願い
佐賀県では、医療機関の協力を得て、感染症の発生情報の正確な把握と分析を行い、そ の結果を県民の皆さんや医療機関等の関係機関に提供・公開することにより、感染症の発 生の予防及びまん延防止を図ることを目的とした感染症発生動向調査事業(病原体検査)
を実施しています。
この事業は、下記の感染症について原因となっている細菌やウイルスを判明させること が重要となります。そのためには、患者さんからの検査材料(咽頭ぬぐい液、便、髄液等)
が必要です。
なお、分析結果については、詳しい分析を行い医療機関や提供いただいた皆さんにフィ ードバックすることとしています。
ぜひ、検査材料の提供にご理解いただき、調査にご協力をお願いします。
協力をお願いする内容
☆ 検査材料の提供
☆ 住所の一部・氏名・年齢・性別・臨床症状等の情報
検査について
☆ 検査にかかる費用は無料です。
☆ 検査結果は受診された医療機関にお知らせします。
(検査期間が1ヶ月以上要する場合があります。)
※ 個人の情報が外部に公表されることは絶対ありません。
対象となる感染症
【小児科・内科】
インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)
【小児科】
咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、手足口病、
百日咳、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎
【総合病院等】
細菌性髄膜炎(インフルエンザ菌、髄膜炎菌、肺炎球菌を除く)、無菌性髄膜炎
佐賀県衛生薬業センター(電話