販促が機能する仕組み
ATG Control Centerの「価格設定」→「販促」領域で販促を設定できます。販促では、サイト訪問者に対して
販促を提供する状況を定義するオプションを指定します。たとえば、個々の販促に使用する割引計算のタ イプ(定価からの定額割引また定率割引)や販促の適用期間を指定できます。訪問者が同じ割引を利用で きる回数など、他のオプションも指定できます。
販促を設定したら、販促対象としての適格性を決定する必要があります。最も簡単な方法は、すべての顧 客に対して自動的に実施される販促を設定することです。選択性を高める場合は、販促対象として適格な 訪問者を指定するシナリオを設定できます。(詳細は、『ATG Web Commerceパーソナライゼーション・ガイ ド』のシナリオの作成を参照してください。)シナリオは、販促対象として適格になる訪問者を決定し、その訪
問者のactivePromotionsプロファイル属性に販促を追加することによって、訪問者プロファイルを適格と
してマークする方法をシステムに指示します。
顧客がログインすると、Oracle ATG Web Commerceはその顧客の訪問者プロファイルをチェックし、
activePromotions属性から判断して、その顧客が、設定されているいずれかの販促の対象として適格で
あるかどうかを確認します。Commerceでは、次にそれらの割引を使用して、品目がショッピング・カートに追 加されたときにその品目の価格を計算します。
顧客に販促を告知する必要はありません。販促は、精算時に調整済の価格が顧客に表示されるように設定 できます。顧客に販促を告知する場合は、次のようないくつかのオプションがあります。
ACCを使用してクーポンを作成し、郵便またはEメールを使用してクーポン・コードを配 布できます。
サイト・ページに販促について説明するテキストを掲載できます。
GetApplicablePromotionsドロップレットを使用して、特定の品目に適用される販促
を特定し、その情報を製品ページに表示することもできます。
販促の作成
販促を設定するには、次の手順を実行します。
1. Webサイトでの販促の宣伝に使用したいテキストや画像があれば、ページ開発者は、そ れらが含まれたHTMLファイルを作成します(販促用のテキストや画像は「販促メディ ア」と呼ばれています)。
2. 次に、ATG Control Centerで次のことを実行します。
新しい販促を販促リポジトリに追加します。
新しい販促を追加するときは、実施する割引のタイプ、割引額、販促用メディア が含まれたファイルの場所など、様々な情報を指定することによって、販促のプ ロパティも定義します。新規販促の追加を参照してください。
販促の割引ルールを作成します。
新しい販促を追加する作業の一環として、たとえば、「訪問者がマウンテンバイク を購入したら、ヘルメットに対して指定された割引を実施する」など、販促に関連 付けられた1つ以上の製品および販促が適用される状況を定義する割引ルー ルを作成します。割引ルールの作成を参照してください。
販促を適用する個人を定義するシナリオを作成し、使用可能にします。販促の適 用を受ける個人の指定を参照してください。
新規販促の追加
販促は、デフォルトのOracle ATG Web Commerceリポジトリの1つである販促リポジトリに格納されます。新 規販促を作成するときは、次の手順を実行して、作成した販促を販促リポジトリに追加する必要があります。
1. メインATG Control Center(ACC)メニューから「価格設定」を選択します。
2. サブメニューから「販促」を選択します。
「販促」画面が表示されます。「リスト」ボタンをクリックして既存のすべての販促を表示で きます。「項目タイプ」ドロップダウン・リストを使用して、表示する特定のタイプの販促を 選択することによって、表示される販促のリストを絞り込むこともできます。たとえば、す べての品目割引販促を表示したり、さらに表示を絞り込んで、品目割引 - パーセント割 引販促のみを表示したりできます。
「販促」画面に表示される販促のタイプは、ACCのメニュー・コマンドおよびボタンを使 用して作成できる販促のタイプに直接影響を及ぼすことに注意してください。たとえば、
品目割引 - パーセント割引販促のみが表示されている状態で、メニューから「ファイル」
→「新規項目」を選択した場合は、それと同じタイプの販促しか作成できません。それと 対照的に、すべてのタイプの販促が画面に表示されている状態で、メニューから「ファイ ル」→「新規項目」を選択した場合は、任意のタイプの販促を作成できます。
3. 「ファイル」→「新規項目」を選択します。「新規項目」ダイアログ・ボックスが表示されます。
4. 「項目タイプ」ドロップダウン・リストから作成する販促のタイプを選択します。デフォルト の選択項目は次のとおりです。
販促のタイプ 割引タイプの使用
品目割引 - 金額割引 製品の定価からの定額割引。たとえば、すべてのUltraLight T-Bikeの定価から100ドルの割引を実施します。
販促のタイプ 割引タイプの使用
品目割引 - 固定価格 固定価格での特定の製品の提供。たとえば、すべてのUltraLight
T-Bikeを500ドルで提供します。自転車を購入するすべての顧客
にヘルメットを5ドルで提供するなど、「品目を1つ購入すれば、
別の品目を特別価格で提供する」割引もこの方式の一例です。
品目割引 - パーセント割引 製品の定価からの定率割引。たとえば、すべてのUltraLight T-Bikeの定価から10%の割引を実施します。
オーダー割引 - 金額割引 オーダー合計額の定額割引。たとえば、50ドルのクーポンを提供 します(「このクーポンを8月31日までに使用すれば、オーダー合 計額から50ドル値引き」)。100ドルを超えるすべてのオーダーを 20ドル値引きするのも、この方式の一例です。
オーダー割引 - 固定価格 顧客が自分のオーダーに対して固定価格を支払う方式。たとえ ば、すべての製品を50ドルで提供します。
オーダー割引 - パーセント割引 オーダー合計額の定率割引。たとえば、オーダーの合計額から 10%の割引を実施します。
出荷割引 - 金額割引 送料の定額割引。たとえば、200ドルを超えるすべてのオーダー について通常の送料を5ドル値引きします。
出荷割引 - 固定価格 特定の金額に対する送料の割引。たとえば、当日に自転車を購入 する顧客に対して送料を無料にします。
出荷割引 - パーセント割引 送料の定率割引。たとえば、任意の3品目を購入する顧客に対し て通常の送料を50%値引きします。
前述のオプションはシステムに付属しています。ただし、Webサイトを担当しているアプ リケーション開発者は、必要に応じて他のオプションを追加できます。これを行う方法に ついては、『ATG Web Commerce Programming Guide』の販促の理解を参照してくださ い。
5. 追加する販促のタイプを選択したら、この新規販促のプロパティを指定します。次の表 でそのプロパティを説明します。
プロパティは機能領域別に表示され、ACCでは異なる順序で表示される場合があるこ とに注意してください。
基本プロパティ 目的
販促名 ATG Control Centerの様々な場所(たとえば、シナリオの販促の付
与要素)でこの販促の識別に使用できる名前を指定します。
摘要 この販促の省略名を入力します。この名前は、たとえば、精算ペー ジやオーダー・フォームなどで、顧客が販促を識別する手段として 使用できます。
基本プロパティ 目的
優先度 訪問者が複数の販促の対象として適格であれば、複数の販促が 累積的に適用されます。複数の販促を適用できるときは、適用順 序に従って割引が適用されます。
たとえば、同じ顧客に2つの割引を適用するとします。1つの販促(販 促A)では任意の製品を10ドル割り引き、もう1つの販促(販促B)で は任意のヘルメットを50%割り引きます。通常価格が30ドルのヘル メットを顧客が注文します。販促をA→Bの順に適用すると、ヘルメット の最終価格は20ドルになりますが、販促をB→Aの順に適用すると、
最終価格は15ドルになります。(標準の設定では、1つの品目には複 数の割引を適用できません。後述の注意を参照してください。)
このプロパティを使用して割引が適用される順序を定義します。この 割引を最初に計算する場合は1を入力し、2番目に計算する場合は 2を入力するという要領で順番を指定します。複数の販促に同じ番号 を指定すると、その販促は項目IDの順序に従って適用されます。
注意: 複数の割引を品目に適用するには、
/atg/commerce/pricing/QualifierServiceの
filterForTargetDiscountedByAnyDiscountIdプロパティを オフにする必要があります。このプロパティは、すでに割引が適用 された品目を除外し、その品目に再び割引が適用されることを防 止します。割引の結合を機能させるには、このプロパティをfalse に設定する必要があります。
親フォルダ 必要に応じて、販促用の親フォルダを指定します。
使用可能 Trueを指定すると、定義した販促がアクティブになります。Trueを 指定しても、「配信開始」の日時になるまでサイトでの販促の表示 は開始されません(このように表示されるようにサイトをコーディング してあることを前提とします)。サイトでの販促の表示は「配信経由」
の日時に終了します。
Falseを指定した場合は、「使用開始日」および「使用終了日」に
関係なく、販促が実施されることはありません。
バージョン 2人のATG Control Centerユーザーがこのリポジトリ項目を同時 に編集しようとしたときに起きる可能性があるデータ破損を防止す るために、このプロパティが使用されます。この値はシステムによっ て自動的に更新されます。
アップセル処理のプロパティ 目的
販促アップセル使用可能 trueであれば、指定されている販促アップセルを販促アップセル の一部として使用できます。アップセルを使用すると、追加の品目 を顧客に提示する条件を指定できます。
販促アップセル 販促アップセルの作成を参照してください。