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コスト・センターの管理

ドキュメント内 ATG Web Commerceストア設定ガイド (ページ 75-90)

コスト・センターは、特定のサイト顧客が、自社の組織の特定の一部をコスト・センターとして指定することに よって、自社の内部コストを追跡できるようにするOracle ATG Web Commerce機能です。Commerceは、

個々のコスト・センターにどの項目とオーダーが所属しているかを追跡します。

たとえば、保険会社の個々の従業員がログオンして事務用品を購入できるように、保険会社が事務用品サ イトにアカウントを設定するとします。この保険会社はWebサイト経由で事務用品を注文する個々の部署に 対応する複数のコスト・センターを設定できます。保険会社の従業員がログインして事務用品を購入すると きは、自分の所属する部署を指定します。そうすれば、保険会社は、部署別のコストを追跡し、コスト関連の レポートを実行できます。

コスト・センター機能には2つの主要な部分があります。1つはコスト・センターをプロファイルに割り当てる 部分で、もう1つはオーダー内でコストをコスト・センターに割り当てる部分です。コスト・センターをプロファ イルに割り当てる方式を使用して、サイトは、特定のユーザーがどのコスト・センターにコストを割り当てられ るかを定義できます。ユーザーにはコスト・センターのリストが割り当てられます。コスト・センターにコストを追 加することで、ユーザーは、自分のプロファイル内のデータを使用して自分のオーダー内にCostCenter オブジェクトを作成できます。さらに、ユーザーは、品目コスト、出荷コストまたは税コストをコスト・センターに 割り当てることができます。

この章は次の項から構成されています。

既存のコスト・センターの表示 新規コスト・センターの追加

ユーザーへのデフォルト・コスト・センターの割当 プロファイル内のコスト・センターの追加、変更、削除 オーダーへのコスト・センターの追加

コスト・センターへの品目の追加 コスト・センターによるオーダーの追跡 コスト・センター・クラス

CostCenterFormHandlerフレームワークの使用

既存のコスト・センターの表示

ACCで使用可能なコスト・センターを表示するには、次の手順を実行します。

1. メイン・タスク・バーから「個人および組織」を選択します。

2. 「プロファイルRepository」をクリックします。

3. 検索メニューから、項目タイプ(Item of type)でコスト・センター(Cost Center)を選択し、

「リスト」をクリックします。

使用可能なすべてのコスト・センターのリストが表示されます。

新規コスト・センターの追加

ACCを使用して新規コスト・センターを追加するには、次の手順を実行します。

1. 既存のコスト・センターをプロファイル・リポジトリ内で検索します。詳細は、既存のコスト・

センターの表示を参照してください。

2. 「新規項目」ボタンをクリックします。

3. 「新規項目」をクリックします。

4. 識別子、所有者および摘要を入力します。

5. 「OK」をクリックします。使用可能なコスト・センターのリストに新規コスト・センターが表示 されます。

ユーザーへのデフォルト・コスト・センターの割当

コスト・センターをユーザー・プロファイルに割り当てることで、特定のユーザーがどのコスト・センターにコスト を割り当てられるかを定義できます。ユーザーに使用可能なコスト・センターのリストを割り当てることができ ます。ACCを使用してユーザーにコスト・センターを割り当てるには、次の手順を実行します。

1. メインACCナビゲーション・バーから「個人および組織」を選択します。

2. 「個人および組織」の選択肢から「プロファイルRepository」を選択します。

3. 項目タイプ(Item of type)でユーザー(User)を選択し、「リスト」をクリックして、すべての ユーザーのリストを表示します。

4. リストからユーザーを選択します。ユーザーの情報が画面のメイン・セクションに表示さ れます。

5. プロファイル情報の「請求および出荷」セクション内のデフォルト・コスト・センター・フィー ルドにコスト・センターを追加します。「…」ボタンをクリックすることによって、使用可能な コスト・センターのリストからコスト・センターを選択できます。

6. 「保存」をクリックして、コスト・センターをプロファイルに保存します。

プロファイル内のコスト・センターの追加、変更、削除

CommerceProfileToolsクラスを介してユーザーのプロファイルのコスト・センター・データを追加、変更お

よび削除できます。コスト・センターはユーザーまたは組織(またはサブ組織)のどちらかに割り当てられます。

コスト・センターは識別子と摘要から構成されます。

プロファイル内のコスト・センターを追加、編集または削除する方法は2つあります。

顧客が自分のプロファイル内でコスト・センターを操作できるようにするWebフォームを 設定する方法

サイト管理者がATG Control Centerを使用してコスト・センター情報を保守する方法

CommerceProfileToolsのメソッドを使用することで、プロファイルのコスト・センターを追加、変更および

削除できます。

顧客が自分のプロファイル内のコスト・センターの変更に使用できるHTMLフォームの設定は、

CommerceProfileFormHandlerクラスを使用して行われます。次の表で CommerceProfileFormHandlerクラスのプロパティを説明します。

プロパティ 説明

AddCostCenterIdentifier リポジトリに追加される新規コスト・センターの識別子、つまり名前

を格納します。

AddCostCenterDescription 追加される新規コスト・センターの摘要を格納します。

EditCostCenterIdentifier 変更されるコスト・センターの識別子を格納します。

EditCostCenterDescription EditCostCenterIdentifierによって識別されるコスト・セン ターの摘要の新しい値となる摘要を格納します。

RemoveCostCenterIdentifier 削除されるコスト・センターの識別子を格納します。

DefaultCostCenter 特定のコスト・センターをユーザーのデフォルト・コスト・センターに

するかどうかを決める情報を格納するブール値。

AddCostCenterSuccessURL ユーザーがコスト・センターの追加に成功した後、誘導される先の

JSPの名前を格納します。

AddCostCenterErrorURL ユーザーがコスト・センターの追加を試みている間にエラーが発生

した後、誘導される先のJSPの名前を格納します。

EditCostCenterSuccessURL ユーザーがコスト・センターの編集に成功した後、誘導される先の

JSPの名前を格納します。

プロパティ 説明

EditCostCenterErrorURL ユーザーがコスト・センターの編集を試みている間にエラーが発生

した後、誘導される先のJSPの名前を格納します。

RemoveCostCenterSuccessURL ユーザーがコスト・センターの削除に成功した後、誘導される先の

JSPの名前を格納します。

RemoveCostCenterErrorURL ユーザーがコスト・センターの削除を試みている間にエラーが発生

した後、誘導される先のJSPの名前を格納します。

コスト・センターの追加、編集および削除は、handleAddCostCenter、handleEditCostCenterおよび handleRemoveCostCenterを呼び出すことによって実行できます。

次のJSPの例では、顧客がコスト・センターの追加に使用できるフォームを作成します。

<h1>Add Cost Center</h1>

<dsp:form action="done.jsp" method="post">

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.AddCostCenterSuccessURL" value="success.jsp"

type="hidden"/>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.AddCostCenterErrorURL" value="error.jsp"

type="hidden"/>

Name: <dsp:input bean="ProfileFormHandler.AddCostCenterIdentifier"

type="text"/><P>

Description: <dsp:input bean="ProfileFormHandler.AddCostCenterDescription"

type="text"/><P>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.DefaultCostCenter" value="true"

type="checkbox"/> Make default<P>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.AddCostCenter" value="Add Cost Center"

type="submit"/><P>

</dsp:form>

次のJSPの例では、顧客がコスト・センターの編集に使用できるフォームを作成します。

<h1>Edit Cost Center</h1>

<dsp:form action="done.jsp" method="post">

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.EditCostCenterSuccessURL"

value="success.jsp" type="hidden"/>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.EditCostCenterErrorURL" value="error.jsp"

type="hidden"/>

Name: <dsp:input bean="ProfileFormHandler.EditCostCenterIdentifier"

type="text"/><P>

New Description: <dsp:input bean="ProfileFormHandler.EditCostCenterDescription"

type="text"/><P>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.DefaultCostCenter" value="true"

type="checkbox"/>

Make default<P>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.EditCostCenter" value="Edit Cost Center"

type="submit"/><P>

</dsp:form>

次のJSPの例では、顧客がコスト・センターの削除に使用できるフォームを作成します。

<h1>Remove Cost Center</h1>

<dsp:form action="done.jsp" method="post">

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.RemoveCostCenterSuccessURL"

value="success.jsp" type="hidden"/>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.RemoveCostCenterErrorURL" value="error.jsp"

type="hidden"/>

Name: <dsp:input bean="ProfileFormHandler.RemoveCostCenterIdentifier"

type="text"/><P>

<dsp:input bean="ProfileFormHandler.RemoveCostCenter" value="Remove Cost Center"

type="submit"/><P>

</dsp:form>

オーダーへのコスト・センターの追加

コスト・センターが実装されているサイトでサイト顧客が製品を購入しているとき、顧客はオーダーにコスト・セ ンターを追加できます。CostCenterDropletサーブレットBeanを使用して、ユーザーが選択できるオプ ションとしてユーザーに割り当られているすべてのコスト・センターを表示できます。ユーザーに割り当てられ ているコスト・センターがない場合、リポジトリは、ユーザーの親組織を検索し、親組織のコスト・センターをオ プションとして使用するように構成されています。その組織にもコスト・センターがない場合、リポジトリはその 組織の親組織、さらにその親組織と検索を続けます。

ユーザーがコスト・センターをオーダーに割り当てるときは、コスト・センター・リポジトリIDがオーダー・リポジ トリ項目の一部として含まれます。

コスト・センターへの品目の追加

1つのオーダーに複数のコスト・センターが割り当てられている場合は、オーダーに含まれているどの品目 がどのコスト・センターに属するかを選択する必要があります。品目は、

CostCenterCommerceItemRelationshipと呼ばれる一種の関係を介してコスト・センターに割り当てられ ます。

コストを商品より出荷グループまたはオーダーに関連付けたほうが都合がよい場合は、

CostCenterShippingGroupRelationshipおよびCostCenterOrderRelationshipを使用できます。

そうすることで、出荷コストと税コストの追跡も可能になります。

コスト・センターによるオーダーの追跡

コスト・センターの主目的は組織が自社のコストをより細かく追跡できるようにすることであるため、特定のコ スト・センターと関連付けられているオーダーのリストを取得する検索メソッドが用意されています。

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