• 検索結果がありません。

識別子の実装

47

48

下の図は具体的なイメージにしたものですが、貨物や商品を識別する識別子(ISO/IEC 15459で定められた、ISO およびGS1様式)をまず決定し、その際、1次元シンボルや RFID などの各種データキャリアに展開する際に、全く同じものを使うと言うことです。識別子 とデータキャリア媒体は分離して考えることです。さらには、それをホストシステムや EDI に繋げる部分も考慮してインターフェイスの設計を行います。

逆に言えば、ホストシステムや EDI は、そのものを識別するデータは、1次元バーコー ドから読まれたものか、RFIDから読まれたことかを意識せずに使えるような考慮をしなく てはいけません。

図 45 実装のための階層

たとえば、輸送識別子としてUCR がありますが、これを RFIDに実装しても、二次元シン ボルに実装しても、EDI やホストシステムは、どのようなデータキャリアから入ってきたか を意識せずに扱えるように設計しなければいけません。たとえば、トラッキングを実現し ようとして RFIDをつけたとしても、ある場所では RFIDリーダがなく、二次元シンボルし か読めなかった場合でも、RFIDと全く同じ情報が収集出来なければなりません。

49

重要なのは、たとえば、テレビを識別する識別子とコードは、RFID に書かれても、二次 元シンボルに書かれても、それを使用するアプリケーションからは同じように扱えるよう になることです。

RFID から出てくる情報と、二次元シンボルから出てくる情報が異なっていれば、組織や 国をまたがるサプライチェーンの情報は繋がってきません。たとえば、ある場所では RFID を読んで業務を行い、別の場所では、二次元シンボルをたとえば携帯電話で読み込んでも 全く同じ情報が得られなければなりません。

図 46 製品および製品梱包の識別と各種自動認識方法

(2) データキャリア標準

バーコードや二次元シンボル、RFID のようなデータやキー項目を入れて読み書きするた めのお作法を示した規格がデータキャリアスタンダードです。たとえば、同じ 25S という 識別子をコード 128のバーコードに書き込む場合と、RFID に書き込む場合では、フォーマ ットや手順は違うものの、デコード(そこから読み込んだ状態)のデータそのものは、ど の媒体から読まれたことを気にすることなくアプリケーションが使えるような考慮が必要 です。RFID でトラッキングするシステムを設計したとして、あるリードポイントに RFID の リーダが無かったら、これは成り立ちません。そのため、同じ内容を1次元バーコードで も記載しておき、RFID の無いポイントではバーコードを読むことで全く同じ情報を収集出 来るようにしておくことが重要です。

トラッキング

データキャリア(バーコード、RFID)は違っても同じ情報を取得出来ることが大切

50 (3) HRI Human Readable Interpreter

RFID のバックアップ用として人間が読み取れる文字を印字することも規格化されていま す。また、正式なフォーマットであることを示す RFID エンブレムをつけることも必要です。

下図に示す承認済みエンブレムは、ISO/IEC 29160 に規定する ISO RFID エンブレム及び EPCマークの例です。

図 47 RFID ラベルと HRI・認証ロゴ

(4) サプライチェーンアプリケーションスタンダード

7つの W のうち、15459で定めていないものがまだあり、物理ロケーション識別子や所有 者などの公的コードの整備が合わせて必要になります。

図 48 その他標準化が必要なパブリックコード

RFID ラベルには、バックアップ用のバーコードと人間が読める形(ここでは AI セット)を印字しておく

51

関連したドキュメント