4. 応用スキーマ
6.3. 論理一貫性の品質評価
論理一貫性の品質評価は,以下に対して行う。
品質要求 D-1 :整形式XML文書である
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 書式一貫性 データ品質適用範囲 データセット全体
データ品質評価尺度 データセットで,整形式(Well-Formed XML)になっていない箇所数 データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.検査プログラム(XMLパーサなど)によってデータセットの書式(フォーマッ ト)が,整形式(Well-Formed XML)となっていない箇所(XML文書の構文として 正しくない箇所)を数える。
適合品質水準 応用スキーマが規定する地物型と合致しない箇所数が0なら合格,1以上なら不合 格。
この品質要求を達成していないデータセットは完成品ではない。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
これは必須の品質要求であり品質評価報告要素インスタンスを作成しない。
品質要求 E-1 :妥当なXML文書である
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 概念一貫性 データ品質適用範囲 データセット全体
データ品質評価尺度 データセットで,妥当なXML文書(Valid XML document)になっていない箇所数 データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.検査プログラム(XMLパーサなど)によって数値地形図データを構成する地物 インスタンスの型(地物型)が,応用スキーマが規定する地物型と合致しない箇所 数を数える。
適合品質水準 整形式になっていない箇所数が0なら合格,1以上なら不合格。
この品質要求を達成していないデータセットは完成品ではない。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
1 0 0
用スキーマに規定される定義域の範囲に含まれていない箇所数を数える。
適合品質水準 応用スキーマに規定される定義域の範囲に含まれていない箇所数が0なら合格,1以 上なら不合格。
この品質要求を達成していないデータセットは完成品ではない。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
これは必須の品質要求であり品質評価報告要素インスタンスを作成しない。
品質要求 G-1 :(単一インスタンス)線または面形状地物インスタンスの空間属性で同一座 標の頂点が連続せず,かつ,線形状地物インスタンスは2点以上,面形状地物イン スタンスは3点以上で構成される
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性 データ品質適用範囲 以下のクラスに属するインスタンス
DM_境界等,DM_道路,DM_道路施設線,DM_鉄道,DM_鉄道施設線,DM_建物,
DM_建物構造物線,DM_小物体線,DM_水部,DM_水部構造物線,DM_法面_線,
DM_構囲,DM_諸地区域界,DM_植生区域界,DM_等高線,DM_変形地
データ品質評価尺度 同一座標または頂点間の距離が近接閾値(0.01m)未満の頂点が連続する,または線 形状地物インスタンスで構成点が2点未満,面形状地物インスタンスで構成点が3 点未満のインスタンスをエラーとする。
データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.検査プログラムにより,対象クラスの地物インスタンスごとに,エラー数を数 える。
適合品質水準 エラー数が0なら合格,1以上なら不合格。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
要素区分属性 :“006”(論理一貫性 - 位相一貫性)
品質評価手順名属性 :“G-1”
合格フラグ属性 :合格なら“1”,不合格なら“0”を設定 品質評価値 :エラー数を設定
品質要求 G-2 :(単一インスタンス)線または面形状地物インスタンスの空間属性にねじれ または始終点以外の自己接触が存在しない
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性 データ品質適用範囲 以下のクラスに属するインスタンス
DM_境界等,DM_道路,DM_道路施設線,DM_鉄道,DM_鉄道施設線,DM_建物,
DM_建物構造物線,DM_小物体線,DM_水部,DM_水部構造物線,DM_法面_線,
DM_構囲,DM_諸地区域界,DM_植生区域界,DM_等高線,DM_変形地
データ品質評価尺度 単一インスタンスの空間属性にねじれまたは始終点以外の自己接触が存在する場合 エラーとする。
但し,始終点の座標が一致している場合はねじれとしない データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.検査プログラムにより,対象クラスの各地物インスタンスごとに,ねじれ(自 己交差)が存在するインスタンス数を数える。
適合品質水準 エラー数が0なら合格,1以上なら不合格。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
要素区分属性 :“006”(論理一貫性-位相一貫性)
品質評価手順名属性 :“G-2”
合格フラグ属性 :合格なら“1”,不合格なら“0”を設定 品質評価値 :エラー数を設定
品質要求 G-3 :(単一インスタンス)輪を構成する線形状地物インスタンスの始終点が同一 座標である
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性 データ品質適用範囲 以下のクラスに属するインスタンス
DM_建物
データ品質評価尺度 輪を構成する線形状地物インスタンスの形状は,自己交差・自己接触しない。
始終点の距離が近接閾値(0.01m)以内にありながら,同一座標となっていないイン スタンスをエラーとする
データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.検査プログラムにより,対象クラスの全インスタンスに対して,インスタンス ごとに,始点と終点の距離dを算出して,距離が0<d<0.01mのインスタンス数を数 える。
適合品質水準 エラー数が0なら合格,1以上なら不合格。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
要素区分属性 :“006”(論理一貫性 - 位相一貫性)
品質評価手順名属性 :“G-3”
合格フラグ属性 :合格なら“1”,不合格なら“0”を設定 品質評価値 :エラーインスタンス数を設定
品質要求 G-4 :(単一インスタンス)面形状地物インスタンスの座標列の向きが妥当である データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性
データ品質適用範囲 以下のクラスに属するインスタンス DM_建物
データ品質評価尺度 座標列の向きが不正なインスタンスをエラーとする。ここで,向きは時計回りとす る。
データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.検査プログラムにより,対象クラスの各地物インスタンスごとに,座標列の向 きが不正なインスタンスの数を数える。
適合品質水準 エラー数が0なら合格,1以上なら不合格。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
要素区分属性 :“006”(論理一貫性-位相一貫性)
品質評価手順名属性 :“G-4”
合格フラグ属性 :合格なら“1”,不合格なら“0”を設定 品質評価値 :エラー数を設定
品質要求 G-5 :(単一インスタンス)座標列の向きが規定されている線インスタンスの向き が妥当である
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性
データ品質適用範囲 以下のクラスの線形状地物インスタンスのうち,座標列の向きが規定されている取 得分類コード及び図形区分に該当するインスタンス
DM_道路施設線,DM_水部構造物線,DM_法面_線,DM_構囲,DM_等高線,DM_
変形地
データ品質評価尺度 座標列の向きが不正なインスタンスをエラーとする。
ここで,座標列の向きは,「札幌市現況図ディジタルマッピング図式(案)」の規 定に従うこと。
エラーが1つ以上存在するサブメッシュをエラーサブメッシュとする。
誤率(%)=エラーサブメッシュ数/100×100 データ品質評価手法 抜取・目視検査を実施する。
1.抜取検査手法に従い検査単位を抽出する。
2.検査単位を10×10のサブメッシュに分割する。
1 0 2 品質評価手順名属性:“G-5”
合格フラグ属性 :合格なら“1”,不合格なら“0”を設定 品質評価値 :検査単位別の誤率の最大値を設定
品質要求 H-1 (同一クラス)線形状地物インスタンスが同一クラスの他のインスタンスと交 差せず,オーバーラップもしない
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性 データ品質適用範囲 以下のクラスでの,同一クラス内におけるインスタンスの関係
DM_境界等,DM_水部 データ品質評価尺度 ■DM_境界等
同一クラス内で,交差またはオーバーラップするインスタンスのペアをエラーとす る。
■DM_水部
同一クラス内で,交差またはオーバーラップするインスタンスのペアをエラーとす る。
(例外)水路が立体交差している場合は例外とする。
2つのインスタンスが複数箇所で交差する場合にも,1と数える。
近接閾値を0.01m,オーバーラップ閾値を0.5mとする。
データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.同一クラスの全てのインスタンスのペアに対して,交差またはオーバーラップ しているインスタンス数を数える。
適合品質水準 エラー数が0なら合格,1以上なら不合格。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
要素区分属性 :“006”(論理一貫性 - 位相一貫性)
品質評価手順名属性 :“H-1”
合格フラグ属性 :合格なら“1”,不合格なら“0”を設定 品質評価値 :エラー数を設定
品質要求 H-2 :(同一クラス)線形状地物インスタンスが同一クラスの他のインスタンスと オーバーラップしない(交差あり)
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性 データ品質適用範囲 以下のクラスでの,同一クラス内におけるインスタンスの関係
DM_鉄道
データ品質評価尺度 同一クラス内で,オーバーラップするインスタンスのペアをエラーとする。
オーバーラップ閾値を0.5mとする。
データ品質評価手法 全数・自動検査を実施する。
1.同一クラスの全てのインスタンスのペアに対して,オーバーラップしているイ ンスタンス数を数える。
適合品質水準 エラー数が0なら合格,1以上なら不合格。
品質評価報告 [品質評価報告要素の設定]
要素区分属性 :“006”(論理一貫性-位相一貫性)
品質評価手順名属性 :“H-2”
合格フラグ属性 :合格なら“1”,不合格なら“0”を設定 品質評価値 :エラー数を設定
品質要求 H-3 :(同一クラス)線形状地物インスタンスが同一クラスの他のインスタンスと 接続する箇所で接続条件を満たす
データ品質要素 論理一貫性 データ品質副要素 位相一貫性 データ品質適用範囲 以下のクラスでの,同一クラス内におけるインスタンスの関係
DM_境界等,DM_道路,DM_鉄道,DM_水部
データ品質評価尺度 同一クラス内のインスタンスが互いに交差・接続する箇所で,地物クラス別の次の 接続条件に従わない場合エラーとする。エラーが1つ以上存在するサブメッシュを