論点⑦介護予防通所リハビリテーションの長期期間利用
■ 介護予防通所リハビリテーションについて、
・ 通所リハビリテーションより介護予防通所リハビリテーションの⽅が利⽤期間が⻑い
・ 利用開始時のADLが満点であるものが一定割合みられる
・ 利用開始から一定期間経過後にADLの改善が乏しくなる
こと等を踏まえ、⻑期間利⽤の場合のサービス提供への評価について、利用開始から○ヶ月が経過し たあとの単位数を適正化してはどうか。
対応案
○ 平成31年の受給者数は約60万人で、毎年増加しており、特に要支援の受給者が増加している。
通所リハビリテーションの受給者数
38.6 40.9 41.2 43.1 44.7 45.0 47.1 49.9 53.4 55.9 60.0 63.3 68.3
55.2 69.1 73.2 71.2 70.5 72.6 75.7 78.9 82.7 85.0 90.5 96.1 102.3 111.8 94.4 95.1 102.8 109.5 113.9 120.4 126.1 132.1 136.4 142.1 146.0 149.9 106.7 114.0 117.3 119.4 123.1 126.8 130.8 133.6 136.5 137.6 140.7 142.7 144.4 75.2 81.0 83.7 81.8 77.0 76.8 77.8 77.9 78.2 77.6 77.8 77.8 77.5 43.5 44.8 45.0 47.5 46.5 46.5 47.9 47.5 47.3 46.1 45.9 45.4 44.8
18.3 17.7 17.7 20.5 22.4 23.1 23.3 22.9 22.4 22.0 21.3 20.5 20.0
0 100 200 300 400 500 600 700
平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 平成31年 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
出典:厚生労働省「介護給付費等実態統計(旧:調査)」(各年4月審査分)
455.3 462.3 473.6 486.7 505.1 523.2 537.1 553.1 560.8 493.9
(千人)
※総数には、月の途中で要介護から要支援(又は要支援から要介護)に変更となった者を含む。
※経過的要介護は含まない。
578.3 591.8 607.6
1.09倍
(平成19年比)
1.03倍
(平成19年比)
1.03倍
(平成19年比)
1.35倍
(平成19年比)
1.34倍
(平成19年比)
1.85倍
(平成19年比)
1.77倍
(平成19年比)
46
社保審-介護給付費分科会 第180回(R2.7.20) 資料3
(介護予防)通所リハビリテーションの平均利用期間
○ 介護予防通所リハビリテーションの平均利用期間は16.4ヶ月であった。一方、通所リハビリテーショ ンの平均利用期間は14.8ヶ月であった。
47
※2015年1月に該当サービスを利用開始した者の2019年12月までの5年間における、該当サービスの初回利用日から最終利用日まで の継続利用期間を介護DBより任意集計。
※最終評価時点で利用継続している者は、最終評価時点までの利用している者と集計している(60ヶ月以上利用している者は、60ヶ 月利用している者として集計している)。
16.4
14.8
0 5 10 15 20
介護予防通所リハビリテーション 通所リハビリテーション
利用者単位の利用期間(月)の平均値
介護予防通所リハビリテーションの利用期間
○ 介護予防通所リハビリテーションの利用開始から終了までの期間の平均値は16.4ヶ月、中央値は 10ヶ月であった。
48
※2015年1月に該当サービスを利用開始した者の2019年12月までの5年間における、該当サービスの初回利用日から最終利用日までの継続利用期 間を介護DBより任意集計。
※最終評価時点で利用継続している者は、最終評価時点までの利用している者と集計している(60ヶ月以上利用している者は、60ヶ月利用してい る者として集計している)。
0 5000 10000 15000 20000 25000 30000 35000 40000
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
介護予防通所リハビリテーションにおける 利用期間毎の利用者数の分布
(人数)
利用期間(月)
平均値:16.4ヶ月
中央値:10ヶ月
7%
8%
10%
7%
5%
8%
8%
15%
10%
16%
20%
63%
77%
61%
50%
8%
6%
7%
11%
全体
(N=1172)
要支援1-2 (N=367)
要介護1-2 (N=492)
要介護3-5 (N=305)
15点以上 10点 5点 0点 -5点以下
通所リハビリテーションにおけるADL
15.9%
32.6%
11.2%
4.0%
51.7%
58.5%
57.2%
34.0%
18.1%
7.6%
21.4%
25.2%
8.9%
1.3%
8.6%
18.4%
3.4%
1.1%
11.3%
2.1%
0.6%
7.1%
全 体 ( N=4 1 7 )
要 支 援1 - 2 ( N=1 6 1 )
要 介 護1 - 2 ( N=1 6 1 )
要 介 護3 - 5 ( N=9 4 )
100点 80点〜95点 60点〜75点
40点〜55点 20点〜35点 0点〜15点
利用者の開始時のADL(Barthel Index)
49
○ 開始時に要支援者の約3割においてADL評価であるBarthel Indexは満点(100点)であった。
○ 利用開始から6ヶ月後のADLをみると、約3割で改善していた。
利用開始から6ヶ月後における ADL(Barthel Index)の点数変化
改善割合 29%
(出典)通所・訪問リハビリテーションの⽬的を踏まえた在り⽅に関する調査研究事業(令和元年度調査)
社保審-介護給付費分科会 第180回(R2.7.20) 資料3
介護予防通所リハビリテーション利用者におけるADLの経時変化
○ 介護予防通所リハビリテーションの利用者において、利用開始から6ヶ月後及び6ヶ月後から 12ヶ月後にかけてはBarthel Indexで評価されたADLに改善がみられた。一方、12ヶ月後から18ヶ月 後にかけてはADLは維持されていた。
50 92.1
94.2 95.0 95.2
85 90 95 100
利用開始時 6ヶ月後 12ヶ月後 18ヶ月後
利用開始時、6ヶ月後、12ヶ月後、18ヶ月後のADLが把握可能な利用者を対象としている。
(出典) 要介護者等に対するリハビリテーション提供体制の指標開発に関する調査研究事業(令和2年度)の速報値