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本 研 究 で は , グ ロ ー バ ル ・ サ プ ラ イ ・ チ ェ ー ン ・ ネ ッ ト ワ ー ク の 設 計 方 法 の 提 案 お よ び そ の 評 価 を 行 っ た . 企 業 は 適 切 な 生 産 拠 点 を 決 定 す る 際 に , 為 替 レ ー ト や 原 油 価 格 な ど の 経 済 的 な 要 因 へ の 対 処 を 行 う こ と や , 戦 略 的 に 利 益 を 確 保 す る た め に 最 善 な 移 転 価 格 を 設 定 す る 必 要 が あ る . 複 数 の 要 因 を 考 慮 す る こ とから,グローバル・サプライ・チェーン・ネットワークの設計は複雑になる.

本 研 究 で は , グ ロ ー バ ル ・ サ プ ラ イ ・ チ ェ ー ン ・ モ デ ル を 提 案 し , オ フ シ ョ ア

リング, リショアリング,ニアショアリングによるそれぞれの設計戦略におい

て , 変 数 が 税 引 き 後 期 待 利 益 に 与 え る 影 響 を シ ミ ュ レ ー シ ョ ン に よ っ て 明 ら か にした.

ま ず そ れ ぞ れ の 拠 点 に お い て サ プ ラ イ ヤ ー 選 択 に 関 す る シ ミ ュ レ ー シ ョ ン を 行 い , 為 替 の 傾 向 ご と に 結 果 を ま と め た . 輸 送 費 が 高 く て も , 労 働 生 産 性 が 高 いことでコスト削減できるサプライヤーが選ばれることが明らかになった.

続 い て , 各 設 計 戦 略 に お け る 企 業 の 統 合 範 囲 内 の 税 引 き 後 期 待 利 益 を 算 出 す る シ ミ ュ レ ー シ ョ ン を 行 い , シ ナ リ オ ご と の 結 果 の 評 価 ・ 考 察 を 行 っ た . 結 果 として,円安傾向のときにリショアリングを行い,円高傾向のときにニアショ アリングを行うことは合理的であるという結論を得た.オフショアリングでは,

為 替 レ ー ト に 応 じ て 適 切 な 移 転 価 格 を 組 み 合 わ せ る こ と に よ っ て よ り 多 く の 利 益 が 確 保 可 能 で あ る こ と が 明 ら か に な っ た . そ れ ぞ れ の シ ナ リ オ に お け る 税 引 き 後 期 待 利 益 を 算 出 す る こ と で , 企 業 の 意 思 決 定 を 支 援 で き る モ デ ル の 提 案 が できたと考えられる.

本 研 究 で は , 為 替 レ ー ト , 原 油 価 格 , 移 転 価 格 の シ ナ リ オ を 用 い て , 不 確 実

性を考慮したシミュレーションを行った. しかし実際にはさらに, リードタイ

ムの短縮,技術の漏洩防止,カントリーリスク,市場や研究開発機関への近さ な ど , グ ロ ー バ ル ・ サ プ ラ イ ・ チ ェ ー ン ・ ネ ッ ト ワ ー ク の 設 計 に お い て 生 産 拠 点 を 選 択 す る 際 に 考 慮 す べ き 要 因 が ほ か に も 多 く あ る . さ ら に 、 企 業 は 生 産 拠 点 の 選 択 に お い て 企 業 ご と に 異 な る 優 先 順 位 や 方 針 を 持 っ て い る . 今 後 は , IoT(インターネット・オブ・シングス)の活用や,工場のさらなる機械化などに

よ り , 各 国 の 生 産 コ ス ト の 差 は ま す ま す 縮 小 さ れ て い く と 考 え ら れ る . 市 場 の 動向についても,価格が高くても品質の高い製品を求める需要が高まっており,

高 付 加 価 値 な 製 品 を 作 り 出 せ る よ う な 生 産 技 術 が 必 要 と な っ て い る . そ う し た 環 境 の 中 , グ ロ ー バ ル ・ サ プ ラ イ ・ チ ェ ー ン ・ ネ ッ ト ワ ー ク の 設 計 に お い て 本

研 究 で 考 慮 し た 要 素 以 外 に も , さ ま ざ ま な 要 素 を 総 合 的 に 考 慮 し て 生 産 拠 点 を 選択することが重要である.

謝 辞

本 研 究 に あ た り , 日 頃 よ り ご 指 導 を 賜 り ま し た 開 沼 泰 隆 先 生 に 心 か ら 感 謝 の 気 持 ち を 申 し 上 げ ま す . 開 沼 先 生 に は 研 究 に 関 す る こ と だ け で な く , 私 が 知 ら な い 教 養 な ど を は じ め と す る 多 く の こ と を ご 教 授 し て 頂 き ま し た こ と , 本 当 に 感謝しております.

研 究 会 で の ア ド バ イ ス や , 学 会 発 表 で の サ ポ ー ト を は じ め 研 究 に お 力 添 え い ただいた須山憲之先生, KhojastehYacob先 生 , 降 旗 徹 馬 先 生 に 感 謝 申 し 上 げ ま す.

ま た , 同 研 究 室 に お い て 同 期 と し て と も に 切 磋 琢 磨 し て 研 究 に 励 み , 多 く の 点で私を支えてくださった松浦史哉さん,鴫原晴香さんに感謝申し上げます.

研 究 室 を 支 え て 下 さ り , 助 け 合 っ て 研 究 室 生 活 を 過 ご さ せ て 頂 い た 森 川 和 哉 さ ん , 張 栄 慧 さ ん , 奨 静 さ ん , 鈴 木 偉 丸 さ ん , 佐 藤 大 輔 さ ん , TSHIVHASE,TSHIANEO TRACEYさん, ThanyatornPloyさん,小川銀平さん,

折田昂洋さん,田代陽さん,利根悠太さん,柳健介さんに感謝申し上げます.

研 究 室 の 雰 囲 気 を 明 る く し , ま た 時 に は 研 究 に 対 す る 叱 咤 激 励 を 下 さ り ま し た軽部元久さん,栗田和也さん,小林毅央さん,山下陽介さん,小鍛治啓さん,

七澤巧さん,李梅さんに感謝申し上げます.

こ れ ま で 研 究 を と も に 励 み , 研 究 生 活 を サ ポ ー ト し て く だ さ っ た 有 田 将 之 さ ん,大矢直輝さん,岡田遥さん,和田真治さんに感謝申し上げます.

そ の 他 , 多 数 の 方 々 へ の 謝 辞 を 述 べ さ せ て い た だ き ま す . あ り が と う ご ざ い ました.

研 究 室 で 多 く の 人 に 支 え ら れ 過 ご し た 3年 間 で の 貴 重 な 経 験 を 忘 れ ず に , 今 後の生活に活かしていきたいと思っております.

参考文献

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