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5.1.1.鋼板単体 No.1 鋼板(6mm)

48

重み付き音響透過損失 Rw = 38 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 31.6

125 34.3

160 33.5

200 33.2

250 34.3

315 35.4

400 34.9

500 35.4

630 37.6

800 39.0

1000 41.6

1250 42.4

1600 39.7

2000 35.1

2500 35.5

3150 39.3

4000 42.8

5000 46.3

5 試験結果

5.1.2.鋼板単体 No.2 鋼板(7mm)

49

重み付き音響透過損失 Rw = 39 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 30.9

125 35.0

160 35.0

200 35.7

250 36.7

315 36.4

400 36.9

500 37.0

630 39.0

800 40.3

1000 41.7

1250 40.5

1600 37.2

2000 35.8

2500 38.3

3150 41.7

4000 45.1

5000 48.1

5 試験結果

5.1.3.鋼板単体 No.3 鋼板(8mm)

50

重み付き音響透過損失 Rw = 40 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 30.7

125 33.8

160 34.8

200 36.7

250 38.1

315 37.8

400 38.2

500 39.1

630 39.7

800 40.1

1000 40.4

1250 38.4

1600 35.7

2000 37.8

2500 41.0

3150 43.6

4000 46.4

5000 49.6

5 試験結果

5.1.4.鋼板単体 No.4 鋼板(10mm)

51

重み付き音響透過損失 Rw = 41 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 33.6

125 36.4

160 36.3

200 37.8

250 39.4

315 39.3

400 40.2

500 40.1

630 41.0

800 37.6

1000 37.9

1250 36.5

1600 38.7

2000 42.2

2500 44.8

3150 47.4

4000 48.8

5000 52.1

鋼板単体の評価

質量則とは異なるが単層壁の特徴的な周波数特性

面密度が重い材料(鋼板が厚い)ほど高い遮音性能(質量則)

コインシデンス理論周波数は試験結果とよく一致

5 試験結果

52

※1:周波数は1/3 Oct.刻みでの評価

コインシデンス周波数(理論値)と試験結果の比較

鋼板単体 理論値 試験結果

※1

鋼板6mm 2.0kHz 2.0 (1.8-2.2)kHz

鋼板7mm 1.7kHz 2.0 (1.8-2.2)kHz

鋼板8mm 1.5kHz 1.6 (1.4-1.8)kHz

鋼板10mm 1.2kHz 1.25 (1.1-1.4)kHz

5 試験結果

5.2.1.一次甲板床材を施工した鋼板 No.5 鋼板(6mm)+床材(6mm)

53

重み付き音響透過損失 Rw = 40 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 32.8

125 35.7

160 34.2

200 36.0

250 36.3

315 37.7

400 36.8

500 38.5

630 39.7

800 39.9

1000 42.3

1250 43.0

1600 41.3

2000 36.7

2500 36.3

3150 39.7

4000 43.8

5000 47.9

5 試験結果

5.2.2.一次甲板床材を施工した鋼板 No.6 鋼板(7mm)+床材(6mm)

54

重み付き音響透過損失 Rw = 41 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 33.2

125 37.2

160 37.0

200 37.8

250 38.1

315 38.2

400 38.6

500 39.3

630 41.4

800 41.6

1000 43.3

1250 42.6

1600 39.0

2000 37.2

2500 38.5

3150 42.3

4000 46.0

5000 50.0

5 試験結果

5.2.3.一次甲板床材を施工した鋼板 No.7 鋼板(6mm)+騒音対策A+床材(6mm)

55

重み付き音響透過損失 Rw = 43 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 35.0

125 37.6

160 36.8

200 37.3

250 38.5

315 39.5

400 39.1

500 40.3

630 41.2

800 41.3

1000 42.0

1250 42.8

1600 43.1

2000 44.2

2500 45.9

3150 49.4

4000 53.9

5000 59.9

5 試験結果

5.2.4.一次甲板床材を施工した鋼板 No.8 鋼板(6mm)+騒音対策B

56

重み付き音響透過損失 Rw = 45 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 34.2

125 37.4

160 37.4

200 38.6

250 39.7

315 40.3

400 40.3

500 41.5

630 43.5

800 44.6

1000 46.1

1250 46.9

1600 46.3

2000 46.5

2500 48.3

3150 51.4

4000 54.4

5000 58.5

5 試験結果

5.2.5.一次甲板床材を施工した鋼板 No.9 ロックウール(40mm)+鋼板(6mm)+床材(6mm)

57

重み付き音響透過損失 Rw = 48 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 32.4

125 35.9

160 35.4

200 35.6

250 35.5

315 38.2

400 40.2

500 43.2

630 47.2

800 50.4

1000 53.6

1250 55.9

1600 55.8

2000 53.4

2500 52.3

3150 56.4

4000 57.4

5000 61.2

5 試験結果

58

一次甲板床材を施工した鋼板の評価 鋼板+床材

鋼板単体のコインシデンス周波数とほぼ一致

鋼板単体と似た周波数特性 騒音対策材

コインシデンス欠損値は比較的小さく、Rwは高い

ロックウール+鋼板+床材

総じて高い性能

鋼板単体のコインシデンス周波数とほぼ一致

5 試験結果

5.3.1.一般的な扉単体 No.10 700mm幅 B15 防火扉A (ルーバー開)

59

重み付き音響透過損失 Rw = 13 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 10.3

125 10.5

160 10.6

200 9.7

250 12.8

315 13.8

400 12.1

500 13.3

630 13.3

800 13.4

1000 13.8

1250 14.1

1600 14.0

2000 13.1

2500 12.3

3150 12.6

4000 13.2

5000 13.7

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.3.2.一般的な扉単体 No.11 700mm幅 B15 防火扉A (ルーバー閉)

60

重み付き音響透過損失 Rw = 14 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 10.9

125 11.0

160 11.3

200 10.4

250 13.2

315 14.1

400 12.9

500 14.0

630 14.0

800 14.0

1000 14.5

1250 15.0

1600 14.8

2000 13.9

2500 12.5

3150 12.7

4000 13.7

5000 14.9

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.3.3.一般的な扉単体 No.12 800mm幅 B15 防火扉A (ルーバー開)

61

重み付き音響透過損失 Rw = 14 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 11.1

125 11.6

160 11.3

200 10.5

250 13.3

315 14.3

400 13.4

500 13.5

630 13.4

800 13.8

1000 14.3

1250 14.4

1600 14.3

2000 13.4

2500 12.4

3150 12.7

4000 13.5

5000 14.2

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.3.4.一般的な扉単体 No.13 900mm幅 B15 防火扉A (ルーバー開)

62

重み付き音響透過損失 Rw = 14 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 11.2

125 11.7

160 11.8

200 11.8

250 14.2

315 14.6

400 13.9

500 14.0

630 13.7

800 14.3

1000 14.8

1250 14.9

1600 14.8

2000 13.7

2500 12.6

3150 13.4

4000 14.0

5000 14.7

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

63

一般的な扉単体の評価

隙間からの音漏れが全周波体帯域に影響 扉サイズと遮音性能に相関はない※1

※1:本研究結果に対する評価であり、一般的な評価ではない

5 試験結果

5.4.1.パネル単体 No.14 パネルA(50mm)

64

重み付き音響透過損失 Rw = 31 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 20.8

125 22.0

160 22.5

200 24.1

250 24.9

315 27.5

400 27.4

500 28.6

630 28.9

800 30.7

1000 31.7

1250 32.1

1600 30.7

2000 29.7

2500 31.1

3150 36.7

4000 45.3

5000 50.4

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.4.2.パネル単体 No.15 パネルB(25mm)

65

重み付き音響透過損失 Rw = 31 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 19.4

125 20.0

160 20.1

200 22.7

250 23.2

315 26.0

400 26.7

500 28.1

630 28.3

800 30.4

1000 31.8

1250 33.0

1600 33.8

2000 34.3

2500 33.4

3150 32.7

4000 35.3

5000 40.0

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.4.3.パネル単体 No.16 パネルC(50mm)

66

重み付き音響透過損失 Rw = 30 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 18.2

125 19.5

160 20.2

200 22.1

250 22.9

315 25.4

400 25.9

500 27.3

630 28.1

800 29.8

1000 31.0

1250 31.7

1600 31.1

2000 28.9

2500 29.7

3150 34.1

4000 42.9

5000 48.7

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

67

パネル単体の評価

欠損は3層パネルの共振によるもの (コインシデンス効果ではない)

パネル50mmと25mmの共振周波数の違いは理論に従う パネル厚さが増しても、必ずしも遮音性能は上がらない※1

※1:本研究結果に対する評価であり、一般的な評価ではない

5 試験結果

5.5.1.パネルと鋼板の組み合わせ No.17 鋼板(6mm)+隙間(50mm)+パネルA(50mm)

68

重み付き音響透過損失 Rw = 53 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 32.7

125 32.2

160 34.8

200 39.6

250 44.6

315 48.2

400 51.8

500 53.4

630 57.4

800 59.0

1000 62.9

1250 64.2

1600 60.9

2000 53.3

2500 54.4

3150 61.2

4000 69.5

5000 75.3

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.5.2.パネルと鋼板の組み合わせ No.18 鋼板(6mm)+隙間(50mm)+パネルB(25mm)

69

重み付き音響透過損失 Rw = 54 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 28.5

125 36.3

160 36.1

200 39.0

250 44.9

315 48.9

400 53.3

500 53.3

630 56.1

800 58.5

1000 61.5

1250 64.5

1600 62.1

2000 58.4

2500 56.9

3150 59.0

4000 63.5

5000 70.3

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.5.3.パネルと鋼板の組み合わせ No.19 鋼板(6mm)+隙間(25mm)+パネルA(50mm)

70

重み付き音響透過損失 Rw = 53 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 31.8

125 33.6

160 34.4

200 40.3

250 43.3

315 47.5

400 52.5

500 53.8

630 57.0

800 58.8

1000 62.1

1250 63.0

1600 59.9

2000 52.9

2500 54.9

3150 60.0

4000 69.8

5000 72.2

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.5.4.パネルと鋼板の組み合わせ No.20 鋼板(6mm)+隙間(75mm)+パネルA(50mm)

71

重み付き音響透過損失 Rw = 53 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 33.9

125 32.7

160 34.1

200 36.1

250 42.6

315 49.3

400 54.1

500 55.5

630 58.8

800 60.7

1000 64.0

1250 65.2

1600 61.3

2000 53.5

2500 53.9

3150 63.8

4000 71.1

5000 76.2

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.5.5.パネルと鋼板の組み合わせ No.21 鋼板(6mm)+隙間(50mm)+パネルC(50mm)

72

重み付き音響透過損失 Rw = 52 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 31.5

125 32.4

160 34.5

200 35.7

250 42.6

315 47.6

400 52.8

500 53.8

630 57.4

800 58.0

1000 61.9

1250 62.6

1600 59.8

2000 52.6

2500 53.0

3150 59.2

4000 66.8

5000 71.7

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

73

パネルと鋼板の組み合わせの評価 全帯域で理論値よりも高い性能

2重壁間(隙間)距離と遮音性能に相関はない※1 低周波数帯域に中空2重壁の共振による欠損がある

※1:本研究結果に対する評価であり、一般的な評価ではない

5 試験結果

5.6.1.扉の付いたパネル No.22 パネルA(50mm)&700mm幅 B15 防火扉B(ルーバー開)

74

重み付き音響透過損失 Rw = 22 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 18.2

125 19.9

160 19.5

200 18.4

250 19.9

315 21.2

400 20.1

500 20.8

630 21.0

800 21.2

1000 23.2

1250 23.9

1600 22.1

2000 21.4

2500 21.8

3150 22.7

4000 23.6

5000 24.1

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

5.6.2.扉の付いたパネル No.23 パネルA(50mm)&900mm幅 B15 防火扉B(ルーバー開)

75

重み付き音響透過損失 Rw = 23 周波数

(Hz)

透過損失(

dB

100 19.3

125 20.1

160 20.3

200 19.3

250 21.2

315 22.2

400 21.8

500 21.7

630 21.6

800 21.9

1000 24.8

1250 24.7

1600 23.1

2000 22.4

2500 23.0

3150 23.9

4000 24.0

5000 25.2

※共振周波数の算出に使用する芯材のヤング率は パネルA(50mm)の試験結果から推定した

5 試験結果

76

試験結果 計算値 扉W700 22 23 扉W900 23 22

総合音響透過損失の比較 Rw(dB)

扉の付いたパネルの評価

試験結果は総合音響透過損失計算値の周波数特性とよく一致 Rwの評価では1dB前後の誤差

6. まとめ

77

6. まとめ

78

本調査研究結果のまとめ

(1)鋼板単体

鋼板6mm以上でRw=35以上の遮音性能を有する

単層材料の質量則は周波数に対しては成り立たないが、面密度が 重い材料ほど高い遮音性能を示す

単層材料のコインシデンス効果(周波数)は理論に従う

(2)鋼板+床材

鋼板+床材は面密度が増した分 鋼板単体以上の遮音性能を有する 鋼板+ロックウールは有効な方法

騒音対策床材によってはコインシデンスの欠損を減らすことが可能※1

※1 本研究結果に対する評価であり、一般的な評価ではない

6. まとめ

79

※1 本研究結果に対する評価であり、一般的な評価ではない

(3)パネル単体

パネル厚さが増しても、必ずしも遮音性能は上がらない※1 パネルは芯材の共振による欠損がある

(コインシデンス効果とは理論上異なる)

(4)鋼板+パネル

鋼板+隙間+パネルは単層材に比べ高い性能 2重壁間(隙間)距離と遮音性能に相関はない※1

低周波数帯域に中空2重壁の共振による欠損がある

6. まとめ

80

(5)扉単体

一般的な扉では隙間部からの音漏れが大きく、Rw13~14程度※1 扉の性能向上には扉-枠間のパッキンやルーバーの改良が必要 扉サイズと遮音性能に相関はない※1

(6)パネル&扉

パネル&扉に対し総合音響透過損失の計算は成り立つ

※1 本研究結果に対する評価であり、一般的な評価ではない

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