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8 評価書の公告・縦覧後
(1) 評価書による環境配慮
評価書の公告終了までは、本手続きに係る工事を実施してはならない。また、公告終了後、環境 影響評価法第31条により対象事業の内容を変更する場合は、基本的には環境影響評価を再実施する ことが原則であるが、事業規模の縮小、環境影響評価法施行令で定める軽微な変更その他環境影響 評価法施行令で定める変更に該当するときは、手続きをやり直す必要はないとしている。軽微変更 の内容については、第1章9参照。
ただし、環境影響評価法第32条では、公告終了後、事業の実施前において、事業者自らの判断に より再実施ができるよう規定されている。この場合、変更の内容によって、方法書の手続きから改 めて実施する方法と、方法書の手続きは実施せず、改めて環境影響評価を実施し、準備書以降の手 続き行う方法がある(詳細は111頁の環境影響評価の再手続フロー図を参照。)。
環境影響評価法
(対象事業の実施の制限)
第三十一条 事業者は、第二十七条の規定による公告を行うまでは、対象事業(第二十一条第 一項、第二十五条第一項又は第二十八条の規定による修正があった場合において当該修正後 の事業が対象事業に該当するときは、当該修正後の事業)を実施してはならない。
2 事業者は、第二十七条の規定による公告を行った後に第五条第一項第二号に掲げる事項 を変更しようとする場合において、当該変更が事業規模の縮小、政令で定める軽微な変更 その他の政令で定める変更に該当するときは、この法律の規定による環境影響評価その他 の手続を経ることを要しない。
3 第一項の規定は、第二十七条の規定による公告を行った後に第五条第一項第二号に掲げ る事項を変更して当該事業を実施しようとする者(前項の規定により環境影響評価その他 の手続を経ることを要しないこととされる事業者を除く。)について準用する。この場合に おいて、第一項中「公告」とあるのは、「公告(同条の規定による公告を行い、かつ、この 法律の規定による環境影響評価その他の手続を再び経た後に行うものに限る。)」と読み替 えるものとする。
4 事業者は、第二十七条の規定による公告を行った後に対象事業の実施を他の者に引き継 いだ場合には、環境省令で定めるところにより、その旨を公告しなければならない。この 場合において、前条第二項の規定は、当該引継ぎについて準用する。
(評価書の公告後における環境影響評価その他の手続の再実施)
第三十二条 事業者は、第二十七条の規定による公告を行った後に、対象事業実施区域及びそ の周囲の環境の状況の変化その他の特別の事情により、対象事業の実施において環境の保全 上の適正な配慮をするために第十四条第一項第五号又は第七号に掲げる事項を変更する必要 があると認めるときは、当該変更後の対象事業について、更に第五条から第二十七条まで又 は第十一条から第二十七条までの規定の例による環境影響評価その他の手続を行うことがで
8 評価書の公告・縦覧後
- 116 - きる。
2 事業者は、前項の規定により環境影響評価その他の手続を行うこととしたときは、遅滞 なく、環境省令で定めるところにより、その旨を公告するものとする。
3 第二十八条から前条までの規定は、第一項の規定により環境影響評価その他の手続が行 われる対象事業について準用する。この場合において、同条第一項中「公告」とあるのは、
「公告(次条第一項に規定する環境影響評価その他の手続を行った後に行うものに限る。)」 と読み替えるものとする。
(2) 工事計画認可申請・届出
発電所においては、評価書の公告の後、工事計画の認可及び届出において環境影響評価書に従っ ていることを工事計画の審査事項とした(電気事業法第47条及び第48条)。これにより、発電所 については、評価書に従っていない場合には変更命令がだされることとなり、環境影響評価の結果 を事業内容に確実に反映させることとしている。
この「評価書に従っていること」とは、評価書において記載された環境保全対策の内、工事計画 に係るものは全て工事計画においても適確に盛り込まれなければならないこととなる。なお、環境 影響評価法施行令で定める軽微な変更その他の変更(第1章 9 参照)に該当しない変更を加えてい ると認められる場合は、変更命令の対象となる。
また、環境影響評価法第33条から第37条まで、第38条の3第2項、第38条の4及び第38条 の5は、電気事業法第46条の23により適用除外となっている。
電気事業法
(工事計画)
第四十七条
(第一項及び第二項略)
3 主務大臣は、前二項の認可の申請に係る工事の計画が次の各号のいずれにも適合していると認 めるときは、前二項の認可をしなければならない。
一 その事業用電気工作物が第三十九条第一項の主務省令で定める技術基準に適合しないもので ないこと。
二 事業用電気工作物が一般電気事業の用に供される場合にあっては、その事業用電気工作物が 電気の円滑な供給を確保するため技術上適切なものであること。
三 特定対象事業に係るものにあっては、その特定対象事業に係る第四十六条の十七第二項の規 定による通知に係る評価書に従っているものであること。
四 環境影響評価法第二条第三項に規定する第二種事業(特定対象事業を除く。)に係るものにあ っては、同法第四条第三項第二号(同条第四項及び同法第二十九条第二項において準用する場 合を含む。)の措置がとられたものであること。
8 評価書の公告・縦覧後
- 117 - 4・5(略)
第四十八条
(略)2(略)
3 主務大臣は、第一項の規定による届出のあつた工事の計画が次の各号のいずれにも適合している と認めるときは、前項に規定する期間を短縮することができる。
一 前条第三項各号に掲げる要件
二 水力を原動力とする発電用の事業用電気工作物に係るものにあっては、その事業用電気工作物が 発電水力の有効な利用を確保するため技術上適切なものであること。
4・5(略)