の方は,ああ,すみませんでした,みたいなことを 言っていましたが,よく見たらアフラックかアリコ ジャパンが協力している情報操作です。
ですので,はっきり言って私は,あまり国の言う ことをもとにするのはどうかと。もちろん国の言う ことを尊重していいと思うのですが,例えば将来の 医療費が高くなるとか,あれも,将来このまま少子 化が進んでいけばという前提でしょ。医療をきちん とすれば,少子化が回復する可能性もあるんですよ。
ですので,近くにいらしたからしょうがないとは思 うのですが,国の言うことを信じてやってきたから,
これだけ悪くなっているということを前提に,やは り国民に訴えかけていかないと,結果的には権丈先 生がおっしゃるように,国民の負担を上げるしかな いですねと。先ほど私がなぜ,あえてデンマークの ことを紹介したかというと,デンマーク人は税金の 無駄遣いを絶対許していないんですよ。もし日本が,
このまま税金の無駄遣いを許しながら国民の負担を 上げたら,日本は間違いなく崩壊すると私は思いま す。ですから,そういう意味で,正直言ってちょっ と違和感を持ったというのが感想です。
座長(池澤) では続きまして,邉見先生,ありま すでしょうか。
DPC か出来高か邉見 お2人に特に質問などはないのですが,昨 日,DPCの問題が出て,最後に伏見先生が取り上げ られましたが,支払制度の中でDPCと出来高という のは,どちらも100点ではないだろうと思うのです ね。出来高にも良いところも悪いところもあるだろ うし,DPCにも良いところも悪いところもあると思 います。ただ,私も中医協へ出るまで,6対4くら いでDPCに賛成かなと思っていたのです。やはり,
中身がよく見えるとか,それから,外来診療という のは出来高をいくらでも,患者さんの回数でも増や せますし,あるいは人数も増やせますが,病院の医 療というのは入院ですから,ベッド数を増やすこと はできない。いちばん良いのは,早く治してベッド の回転数を上げることで,これしかないわけですね。
収入を拡大するとか,良い医療を提供するとか,住 民に貢献するとかするためには。それから,非常に 透明性が高くなるということで,もう,これしかな いかなと思っているのですが,「君たちは集団自決 の道を歩んでいる」と出来高の人には言われ,やは
りそうかなと。調整係数1つで集団自決になるのか なという怖さもありまして,まだ10対0には行けず,
8対2くらいでDPCかなと思っています。会場の 皆さん方のご意見がいただければと思っています。
座長(池澤) はい。ここで,石井先生にお願いす る前に,病院の未収金問題について活躍なさってい る永寿総合病院の
にお話をお願いします。 が,なるべく早くお帰りになりたいという ことですので。 これからはポジティブキャンペーンを
私は日本病院会の理事をしておりまして,
2時からそちらの医療経済税制委員会に行かなけれ ばならず,ちょっと早く帰らせていただきたいとい うことで,早く帰って遊びたいというわけではあり ませんので,すみません。
今日,3人のシンポジストの先生方からお聞きし たことは,私も常日頃,本当に身近に思っているこ とで,まったく正しいことだと思っております。そ れで,一度崩壊したものを立て直すというのは,非 常に大変なことだと思うのですね。つくる手間の,
たぶん4倍から5倍の手間がかかる。イギリスでサ ッチャーさんが壊したものをブレアさんが立て直し ていましたが,まだ到底立て直したというところま では言えないので,こうしたところの認識がやはり 大切ではないかと思っております。
医療崩壊の問題につきましては,先生方のキャン ペーンというか,マスコミの協力によりまして,こ のまま行くと,お産ができなくなる,救急ができな くなる,小児科がどうのこうの,リハビリ難民が生 じるとか,そういう,言葉は悪いですが,脅しみた いなことを国民に言って,それは一定の成果を挙げ て,今回の診療報酬の改定でも勤務医に対しての助 ける制度といったものが一応できてきたりしている。
言うなればネガティブキャンペーンが少しずつ成功 してきて,成果も挙がってきている。
これからは,先ほど石井先生が言われましたよう に,権丈先生の見積書と言うのでしょうか,国民に 対して,こういう医療をするならば,やはりこれく らい必要であると。例えばお産であれば,このくら いの医療費では身近な所ではもう産めなくなる。ど こかのセンターに行って2,3泊して,それから病 院に行くことになる,というような具体的な見積書 をやはり出さなければいけないと思います。
原先生 原先生
原
ホス ピ タ ルシ ョ ウ
︽ ラ ン チ ョ ン シ ン ポ ジ ウ ム
︾ 病 院 医 療 の 再 生 を め ざ し て
︱
︱ こ れ 以 上 つ ぶ す な
ですから,ここでぜひお願いしたいのは,もう時 間を限って,2年とか3年以内に,病院団体,日医,
国,それから自治体などと,やはり本当に協力して,
日本の医療をしっかりこうやるのだというポジティ ブキャンペーンを,そろそろやっていかなければい けないということです。
それから私も,日本の医療は世界でいちばん効率 化された医療だと思っているのですが,やはり,さ らに効率化しなければ,国民の理解は得られないの ではないかと。病院,診療所,自治体病院,それか らいわゆる薬局の問題までも含めて,まだまだ医療 機能という点では,オーバーラップしているところ がたくさんあるのではないかと思います。そうした ものを整備するということを,まず国民の皆さまの 前に示して,私どももこういうように努力するが,
しかし,こういう医療を提供するにはこれだけの医 療費が必要だということを,具体的な面で訴えてい かない限りは,理解が得られないのではないかと思 っています。このあたりのところを,例えば3年と いうような期限を切って,日本病院団体協議会なり が中心となって,ぜひ国民の前に提出できるように しなければと。とにかく時間が大切なので,頭の中 では皆さんそう思っておられると思うのですが,具 体的に出していただくことが,やはり今,大切なの ではないかと思っております。
医療費の問題については,基本的には800兆円の 国の赤字というのが完全に足かせになっていて,こ れを解消できるような手段が,特別会計の問題も含 めていろいろ言われていますが。先ほど海外資産の 問題を本田先生もちょっと言われましたが,日本の 海外資産というのはもう莫大ですね。600兆円くら いあったり,アメリカの国債を買ったりとか,いろ いろあるのでしょうけれど,それで大丈夫だという ことを言っている。そのあたりのことは,ちょっと 手を付けられない。
やはり,もう1つの合理化として,先ほど石井先 生も言われましたが,私としては健康保険の制度を 一本化すべきだと思っております。後期高齢者の医 療制度ができて,また複雑な保険ができて,私が全 部一本化すればいいと思うところが,また増えてし まったということで,私が思っていることと反対の ことを国がやってくれたなと思っています。
私としては,健康保険制度と,実は介護保険も一 緒にしてしまって,やはり,いちばん合理的な医
療・介護を含めた保険制度の中に一本化するのが,
基本的には正しい方向だと思っております。ただ,
これは私の考えであって,これからもう少しまとめ ていかなければいけないかと思っておりますので,
よろしくお願いいたします。
私は日本の病院の3大損失ということを,ちょっ と思っております。1つは,今,私がやっている未 収金ですね。2番目が,消費税の損税。3番目は,
いわれなき査定。これは病院の宿命の3大損失で,
これもやはり,医療崩壊を防ぐために,直していか なければいけないと思っております。
それから,医療の発展のために若い人たちが希望 を持てるようにするには,第1に,やはり限りある 医療費の公正な分配。公平というか公正な分配をす るということが,まず第1点ではないかと思ってお ります。これは非常に難しいことだと思いますが,
やはり合理的な考えのもとにやっていくことが,こ れから必要なことではないかと思います。
それから,やはり,安心して働ける環境。先ほど 本田先生が医療事故調査委員会のことをおっしゃい ましたが,私は本田先生と意見を異にしまして,あ れは一定の評価をしていきたいと思っております。
そうしたものも含めて,安心して働けるような環境 をつくっていくということも,もちろん医療の崩壊 についていえば,重要なことだと思っております。
私は,日本が世界に誇れるものは1つしかないと思 っています。健康保険制度ですね。日本人がつくっ たもので誇れるのは新幹線でも富士山でもない―
富士山はもともとあったわけで,つくったのではな いですが―健康保険制度であると。これしか世界 に今,日本は誇ることができないのですが,これは ぜひ守っていきたいと思っております。以上です。
座長(池澤) ありがとうございました。
本田 1つだけいいですか。
座長(池澤) はい,どうぞ。
本田
に質問ですが,先生の病院の若手 のドクターは,第三次医療事故調査委員会に賛成さ れているのですか。または,若手のドクターを説得 できる自信はおありですか。ああ,それはあります。
本田 ああ,そうですか。それだったらいいので すが,正直言って,私はちょっと心配です。
座長(池澤) 白熱した議論になりそうな感じが しておりますが,どなたか,ご意見おありでしょう
原先生
原 ホス
ピ タ ルシ ョ ウ
︽ ラ ン チ ョ ン シ ン ポ ジ ウ ム
︾ 病 院 医 療 の 再 生 を め ざ し て
︱
︱ こ れ 以 上 つ ぶ す な