×10=96
12~21 年後 500×1.6%
×10=80
22~31 年後 400×1.6%
×10=64
32~41 年後 300×1.6%
×10=48
42~51 年後 200×1.6%
×10=32
52~61 年後 100×1.6%
×10=16
新規財源債(注) 借 換 債
一般会計の公債 [ 償還財源に充てるための特別会計に計上 ]
金収入に計上
償還額
公 600
債 償還額 借換債発行額
発 500
行 新 償還額
額 規 400
・ 財 償還額
償 源 300
還 債 償還額
額 200
600 償還額
発行 100
10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後
残 高 600 500 400 300 200 100 0
借換債による公債償還の仕組み <60年償還ルール)>
500
400
300
100 200
※全額10年債で発行と仮定
(参考2)
財務省
財政投融資特別会計 財政融資資金勘定
1.積立金(資金を含む)について
項 目 説 明
(1)積立金の目的 毎会計年度の剰余金(損益計算上の利益に相当)が生じた場合、財政融資資金勘定の財務 の健全性を確保できるよう、一定の金利変動準備金を積み立て、将来生じる損失発生に備え ることとしている。
財政融資資金は、財政投融資計画の一環として、財投債等により資金調達を行い、中小零 細企業、教育、社会福祉関係、地方公共団体等の様々な分野に対して、民間金融では困難な 長期・低利の資金の供給を行っている。
近年の歴史的低金利の継続により、調達金利が低水準で推移している一方、過去の高金利 の長期貸付が残っているため、毎年度利益が発生しており、これを金利変動準備金として必 要水準まで積み立てている。
しかしながら、今後、金利情勢によっては、損失が発生する可能性があり、その場合、仮 に、金利変動準備金がなければ、損失補填のために、長期・低利での資金供給を維持してい くことが困難となるおそれがある。また、仮に、損失を一般会計からの繰入れにより補填す ることとなれば、その分、赤字国債を増発しなければならないこととなる。
したがって、将来にわたり中小零細企業、教育等の様々な分野における財政投融資の役割 を適切に果たしていくことができるよう、今後の金利変動による損失に備えて、利益を金利 変動準備金として積み立てることが必要である。
○ 「特別会計に関する法律」(平 19.3.31 法 23 号)第 56 条第 1 項及び第 58 条第 1 項
(資本並びに利益及び損失の処理)
第五十六条 財政融資資金勘定において、毎会計年度の損益計算上生じた利益又は損失は、
翌年度に繰り越して整理するものとする。
2 第五十八条第三項の規定による繰入金に相当する金額は、前項の繰越利益の額から減 額して整理するものとする。
(積立金)
第五十八条 財政融資資金勘定において、毎会計年度の歳入歳出の決算上剰余金を生じた 場合には、当該剰余金のうち、当該年度の歳入の収納済額(次項において「収納済額」と いう。)から当該年度の歳出の支出済額と第七十条の規定による歳出金の翌年度への繰越 額のうち支払義務の生じた歳出金であって当該年度の出納の完結までに支出済みとなら なかったものとの合計額(次項において「支出済額等」という。)を控除した金額に相当 する金額を、積立金として積み立てるものとする。
2 財政融資資金勘定の毎会計年度の決算上収納済額が支出済額等に不足する場合には、
前項の積立金から補足するものとする。
3 第一項の積立金が毎会計年度末において政令で定めるところにより算定した金額を超 える場合には、予算で定めるところにより、その超える金額に相当する金額の範囲内で、
同項の積立金から財政融資資金勘定の歳入に繰り入れ、当該繰り入れた金額を、同勘定か ら国債整理基金特別会計に繰り入れることができる。
4 財政融資資金勘定において、毎会計年度の歳入歳出の決算上剰余金を生じた場合には、
第八条第二項の規定は、適用しない。
(2)積立金の原資 ○ 財政融資資金勘定の積立金
これまでの貸付債権の利子収入等から財投債の利払い等を差し引いた剰余金(損益計算上 の利益に相当)。
(単位:百万円)
15 年度 16 年度 17 年度
15,085,221 (17,064,819)
18,771,261 (20,342,157)
22,449,338 (23,688,902)
18 年度 19 年度 20 年度〈予定〉
14,400,136 (15,299,608)
17,240,121 (17,869,128)
9,793,641 (10,247,221)
(3)積立金の金額の推移
※ 各年度における下段( )書きは、財政投融資特別会計財政融資資金勘定の貸借対 照表における金利変動準備金(特別会計に関する法律第 56 条の繰越利益)の金額。
(単位:百万円)
15 年度 16 年度 17 年度
- - -
18 年度 19 年度 20 年度〈予算〉
12,000,000 - 9,800,000
(4)積立金取り崩しの実績
財政融資資金勘定の積立金が一定の金額を超える場合には、予算で定めるところにより、
国債整理基金特別会計に繰り入れることができることとされている(特別会計法第 58 条第 3 項)。
平成 20 年度においては、金利変動準備金の準備率の上限を引き下げ(政令改正)、当初予 算において、金利変動準備金の上限(50/1000)を超える額 9.8 兆円を特別会計に関する法 律の規定に基づき国債整理基金特別会計に繰り入れることとしたところ。
この特別会計法の規定は、金利変動準備金(ストック)が、財投の長年の運用の結果積み 上がった国民共通の資産であることから、国民共通の負債(ストック)である国債の償還に 充てることが適切であるという考え方に基づいているものである。
なお、平成 20 年 10 月 30 日の「生活対策」においては、対策の財源として、財政投融資特 別会計の金利変動準備金の活用等を行うこととされている。これは、この対策の財源は赤字 国債に依存しないこととし、当面の緊急的な対応として、一時的・特例的に財政投融資特別 会計の金利変動準備金の活用等を行うこととされたものである。
(注)平成 18 年度の取り崩し額については、「平成 18 年度における財政運営のための公債 の発行の特例等に関する法律」(平 18.3.31 法 11 号)第4条の規定に基づき国債整理基 金特別会計に繰り入れたものである。
○平成十八年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律
(平 18.3.31 法 11 号)
(財政融資資金特別会計からの国債整理基金特別会計への繰入れ)
第四条 政府は、平成十八年度において、財政融資資金特別会計法(昭和二十六年法律第 百一号)第十五条の規定による財政融資資金特別会計からの国債整理基金特別会計への繰 入れをするほか、財政融資資金特別会計から、十二兆円を限り、国債整理基金特別会計に 繰り入れることができる。
2 前項の規定による繰入金は、財政融資資金特別会計の歳出とし、当該繰入金に相当す る金額を財政融資資金特別会計法第八条第一項の規定による積立金から同特別会計の歳 入に繰り入れるものとする。
3 前項に規定する繰入金に相当する金額は、財政融資資金特別会計法第七条の規定によ る繰越利益の額から減額して整理するものとする。
(5)積立金の必要水準についての 考え方
○ 積立金の水準
・ 前記1.(1)のとおり、将来にわたり中小零細企業、教育等の分野における財政投 融資の役割を適切に果たしていくことができるよう、今後の金利変動による損失に備え て、利益を金利変動準備金として積み立てることが必要であり、財政投融資特別会計財 政融資資金勘定の資産の合計額の 50/1000 に相当する額を上限として、金利変動準備金 を積み立てることとしている。
・ 金利変動準備金の準備率 50/1000 については、平成 19 年度で郵便貯金及び年金に対 する預託金の払戻しがほぼ終了し、金利変動リスクが相当程度減少したこと等を勘案 し、平成 20 年度予算編成過程において、今後の収支状況等について、金利変動準備金 の上限を総資産の①1000 分の 40、②1000 分の 50、③1000 分の 60 とした場合のシミュ レーションを行い、財政制度等審議会財政投融資分科会における意見を踏まえて検討し た結果、平成 20 年度より、準備率の上限を、従前の 100/1,000 から 50/1,000 に引き下 げたところである。この水準は、財政投融資特別会計財政融資資金勘定が債務超過に陥 らないよう、最低限必要な水準として設定しているものである。
○ 前提等
・ 長期貸付額
- 平成 20 年度以降 9兆円台
・ 貸付・調達平均年限
- 平成 19 年度計画と同程度
・ 今後の金利動向
- モンテカルロ・シミュレーションにより 3,000 本のランダムな金利シナリオを 発生
○ 推計結果
繰越利益が赤字化する金利シナリオの発生本数(全体 3,000 本)
金利変動準備金の上限 1000 分の 40 1000 分の 50 1000 分の 60
信頼区間 99% 35本 3本 0本
(参考) 全体 65本 24本 4本
(6)積立金の必要水準に照らした 際の現在の積立金の金額の評価
前記1.(5)のとおり、積立金の水準については、平成 20 年度予算編成過程において、
今後の収支状況等についてシミュレーションを行い、財政制度等審議会財政投融資分科会に おける意見を踏まえて検討した結果、平成 20 年度より、準備率の上限を 50/1,000 に引き下 げたところである。
この水準は、財政投融資特別会計財政融資資金勘定が債務超過に陥らないために、最低限 必要な水準であると考えている。
(参考)
「基本方針 2006」においては、財政融資資金貸付金残高を平成 27 年度末までに平成 17 年度末と比べ 130 兆円超圧縮することとされている。
(7)積立金の一般会計又は国債整 理基金への繰入れの可否及び理 由
特別会計法上、金利変動準備金の準備率の上限を超える額は、国債整理基金特別会計に繰 り入れることができることとされている。
現在の準備率の上限 50/1000 については、前記1.(5)のとおり。