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この節では,2015年2月の当直シフトスケジュールについて述べる.スケジューリングのCPU 時間は,5秒であった.ここでは以下の3つのスケジュールを比較する.

(a) 手作業により作成したスケジュール (b) 制約条件の重要度付けなしのスケジュール

(c) AHPより制約条件の重要度付けしたスケジュール

以下に各制約条件に対して(a)(b)(c)を比較した結果についてまとめる.

【制約条件(4.2)研修医の休み希望日の考慮】:(a)(b)(c)のスケジュールにおいて全ての研修医 の休み希望日を満たした.

【制約条件(4.3)当直回数の公平性】:図4.120152月の各当直回数に対する研修医数を示す.

図4.1より,一見,(a)が最も当直回数が公平そうだが,考慮されていない制約がある.また,(c) の方が(b)よりも公平になった.

制約条件の重要度の数量化 総合目標

評価基準

代替案

仕事 健康状態 給料 プライベート

1 2 3 4

図4.2: 階層図

代替案:1.研修医の休み希望日の考慮,2.当直回数の公平性,3.土日祝日の出勤回数の公平性,4. 日による当直回数の偏りをなくす

Q1当直表に関して左の項目と右の項目のどちらが重要かお答えください.

①左の項目が圧倒的に重要★中間②左の項目がうんと重要★中間③左の項目がかなり重要★中間④左の項目が少し重要★中間⑤左右同じくらい重要★中間⑥右の項目が少し重要★中間⑦右の項目がかなり重要★中間⑧右の項目がうんと重要★中間⑨右の項目が圧倒的に重要 仕事に対する負担

仕事に対する負担 仕事に対する負担 健康状態健康状態

給料 ↑表の中をクリックしてください.

Q2仕事に対する負担に関してどちらが考慮されるのが望ましいかお答えください.

①左の項目が圧倒的に重要★中間②左の項目がうんと重要★中間③左の項目がかなり重要★中間④左の項目が少し重要★中間⑤左右同じくらい重要★中間⑥右の項目が少し重要★中間⑦右の項目がかなり重要★中間⑧右の項目がうんと重要★中間⑨右の項目が圧倒的に重要

Q3健康状態に関してどちらが考慮されるのが望ましいかお答えください.

①左の項目が圧倒的に重要★中間②左の項目がうんと重要★中間③左の項目がかなり重要★中間④左の項目が少し重要★中間⑤左右同じくらい重要★中間⑥右の項目が少し重要★中間⑦右の項目がかなり重要★中間⑧右の項目がうんと重要★中間⑨右の項目が圧倒的に重要

Q4給料に関してどちらが考慮されるのが望ましいかお答えください.

①左の項目が圧倒的に重要★中間②左の項目がうんと重要★中間③左の項目がかなり重要★中間④左の項目が少し重要★中間⑤左右同じくらい重要★中間⑥右の項目が少し重要★中間⑦右の項目がかなり重要★中間⑧右の項目がうんと重要★中間⑨右の項目が圧倒的に重要

Q5プライベートに関してどちらが考慮されるのが望ましいかお答えください.

①左の項目が圧倒的に重要★中間②左の項目がうんと重要★中間③左の項目がかなり重要★中間④左の項目が少し重要★中間⑤左右同じくらい重要★中間⑥右の項目が少し重要★中間⑦右の項目がかなり重要★中間⑧右の項目がうんと重要★中間⑨右の項目が圧倒的に重要

休祝日の出勤回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休祝日の出勤回数の公平性 休み希望日の考慮

休祝日の出勤回数の公平性 当直回数の公平性

休み希望日の考慮 当直回数の公平性

休み希望日の考慮 曜日による偏りをなくす

当直回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休祝日の出勤回数の公平性 休み希望日の考慮

休祝日の出勤回数の公平性 当直回数の公平性

休祝日の出勤回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休み希望日の考慮 曜日による偏りをなくす

当直回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休祝日の出勤回数の公平性 当直回数の公平性

休祝日の出勤回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休み希望日の考慮 当直回数の公平性

当直回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休祝日の出勤回数の公平性 休み希望日の考慮

休祝日の出勤回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休み希望日の考慮 当直回数の公平性

休み希望日の考慮 曜日による偏りをなくす

プライベート

休祝日の出勤回数の公平性 休み希望日の考慮

休祝日の出勤回数の公平性 当直回数の公平性

健康状態給料 プライベート プライベート給料

Q6自由記入欄(何かご意見等ございましたら,ご記入ください.)

***ご協力ありがとうございました***

当直回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休祝日の出勤回数の公平性 曜日による偏りをなくす

休み希望日の考慮 当直回数の公平性

休み希望日の考慮 曜日による偏りをなくす

図4.3: 2年目の研修医27名に実施した一対比較アンケート

表中:1.左の項目が圧倒的に重要,2.左の項目が非常に重要,3.左の項目がかなり重要,4.左の項 目が少し重要,5.左右同じくらい重要,6.右の項目が少し重要,7.右の項目がかなり重要,8.右の

項目が非常に重要,9.右の項目が圧倒的に重要,★中間

代替案1(値:0.46)

代替案2(値:0.21)

代替案3(値:0.18 代替案4(値:0.14)

図4.4: 制約条件に関する総合重要度のレーダーチャート 目盛:0.1刻み

代替案:1.研修医の休み希望日の考慮,2.当直回数の公平性,3.土日祝日の出勤回数の公平性,4.

曜日による当直回数の偏りをなくす

【制約条件(4.4)と制約条件(4.5)土日祝日の出勤回数の公平性】:図4.220152月の土日祝日 の当直回数に対する研修医数を示す.図4.2より,(b)と(c)は(a)よりも公平になった.また,(c) において,制約条件(4.4)と制約条件(4.5)は制約条件(4.2)と制約条件(4.3)に比べて,優先度が 低いのに関わらず,(b) と同じくらいの公平さである.(a)では,土日祝日の当直回数が0回の研修 医が1名,3回の研修医が6名となり,研修医間で土日祝日の当直回数に差があった.

【制約条件(4.6)曜日による当直回数の偏りをなくす】:表4.3(a)20152月の手作業のスケ ジュールにおける研修医の各曜日の出勤回数を示す.表4.4 (b)20152月の制約条件の重要 度付けなしのスケジュールにおける研修医の各曜日の出勤回数を示す.表4.5に(c)2015年2月の AHPより制約条件の重要度付けしたスケジュールにおける研修医の各曜日の出勤回数を示す.(a) は同じ曜日に当直を数回行うシフトであった.一方,(b)(c)では,曜日の重複が一つもないスケ ジュールを作成することができた.

表4.1: 2015年2月の研修医の当直回数

表中:(a)手作業により作成したスケジュール,(b)制約条件の重要度付けなしのスケジュール,

(c)AHPより制約条件の重要度付けしたスケジュール)

当直回数 (a) (b) (c)

4 回 6 名 10 名 9 名

5 回 18 名 9 名 12 名

6 回 9 名 14 名 12 名

表4.2: 2015年2月の研修医の土日祝日の当直回数

表中:(a)手作業のスケジュール,(b)制約条件の重要度付けなしのスケジュール,(c)AHPより制 約条件の重要度付けしたスケジュール

土日祝日の当直回数 (a) (b) (c)

0 回 1 名

1 回 4 名 1 名 2 名

2 回 22 名 32 名 31 名

3 回 6 名