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第1節 安曇野市が目指す 2025 年の将来像・実現するための重点方針

1 安曇野市が目指す 2025 年の将来像

少子高齢化が進展する中、サービスを必要とする方に必要なサービスが提供さ れるよう、将来世代への負担と給付に配慮した介護保険事業を運営します。

とくに団塊の世代が後期高齢者となる平成 37 年(2025 年)を視野に、第6期 介護保険事業計画から進めている地域包括ケアシステム構築をさらに進め、介護 サービスの充実と高齢者を支える地域づくりの取組を推進します。

そのためには、高齢者を含めた地域住民、介護事業者、医療関係者などが平成 37 年(2025 年)の目指すべき将来像を共有し、それぞれの役割を発揮すること で取組の充実が図られると考えます。

市では、平成 37 年(2025 年)に高齢者が地域のつながりの中で、自分らしく 生活をしている姿を、2025 年の将来像として示し、その実現に向けて施策を展開 していきます。

2 実現するための重点方針

将来像を実現するために、重点方針を次のとおりとします。

【2025 年の将来像】

高齢者が健康長寿に向けて介護予防・健康づくりの必要性を感じ、積極的に活動をしている。

高齢者が地域の中で自分の有する能力を発揮して役割をもって、活動をしている。

高齢者が地域のつながりの中で世代を超えて支え合うことで、自立した生活をおくることがで きている。

高齢者が介護が必要になっても住み慣れた地域や望む場所で安心して生活できるよう、医療・

介護における必要なサービスの提供が受けられている。

高齢者が自分の意思で選択ができ、人生の最期まで自分らしい生活をおくることができてい る。

【重点方針】

高齢者が社会参加し、自主的な介護予防に取り組めるような環境の整備(将来像1、2、5)

地域において高齢者を支える地域包括支援体制の充実(将来像3、4、5)

地域マネジメント※の推進による介護サービスの適正な運営(将来像4、5)

地域マネジメントとは、保険者・市町村が、地域包括ケアシステムの構築を目的とした工 程管理に用いる手法である。地域マネジメントは、「地域の実態把握・課題分析を通じて、地 域における共通の目標を設定し、関係者間で共有するとともに、その達成に向けた具体的な 計画を作成・実行し、評価と計画の見直しを繰り返し実施することで、目標達成に向けた活 動を継続的に改善する取組」と定義

(出典)三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社「地域包括ケアシステム構築に向けた 制度及びサービスのあり方に関する研究事業報告書」(平成 28 年厚生労働省老人保健事業推 進費等補助金 老人保健健康増進等事業)

第2節 地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの視点

1 地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの視点

第1節において示した安曇野市が目指す 2025 年の将来像・実現するための重 点方針を踏まえて、地域包括ケアシステム構築に向けた第7期介護保険事業計画 における取り組みについて、以下の視点をもって進めます。

(1)高齢者の自立支援・介護予防、重度化防止の視点

介護保険制度は、高齢者が尊厳を保持し、その有する能力に応じて自立した日 常生活を営むために、また要介護状態等になることへの予防、要介護状態の軽減、

悪化の防止のために必要な保健医療サービス及び福祉サービスを行うことを理 念としています。

住民や事業者など地域全体への自立支援・介護予防に関する普及啓発を進める とともに、地域でつながる介護予防の通いの場の充実等庁内プロジェクトからの 提案を受けた施策の反映、また地域の中でリハビリテーション専門職種等との連 携、さらに地域ケア会議の多職種連携の取り組みから要介護状態等の「予防」や

「軽減」、「重度化防止」に向けた施策を推進します。

(2)介護給付等対象サービスの充実・強化の視点

高齢者が要介護状態等となっても、住み慣れた地域や望む場所において、自分 の意思で自分らしい生活を営むことを可能とするためのサービスの提供や在宅 と施設の連携など、地域における継続的な支援体制の整備を図っていきます。

(3)在宅医療の充実及び在宅医療・介護連携を図るための整備に関する視点 在宅医療の推進については、長野県の支援のもと、医師会と連携して体制の整 備を進めます。

また、医療ニーズ及び介護ニーズを併せ持つ慢性疾患又は認知症等の高齢者の 増加が見込まれることから、その高齢者が継続して日常生活が営めるよう、医療 関係職種と介護関係職種との連携等、在宅医療・介護連携の推進を図っていきま す。

(4)日常生活を支援する体制の整備に関する視点

単身や夫婦のみの高齢者世帯、認知症高齢者などの増加に対応し、地域で安心 して在宅生活を継続していくために必要となる多様な生活支援サービス等を整 備していく必要があります。そのために地域の実情に応じて、NPO、民間企業、

ボランティア、社会福祉法人等の事業主体の支援や協働体制を図っていきます。

平成 30 年4月に完全移行する介護予防・日常生活支援総合事業の円滑な実施 により、支え合い・助け合いによる地域づくりの推進とニーズに対応した多様な 生活支援サービスの整備に取り組みます。

(5)高齢者の住まいの安定的な確保に関する視点

高齢者向け住まいが、地域におけるニーズに応じて供給されることを目指して 取り組みます。

今後、高齢者人口や人口構成の変化に伴い地域ごとに介護需要も異なってくる ことから、医療及び介護の提供体制を、住宅や居住に係る施策との連携を踏まえ つつ、まちづくりの視点をもって進めます。

2 地域共生社会の実現に向けた地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムは、高齢期におけるケアが念頭に置かれていますが、必 要な支援を地域の中で包括的に提供し、地域での自立した生活を支援するという 考え方は、障がい者の地域生活への移行や、困難を抱える地域の子どもや子育て 家庭に対する支援等にも応用することが可能な概念です。

このため、障がい者、児童、生活困窮者等を含む地域のあらゆる住民が役割を 持ち、支え合いながら、自分らしく活躍できるコミュニティを育成し、公的な福 祉サービスと協働して、助け合いながら暮らすことのできる「地域共生社会」の 実現に向けて、地域包括ケアシステムを応用し、庁内関係課とも連携して施策を 推進します。

第3節 基本目標

1 基本目標

2025 年の将来像に向かって、重点方針を踏まえた本計画(平成 30 年~平成 32 年)の基本目標は、以下のとおりとします。

高齢者が生きがいを持ち、自分の有する能力を最大限発揮して、役割をもって 活躍できる地域社会の構築を目指します。

重度な要介護状態となっても、地域の中でのつながりを持ちながら、尊厳を保 ち、自分らしく暮らすことができる社会を目指します。

図1 将来像を踏まえての本計画の位置づけ

高齢者が住み慣れた地域で生きがいを持ち、安心して暮らすことができる地域社 会を目指し、「安曇野市地域包括ケアシステム」を構築する

将 来 像を実現するための施策の方針 点 で整理

年の将来像

高 齢 者の地域で暮らている姿を5点提示 ビジョ

重点方針

基本目標

第7期中

重 点 方針に基づく施策の展開 施策の方向性

主 な施策 施策の展開

図2 施策の体系図

基本目標

施策の方向性

重点方針)

施策の展開 取り組む視点

〇高齢者の生きがいづく社会参加支援

〇生活支援・介護予防サービスの基盤整備の推進

〇介護予防・日常生活支援総合事業の推進                               など

〇介護保険サービスの充実

〇介護サービス見込量確保のための方策

〇介護サービスの基盤整備

〇介護人材確保及び資質の向上の取り組み

〇地域包括支援センター及び生活支援・介護予防 サービスの情報公表

                              など

〇在宅医療・介護連携の推進

〇認知症施策の推進

〇生活支援・介護予防サービスの基盤整備の推進

〇地域ケア会議の推進

〇高齢者の居住安定に係る施策との連携

〇地域包括支援センターの設置及び適切な運営                               など

高齢者が住み慣 れた地域で生き がいを持ち、 心して暮らすこ ができる地域社 会を目指し 曇野市地域包括 ケアシステム」 構築する

高齢者が社会参加し 主的な介護予防に取り 組めるような環境の整備

地域において高齢者を 支える地域包括支援体 制の充実

地域マネジメントの推進 による介護保険サービス の適正な運営

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