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計画の基本的考え方

ドキュメント内 成田市食育推進計画(素案) (ページ 39-44)

基本理念

食は、健康で元気に生きるための基本となるもの。からだの健康だけでなく、暮らしの質や生きがい といったこころの健康にも関わるものであり、市民の暮らしを豊かにする大切なもの。次代を担う子ど もたちを含む、一人ひとりの市民が、からだに良い食事や正しい食生活習慣を身につけ、生涯にわたっ て元気に暮らせるまちをめざし基本理念を以下のように定めます。

「食が育む元気なからだ

食でつながる豊かな心」

基本目標

基本理念の「食が育む元気なからだ 食でつながる豊かな心」を実現するため、3つの基本目標を設定 し計画を推進します。

(1) 食育に関する意識づくりと実践

アンケート結果から、本市では大人の「食育」に関する認知度や関心度は高いものの、「忙しい」な どの理由で「食育」に取り組めていない現状があります。

食育を推進するためにも、子どもや保護者を中心に、市民一人ひとりが食や食育の必要性や重要性を しっかりと理解し、関心を持てるよう意識づくりを進めるとともに、多くの市民が関心を持っている状 態にとどまることなく、具体的な行動を始められるような支援に努めます。

また、2 0 歳代、3 0 歳代の青年期では食育に取り組みにくくなっています。特に 2 0 歳代は忙しいな かでも食育に取り組めるような情報の提供や、事業者との連携による身近で食育を感じることができる機 会を創出し、青年期に効果的な啓発を進めます。

(2) 健全な食生活で、元気な体を育む

子どもの頃に正しい食習慣と生活リズムを身につけることが重要であることから、家庭への積極的な 働きかけや支援に力を入れるとともに、保育園・幼稚園・学校における成長に応じた食に関わる体験や 給食を通じて、子どもの健やかな発育を促すように努めます。また、発達に応じた、よくかんで、味わ う食べ方が身に付くよう口腔衛生への意識づけを含め指導に努めます。

(3) 地産地消の推進と食品の安全の確保

本市の農家戸数や農業従事者も減少してきていますが、アンケートでは多くの市民が地元産の農作物 を意識的に選んでいる状況がうかがえます。

地域でできたものを地域で消費する地産地消は、消費者の安全・安心の面、地元の農業の振興の面な ど、さまざまな効果をもたらします。

そのため、消費者が安心して食選びができるように、生産者への食品の安全管理を促していくとともに 地元農産物を購入できる場所の情報の積極的な発信に努めます。

基本施策

(1) 食育に関する意識づくりと実践の機会・場づくり

食育を推進するためにも、子どもや保護者を中心に市民一人ひとりが食や食育の必要性や重要性をし っかりと理解し、関心を持てるよう意識づくりを進めるとともに、多くの市民が関心を持っている状態 にとどまることなく、具体的な行動を始められるような支援に努めます。

(2) 食の大切さや楽しさを伝え、食への感謝の気持ちを育む機会・場づくり

子どもをはじめ市民一人ひとりが、食の大切さや楽しさを理解し、食への感謝の念を持つためにも、

引き続き食に関する体験活動を実施するとともに、交流活動などを活用した食を通じたコミュニケーシ ョンの促進や食文化の継承などに取り組みます。

(3) 食を通じた正しい生活習慣・食生活づくり

子どもの基本的な生活習慣を育成し、食を通じた健康づくりを進めるためにも、保護者に対する取り 組みの充実を図るとともに、保育園や幼稚園、学校などを中心にした取り組みを推進します。また、保 護者や周囲の大人については、生活習慣病予防や介護予防などの観点から、自身の生活習慣や食生活の 見直しなどを進め、子どもと大人の両面から食を通じた正しい生活習慣・食生活の実践を推進します。

(4) 安全・安心な食の環境づくり

食の安全・安心を求める声が高まっています。食に関する様々な情報が氾濫する中で、一人ひとりが 健全な食生活を営むためには、食品の安全性をはじめとして、食生活や健康に関する正しい知識を持ち、

安全・安心な食べ物を選ぶ力を身に付けていくことが大切です。そのため、安全・安心な消費生活がで きるよう、啓発活動や情報提供を行います。

また、成田市内では「ちば食育ボランティア」や「ちばエコ農産物販売協力店舗」、「ちば食育サポー ト企業」がそれぞれ活動をしています。行政だけではなく、食に関する各種団体と連携し、食育を推進 していきます。

■ 施策体系図

基本理念 基本目標 基本施策 施策の方向性

母子保健事業等を活用した 意識づくりと実践の機会・場づくり 食育に関する意識づくりと

実践の機会・場づくり

保育園や幼稚園、学校等における 意識づくりと実践の機会・場づくり ライフステージに応じた

意識づくりと実践の機会・場づくり

食に関する体験活動 食の大切さや楽しさを伝え、食への

感謝の気持ちを育む機会・場づくり

食を通じたコミュニケーション活動

食文化の継承と地産地消活動

子どもの正しい生活習慣や 食生活の確立

食を通じた正しい生活習慣・

食生活づくり

生活習慣病予防や介護予防などを 通した生活習慣・食生活の見直し 歯や口の健康づくりの推進

事業者や生産者による食育の推進

安全・安心な食の環境づくり

食に関する積極的かつ効果的な 情報提供・発信

ボランティア・企業等との連携

ライフステージ別の行動指針

乳児期・幼児期

(0〜5歳)

【食習慣の基礎づくり】

学童期・思春期

(6〜1 8 歳)

【望ましい食習慣の定着】

【自立に向けた食生活の 基礎づくり】

青年期・壮年期

(1 9 〜6 4 歳)

【健全な食生活の 実現と健康管理】

高齢期

(6 5 歳以上)

【食を通した 豊かな生活の実現】

具体的な取り 組み

ドキュメント内 成田市食育推進計画(素案) (ページ 39-44)

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